長征5B打ち上げ成功 ― 2020年05月06日 14:40
長征5B打ち上げ成功
(中国初の3月5日ロングロケットがクルーカプセルテスト飛行で打ち上げ)
https://spaceflightnow.com/2020/05/05/chinas-first-long-march-5b-rocket-launches-on-crew-capsule-test-flight/
「ロングマーチ5Bロケットは、大量のペイロードを低地球軌道にロフトするように設計されており、第2ステージなしで飛行し、フルサイズのロングマーチ5構成よりも少し短いです。」
液体燃料ブースター4基(各2基のエンジン)と第一段(2基のエンジン)だけで、地球低軌道に25トンの打ち上げ能力を有する(別項には22トンという記述もある)。
(3月5日ロングキャリアロケット:中文ウィキ)
https://zh.wikipedia.org/wiki/%E9%95%BF%E5%BE%81%E4%BA%94%E5%8F%B7B%E8%BF%90%E8%BD%BD%E7%81%AB%E7%AE%AD
「ペイロード- LEO 25トン」
今回の打ち上げは、新型有人宇宙船のテストだ。
「新世代有人宇宙船試験船
フレキシブルインフレータブルカーゴリターンキャビンテストキャビン」
詳細不明だが、再突入テストを含むようで、別項では軌道は長楕円軌道となっている。
(ロングマーチVシリーズロケット:発売記録:発売)
https://zh.wikipedia.org/wiki/%E9%95%BF%E5%BE%81%E4%BA%94%E5%8F%B7%E7%B3%BB%E5%88%97%E7%81%AB%E7%AE%AD#%E5%B7%B2%E5%8F%91%E5%B0%84
「大きな楕円軌道」
スペースフライトナウの記事には、再突入の記述もある。
「今週の短期軌道試験飛行は、おそらく水曜日と同じくらい早く、中国北西部の遠隔地への再突入と着陸で終了する予定です。」
成功したら、また書くかもしれない。
シュラウドについての気になる記述もある。
「火曜日のロングマーチ5Bロケットの打ち上げにより、長さが67フィート(20.5メートル)を超え、直径17フィート(5.2メートル)の新しい大型ペイロードフェアリングも登場しました。」
「3月5日のロングノーズシュラウド内に打ち上げられたペイロードは、中国の次世代乗組員カプセルのデモ車両であり、最終的には中国の神州宇宙船に代わって宇宙飛行士を地球軌道の宇宙ステーションに運ぶために設計されました。」
映像を見てもよく分らないんだが、有人カプセル全体をフェアリングが覆っているのか、ノーズコーンの部分は露出しているのかが不明だ(うーん、全面カバーしているように見えるなあ)。
緊急脱出システムとか、どうなってるんだろうか?。
「推進力とパワーモジュールを備えた乗組員の宇宙船は、長さが8.8メートル近くあります。中国有人宇宙工学事務所(CMSEO)によると、機器と推進剤を完全に搭載した状態で、重量は約47,600ポンド(21.6メートルトン)になります。」
ひょっとしたら、最近流行りのプッシュ式脱出システムなのかもしれない。
浮沈子的には、外連味のないSLSのけん引式ロケットが好きなんだがな。
まあいい。
このロケットの打ち上げ成功については、日本語のメディアも相次いで報道している。
(中国が新型の長征5号Bロケットで次世代乗員カプセルのデモ飛行)
https://jp.techcrunch.com/2020/05/06/2020-05-06-china-launches-next-gen-crew-capsule-for-demo-flight-via-new-long-march-5b-rocket/
「長征5号Bは推進力を高める4つのブースターを装備した10基のエンジンを搭載したロケットで、中国にとってこれまでで最も強力なロケットだ。このロケットは第2段がなく、大型のペイロードを地球低軌道に運ぶために特別に設計されている。これはまさに、同国が2022年までの建設を計画している宇宙ステーションの組み立てに必要なものだ。」
(中国 次世代運搬ロケット打ち上げ成功 宇宙開発加速 鮮明に)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200506/k10012418971000.html
「新華社通信は、中国政府が新型コロナウイルスの対策に当たりながら打ち上げのプロジェクトも進めたと強調」
へえー、そうなのかあ?。
(3月5日のロングキャリアロケットの初飛行は、中国の有人航空宇宙プロジェクトの「第3ステップ」ミッションを成功裏に開始)
http://big5.xinhuanet.com/gate/big5/www.xinhuanet.com/mil/2020-05/05/c_1210604742.htm
「この使命は、新しいクラウン肺炎の蔓延の拡大と一致しています。プロジェクトの全行程は、党中央委員会の意思決定と、流行と経済的および社会的発展の全体的な予防と制御の展開を断固として実施します。スタッフの規模を縮小するために、クローズドマネジメント、リモートコンサルティング、およびシステム全体の調整を採用しています。 、テストプロセスを最適化し、伝染病の状況を厳密に防止および制御します。」
英語版とかには書かれていないが、中文には明記されている。
若干、共産党用語がうざいけどな。
まあ、どうでもいいんですが。
この打ち上げは、ちょうどオリオン宇宙船(当時、中身はドンガラ)をデルタ4ヘビーで打ち上げ、高速再突入試験を行った感じだ。
中国的には、その打ち上げをSLSでやったようなもんだがな。
長征5号シリーズの打ち上げが安定してくれば、報道の通り、宇宙ステーションや月面ミッション、火星探査への道が開ける。
当面は、7月に打ち上げられるといわれる謎の火星探査機だが、本当に上がるのかどうかは疑わしい。
浮沈子的には、2年後の先送りに一票だな・・・。
(中国初の3月5日ロングロケットがクルーカプセルテスト飛行で打ち上げ)
https://spaceflightnow.com/2020/05/05/chinas-first-long-march-5b-rocket-launches-on-crew-capsule-test-flight/
「ロングマーチ5Bロケットは、大量のペイロードを低地球軌道にロフトするように設計されており、第2ステージなしで飛行し、フルサイズのロングマーチ5構成よりも少し短いです。」
液体燃料ブースター4基(各2基のエンジン)と第一段(2基のエンジン)だけで、地球低軌道に25トンの打ち上げ能力を有する(別項には22トンという記述もある)。
(3月5日ロングキャリアロケット:中文ウィキ)
https://zh.wikipedia.org/wiki/%E9%95%BF%E5%BE%81%E4%BA%94%E5%8F%B7B%E8%BF%90%E8%BD%BD%E7%81%AB%E7%AE%AD
「ペイロード- LEO 25トン」
今回の打ち上げは、新型有人宇宙船のテストだ。
「新世代有人宇宙船試験船
フレキシブルインフレータブルカーゴリターンキャビンテストキャビン」
詳細不明だが、再突入テストを含むようで、別項では軌道は長楕円軌道となっている。
(ロングマーチVシリーズロケット:発売記録:発売)
https://zh.wikipedia.org/wiki/%E9%95%BF%E5%BE%81%E4%BA%94%E5%8F%B7%E7%B3%BB%E5%88%97%E7%81%AB%E7%AE%AD#%E5%B7%B2%E5%8F%91%E5%B0%84
「大きな楕円軌道」
スペースフライトナウの記事には、再突入の記述もある。
「今週の短期軌道試験飛行は、おそらく水曜日と同じくらい早く、中国北西部の遠隔地への再突入と着陸で終了する予定です。」
成功したら、また書くかもしれない。
シュラウドについての気になる記述もある。
「火曜日のロングマーチ5Bロケットの打ち上げにより、長さが67フィート(20.5メートル)を超え、直径17フィート(5.2メートル)の新しい大型ペイロードフェアリングも登場しました。」
「3月5日のロングノーズシュラウド内に打ち上げられたペイロードは、中国の次世代乗組員カプセルのデモ車両であり、最終的には中国の神州宇宙船に代わって宇宙飛行士を地球軌道の宇宙ステーションに運ぶために設計されました。」
映像を見てもよく分らないんだが、有人カプセル全体をフェアリングが覆っているのか、ノーズコーンの部分は露出しているのかが不明だ(うーん、全面カバーしているように見えるなあ)。
緊急脱出システムとか、どうなってるんだろうか?。
「推進力とパワーモジュールを備えた乗組員の宇宙船は、長さが8.8メートル近くあります。中国有人宇宙工学事務所(CMSEO)によると、機器と推進剤を完全に搭載した状態で、重量は約47,600ポンド(21.6メートルトン)になります。」
ひょっとしたら、最近流行りのプッシュ式脱出システムなのかもしれない。
浮沈子的には、外連味のないSLSのけん引式ロケットが好きなんだがな。
まあいい。
このロケットの打ち上げ成功については、日本語のメディアも相次いで報道している。
(中国が新型の長征5号Bロケットで次世代乗員カプセルのデモ飛行)
https://jp.techcrunch.com/2020/05/06/2020-05-06-china-launches-next-gen-crew-capsule-for-demo-flight-via-new-long-march-5b-rocket/
「長征5号Bは推進力を高める4つのブースターを装備した10基のエンジンを搭載したロケットで、中国にとってこれまでで最も強力なロケットだ。このロケットは第2段がなく、大型のペイロードを地球低軌道に運ぶために特別に設計されている。これはまさに、同国が2022年までの建設を計画している宇宙ステーションの組み立てに必要なものだ。」
(中国 次世代運搬ロケット打ち上げ成功 宇宙開発加速 鮮明に)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200506/k10012418971000.html
「新華社通信は、中国政府が新型コロナウイルスの対策に当たりながら打ち上げのプロジェクトも進めたと強調」
へえー、そうなのかあ?。
(3月5日のロングキャリアロケットの初飛行は、中国の有人航空宇宙プロジェクトの「第3ステップ」ミッションを成功裏に開始)
http://big5.xinhuanet.com/gate/big5/www.xinhuanet.com/mil/2020-05/05/c_1210604742.htm
「この使命は、新しいクラウン肺炎の蔓延の拡大と一致しています。プロジェクトの全行程は、党中央委員会の意思決定と、流行と経済的および社会的発展の全体的な予防と制御の展開を断固として実施します。スタッフの規模を縮小するために、クローズドマネジメント、リモートコンサルティング、およびシステム全体の調整を採用しています。 、テストプロセスを最適化し、伝染病の状況を厳密に防止および制御します。」
英語版とかには書かれていないが、中文には明記されている。
若干、共産党用語がうざいけどな。
まあ、どうでもいいんですが。
この打ち上げは、ちょうどオリオン宇宙船(当時、中身はドンガラ)をデルタ4ヘビーで打ち上げ、高速再突入試験を行った感じだ。
中国的には、その打ち上げをSLSでやったようなもんだがな。
長征5号シリーズの打ち上げが安定してくれば、報道の通り、宇宙ステーションや月面ミッション、火星探査への道が開ける。
当面は、7月に打ち上げられるといわれる謎の火星探査機だが、本当に上がるのかどうかは疑わしい。
浮沈子的には、2年後の先送りに一票だな・・・。
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