天駆ける翼達2016年01月15日 20:09

天駆ける翼達


嬉しいニュースが二つも飛び込んできた。

(NASA 小型シャトルを民間企業と開発へ)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160115/k10010372301000.html

(NASA: 国際宇宙ステーションの補給ミッションでSierra Nevada Corporationと新規契約)
http://www.businessnewsline.com/news/201601150826330000.html

「NASAは14日、International Space Station(国際宇宙ステーション)向け2019~2014年に実施予定の補給ミッションの契約業者を発表し、Sierra Nevada Corporation、Orbital ATK、SpaceXの3社を選定したことを発表した。」

「現行の計画ではDream Chaserは、Atlas Vの先端に直接取り付けられた上で軌道上まで上昇。その後は、通常のカプセル型宇宙船と同じようにISSとランデブーを行った上で、ISSのロボットアームを使ってドッキングが行われる予定となっている。また、ISSから離脱後は、一般の使い捨て型のカプセルとは異なり、大気圏に再突入を行った後は、スペースシャトル同様に滑空飛行を行うことで通常滑走路に着陸をすることで完全回収が行われる予定ともなっている。」

やったね!。

首の皮一枚で、繋がったわけだ。

ゆくゆくは、有人飛行も視野に入っているに違いない。

「将来的には人が乗り組んで地球と宇宙の間を行き来することも想定した小型のスペースシャトル「ドリームチェイサー」の開発を進めています。」

(NASA Selects Sierra Nevada Corporation’s Dream Chaser® Spacecraft for Commercial Resupply Services 2 Contract)
http://www.sncspace.com/AboutUs/NewsDetails/2755

(About Dream Chaser®)
http://www.sncspace.com/ProductLines/AboutDreamchaser

「However, there are currently two Dream Chaser variants optimized specifically for either uncrewed or crewed missions, known as the Dream Chaser Cargo System and Dream Chaser Space System, respectively.」

貨物型と有人型に分けて、かつ、共通の機体を開発している。

ははあ、そういう選択で来たわけだな。

有翼の宇宙機については、これまでも何度かこのブログで取り上げている。

(宇宙往還機)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2014/06/08/7339369

(往還機)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2014/11/01/7480352

(宙(そら)の上の懲りない面々)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2015/03/21/7595171

そういえば、墜落しちゃったスペースシップ2のニュースもあった。

(民間宇宙船「スペースシップツー」2号機、2月19日にお披露目か)
http://sorae.jp/030201/2016_01_12_ss2.html

「2月19日にカリフォーニア州にあるモハーヴィ航空宇宙港において、2号機が関係者や招待客向けに披露されるとしている。」

機体の画像を見る限り、基本的な設計が大きく変わったような印象はない。

まあ、肝心のところはカバーされてるんだろうがな。

主翼の先っちょを動かして、再突入の際のスピードをコントロールするという、キモの部分は同じような感じに見える。

お客が宇宙空間を見ることが出来る窓が、大きくなったのかどうかは、カバーが掛かっていて分からない。

ブルーオリジンの、垂直打ち上げ式エレベーター型の宇宙ロケットである、ニューシェパードが登場してきたこともあり、サブオービタルレベルの商業開発の行方も注目されるところだ。

果たして、民間有人宇宙飛行の1番くじ(?)は、どこが引くんだろうか?。

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