ロングショアマンズレストラン2016年04月17日 07:06

ロングショアマンズレストラン


(4月16日記事)

アンテロープのディナーは、頼んでおかないとできないらしい。

何てこった!。

というわけで、イヌが嫌いな浮沈子は、再び前回も来た、ローカルが集う通りを隔てたこの店にやってきた。

土曜の夜というのに、がらがらだ(夜7時)。

浮沈子以外のお客は2組だけ。

まあ、暇な時もあるさあ・・・。

お代わり自由のアイスティはない。

ソフトドリンクは、缶ジュースだけ。

合理的とはいえ、ノンアルコールで飯だけ食いたい向きには、ちょっとガッカリな感じだ。

前回、何を頼んだか忘れてしまったが、今回は奮発してニューヨークステーキをミディアムで。

ミニライスとサラダが付いてくる。

つーか、巨大なプレートに一緒に乗ってくる。

それと、缶入りのスプライト。

確か、料理が出てくるまでに時間がかかったような記憶が蘇ってきた。

定番のカープレストランにすればよかったかな・・・。

昨夜は、フィッシャーマンでご馳走を頂いたので、今日は粗食にしないと、などと殊勝なことを考えていたのはさっきまで。

パームベイと比べてみたくなったわけだな。

カープレストランのような、ローカルサイズで出て来たらどーしよー?。

まあ、どうでもいいんですが。

しかし、この店の雰囲気は、実にゆるい。

スタッフは、扉の奥に入ってしまって、何かを頼みたくても誰もいない。

おっと、意外に早く料理が出てきたぞ・・・。

ーーーーーーーーーーー(以下、食後)

嚙み切るのに丈夫な歯と強い顎が必要なほかは、ミディアムで焼いてもらったステーキに問題はない。

味とか以前に、ちょっとパサついた感じだ。

良質のたんぱく質を大量に摂取したい方向けのメニューだな。

厚手のビーチサンダルくらいの感じだ。

持ち帰りのお客さんも多く、食べている間にも、数人が頼んでおいた料理を取りに来ていた。

当然、食べきれない分は、持って帰る。

浮沈子は、牛丼大盛り位のライスを含めて完食した。

スプライトは、少し時間を掛けて流し込もう。

このレストランには、料理とは別の問題もある。

爪楊枝が折れる。

すぐに折れる。

まあ、何本使ってもいいんだろうが、楊枝の先が折れて歯の間に挟まると、ちょっと厄介だな。

それを取り出すことが出来るほどの強度はない・・・。

まあ、どうでもいいんですが。

スタッフが、カウンターの向こうに戻ってきた。

ははあ、持ち帰りの料理を作るのに忙しかっただけだったのか。

今の時間(7時45分)で、やはり、お客さんは浮沈子を入れて3人。

持ち帰りのお客さんが5人くらいいたので、商売にはなっているんだろう。

軽快なBGMが流れ、胃の中のステーキは、ドスンと存在感を増している。

明日こそ、粗食にしよう・・・。

記憶2016年04月17日 08:08

記憶
記憶


もう行くことはないだろう、フィリピンのマリバゴにあるコンティキ。

朝食に頼んでいたのは、いつもジャーマンブレックファストと決まっていた。

何年も通ううちに、いつしかスタッフに覚えられてしまい、朝、席に座るとジャーマン?、と確認されるようになった。

まあ、たまに違うメニューを頼みたくなることもあるんだがな・・・。

それでも、日によって、マンゴーのカットや付け合わせのサラダが変わったりするので、違うメニューに見えないこともない・・・。

今朝、アンテロープのスタッフに朝食を頼もうと声を掛けたら、コンチネンタル?、と聞かれた。

既視感に捕らわれ、一瞬、失われた時を求めて状態になる・・・。

コンチキでの懐かしい情景が頭の中を駆け巡った。

食器の触れ合う音、ローカルの会話のリズム、波の音、風の肌触り・・・。

目を閉じれば、コンチキの朝が蘇る。

まあ、アンテロープは日本語の会話がある点が異なる。

見るところ、日本人のお客さんだけのようだ。

今朝も、男性4人のグループが、静かに朝食を取っていた。

彼らがいなくなると、食堂は浮沈子だけ。

のこぎりを引く音、男性スタッフの短い会話。

小さいプールに落ちた葉っぱを、スタッフが網ですくい取っている。

掃き清められた構内を含めて、人間の手による人工の環境なのだ。

自然の中の、美味しいところだけを摘み取って味わう。

ナチュラルなんて、所詮そんなもんだ。

過酷な自然の中では、到底太刀打ちできない。

住み易い穏やかな環境の中だけで、恵みだけを享受する。

そうして、都会のベタな人工環境と、少しだけ異なるフィーリングを楽しむのだ。

身勝手な話である。

特に、国家非常事態宣言が出されている渇水状況の中では、なおさらだ。

しかし、そうはいっても、朝の涼しい時間帯に食堂を吹き抜ける風は気持ちいいな。

プール脇のヤシの木にハンモックがあって、朝食後にうとうとできると最高なんだがな。

オネーチャンのウクレレは、なくてもいいや・・・。

ハンバーグ定食2016年04月17日 18:42

ハンバーグ定食


夕食は、アンテロープのハンバーグ定食。

名称は、正確ではないかもしれないが、味と見かけは正確だな。

定食屋で500円くらいで出てくる奴と変わらない。

みそ汁が出てきて、とうがんとナスの具が入っている。

おふくろの味、日本の味だ。

で、ハンバーグが2枚、ご飯普通盛り、付け合わせのサラダ(朝食と同じ)。

ハンバーグのうち、1枚にはチーズ、もう一枚には目玉焼きが乗っている。

これで、15ドルというのは、いささか高い気がしないでもないが、日本の味を忠実に再現している点では評価していい。

ハンバーグは、繋ぎが多い感じで、すぐ崩れる。

箸で頂いたが、まあ、そんな感じのメニューである。

食後にミネラルウォーターが出てきたのには驚いた。

何か、深い意味があるのだろうか?。

日本人のお客さんは、食後に常備薬を飲むことが多い。

そういう時のために、食後に冷水を出すというルールが定着したのかもしれない。

まあ、どうでもいいんですが。

コスパを考えれば、カープレストランだろうが、日本の味(と量?)が恋しくなったら、アンテロープのディナーもアリかも知れない。

量は、極めてふつーである。

カープレストランにはない、飲み放題のインスタントコーヒーが付いてくる(つーか、セルフサービスです)。

トータルではイーブンかな。

10ドル位なら、オススメかもしれない。

15ドルは、エクスペンシブだろう。

でも、美味しかったという感想は書けるな・・・。

ハファダイレック2016年04月17日 19:53

ハファダイレック


今日は、午前、午後ともボートで近くのレックに行く。

ヘルメットレックには、何度か潜っている。

今回も、一昨日潜った。

非番のスタッフ2名が同行し、加藤さんをガイド役に、イントラと浮沈子の計五名が潜る。

午前中はヘルメットレック、午後はハファダイレック(これも、前回潜っている)。

潜れば思い出すんだがな・・・。

名前と、水中でのイメージが結びつかない。

で、今朝変更したコンフィギュレーションの効果を試す。

水中では、安定感が増している。

特に、前後のトリムの改善は特筆ものだ。

ブラダーを、少し下にずらして留めた。

それだけでも、随分違う。

さらに、トップに付けている1kgの重りを、トラベルフレームの取っ手から、ブラダー側に移した。

ウエイトポケットなので、とりあえず、仮留めしてみる。

明日は、広がってしまっているブラダーを、ちゃんとプレートの穴に付けてみよう。

左右のバランスのとりにくさを、少しでも改善できるかもしれない。

午前、午後とも、軽いペネトレーションを試みる。

天地方向の感覚が掴めず、引きずったり、ぶつけたりしたが、ギリギリで通り抜けた。

まだ、車両感覚が掴めないな。

左右は、肩が通れば、ベイルアウト用タンクを外さなくても通れる。

ハファダイのサイドの通路は、緩やかに上がっていたり、下がっていたりする(記憶では、左舷側が下りだったような気が)。

下りはまだいいのだが、上りの緩やかな変化を、リブリーザーで正確にトレースするのは難しい。

浮き始めると、更に浮く。

BCの出し入れでは変化が大きすぎるので、カウンターラングに、やや多めに入れておいて、少しずつ鼻から出しながら浮力を抑える。

それでも、後半になるとBCの体積が膨張してくるので、少し抜かなければならない。

オートディリュエントバルブ(ADV)は、ボトムでは閉じているので、抜き過ぎると苦しい思いをする。

その感覚を養うために、敢えてマニュアルで足すようにしている。

インスピのADVは、調整にもよるが、やや入り過ぎるきらいがある。

上手な方なら、微妙な頃合いで入れることが出来るのかもしれないが、焦って吸い込むと、狭いところではヤバイな。

フィンキックは、フィンを上げた状態で小さくフラッターキックをしている(つもり)が、後ろを振り返ると(つーか、下から覗くと)、もうもうと埃を舞い上げている・・・。

まあいい。

それだけ、改善の余地があるということだ。

ハファダイは、トレーニングステージとしては、最高だな。

精密さを要求されているはずなのに、最後の安全停止では、1m近くもぶれてしまった。

ちょっと気を抜いて、リラックスし過ぎた(リラックス自体は、間違いではない)。

深度をコントロールしつつ、リラックスせねばならんな。

プラスマイナス20cm位に収めたいところだ。

当分先のような気がする。

予告では、明日もヘルメットとハファダイのようだ。

沈船ポイントとしても、デイドリームから2、3分なので、酔い止めを飲む必要もない(つーか、飲むのを忘れていたことに、今気づいた!)。

まあ、どうでもいいんですが。

6日間のトレーニングダイブも、明日で終わり。

あっという間だったな。

明日は、最終日なんだから、あまり難しいことはせずに、のんびりと潜りたい気もするんだが、例によって、トラブルを書いたカードが狭いところを潜り抜けてホッとしたタイミングで、いきなり目の前に出るパターンだろうな。

息苦しい感じって、何だったっけ?。

今回、虎の巻を置いてきてしまったので、復習することもできない。

幸いなことに、明日は最終日だ。

間違ったって、翌日、やり直しということはない。

あまり気にせず、パラオの新しい潜り方であるレックダイビングを楽しもう。

CCRで、存分に・・・。

「混」フィギュレーション2016年04月17日 21:20

「混」フィギュレーション
「混」フィギュレーション


CCRには、あまり向かないといわれている(?)、OMSのテッセラクト。

ドデカいデュアルブラダーだが、今回は、こいつを使って、なんとかサイレントダイビングのトラベルフレームに適応させ、会心のコンフィギュレーションを物にしようとしている。

どの穴に通すかとか、ブラダーのどのあたりをバンジーで絞るかなど、殆ど毎回のダイビングで構成を変えて試している。

ごく普通に潜っている分には、あまり気にならない。

細かい事や、ホバリングで5分くらい釘づけにされるようなことをやると、いろいろ問題点が見えてくる。

前回は、クロッチベルトの長さが長過ぎ、それを調整して何とかまともに潜れるようになった。

今回は、ブラダーの調整をメインに、上部の絞りをきつくして、真ん中を中くらいにし、下の部分をフリーにしている。

インスピの場合、どうしても倒立のタンクなので、そのままでは下が重くなる。

BCの形状や、エアの溜まり具合で調節することになる。

ドライスーツを着ていれば、その辺りとの兼ね合いで、自由度は高まるが、浮沈子はウエットスーツどころか、海パンにラッシュガードの上に、作業着屋さんで買ったベスト(ハーネス等の擦れ対策)とポケットパンツだけで潜っている。

保温対策なし、浮力対策なし、皮膚の保護対策不十分・・・。

まあいい。

というわけで、まるでローカルが短パンのままで潜っているのと大差ない感じの浮沈子だが、それだけに器材側でのバランスに頼ることになる。

トップの重りは、前回1kgでいい感じだったが、今回は付ける位置をトラベルフレームの取っ手から、BC側に変えてみた。

基本的に、ウエイトなしでもいけるかもしれないが、もう少しバランスを詰めてからにしようと思っている。

ベイルアウトタンクを必ず持ち込むインスピでは、ウエイトなしでも潜れるはずだ。

右の腰には、マンタのゴッツイリールを吊るしている。

今のところ、左右のバランスを気にすることは少ないが、スキルの一環で、ベイルアウトタンクを着け外しすると、やや気になる。

左右の方は、次回でもいいだろう。

今回は、前後のトリムの改善について、方向性が見えてきただけ良かった。

仮留めしてあるところを工夫して、しっかり位置決めしていくことにしよう。

タンクの取り付けは、布ベルト2本で行っている(片側)。

これを留める位置が少し変わっただけでも、バランスを崩す。

ホースの長さやマニホールド(ディリュエント側)の位置も調整の余地があるな。

もっと、こう、ギュッとまとまった感じにしたい。

狭いところを通っていると、尚更そう感じる。

まだまだ、改善の余地は大きい。

シンプルな構成のままで、暫くはコンフィギュレーションを固めていこう。

混乱していた「混」フィギュレーションに、一定の方向性が見えてきただけでも、今回は収穫だったな。

しかし、まあ、いつまた、困惑の「困」フィギュレーションに陥らないとも限らない。

そんな試行錯誤を重ねながら、少しでも前進できれば、それでいいのだ。

インスピのトレーニングは、いつまでに、どこまでやらなければならないという制約はない。

CCRダイビングに対する、質的な向上、継続的なトレーニングのステージとして位置付けている。

何でも機械任せのポセイドンと違って、こっちは、まだまだ人間の出る幕が多い。

もちろん、それぞれの良さがある。

インスピも、時代に合わせて進化し続けている。

時代に合わなくなってきているのは、浮沈子の方だな。

もう、新しい仕掛けには、あまり興味が湧かない(カラー表示のOHDとか、ポセイドンのような、切り替え式のマウスピースとか)。

今ある器材を、十分に使いこなすことに専念したい(それでも、十分にややっこしい)。

やっぱ、インスピレーションは、やってて楽しいな・・・。