「操縦士の筋力」 ― 2019年06月27日 09:41
「操縦士の筋力」
昨年、今年と相次ぐ墜落事故を起こし、現在、全世界でその運航が停止されている呪われた航空機(そうなのかあ?)。
その名は、ボーイング737MAX(B社の中では、マッドMAXというあだ名が付いたとか付かないとか:聞いてないけど)。
事故の直接原因に関わるとみられる、離陸時のトリム調整システムであるMCASの改修に関する対応が進む中、つばさの部品の不良とか、ソフトウェアの別のバグとか、この際だから全部洗い出す過程で懸案をあぶり出してスッキリさせるのがよろしい。
(737の部品不備、FAAが交換要請 737MAXなど312機対象)
https://www.aviationwire.jp/archives/174894
「主翼部品「前縁スラットトラック」の一部が不適切に製造された可能性がある」
(ボーイング、737MAXのソフトに2つ目の不具合 事故とは無関係:2019 年 4 月 5 日 21:28 JST)
https://jp.wsj.com/articles/SB10330143325861623706704585224293919399532
「米航空機大手ボーイングは、同社の旅客機「737MAX(マックス)」に2つ目のソフトウエアの不具合が見つかったと明らかにした。同社によると、この不具合は最近の2件の事故を巡る飛行制御システムの不具合とは関係がない。」
「問題の詳細は明らかにされていない。」
まあ、どうでもいいんですが。
そんな中で、いくつか興味深い報道がされている。
(ボーイング737MAX、「操縦士の筋力」が新たな悩み)
https://jp.wsj.com/articles/SB11286504854297084764204585375900849257266
「緊急時にクランクを手動で操作する筋力が平均的な操縦士にあるかどうか懸念される」
これについては、直接の言及はないけど、関連すると思われる記事も上がっている。
(「ハドソン川の奇跡」の操縦士、737MAXの模擬飛行体験を議会証言)
https://www.cnn.co.jp/usa/35138760.html
「これから何が起きるか知っていても、問題解決の前に乗員の時間が足りなくなる様子が手に取るように分かった」
「パイロットは緊急事態に備えて身体的な直接の経験を積んでおく必要がある」
まあ、これは操作手順について述べているんだろうが、身体的経験の中には、操作にどれ程の筋力を要するかも含まれるからな。
沖縄ダイビングツアーで、エキジットの時に泳力不足で流されかけた浮沈子としては、肝に銘じておきたいところだ。
こんなのもある。
(ボーイング事故新型機「潜在リスク発覚」米航空当局)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46628960X20C19A6000000/
「事故原因とされる機体制御ソフトとは別の危険性が見つかったとみられる。」
「新たなリスクは「最近になって見つかった」という。「潜在的なリスク」の具体的な内容は明らかにしていない。」
早ければ、今月中にも運航が再開されると見込まれていた737MAX。
今後、ボロボロと欠陥が見つかるようだと、運航再開はさらに遠のく可能性もある。
パリ航空ショーで、200機もの新規契約を取ったのにな。
(ボーイング、737MAXを200機受注-運航停止後初めて)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-06-19/PTBJY06S972801
「米ボーイングは18日、英航空会社ブリティッシュ・エアウェイズの親会社IAGから737MAXを200機受注したと発表した。」
「IAGのウィリー・ウォルシュ最高経営責任者(CEO)は737の元パイロットで、2件の墜落事故と関連があるとされるソフトウエアシステムのアップデートを搭載したMAXのシミュレーターを操縦したこともあり、同機に「信頼を寄せている」と述べた。」
同じシミュレーターの操縦経験でも、片や運航再開に懸念を示し、此方信頼を寄せる発言に繋がる。
ウィリー・ウォルシュ氏のシミュレーターには、もちろん、墜落した状況は再現されていなかったわけだし・・・。
次々と明らかになる同機の問題点がこれ以上増えるようだと、その「信頼」にも影が差すかもしれないな・・・。
(連続で墜落事故が起きた「ボーイング737 MAX 8」にさらなる不具合が発覚:追加)
https://gigazine.net/news/20190627-boeing-737-max-faa-finds-new-risk/
「失速防止システムのマイクロプロセッサが機能停止する」
「不具合は数秒で回復しましたが、システムが数秒間も停止したということは途方もないリスクにほかなりません」
「MCASの修正コードが、マイクロプロセッサが抱えている設計上の欠陥に作用し、その結果フリーズを引き起こしたおそれがある」
「ボーイングは目下、新しい不具合がソフトウェアのアップデートで修正できるのか、あるいはマイクロプロセッサを交換しなくてはならないのか検討している」
この内容が本当なら、かなりややっこしい話になりそうだな・・・。
(ボーイング737MAXに新たな欠陥、運航再開さらに遠のく:更に追加)
https://www.cnn.co.jp/business/35139100.html
「シミュレーション実験を行った結果、マイクロプロセッサーの不具合が原因で機首が下がる現象を、政府機関のパイロットが発見した。」
「数秒で立て直すことができなければ、とてつもないリスクが生じる」
「ボーイングとFAAはまた、737MAXの運航再開に向け、操縦士の追加訓練についても詳細を詰めており、シミュレーターを使った訓練時間を増やす可能性もあると関係者は話している。」
浮沈子の記憶では、今回の改修についてはシミュレーターによる訓練は必要ないという決定をしていたんじゃなかったっけえ?。
(こうあからさまだと、かえってスッキリする話)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2019/04/18/9061276
「米連邦航空局(FAA)の飛行基準評価審査会(FSB)はボーイング737MAXの修正ソフトを検討し、同型機の就航再開時にパイロットにさらなるシミュレーター訓練を課す必要はないとの結論を下した。」
まあいい。
安全に繋がるなら、シミュレーター訓練でも何でもやった方がいい。
メーカーの生煮えなソフトとハード(たぶん)、運用側の訓練不足のトバッチリを受けるのは、最終的には乗客だからな・・・。
昨年、今年と相次ぐ墜落事故を起こし、現在、全世界でその運航が停止されている呪われた航空機(そうなのかあ?)。
その名は、ボーイング737MAX(B社の中では、マッドMAXというあだ名が付いたとか付かないとか:聞いてないけど)。
事故の直接原因に関わるとみられる、離陸時のトリム調整システムであるMCASの改修に関する対応が進む中、つばさの部品の不良とか、ソフトウェアの別のバグとか、この際だから全部洗い出す過程で懸案をあぶり出してスッキリさせるのがよろしい。
(737の部品不備、FAAが交換要請 737MAXなど312機対象)
https://www.aviationwire.jp/archives/174894
「主翼部品「前縁スラットトラック」の一部が不適切に製造された可能性がある」
(ボーイング、737MAXのソフトに2つ目の不具合 事故とは無関係:2019 年 4 月 5 日 21:28 JST)
https://jp.wsj.com/articles/SB10330143325861623706704585224293919399532
「米航空機大手ボーイングは、同社の旅客機「737MAX(マックス)」に2つ目のソフトウエアの不具合が見つかったと明らかにした。同社によると、この不具合は最近の2件の事故を巡る飛行制御システムの不具合とは関係がない。」
「問題の詳細は明らかにされていない。」
まあ、どうでもいいんですが。
そんな中で、いくつか興味深い報道がされている。
(ボーイング737MAX、「操縦士の筋力」が新たな悩み)
https://jp.wsj.com/articles/SB11286504854297084764204585375900849257266
「緊急時にクランクを手動で操作する筋力が平均的な操縦士にあるかどうか懸念される」
これについては、直接の言及はないけど、関連すると思われる記事も上がっている。
(「ハドソン川の奇跡」の操縦士、737MAXの模擬飛行体験を議会証言)
https://www.cnn.co.jp/usa/35138760.html
「これから何が起きるか知っていても、問題解決の前に乗員の時間が足りなくなる様子が手に取るように分かった」
「パイロットは緊急事態に備えて身体的な直接の経験を積んでおく必要がある」
まあ、これは操作手順について述べているんだろうが、身体的経験の中には、操作にどれ程の筋力を要するかも含まれるからな。
沖縄ダイビングツアーで、エキジットの時に泳力不足で流されかけた浮沈子としては、肝に銘じておきたいところだ。
こんなのもある。
(ボーイング事故新型機「潜在リスク発覚」米航空当局)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO46628960X20C19A6000000/
「事故原因とされる機体制御ソフトとは別の危険性が見つかったとみられる。」
「新たなリスクは「最近になって見つかった」という。「潜在的なリスク」の具体的な内容は明らかにしていない。」
早ければ、今月中にも運航が再開されると見込まれていた737MAX。
今後、ボロボロと欠陥が見つかるようだと、運航再開はさらに遠のく可能性もある。
パリ航空ショーで、200機もの新規契約を取ったのにな。
(ボーイング、737MAXを200機受注-運航停止後初めて)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-06-19/PTBJY06S972801
「米ボーイングは18日、英航空会社ブリティッシュ・エアウェイズの親会社IAGから737MAXを200機受注したと発表した。」
「IAGのウィリー・ウォルシュ最高経営責任者(CEO)は737の元パイロットで、2件の墜落事故と関連があるとされるソフトウエアシステムのアップデートを搭載したMAXのシミュレーターを操縦したこともあり、同機に「信頼を寄せている」と述べた。」
同じシミュレーターの操縦経験でも、片や運航再開に懸念を示し、此方信頼を寄せる発言に繋がる。
ウィリー・ウォルシュ氏のシミュレーターには、もちろん、墜落した状況は再現されていなかったわけだし・・・。
次々と明らかになる同機の問題点がこれ以上増えるようだと、その「信頼」にも影が差すかもしれないな・・・。
(連続で墜落事故が起きた「ボーイング737 MAX 8」にさらなる不具合が発覚:追加)
https://gigazine.net/news/20190627-boeing-737-max-faa-finds-new-risk/
「失速防止システムのマイクロプロセッサが機能停止する」
「不具合は数秒で回復しましたが、システムが数秒間も停止したということは途方もないリスクにほかなりません」
「MCASの修正コードが、マイクロプロセッサが抱えている設計上の欠陥に作用し、その結果フリーズを引き起こしたおそれがある」
「ボーイングは目下、新しい不具合がソフトウェアのアップデートで修正できるのか、あるいはマイクロプロセッサを交換しなくてはならないのか検討している」
この内容が本当なら、かなりややっこしい話になりそうだな・・・。
(ボーイング737MAXに新たな欠陥、運航再開さらに遠のく:更に追加)
https://www.cnn.co.jp/business/35139100.html
「シミュレーション実験を行った結果、マイクロプロセッサーの不具合が原因で機首が下がる現象を、政府機関のパイロットが発見した。」
「数秒で立て直すことができなければ、とてつもないリスクが生じる」
「ボーイングとFAAはまた、737MAXの運航再開に向け、操縦士の追加訓練についても詳細を詰めており、シミュレーターを使った訓練時間を増やす可能性もあると関係者は話している。」
浮沈子の記憶では、今回の改修についてはシミュレーターによる訓練は必要ないという決定をしていたんじゃなかったっけえ?。
(こうあからさまだと、かえってスッキリする話)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2019/04/18/9061276
「米連邦航空局(FAA)の飛行基準評価審査会(FSB)はボーイング737MAXの修正ソフトを検討し、同型機の就航再開時にパイロットにさらなるシミュレーター訓練を課す必要はないとの結論を下した。」
まあいい。
安全に繋がるなら、シミュレーター訓練でも何でもやった方がいい。
メーカーの生煮えなソフトとハード(たぶん)、運用側の訓練不足のトバッチリを受けるのは、最終的には乗客だからな・・・。
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