1光年2016年02月14日 04:10

1光年


天文学では、光年とかいう単位を、ごく普通に使う。

宇宙は広いので、光が1年間かかって進む距離を、1光年という単位で表す。

年が付いていても、もちろん、時間の単位ではない。

(人類の地平)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2013/06/29/6881602

「「9 460 730 472 580 800 m」と定義されているそうだ。」

このブログでは、宇宙というカテゴリーを作っていて、適当に放り込んでいるが、その中でも光年という単位は良く使われている。

太陽系の外に出ると、そういう単位でしか測れない。

kmとかでは無理だしな。

中間的な単位で、天文単位というのもあるが、太陽系の内側でしか使えない。

短か過ぎるのだ。

およそ、1億5千万km。

正確に 149 597 870 700 m。

1光年が、どのくらいになるかというと、約 63 241.077 084 au(天文単位)ということになる。

つまり、太陽から地球までの距離を1とすると、6万倍以上で1光年というわけだ。

とてつもなく遠い。

観測可能な宇宙の半径(直径ではありません!)は、470億光年ということになっていて、実用上(?)は、それより長い距離を考える必要はない。

差し渡し、940億光年というのが、人類が知覚できる実際の距離だ。

ビッグバンというのがあって、138億年以上昔の話をしても仕方がないということになっている。

全ては、この時間の中に納まっている。

これ以上、低い温度はないというのが絶対零度で、摂氏マイナス237度位。

上限は、良く知らない。

太陽の表面温度は6千度と習うし、コロナは100万度と習う。

体温は36度くらいだが、浮沈子は今日は熱っぽくて、37度以上だろう。

1日に歩くにしても、数kmがせいぜいだ。

体調が悪い時は、4時間以上起きていられない。

宇宙の単位とは、桁が違う生活だな。

しかし、我々の体も、このパソコンも、太陽系という恒星系の残りカスで出来ていて(ほとんどは、水素とかヘリウム)、れっきとした宇宙の一部だ。

太陽系の構成元素:
水素 74.4%
ヘリウム 23.7%
その他 1.9%(←残りカス?)

我々が過ごしている地球という天体の運動も、宇宙の一部で、時間とか、長さの単位も、少し前までは概ねこの星を基準に決められていた。

最近は、原子の波長とか、振動数などで決められてるようだが、なんか味気ないな。

しかし、そこでも光の速さというのは重要な基準になっている。

真空中を光が進む速さが一定というのが、長さや時間の単位を決める際の根本だ。

「真空中の光速度は正確に 299 792 458 m/s である」

しかし、単位であるmとかsとかは、そもそも光速から導いているんだがな・・・。

まあいい。

詳しくは、ネットで調べてくれ!。

宇宙の話をしていても、地球の近くでは、それ程ワケワカになることはない。

地球の平均半径が6371km位だとか、静止衛星の軌道が、地上から測って約3万6千kmだとか、月までの距離が約38万kmだとかを覚えていればどうにかなる。

最近は、火星軌道位は知っていないと混乱するかもしれない。

(火星)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%81%AB%E6%98%9F

「平均公転半径:227,936,640 km」

地球の公転半径は、概ね1天文単位だから、1億5千万km。

1.52倍だな。

人類が到達できるかどうかは分からないが、火星位で十分だろう。

その他の星は、探査機が行く。

太陽系以外の恒星系に、人工物が到達することは、考えなくてもいい。

ちなみに、太陽は、太陽系の全質量の99.85パーセントの物質を独占しているといわれている。

(太陽系)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AA%E9%99%BD%E7%B3%BB

「天体:質量(kg)
・太陽:1.989×10^30=19890000×10^23
・水星:3.302×10^23
・金星:4.869×10^24=48.69×10^23
・地球:5.974×10^24=59.74×10^23
・火星:6.419×10^23
・木星:1.899×10^27=18990×10^23
・土星:5.688×10^26=5688×10^23
・天王星:8.683×10^25=868.3×10^23
・海王星:1.024×10^26=1024×10^23」

合計:19916688.451×10^23

この計算だと、99.87パーセントだが、まあ、小惑星とか衛星とか準惑星とかいろいろあるからな。

誤差のうちだ。

ちなみに、地球は約0.0003パーセントに過ぎない(合ってますう?)。

しかし、外惑星って、ほんとデカイなあ・・・。

まあ、どうでもいいんですが。

宇宙のスケールは、とてつもなく大きく、日常生活とはかけ離れている。

光年とか言われても、ピンとこないな。

ちなみに、1円玉の半径(1cm)を地球と太陽の距離(1億5千万km)とすると、1光年は63 241倍だから、632m離れたところということになる。

ついでに、銀河系の大きさをこのスケールで見ると、その10万倍ということになり、直径は63 241kmということになる。

静止衛星の軌道の中には納まっている。

・・・って、もう、限界だな。

口直しには、こんな詩を・・・。

(二十億光年の孤独:谷川俊太郎)
http://www.poetry.ne.jp/zamboa_ex/tanikawa/

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