繋がり2015年11月14日 01:36

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今日書いたブログにも載せた、酸素の麻酔作用についての記述があるページに、どっかで見たような名前があるのを見つけた。

(Equivalent narcotic depth)
https://en.wikipedia.org/wiki/Equivalent_narcotic_depth

「since oxygen has some narcotic properties, it is appropriate to include the oxygen in the END calculation when using trimixes (Lambersten et al. 1977,1978).」(References 2より)

名前のスペリングが違ってるなあ!。

(Christian J. Lambertsen)
https://en.wikipedia.org/wiki/Christian_J._Lambertsen

原典を当たったところ、引用元のスペリングの記載が違っているということが分かった。

(Index of /34/items/NOAA_Diving_Manual-4e-2001/)
https://archive.org/download/NOAA_Diving_Manual-4e-2001

どれでも、好きなファイルを落として見ることができる。

「16.3.1.2.4 Equivalent Narcotic Depth
Because the nitrogen partial pressure in a given trimix will be lower than that in air, the narcotic effect produced will be less than it would be breathing air to the equivalent depth. It is reasonable to assume that when the nitrogen is replaced in part with helium that only the nitrogen plays a role in narcosis. However,since oxygen has some narcotic properties, it is appropriate to include the oxygen fraction in the END calculation when using trimixes (Lambersten et al. 1977,1978). The non-helium portion (i.e., the sum of the oxygen and the nitrogen) is to be regarded as having the same narcotic potency as an equivalent partial pressure of nitrogen in air, regardless of the proportions of oxygen and nitrogen.」(ページでは、16-6)

まあいい。

このNOAAのマニュアルは、その後改定されていて、今は、第5版が出ているようだ(どっかで、無料で読めないかなあ・・・)。

クリスチャン・ジェームズ・ランバートセンについては、たぶん、リブリーザーがらみで目にしたことがあるのだろう。

酸素やダイビングに関する論文が多いな。

関連するページも張っておく。

(Lambertsen Amphibian Respiratory Unit)
http://www.therebreathersite.nl/Zuurstofrebreathers/USA/lambertsen.htm

(Images of his rebreather)
http://www.therebreathersite.nl/Zuurstofrebreathers/USA/photos_lambertsen.htm

典型的な酸素リブリーザーだな。

この世界、どっかで繋がっている。

探っていくと、まだまだ隠れた繋がりが出てくるに違いない。

ダイビングに関連する研究者は、星の数ほどいるんだろうが、我が国では余り知らないな。

一時期ほど、環境圧ダイビングに関する熱気はないような気もする。

水中ロボットとか、そっちの方に流れていきそうだ。

生身の人間が、水中潜るっていうのも、考えてみればヤバイ話だし、今後のことを考えると、ロボット開発やっといた方が、産業的な広がりもあるしな。

せいぜい、大気圧潜水で深海探査やるくらいだろう。

この領域でも、中国の動きから目が離せない。

14億人の中から選抜された優秀な頭脳が、莫大な資本を元手に、大陸棚開発に乗り出してくるわけだ。

尖閣諸島の領有権問題も、南シナ海の埋め立ても、全てはそこに繋がっている。

中国の海洋開発は、彼らの生命線だ(核心的利益?:画像参照)。

我が国が主張している大陸棚やEEZは、確かに広大だが、大部分が深海になっていて容易に開発できない。

それに引き換え、中国の主張する領海は、浅海が多く、容易に開発できる。

もう、違いは明々白々である。

そこのところをわきまえていない議論が多過ぎる。

深海探査やって、資源が豊富といったって、経済的に成り立たなければ、ないのと同じではないのか。

話が逸れた(いつものことですが)。

英語の資料ばかり読んでいると、頭がボーッとしてくる(まあ、日本語でも同じだな・・・)。

1気圧でも、容易にガス昏睡を起こす浮沈子の脳は、何とかならんもんかな?。

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