衣替え2018年09月27日 13:24

衣替え


秋になり、衣替えのシーズンを迎える。

(衣替え)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A1%A3%E6%9B%BF%E3%81%88

「日本では、多くの地域で、毎年6月1日と10月1日に一斉に衣替えが行われる。多くの場合、2週間から1か月間の移行期間が設けられる。」

浮沈子は、昨日が衣替えとなった。

Tシャツ短パンサンダルの夏の正装から、ジャケット、長ズボンに変わる。

サンダルは、しばらく続くかもしれないが、足元が冷えると寒さが身に沁みるからな。

遠からず靴下を履き、スニーカーに移行する。

公転面と垂直な角度に対して23.4度地軸の傾きがあるこの惑星の上では、多くの地域で年単位の気候変化を伴う。

生物は、何らかの方法を繰り出して、その環境変化に対応しようとする。

単年で世代交代を行ったり、体毛を生え変わらせて防寒をしたり、人間のように衣替えしたり・・・。

ニュースを見ると、ビジネスの世界でも衣替えが進んでいるようだ。

(トヨタ自動車、国内全店ですべての車種販売を検討)
https://www.asahi.com/articles/ASL9W2PCML9WOIPE001.html

「1台の車を共同利用するカーシェアリングサービスも始め、少子高齢化で大きな伸びが見込めない国内市場での勝ち残りをめざす。」

ホンダ、日産などは、既に販売系列による車種の区分をなくしているという。

実際にトヨタが系列による車種を統一するのは2025年頃になりそうだ。

従来の顧客との関係もあるから、いきなり客層がごちゃ混ぜになることはないだろうが、店舗の統廃合は必至だな。

所有から使用へと、クルマの利用形態が変わりつつある中で、カーシェアリングで食っていこうとしているようだが、そもそも利用自体が減りつつある中で、移動サービスを担う会社というビジョンが有効なのかどうか。

レクサス系はそのまま残すという。

金持ちからは、従来の方法論で稼ぎ、ビンボー人からは、新たな手法で巻き上げる(そんなあ!)。

少子高齢化を経て、我が国は否が応でも移民を受け入れて社会を維持していかなければならなくなる。

数千年の時を経れば、この島国にかつて住んでいた民族は、ごっそりと入れ替わっているかもしれない。

人口とかは、10分の1いるかどうか。

その変化の中で、自動車という耐久消費財は自動運転とか道路インフラの高度化で、今とは異なる姿になっているだろうな。

温暖化も進行しているかもしれないしな。

金星のように、摂氏500度の世界にはならないにしても、人間が住める地域は北海道くらいしか残されていないかもしれない。

常夏の北海道とか・・・。

本州以南は、居住不能になっているに違いない。

もちろん、特殊な生物は、その環境に適応して棲息しているだろうから、今の南極観測隊のように、厳しい高温環境に耐えられる装備を施して科学者とかが滞在しているかもな。

ギンギンに冷房効かせた特殊車両が、新青函トンネル(その頃は、もちろん掘りなおされているに違いない)を通って、かつて首都であった東京辺りに出没するというワケだ。

その頃は、当然、東京は砂漠化している。

(内山田洋とクール・ファイブ「東京砂漠」:動画出ます。)
https://www.youtube.com/watch?v=uT0RZhfJfBw

まあ、どうでもいいんですが。

トヨタは、もちろん、そんな千年も1万年も先の世界を見据えているわけではない。

自動車の世界に訪れるここ数十年の大きな変化を見ている。

人が運転する機械から、人を乗せて運ぶ移動ロボットへの移行だ。

自動車に限らない。

電車もバスも(バスは自動車ですが)船舶も航空機も、同じような道を辿ることになる。

人が機械を操作していた時代から、機械(AI)が機械を操作する時代へ。

そこには、精緻に磨き込まれた機械の王国は影も形もなく、電子の帝国に支配される部品としての機械があるだけだ。

まあいい。

軟弱な浮沈子は、N-VANを購入する際、悩みに悩んでマニュアル車を諦めた。

運転補助機能である前車追従オートクルーズの魅力に抗えなかったからだが、電子の帝国に屈した後悔を今でも引きずっている。

衣替えの季節、あらゆるところで変化が起こっているような気がする。

拡大・成長の時代から、縮退・成熟の時代へ。

移民を受け入れることなく推移すれば、耐え難いほどのスピードで人口減少が進む。

雇用状況が改善している陰には、労働人口の縮小があるに違いない。

未来を決めるのは未来の人間だが、その道筋は過去に敷かれている。

せいぜい恨まれないようにしないとな・・・。

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