米国の死者数予測:疫学に基づかないIHMEモデルの功罪 ― 2020年05月05日 09:40
米国の死者数予測:疫学に基づかないIHMEモデルの功罪
インペリアルカレッジロンドンとかから、クソミソにコケにされているIHMEモデルが、米国(感染者1,208,101人、死者69,579人)の現政権の政策判断に影響を与えている(与えていた?)ことを突き止めた(たぶん)。
(影響力のあるCovid-19モデルは欠陥のある方法を使用しており、米国の政策を導くべきではないと批評家は言う:2020年4月17日)
https://www.statnews.com/2020/04/17/influential-covid-19-model-uses-flawed-methods-shouldnt-guide-policies-critics-say/
「それが政策決定に使用されており、その結果が誤って解釈されているのは、私たちの目の前で繰り広げられている茶番です。」
記事では、このモデルが疫学的根拠のないカスだと断言している(そうなのかあ?)。
CDCが参照している予測モデルからも、現在は外されている。
(COVID-19予測:2020年5月1日更新)
https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/covid-data/forecasting-us.html
(以前のCOVID-19予測:2020年4月24日及び2020年4月13日)
https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/covid-data/forecasting-us-previous.html
初出の記事によれば、海外の諸都市の対応実績を基に、統計処理だけで導き出している予想のようだ(そうなのかあ?)。
現政権の政策に影響を与えていることが事実ならば、それは、都合がいいからにほかならず、保守的(死者数を少なく見積もる)傾向があるからかもしれない(未確認)。
(Institute for Health Metrics and Evaluation COVIDモデル)
https://en.wikipedia.org/wiki/Institute_for_Health_Metrics_and_Evaluation_COVID_model
「おそらく最も広く引用されているコロナウイルスモデル」
「アメリカで最も影響力のあるコロナウイルスモデル」
「その予測は3月から4月のホワイトハウスブリーフィングで引用された」
で、ご都合主義的トランプ政権の政策にぴったりハマったIHMEの死者予想の最新版を眺めてみる。
(COVID-19 Projections:Last updated May 4, 2020 (Pacific Time))
https://covid19.healthdata.org/united-states-of-america
ここに掲載されているグラフは、その都度更新されている。
死者数の累計グラフを画像に掲げた。
先週くらいには、予想値はせいぜい7万人くらいだったが、最新のデータでは13万人を超えてきている。
グラフを注意してみると、8月になっても僅かずつながら増加し続けている事が分かる。
ドイツ(166,152、6,993)の予想値も見られるが、終息後は増えていないから、米国の感染は8月以降も続いていると予想されている事が分かる。
やれやれ・・・。
浮沈子は、4月以降、米国の感染者数が減少傾向に入っていることから、死者数も減り出して、10万人程度になると思っていたんだが、保守的予想によってもそれを上回る事が分かった。
既に書いたように、このモデルは疫学的な基礎(実効再生産数とか)を踏まえたものではない。
揺らぎが大きく、新たなデータを与えるごとに変化する。
そのこと自体が、予想の精度にどの程度影響を与えているのかは知らない。
疫学モデルは、個々の感染動態を仮定して、そこから演繹的に推計する(たぶん)。
様々な抑止圧力をどう評価するかとか、そういう係数をグリグリして、予測値を調整する。
ちっとの差が、将来の数字に大きく影響する。
感染の動態を把握する精度にも影響されるしな。
未来を予測することは難しい。
そんなことができるくらいなら、株屋が損をすることはないのだ。
(バフェット氏、航空株すべて売却 「世界は変わる」1~3月期、5兆円の最終赤字)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58768990T00C20A5I00000/
「アップルなど保有する上場株(総額1807億ドル)の評価損が膨らみ、最終損益は497億ドル(約5兆円)の赤字と、過去最大の損失となった。」
まあ、どうでもいいんですが。
米国の新型コロナによる死者予想は、今後も変わるだろう。
人の生死に関わる話だからな。
軽々に話題にするのは憚られる。
我が国(1万5253、556:NHK集計による:クルーズ船除く:米国と比べると感染者死者共に2桁小さい)では、死者の予想は公的には出ていない。
文化的背景から出さないことがいいかどうかは別にして、新型コロナに罹れば死ぬこともあるわけだからな。
早いとこ、特効薬を開発して、死なずに治る病気にしてもらいたいもんだ・・・。
<追加>
(米のコロナ死者予測引き上げ、8月までに13.5万人 ワシントン大)
https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-usa-idJPKBN22G2RI
「IHMEのモデルが示す新型ウイルス感染の第1波による国内の死者数は、先週時点で7万2400人だった。」
「新たな予測は、新型ウイルス感染拡大防止に向けたロックダウン(都市封鎖)措置緩和による移動増加の影響などが考慮された。」
ちょっと匙加減したのかな・・・。
この記事には、ヤバい話も出ている。
「NYTによると、この内部資料は米疾病対策センター(CDC)のモデルに準拠して米連邦緊急事態管理局(FEMA)が取りまとめたもので、1日の死者数は5月末までに3000人と、現時点の2000人から加速すると予想。感染者数は5月末までに毎日約20万人増加するとし、現在の約2万5000人から大幅な増加を見込んでいる。」(NYT:ニューヨークタイムズ紙:ワシントンポスト紙も同様の内容を報じているという。)
一日20万人の増加だってえ!?。
マジか!?。
「文書の作成に関与したジョンズ・ホプキンズ大学ブルームバーグ公衆衛生大学院の疫学分野の教授は、同文書について、さまざまな可能性やモデルが含まれており、未完成のデータとしてCDCに提示されたと説明」
現在の感染者及び死者数は、いずれも減少傾向を示しており、今後爆増するという兆候はない。
何か特殊な要素をトッピングしたのか、公表されていない未知の要素を入れ込んだのか(いったい、何なんだあ?)。
感染者数を超えて死者数が増加することはないからな。
死者数の増加は、何らかの原因による大規模な感染者数の増加を見込んで、ということになる。
行動制限の緩和に伴う再流行、抗体検査の結果明らかになった大量の無症候性キャリアからの感染拡大、海外からの大規模な流入、そしてそして、実は、米国の研究所からの極秘のウイルス漏洩(そんなあ!)。
「トランプ大統領は感染による死者数の予想を二転三転させており、先週初めには6万─7万人としていたが、1日には10万人に達しないことを望むと表明。3日夜にはさらに増える恐れがあると警告した。」
大統領の言葉は、ますます軽くなるな・・・。
(米コロナ死者、夏に13万人も 米大が予測を倍増)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58784130V00C20A5000000/
「トランプ政権は同大の試算を参考にしており、経済再開の議論に影響を及ぼしそうだ。」
うーん、まだ参考にしてるのかあ?。
「31州が5月11日までに行動規制を緩めて人の移動が増えることを条件に盛り込み、死者数を9万5千~24万3千人と試算した。」
グラフでは、95パーセント信頼区間として色分け表示されている。
「検査体制の拡充や気温の上昇は感染を抑える方向に働くものの、人の接触機会が増えて感染が広がると見込んだ。」
なんか、相変わらずテキトーな感じがするんだがな・・・。
(米国内の死者13万4000人を予想、従来予測の2倍に 米大学推計)
https://www.cnn.co.jp/usa/35153327.html
「IHMEの専門家は他の要因として、各州の統計に新型コロナウイルスが原因と推定される死者の症例が追加されたことや、食肉加工場で感染者が増えていることも挙げた。」
食肉加工場というのは気になる話だな。
「トランプ大統領はこれまで、米国で予想される死者の数を6万5000人としていたが、3日夜になって、8万~9万人へと引き上げていた。」
IHMEの下限値は9万5千人なんだがな(敢えて、95パーセント信頼区間を外した可能性もある)。
インペリアルカレッジロンドンとかから、クソミソにコケにされているIHMEモデルが、米国(感染者1,208,101人、死者69,579人)の現政権の政策判断に影響を与えている(与えていた?)ことを突き止めた(たぶん)。
(影響力のあるCovid-19モデルは欠陥のある方法を使用しており、米国の政策を導くべきではないと批評家は言う:2020年4月17日)
https://www.statnews.com/2020/04/17/influential-covid-19-model-uses-flawed-methods-shouldnt-guide-policies-critics-say/
「それが政策決定に使用されており、その結果が誤って解釈されているのは、私たちの目の前で繰り広げられている茶番です。」
記事では、このモデルが疫学的根拠のないカスだと断言している(そうなのかあ?)。
CDCが参照している予測モデルからも、現在は外されている。
(COVID-19予測:2020年5月1日更新)
https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/covid-data/forecasting-us.html
(以前のCOVID-19予測:2020年4月24日及び2020年4月13日)
https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/covid-data/forecasting-us-previous.html
初出の記事によれば、海外の諸都市の対応実績を基に、統計処理だけで導き出している予想のようだ(そうなのかあ?)。
現政権の政策に影響を与えていることが事実ならば、それは、都合がいいからにほかならず、保守的(死者数を少なく見積もる)傾向があるからかもしれない(未確認)。
(Institute for Health Metrics and Evaluation COVIDモデル)
https://en.wikipedia.org/wiki/Institute_for_Health_Metrics_and_Evaluation_COVID_model
「おそらく最も広く引用されているコロナウイルスモデル」
「アメリカで最も影響力のあるコロナウイルスモデル」
「その予測は3月から4月のホワイトハウスブリーフィングで引用された」
で、ご都合主義的トランプ政権の政策にぴったりハマったIHMEの死者予想の最新版を眺めてみる。
(COVID-19 Projections:Last updated May 4, 2020 (Pacific Time))
https://covid19.healthdata.org/united-states-of-america
ここに掲載されているグラフは、その都度更新されている。
死者数の累計グラフを画像に掲げた。
先週くらいには、予想値はせいぜい7万人くらいだったが、最新のデータでは13万人を超えてきている。
グラフを注意してみると、8月になっても僅かずつながら増加し続けている事が分かる。
ドイツ(166,152、6,993)の予想値も見られるが、終息後は増えていないから、米国の感染は8月以降も続いていると予想されている事が分かる。
やれやれ・・・。
浮沈子は、4月以降、米国の感染者数が減少傾向に入っていることから、死者数も減り出して、10万人程度になると思っていたんだが、保守的予想によってもそれを上回る事が分かった。
既に書いたように、このモデルは疫学的な基礎(実効再生産数とか)を踏まえたものではない。
揺らぎが大きく、新たなデータを与えるごとに変化する。
そのこと自体が、予想の精度にどの程度影響を与えているのかは知らない。
疫学モデルは、個々の感染動態を仮定して、そこから演繹的に推計する(たぶん)。
様々な抑止圧力をどう評価するかとか、そういう係数をグリグリして、予測値を調整する。
ちっとの差が、将来の数字に大きく影響する。
感染の動態を把握する精度にも影響されるしな。
未来を予測することは難しい。
そんなことができるくらいなら、株屋が損をすることはないのだ。
(バフェット氏、航空株すべて売却 「世界は変わる」1~3月期、5兆円の最終赤字)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58768990T00C20A5I00000/
「アップルなど保有する上場株(総額1807億ドル)の評価損が膨らみ、最終損益は497億ドル(約5兆円)の赤字と、過去最大の損失となった。」
まあ、どうでもいいんですが。
米国の新型コロナによる死者予想は、今後も変わるだろう。
人の生死に関わる話だからな。
軽々に話題にするのは憚られる。
我が国(1万5253、556:NHK集計による:クルーズ船除く:米国と比べると感染者死者共に2桁小さい)では、死者の予想は公的には出ていない。
文化的背景から出さないことがいいかどうかは別にして、新型コロナに罹れば死ぬこともあるわけだからな。
早いとこ、特効薬を開発して、死なずに治る病気にしてもらいたいもんだ・・・。
<追加>
(米のコロナ死者予測引き上げ、8月までに13.5万人 ワシントン大)
https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-usa-idJPKBN22G2RI
「IHMEのモデルが示す新型ウイルス感染の第1波による国内の死者数は、先週時点で7万2400人だった。」
「新たな予測は、新型ウイルス感染拡大防止に向けたロックダウン(都市封鎖)措置緩和による移動増加の影響などが考慮された。」
ちょっと匙加減したのかな・・・。
この記事には、ヤバい話も出ている。
「NYTによると、この内部資料は米疾病対策センター(CDC)のモデルに準拠して米連邦緊急事態管理局(FEMA)が取りまとめたもので、1日の死者数は5月末までに3000人と、現時点の2000人から加速すると予想。感染者数は5月末までに毎日約20万人増加するとし、現在の約2万5000人から大幅な増加を見込んでいる。」(NYT:ニューヨークタイムズ紙:ワシントンポスト紙も同様の内容を報じているという。)
一日20万人の増加だってえ!?。
マジか!?。
「文書の作成に関与したジョンズ・ホプキンズ大学ブルームバーグ公衆衛生大学院の疫学分野の教授は、同文書について、さまざまな可能性やモデルが含まれており、未完成のデータとしてCDCに提示されたと説明」
現在の感染者及び死者数は、いずれも減少傾向を示しており、今後爆増するという兆候はない。
何か特殊な要素をトッピングしたのか、公表されていない未知の要素を入れ込んだのか(いったい、何なんだあ?)。
感染者数を超えて死者数が増加することはないからな。
死者数の増加は、何らかの原因による大規模な感染者数の増加を見込んで、ということになる。
行動制限の緩和に伴う再流行、抗体検査の結果明らかになった大量の無症候性キャリアからの感染拡大、海外からの大規模な流入、そしてそして、実は、米国の研究所からの極秘のウイルス漏洩(そんなあ!)。
「トランプ大統領は感染による死者数の予想を二転三転させており、先週初めには6万─7万人としていたが、1日には10万人に達しないことを望むと表明。3日夜にはさらに増える恐れがあると警告した。」
大統領の言葉は、ますます軽くなるな・・・。
(米コロナ死者、夏に13万人も 米大が予測を倍増)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58784130V00C20A5000000/
「トランプ政権は同大の試算を参考にしており、経済再開の議論に影響を及ぼしそうだ。」
うーん、まだ参考にしてるのかあ?。
「31州が5月11日までに行動規制を緩めて人の移動が増えることを条件に盛り込み、死者数を9万5千~24万3千人と試算した。」
グラフでは、95パーセント信頼区間として色分け表示されている。
「検査体制の拡充や気温の上昇は感染を抑える方向に働くものの、人の接触機会が増えて感染が広がると見込んだ。」
なんか、相変わらずテキトーな感じがするんだがな・・・。
(米国内の死者13万4000人を予想、従来予測の2倍に 米大学推計)
https://www.cnn.co.jp/usa/35153327.html
「IHMEの専門家は他の要因として、各州の統計に新型コロナウイルスが原因と推定される死者の症例が追加されたことや、食肉加工場で感染者が増えていることも挙げた。」
食肉加工場というのは気になる話だな。
「トランプ大統領はこれまで、米国で予想される死者の数を6万5000人としていたが、3日夜になって、8万~9万人へと引き上げていた。」
IHMEの下限値は9万5千人なんだがな(敢えて、95パーセント信頼区間を外した可能性もある)。
NYの検査数は少な過ぎる:さらに悲惨な東京都に言われなくない? ― 2020年05月05日 16:37
NYの検査数は少な過ぎる:さらに悲惨な東京都に言われなくない?
(ニューヨーク州、100万人が新型コロナ検査受ける 「他州や他国と比べても最も多い」人口の5%超
ニューヨーク州によると、4日までに検査を受けた州民は、100万7310人。)
https://www.huffingtonpost.jp/entry/coronavirus-test-ny_jp_5eb0caafc5b62b850f90ee97
「他州や他国と比べても最も多い」
浮沈子的には、自慢にも何にもならん気がするんだがな。
「このうち31万8953人(31・7%)の感染が確認」
世界で最も多い感染者を計上しているのは米国だが、NYが論理的にそれを上回ることはない(トーゼンです!)。
しかし、第二位を計上しているスペインが、せいぜい218,011人であることを考えれば、NYの感染者は突出して多い。
米国を除くすべての国より多い感染者がいるんだから、検査数が多くても当然だろう。
陽性率を考えれば、さらに悲惨である事が分かる(検体に対する陽性率ではなく、ここでは何人検査して何人が陽性だとされたかを見ている)。
厳密には、陽性者と感染者は異なるんだろうが、同数だと仮定すると陽性率はとんでもなく高い値ということになる。
WHOが推奨する陽性率は10パーセント未満だからな。
NYでは十分なPCR検査が行われていないことは明らかだ。
もちろん、クオモもそれを認識していて、検査態勢を倍増させようとしている。
しかし、それでもまだ少ないだろう。
制御された感染を継続するためには、検査、検査、検査だ。
感染者や検査の絶対数では2桁少ない東京都も、悲惨と言えば悲惨だがな。
(都内の最新感染動向)
https://stopcovid19.metro.tokyo.lg.jp/
このページによれば、本日時点での抗体陽性者数累計4,654人に対して行われた検査は12,486人。
えーと、電卓電卓・・・。
ざっと37.3パーセントとなる。
一時は、50パーセントを超える陽性率(NHK報道による)だったようだから、検査で捕捉されていない感染者がどれくらいいるかを想像するとゾクゾクするな・・・。
おまえに言われたくないってかあ?。
目くそ鼻くそとはいうが、100倍のオーダーだから、目くそ大糞というところか(ハハハ・・・)。
「各国の公開データによると、国民の検査割合は、イタリア3・5%▽カナダ2・3%▽米国2・2%▽韓国1・2%▽日本0・15%――などとなっている。」
シビアな比較だな。
感染の広がり、当局の方針、そして絶対的な検査能力によって、その数字は決まる・・・。
(地域で異なるPCR検査態勢 感染状況見誤る可能性も)
https://www.kobe-np.co.jp/news/sanda/202005/0013319462.shtml
「一つは保健所の職員が検体を集めて回るため、管内が広く、人口が多いと収集に困難が生じるためです。」
ああ、検体の収集能力がネックになることもあるか。
やれやれ・・・。
確認しておこう。
NYの検査数は決して十分ではない。
クオモが掲げる現在の2倍の検査能力をもってしても、必ずしも十分とは言えない(今後の感染者の動向にも依ります)。
WHOが推奨する10パーセント未満の陽性率ということになれば、3倍以上の検査能力が必要だったということになる。
米国は、4月上旬、行動制限の中でピークアウトした。
今、行動制限を解除する動きが全米で始まっている。
第二波、第三波を食らって持ち堪えられるかどうかは未知数だ。
100分の1の規模とはいえ、全てにショボイ我が国でも、同様の事態にならないとは限らない。
当局は、事態を甘く見過ぎているのではないか。
浮沈子の今日の体温は35.4度(平熱)。
毎日の体温測定は欠かさない。
新型コロナにおいては、ハイリスク集団だからな。
体温測定するように、簡便に出来るようになれば、ポチっと予約して毎日検査してもいい。
んでもって、献血みたいに、検査するとグッズが貰えたり、無料でコーヒー牛乳が飲めたりすれば言うことはない(そうなのかあ?)。
(“37度5分以上の発熱4日以上”などPCR検査の目安見直しへ)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200505/k10012417921000.html
「1日当たりに検査できる件数は増加しているが、さらに増やす必要があり、軽症の人を含めて必要な人には検査を迅速に行っていくべきだ」
うーん、危機感が足りないような気がするんだがな。
せいぜい1.5倍くらいな感じか。
100倍になるには、100年くらい掛かりそうだな・・・。
(ニューヨーク州、100万人が新型コロナ検査受ける 「他州や他国と比べても最も多い」人口の5%超
ニューヨーク州によると、4日までに検査を受けた州民は、100万7310人。)
https://www.huffingtonpost.jp/entry/coronavirus-test-ny_jp_5eb0caafc5b62b850f90ee97
「他州や他国と比べても最も多い」
浮沈子的には、自慢にも何にもならん気がするんだがな。
「このうち31万8953人(31・7%)の感染が確認」
世界で最も多い感染者を計上しているのは米国だが、NYが論理的にそれを上回ることはない(トーゼンです!)。
しかし、第二位を計上しているスペインが、せいぜい218,011人であることを考えれば、NYの感染者は突出して多い。
米国を除くすべての国より多い感染者がいるんだから、検査数が多くても当然だろう。
陽性率を考えれば、さらに悲惨である事が分かる(検体に対する陽性率ではなく、ここでは何人検査して何人が陽性だとされたかを見ている)。
厳密には、陽性者と感染者は異なるんだろうが、同数だと仮定すると陽性率はとんでもなく高い値ということになる。
WHOが推奨する陽性率は10パーセント未満だからな。
NYでは十分なPCR検査が行われていないことは明らかだ。
もちろん、クオモもそれを認識していて、検査態勢を倍増させようとしている。
しかし、それでもまだ少ないだろう。
制御された感染を継続するためには、検査、検査、検査だ。
感染者や検査の絶対数では2桁少ない東京都も、悲惨と言えば悲惨だがな。
(都内の最新感染動向)
https://stopcovid19.metro.tokyo.lg.jp/
このページによれば、本日時点での抗体陽性者数累計4,654人に対して行われた検査は12,486人。
えーと、電卓電卓・・・。
ざっと37.3パーセントとなる。
一時は、50パーセントを超える陽性率(NHK報道による)だったようだから、検査で捕捉されていない感染者がどれくらいいるかを想像するとゾクゾクするな・・・。
おまえに言われたくないってかあ?。
目くそ鼻くそとはいうが、100倍のオーダーだから、目くそ大糞というところか(ハハハ・・・)。
「各国の公開データによると、国民の検査割合は、イタリア3・5%▽カナダ2・3%▽米国2・2%▽韓国1・2%▽日本0・15%――などとなっている。」
シビアな比較だな。
感染の広がり、当局の方針、そして絶対的な検査能力によって、その数字は決まる・・・。
(地域で異なるPCR検査態勢 感染状況見誤る可能性も)
https://www.kobe-np.co.jp/news/sanda/202005/0013319462.shtml
「一つは保健所の職員が検体を集めて回るため、管内が広く、人口が多いと収集に困難が生じるためです。」
ああ、検体の収集能力がネックになることもあるか。
やれやれ・・・。
確認しておこう。
NYの検査数は決して十分ではない。
クオモが掲げる現在の2倍の検査能力をもってしても、必ずしも十分とは言えない(今後の感染者の動向にも依ります)。
WHOが推奨する10パーセント未満の陽性率ということになれば、3倍以上の検査能力が必要だったということになる。
米国は、4月上旬、行動制限の中でピークアウトした。
今、行動制限を解除する動きが全米で始まっている。
第二波、第三波を食らって持ち堪えられるかどうかは未知数だ。
100分の1の規模とはいえ、全てにショボイ我が国でも、同様の事態にならないとは限らない。
当局は、事態を甘く見過ぎているのではないか。
浮沈子の今日の体温は35.4度(平熱)。
毎日の体温測定は欠かさない。
新型コロナにおいては、ハイリスク集団だからな。
体温測定するように、簡便に出来るようになれば、ポチっと予約して毎日検査してもいい。
んでもって、献血みたいに、検査するとグッズが貰えたり、無料でコーヒー牛乳が飲めたりすれば言うことはない(そうなのかあ?)。
(“37度5分以上の発熱4日以上”などPCR検査の目安見直しへ)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200505/k10012417921000.html
「1日当たりに検査できる件数は増加しているが、さらに増やす必要があり、軽症の人を含めて必要な人には検査を迅速に行っていくべきだ」
うーん、危機感が足りないような気がするんだがな。
せいぜい1.5倍くらいな感じか。
100倍になるには、100年くらい掛かりそうだな・・・。
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