新型コロナは宇宙人なのか:封鎖解除の夜に相応しい妄想の数々2020年05月26日 05:21

新型コロナは宇宙人なのか:封鎖解除の夜に相応しい妄想の数々


ユーチューブの番組を見ていたら、こんなのがあった(今日は、ユーチューブの引用が多い:めんどくさいので「動画出ます」とか付けないのでそのつもりで)。

(宇宙人と出会わないフェルミパラドックスとその理由である仮説のグレートフィルターとは何なのか?【日本科学情報】宇宙)
https://www.youtube.com/watch?v=PwPdL3_G78M

グレートフィルターだってえ?。

何度見返してもピンとこなかったので、芋づる式にいくつか記事を当たってみた。

とりあえず、日本語ウィキから。

(フェルミのパラドックス:各種の考察)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%9F%E3%81%AE%E3%83%91%E3%83%A9%E3%83%89%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9#%E5%90%84%E7%A8%AE%E3%81%AE%E8%80%83%E5%AF%9F

「宇宙人は存在するが、恒星間空間に進出し地球にたどり着くための進化・技術発展における難関(グレート・フィルター)を突破できない。」

記事の中では、いくつか具体的な例が挙げられているが、本質的ではないだろうな。

(素晴らしいフィルター:自動翻訳だとこうなるのか・・・)
https://en.wikipedia.org/wiki/Great_Filter

「この概念は、観測可能な宇宙で地球外文明を見つけることができないというロビンハンソンの主張に端を発しています。」

「このアイデアは、経済学者のロビン・ハンソンが書いたオンラインのエッセイ「偉大なフィルター-私たちはほとんど過去を過ぎているのか?」で最初に提案されました。」

ふーん、経済学者さんなんだ・・・。

(【簡単解説】グレートフィルターとは?【3分でわかる】)
https://the-universe-lab.com/%E3%80%90%E7%B0%A1%E5%8D%98%E8%A7%A3%E8%AA%AC%E3%80%91%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%81%A8%E3%81%AF%EF%BC%9F%E3%80%903%E5%88%86%E3%81%A7%E3%82%8F

「宇宙には何千億もの銀河系があり、太陽系がある銀河系だけでも5000億もの惑星があり、さらに地球に似た惑星は何億もあると予想されています。」

「この状況だと地球外生命体がいる可能性も高そうですが、今まで人間はなにも発見していません。」

「この宇宙人がいそうでいないという状況をフェルミパラドックスといいますが、この謎の一つの理由がグレートフィルターと考えられています。」

「つまり、グレートフィルターを超えられないため、この広い宇宙には人類以外に生命体がいないということです。」

要するに、悪魔の証明(不存在の証明)を行うことなく、宇宙人がいないことを説明するための都合の良い仮説だ。

生命はどこでも発生し、いくらでも進化してよろしい。

高度な技術を身に付け、銀河や銀河群を支配してもいい。

そういう、肯定的仮定をすべて認めたうえで、フェルミのパラドックスを説明する一つの便法だろう。

そんなもん(グレートフィルター)があることを証明する必要はない。

肯定的仮定を認めるなら、自動的に認めるしかない。

それが何であるかを特定する必要もなければ、1つだけなのか複数あるのかを問うこともない。

抽象的な概念のままで十分機能するというところがミソだな。

上手いことを考えたものだ。

記事にはナッツシェルの動画にリンクが張ってあったので、いくつか関連も含めて見てみた。

(Why Alien Life Would be our Doom - The Great Filter)
https://www.youtube.com/watch?v=UjtOGPJ0URM&feature=emb_logo

「遠い惑星でエイリアンの生命を見つけることは素晴らしいニュースでしょう-それともそれは? 私たちが宇宙で唯一のインテリジェントな生活ではない場合、これはおそらく私たちの日が数えられ、運命が確かであることを意味します。」(ややワケワカな自動翻訳より)

(The Fermi Paradox — Where Are All The Aliens? (1/2))
https://www.youtube.com/watch?v=sNhhvQGsMEc

「宇宙は信じられないほど大きい–何兆もの星とさらに多くの惑星。 スー…そこに命があるだけでいいですよね? しかし、それはどこですか? 宇宙人を見かけないの? 彼らはどこにいる? そしてさらに重要なことに、これはこの巨大で恐ろしい宇宙における私たち自身の運命について私たちに何を教えてくれますか?」(さらにワケワカな自動翻訳より)

(The Fermi Paradox II — Solutions and Ideas – Where Are All The Aliens?)
https://www.youtube.com/watch?v=1fQkVqno-uI

「すべてのエイリアンはどこですか? 宇宙が大きすぎて古すぎる、なぜ私たちはまだエイリアンに会っていないのですか? 彼らはコンピュータに住んでいますか? 彼らは古代のスーパーインテリジェンスによって一掃されましたか? それとも、彼らの動機を理解するために原始的なだけなのか? 答えが何であれ、それは私たち自身の将来にとって非常に重要です。」

パート2だが、マトリックス的解釈も出てくる。

数兆年の寿命の赤色矮星をエネルギー源とした仮想空間で意識だけが永らえることができるなら、わざわざ寿命の短い太陽系になんか来るわけないじゃん!?。

(Is Reality Real? The Simulation Argument)
https://www.youtube.com/watch?v=tlTKTTt47WE

関連ということで掲げたが、シミュレーション仮説とグレートフィルターとの間には、概念的なつながりはない(たぶん)。

ざっとみてみたんだが、グレートフィルターは、フェルミのパラドックスに対する一つの仮説として捉えられているようだ。

注目されるのは、宇宙人(地球外生命)が発見されることの意味だろうな。

グレートフィルターが1つだとすると、それが我々にとって過去に存在するか、それとも今後遭遇することなるのかは重要だ。

いくら探しても宇宙人がいなければ、グレートフィルターは過去に存在し、我々は偶然にもそれを潜り抜けて生き延びたことになるんだそうだ(ラッキー!)。

逆に、我々より進んだ文明の廃墟とか見つかると最悪だな。

彼らは、人類にとっては未来に存在するグレートフィルターに妨げられて滅んだと考えられる。

人類の滅亡は近い・・・。

20世紀的SFネタ以上のものとは思えないが、概念的には魅力的だ。

なぜ1個しかないのかとか、高度な文明じゃなくて、バクテリアが大量に見つかるだけだったらどーするとか、突っ込みどころは満載だがな。

進化の途中にネックがあるとか、ひょっとしたら多層的にネックがあるということなら、あまり魅力的な仮説じゃあない。

グレートフィルターなんて置かなくても、フェルミパラドックスを説明する仮説は山ほどある。

(パラドックスの仮説的説明)
https://en.wikipedia.org/wiki/Fermi_paradox#Hypothetical_explanations_for_the_paradox

・地球外生命はまれであるか、存在しません
・他のインテリジェントな種は発生していません
・インテリジェントな外来種は高度な技術を欠いている
・水界仮説
・自分自身を破壊することは知的な人生の性質です
・他人を破壊するのは知的な生命の性質である
・自然現象による定期的な絶滅
・インテリジェントな文明は、空間または時間の中で離れすぎています
・銀河全体に物理的に広がるリソースの欠如
・惑星に住みたいという欲求の欠如
・探査のために情報を転送する方が安い
・人間は十分に長く存在していなかった
・私たちはきちんと聞いていません
・文明は検出可能な無線信号を短期間だけ放送します
・彼らは自分自身を隔離する傾向があります
・植民地化は標準ではない
・彼らは銀河の一部しか解決していない
・彼らはあまりにもエイリアンである
・誰もが聞いているが、誰も送信していない
・地球は故意に連絡されていません
・地球は故意に孤立している(プラネタリウム仮説)
・通信するのは危険です
・彼らはここに未確認です

まあいい。

月の裏側にUFOの基地があって、地球へは日常的に飛来しているというのはポピュラーな話だ(そうなのかあ?)。

米軍だって、その存在を認めてるしな。

(「UFO」の映像3本、機密解除し公開 米国防総省)
https://www.bbc.com/japanese/52467005

「米海軍は現在、説明不能な目撃を「未確認飛行現象」と呼んでいる。」

うーん、呼び方の問題かあ?。

この話が本当なら、グレートフィルターは未来にあり、人類(と宇宙人)の滅亡は決まりだ。

まあ、どうでもいいんですが。

浮沈子的には、グレートフィルターは2つある方に一票だな。

1つ目は、生命の発生。

全宇宙で、地球生命だけがフィルターをクリアーした(本日現在、地球外生命が確認されていないことが証拠だ)。

2つ目は進化と文明の限界。

地球生命は、恒星寿命(具体には太陽の寿命:100億年くらい?)の間に、他の恒星系に移住できないというもの(生存空間の拡張努力をしなくても済むしな)。

現状追認で、向上心のカケラもない怠惰な見解であることは承知だ。

地球外生命を探索することも、自らが惑星間や恒星間に進出して、地球外文明を広めようともしない、業界にとっては許すべからざる見解だ。

今のまんまでいいじゃないの・・・。

生命は、この星で生まれ、この星で進化し、この星の上で滅びる。

遺伝子を弄繰り回して、電離放射線(宇宙線)や低重力によるカルシウムの流失に対応することもない。

宇宙空間が人間にとって住み良い場所でないことは確かだ。

地球という星の、地べたに這いつくばっているのが快適なようにできている。

そのままで、何が悪い?。

ネットを徘徊し、資料を見ていく中で、高度な文明は極小化していくというのが気になった。

「避けられないのは、大規模ではなく小規模のエンジニアリングである可能性があります。これは、慣性の法則(小型のマシンは高速で機能するために必要なエネルギーが少ない)と光の速度(小型のコンピューターは内部通信が高速である)に基づいています。」(グレートフィルター英語版ウィキより)

「彼らは代わりにナノボットを構築することを好むかもしれません。」(同上)

最近、この星の哺乳類の間では、新型コロナが流行っている。

ひょっとしたら、宇宙人によって送り込まれたナノボットなのではないか。

武漢研究所もびっくりのこの仮説が、真面目に取り上げられる可能性は皆無だろうが、今朝の妄想としては悪くない。

グレートバリアーというには、いささかショボい気がするが、米中核戦争にエスカレートしていけば、まあ、人類を3回くらいは亡ぼすことができるかもしれない(うーん、世界最大の核保有国であるロシアが参戦してこないと無理か)。

浮沈子が子供の頃は、火星や金星には宇宙人がいることになっていた(漫画にもそう描かれていたしな)。

宇宙開発が進むにつれ、そういう麗しい話は消えて、荒涼とした砂漠のようなクレーターだらけの表面とか、鉛も溶ける灼熱の世界が明らかになり、地球外生命のロマンは遠のいた。

現在は、過去にいたかもしれない生命の痕跡探しという志の低い体たらくに陥っている。

系外惑星の発見は、業界の活性化を促す起爆剤だが、相手が遠過ぎて、直接探査はできない。

せいぜい、大規模な望遠鏡を地上、または宇宙空間に上げたり、月の裏側に設置する程度だ。

それでも、規模的には十分なアプリケーションになる。

実施に当たっては、単なる観測ではなく、地球外生命の探査(観測による)というトッピングが不可欠だからな。

系外惑星の大気観測は、技術的ハードルも適度に高く、予算を引き出すにはちょうどいいかも知れない。

天文分野は、宇宙開発の中でも基盤が弱小だからな。

活性化のツールを常に探し続けていかなければ、食いっ逸れることになりかねない。

今の子供たちには、イカタコ宇宙人の話など、ふふんと鼻であしらわれるに違いない。

彼らの描く地球外生命体は、バクテリアなどの単細胞生物で、地球に侵略してくるのは彗星に紛れ込んで落ちてくるウイルスのようなやつということなのかもな。

ロマンもクソもない。

それよりも、自らの身体を遺伝子改造して、宇宙放射線も低重力もものともせずに深宇宙を駆け巡るのが夢になるのかも知れない。

まあ、ワクチン接種にすら抵抗がある世の中だからな。

そう簡単に、合成生物学の成果を取り入れる話にはならんと思うけどな・・・。

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