衛星ネットワーク時代のサーバーの立地条件 ― 2019年05月18日 08:47
衛星ネットワーク時代のサーバーの立地条件
インターリンク衛星が上がるとか上がらないとか(天候要件で延期中)。
衛星の系譜を見てみたんだが、試験衛星(上がらなかったのが2機、上がったのが2機)と、実運用衛星のカッコした試験衛星群(75機:うち、初回打ち上げは60機)、実運用衛星っぽいけど、デバイスが足りない衛星群(数百機?)、やっと登場する実運用衛星群(年内打ち上げ可能か?)程度の話だ。
衛星間光リンクがなければ、クソの役にも立たない衛星群だが、地上とのやり取りを使って、似たようなことを試してみるという話もある。
地上サーバー
→地上回線
→地上基地局A発信
→衛星受信
→衛星発信
→地上基地局B受信
→地上回線
→地上基地局C発信(異局発信)
→衛星受信
→衛星発信
→地上基地局D受信
→地上基地局D発信(同局発信)
→衛星受信
→衛星発信
・・・
→地上受信(コンシューマー受信)
パケットをバケツリレーする点では同じだが、地上局や地上回線を使うことになる。
どのみち、サーバーとのやり取りの際には、当分は地上回線を使わざるを得ない。
大量の電力と冷却水を使うデータセンターは、地上に置くしかないからな。
そこから、衛星に向けてダイレクトに送信できれば、随分やり取りは楽になるだろう。
もちろん、大部分のパケットは、相変わらず地上回線側に流れるだろうから、その点では立地条件は変わらないが、インターネット衛星を使って大容量のデータを送れるようになれば話は変わってくる。
地上局の方も、衛星と地上回線の使用状況を見て、混んでいない方に優先的に流すなどという芸当を始めるかもしれないしな。
元々、インターネット衛星コンステレーションは、地上のトラフィックの改善を狙っているともいわれる。
低レイテンシの通信経路を開いて、そっちの需要を取り込みたい。
通信条件が悪い僻地とかの通信網になるとかいうのは、商売的には二の次だからな。
そんな、人気のないところにインターネットの需要なんて、あるわけないじゃん!?。
だが、サーバー(データセンター)となると、話は違ってくるかもしれない。
電気さえあれば、データはいきなり衛星に上げられる。
冷却の問題は、概ね川のそばとか海のそば(最近は海中?)で、僻地も多いだろうからな。
(Microsoftが海中にデータセンターを設置、電力も再生可能エネルギーだけでまかなうクリーンな仕様)
https://gigazine.net/news/20180607-microsoft-submarine-data-center/
まあ、電気が引けるところなら、データ回線も引けるけどな。
結局、サーバー側のコストの問題があるわけで、暫くの間は静観ということか。
需要は、アットーテキに地上回線の方が多いに違いない。
その中で、一定の割合を基幹回線として、特に低レイテンシの要求が高いものを取り込んでいく。
その市場が開けば、静止衛星経由のトラフィックが、一気に低軌道に流れるかもしれない。
数秒の遅れを我慢できる奴だけが、静止衛星軌道のルートを使うわけだ。
世の中の大部分の需要は、それで賄えてしまうだろうけどな。
現代は、離島僻地と言えども、光ファイバーが通っていたりして、大概のところは快適なインターネット接続環境が整っている。
Wi-Fiのアンテナも立つしな。
そりゃあ、ド田舎行けば無理だけどな。
探検とかしないで、ふつーのダイビングしてる限りは、何の問題もない。
低軌道衛星コンステレーションを使った低レイテンシのインターネットどこでもサービスがものになるかは、最終消費者とは関係ないところの話が多いかもしれない。
既存の通信会社が、どの経路を使うかというだけの話が殆どだろう。
ラストワンマイルのロングテイルの問題を、衛星で解決できるかどうかは、技術的な話よりは経済的な話だからな。
静止衛星で解決できない話は殆どない。
ネット対戦ゲームと株取引くらいか(もっとも、その需要は巨大ですが)。
アマゾンでポチっとしたり、映画見たりする上では問題ない。
サーバーの立地も、ほとんど影響を受けないだろうし・・・。
インターリンク衛星が上がるとか上がらないとか(天候要件で延期中)。
衛星の系譜を見てみたんだが、試験衛星(上がらなかったのが2機、上がったのが2機)と、実運用衛星のカッコした試験衛星群(75機:うち、初回打ち上げは60機)、実運用衛星っぽいけど、デバイスが足りない衛星群(数百機?)、やっと登場する実運用衛星群(年内打ち上げ可能か?)程度の話だ。
衛星間光リンクがなければ、クソの役にも立たない衛星群だが、地上とのやり取りを使って、似たようなことを試してみるという話もある。
地上サーバー
→地上回線
→地上基地局A発信
→衛星受信
→衛星発信
→地上基地局B受信
→地上回線
→地上基地局C発信(異局発信)
→衛星受信
→衛星発信
→地上基地局D受信
→地上基地局D発信(同局発信)
→衛星受信
→衛星発信
・・・
→地上受信(コンシューマー受信)
パケットをバケツリレーする点では同じだが、地上局や地上回線を使うことになる。
どのみち、サーバーとのやり取りの際には、当分は地上回線を使わざるを得ない。
大量の電力と冷却水を使うデータセンターは、地上に置くしかないからな。
そこから、衛星に向けてダイレクトに送信できれば、随分やり取りは楽になるだろう。
もちろん、大部分のパケットは、相変わらず地上回線側に流れるだろうから、その点では立地条件は変わらないが、インターネット衛星を使って大容量のデータを送れるようになれば話は変わってくる。
地上局の方も、衛星と地上回線の使用状況を見て、混んでいない方に優先的に流すなどという芸当を始めるかもしれないしな。
元々、インターネット衛星コンステレーションは、地上のトラフィックの改善を狙っているともいわれる。
低レイテンシの通信経路を開いて、そっちの需要を取り込みたい。
通信条件が悪い僻地とかの通信網になるとかいうのは、商売的には二の次だからな。
そんな、人気のないところにインターネットの需要なんて、あるわけないじゃん!?。
だが、サーバー(データセンター)となると、話は違ってくるかもしれない。
電気さえあれば、データはいきなり衛星に上げられる。
冷却の問題は、概ね川のそばとか海のそば(最近は海中?)で、僻地も多いだろうからな。
(Microsoftが海中にデータセンターを設置、電力も再生可能エネルギーだけでまかなうクリーンな仕様)
https://gigazine.net/news/20180607-microsoft-submarine-data-center/
まあ、電気が引けるところなら、データ回線も引けるけどな。
結局、サーバー側のコストの問題があるわけで、暫くの間は静観ということか。
需要は、アットーテキに地上回線の方が多いに違いない。
その中で、一定の割合を基幹回線として、特に低レイテンシの要求が高いものを取り込んでいく。
その市場が開けば、静止衛星経由のトラフィックが、一気に低軌道に流れるかもしれない。
数秒の遅れを我慢できる奴だけが、静止衛星軌道のルートを使うわけだ。
世の中の大部分の需要は、それで賄えてしまうだろうけどな。
現代は、離島僻地と言えども、光ファイバーが通っていたりして、大概のところは快適なインターネット接続環境が整っている。
Wi-Fiのアンテナも立つしな。
そりゃあ、ド田舎行けば無理だけどな。
探検とかしないで、ふつーのダイビングしてる限りは、何の問題もない。
低軌道衛星コンステレーションを使った低レイテンシのインターネットどこでもサービスがものになるかは、最終消費者とは関係ないところの話が多いかもしれない。
既存の通信会社が、どの経路を使うかというだけの話が殆どだろう。
ラストワンマイルのロングテイルの問題を、衛星で解決できるかどうかは、技術的な話よりは経済的な話だからな。
静止衛星で解決できない話は殆どない。
ネット対戦ゲームと株取引くらいか(もっとも、その需要は巨大ですが)。
アマゾンでポチっとしたり、映画見たりする上では問題ない。
サーバーの立地も、ほとんど影響を受けないだろうし・・・。
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