新型コロナの検疫には限界がある ― 2020年02月20日 05:34
新型コロナの検疫には限界がある
クルーズ船ダイヤモンドプリンセスからの下船が始まった。
米国などでは、これから2週間、あらためて検疫期間を設けるという(未発症かつウイルス未検出者も)。
退船時には未発症かつウイルス未検出であった方の中から、航空機での移送中に3人の発症者が出たらしい(未確認)。
我が国は、横浜駅から電車に乗って帰る。
やれやれ・・・。
もう、市中感染まで起きているわけだから、我が国で馬鹿丁寧に検疫しても仕方ないということなわけだ(そうなのかあ?)。
下船した人たちも大変だな。
米国は、船に残った船客を、たとえ今日下船できたとしても、米国に向かう航空機に搭乗させない措置に出るといっている(2週間、何事もなければ乗れるみたいですが)。
具体的に、そんなことができるんだろうか?。
それに、第三国経由で陸路で入国したらどーする?。
チャーター機でサルベージした連中とのバランスを取るつもりなんだろうが、口先だけのような気がするな。
まあいい。
横浜から電車に乗って、日本中、いや、世界中に散る下船者は、もちろん、無症状だし、検査も陰性だ。
だが、既に湖北省からの帰国者の中で、帰国時に未発症かつウイルス未検出者が、後に発症した事例を見ているからな。
目に見えない感染者を、世界中に放ったわけだ。
3000人もいるからな。
皆無とは言えない。
検疫は終わったわけではない。
下船の際に行った検査で陽性になれば、同室者は未発症かつウイルス未検出でも下船できない。
同室者と離れてから、さらに2週間の検疫下に置かれる。
その間に、感染する可能性もある。
クルーズ船の乗組員や、検疫官が感染していないという保証はない。
現に、多くのクルーが感染していたし、検疫官の感染もあったからな。
下船は始まったが、クルーズ船の検疫はこれからも続いていく・・・。
未発症かつウイルス未検出のクルーの一部も下船して、再乗船するかもしれない。
我が国は、既に汚染国だ。
そんな中に放たれたクルーが、ウイルスお土産に再乗船したらどーする?。
既に、感染ルートを辿れない患者が複数発生している。
そりゃあ、北海道とか、東京都とか、愛知県とかバラバラだが、逆に言えば、いつどこで発生してもおかしくない。
80パーセントは軽症者で、自分が感染したかどうかも分からずに治ってしまう。
今年は、風邪ひいて辛かったよ・・・。
ちょうど、新型コロナが流行してたからな・・・。
ひょっとして、かかっちまったかと思ったけど、売薬で治って良かったな・・・。
病院?、いってないよ、もちろん(検査なし!)。
マスク?、売り切れだったしな、しなかったこともあったかもな・・・。
市中感染がどこまで広がっているかは分からない。
何らかの形でサーベイランスを掛けなければ、全体像は見えない。
武漢は、ようやく軽症者(といっても、入院が必要な程度)を拾い始めた。
今までは、検査もしないで門前払いしていた患者を受け入れ出したわけだ。
診断基準を緩和しているので、一気に感染者数が増える可能性もある。
疫学的統計はメチャクチャだろうが、治療的には正しい。
限られた医療資源を使って、なんとかして感染症の流行を封じ込めようと工夫している。
軽症者を野放しにしていれば、いつまでも感染の糸を断ち切ることはできない。
ひとたび市中感染が広がってしまったら、全部掬い取って、片っ端からしらみつぶしにするしかないのだ。
クルーズ船の下船に向けた未発症者に対するスクリーニング検査で、未発症のまま感染していた割合の多さに愕然とする。
(クルーズ船 新たに79人の感染確認)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200219/k10012292551000.html
「19日新たに79人の感染が確認」
「このうち、発熱などの症状が見られない人は68人」
実に86パーセントの感染者は、未発症なのだ。
なんてこった・・・。
我々は、検体によっては、検査しても未検出になることを既に知っている。
また、ウイルスがたまたま取れなかったり、ウインドウ期であったりした場合も陰性になる。
同室者が感染していて、下船できない人は、2週間後に症状が出ていなければ、検査なしで下船させるんだそうだ(そんなあ!)。
検査機関の元締めが、自ら検疫下における船内での感染が続いていた可能性を認めてるのにな。
(クルーズ船 客室待機後も感染広がったか 国立感染症研究所)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200219/k10012292501000.html
「国立感染症研究所は、船内で検疫が行われ客室での待機が始まったあとも、感染が一部の乗客や乗員で広がったとみられると、研究所の英語版のウェブサイトで報告」
「検疫期間の終了日に近づくにつれ、感染のほとんどは乗員や客室内の乗客どうしで起きたとみられる」
今後も、その状態が続くわけだ・・・。
船内に残された未発症かつウイルス未検出者の運命は悲惨だな。
検疫中だからな。
感染者じゃないから医療機関で受け入れることも出来ない。
まあ、数が減ったということもあるし、そろそろ湖北省帰りの施設にも空きが出ることだろうから、船客だけでも陸上に引き取って経過観察を続けることができるようになるかもしれない。
検疫については、こんなことも書いてあった・・・。
(検疫:引用している法令の語句に、怪しいところあるけどな)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A4%9C%E7%96%AB
「停留の措置:
・・・日本の検疫法上の停留の措置は、検疫感染症に感染しているおそれのある者を対象とする措置」
今回は、停留に該当するんだろう(未確認:感染者は、直ちに下船させて国内の医療機関で「隔離」している)。
「・・・船長の同意を得て船舶内に収容して行うことができる。」
問題は次だな。
「病原体保有の確認:
停留されている者やその保護者(親権を行う者又は後見人)が、検疫所長に対して停留されている者の停留を解くことを請求した場合(検疫法第16条6項)には、検疫所長は停留されている者が感染症の病原体を保有しているかどうかの確認をしなければならない」
いつ確認するか、どういう方法で行うかは書いてない。
「停留措置の解除:
検疫所長は停留の措置がとられている者について感染症の病原体を保有していないことが確認されたときには、直ちに停留の措置を解かなければならない」
検査しちまったら、下船させるしかないことになっちまうからな。
(検疫法(昭和二十六年法律第二百一号):一応元ネタも:改正履歴未確認)
https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=326AC0000000201#B
浮沈子は、ちゃんと調べていなかったけど、厚労省が全員の検査に当初消極的だったのはこの条文のせいかもしれない。
のらりくらりと、検査のタイミングを先延ばしにしてたからな。
検査能力に限界があるとか、国内で集団発生した時の余力を残しておく必要があるとか、バランスがどうのこうのぬかしやがって・・・。
狸め!。
まあいい。
非感作期間(ウインドウ期)や検体採取による未検出のリスクがあるから、病原体を保有していないことの確認方法として、一定の観察期間を置くという考えだったんだろう(未確認)。
またしても、当局に騙されてしまったわけだからな。
船内で感染が広がり、多くの患者が出たことは残念だが、それはある程度予想されていたんだろう。
3700人の面倒を見る能力は、クルーズ船のスタッフにしかない(それだけの人数を、上陸させて纏めて面倒見ることはできない)。
彼らは、訓練された医療従事者じゃないしな。
呼吸器系感染症で、接触感染とかもルートだから、日常的な業務の中で、完全に遮断することはできない。
穴だらけなのは、想定の範囲内だ(たぶん)。
瞬く間に広がって、一度に3700人を医療施設に収容する事態にならなかっただけマシというものだろう。
船内での感染者は、1000人未満でケリが付くかもしれない(多くの乗客が下船したのちも検疫は続くからな)。
乗員の感染はもちろん、残された乗客の対応が問題だ。
さっさと陸揚げして管理した方がお互いのためだろうな。
それがどこまでできるかは、どれくらいの人数が停留継続となるかにもよる。
隔離(感染者に対する措置)じゃない、停留(感染の恐れがある者に対する措置)だ。
まあ、治療以外にやることは同じだけどな。
これだけの症例の生データが手に入ったんだから、市中感染対策に大いに生かしてもらいたいものだ。
米国などは、さらに2週間の検疫期間を置く。
我が国は、電車に乗せて帰宅させる。
その差を、何らかの形で還元してもらわなければならない。
帰宅者の協力は義務じゃない。
未発症かつウイルス未検出だからな。
浮沈子と、何ら変わるところはない。
この2週間、運動不足で爆食してるところまで同じだ(そうなのかあ?)。
浮沈子には風邪の症状があり、検査も受けていないから、よりリスキーでもある。
仕方ない、栄養をつけて、身体を休めるとしよう。
来るべき(いや、既に来てるかも)市中感染に備えて、体調を整えておかなくっちゃな・・・。
クルーズ船ダイヤモンドプリンセスからの下船が始まった。
米国などでは、これから2週間、あらためて検疫期間を設けるという(未発症かつウイルス未検出者も)。
退船時には未発症かつウイルス未検出であった方の中から、航空機での移送中に3人の発症者が出たらしい(未確認)。
我が国は、横浜駅から電車に乗って帰る。
やれやれ・・・。
もう、市中感染まで起きているわけだから、我が国で馬鹿丁寧に検疫しても仕方ないということなわけだ(そうなのかあ?)。
下船した人たちも大変だな。
米国は、船に残った船客を、たとえ今日下船できたとしても、米国に向かう航空機に搭乗させない措置に出るといっている(2週間、何事もなければ乗れるみたいですが)。
具体的に、そんなことができるんだろうか?。
それに、第三国経由で陸路で入国したらどーする?。
チャーター機でサルベージした連中とのバランスを取るつもりなんだろうが、口先だけのような気がするな。
まあいい。
横浜から電車に乗って、日本中、いや、世界中に散る下船者は、もちろん、無症状だし、検査も陰性だ。
だが、既に湖北省からの帰国者の中で、帰国時に未発症かつウイルス未検出者が、後に発症した事例を見ているからな。
目に見えない感染者を、世界中に放ったわけだ。
3000人もいるからな。
皆無とは言えない。
検疫は終わったわけではない。
下船の際に行った検査で陽性になれば、同室者は未発症かつウイルス未検出でも下船できない。
同室者と離れてから、さらに2週間の検疫下に置かれる。
その間に、感染する可能性もある。
クルーズ船の乗組員や、検疫官が感染していないという保証はない。
現に、多くのクルーが感染していたし、検疫官の感染もあったからな。
下船は始まったが、クルーズ船の検疫はこれからも続いていく・・・。
未発症かつウイルス未検出のクルーの一部も下船して、再乗船するかもしれない。
我が国は、既に汚染国だ。
そんな中に放たれたクルーが、ウイルスお土産に再乗船したらどーする?。
既に、感染ルートを辿れない患者が複数発生している。
そりゃあ、北海道とか、東京都とか、愛知県とかバラバラだが、逆に言えば、いつどこで発生してもおかしくない。
80パーセントは軽症者で、自分が感染したかどうかも分からずに治ってしまう。
今年は、風邪ひいて辛かったよ・・・。
ちょうど、新型コロナが流行してたからな・・・。
ひょっとして、かかっちまったかと思ったけど、売薬で治って良かったな・・・。
病院?、いってないよ、もちろん(検査なし!)。
マスク?、売り切れだったしな、しなかったこともあったかもな・・・。
市中感染がどこまで広がっているかは分からない。
何らかの形でサーベイランスを掛けなければ、全体像は見えない。
武漢は、ようやく軽症者(といっても、入院が必要な程度)を拾い始めた。
今までは、検査もしないで門前払いしていた患者を受け入れ出したわけだ。
診断基準を緩和しているので、一気に感染者数が増える可能性もある。
疫学的統計はメチャクチャだろうが、治療的には正しい。
限られた医療資源を使って、なんとかして感染症の流行を封じ込めようと工夫している。
軽症者を野放しにしていれば、いつまでも感染の糸を断ち切ることはできない。
ひとたび市中感染が広がってしまったら、全部掬い取って、片っ端からしらみつぶしにするしかないのだ。
クルーズ船の下船に向けた未発症者に対するスクリーニング検査で、未発症のまま感染していた割合の多さに愕然とする。
(クルーズ船 新たに79人の感染確認)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200219/k10012292551000.html
「19日新たに79人の感染が確認」
「このうち、発熱などの症状が見られない人は68人」
実に86パーセントの感染者は、未発症なのだ。
なんてこった・・・。
我々は、検体によっては、検査しても未検出になることを既に知っている。
また、ウイルスがたまたま取れなかったり、ウインドウ期であったりした場合も陰性になる。
同室者が感染していて、下船できない人は、2週間後に症状が出ていなければ、検査なしで下船させるんだそうだ(そんなあ!)。
検査機関の元締めが、自ら検疫下における船内での感染が続いていた可能性を認めてるのにな。
(クルーズ船 客室待機後も感染広がったか 国立感染症研究所)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200219/k10012292501000.html
「国立感染症研究所は、船内で検疫が行われ客室での待機が始まったあとも、感染が一部の乗客や乗員で広がったとみられると、研究所の英語版のウェブサイトで報告」
「検疫期間の終了日に近づくにつれ、感染のほとんどは乗員や客室内の乗客どうしで起きたとみられる」
今後も、その状態が続くわけだ・・・。
船内に残された未発症かつウイルス未検出者の運命は悲惨だな。
検疫中だからな。
感染者じゃないから医療機関で受け入れることも出来ない。
まあ、数が減ったということもあるし、そろそろ湖北省帰りの施設にも空きが出ることだろうから、船客だけでも陸上に引き取って経過観察を続けることができるようになるかもしれない。
検疫については、こんなことも書いてあった・・・。
(検疫:引用している法令の語句に、怪しいところあるけどな)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A4%9C%E7%96%AB
「停留の措置:
・・・日本の検疫法上の停留の措置は、検疫感染症に感染しているおそれのある者を対象とする措置」
今回は、停留に該当するんだろう(未確認:感染者は、直ちに下船させて国内の医療機関で「隔離」している)。
「・・・船長の同意を得て船舶内に収容して行うことができる。」
問題は次だな。
「病原体保有の確認:
停留されている者やその保護者(親権を行う者又は後見人)が、検疫所長に対して停留されている者の停留を解くことを請求した場合(検疫法第16条6項)には、検疫所長は停留されている者が感染症の病原体を保有しているかどうかの確認をしなければならない」
いつ確認するか、どういう方法で行うかは書いてない。
「停留措置の解除:
検疫所長は停留の措置がとられている者について感染症の病原体を保有していないことが確認されたときには、直ちに停留の措置を解かなければならない」
検査しちまったら、下船させるしかないことになっちまうからな。
(検疫法(昭和二十六年法律第二百一号):一応元ネタも:改正履歴未確認)
https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=326AC0000000201#B
浮沈子は、ちゃんと調べていなかったけど、厚労省が全員の検査に当初消極的だったのはこの条文のせいかもしれない。
のらりくらりと、検査のタイミングを先延ばしにしてたからな。
検査能力に限界があるとか、国内で集団発生した時の余力を残しておく必要があるとか、バランスがどうのこうのぬかしやがって・・・。
狸め!。
まあいい。
非感作期間(ウインドウ期)や検体採取による未検出のリスクがあるから、病原体を保有していないことの確認方法として、一定の観察期間を置くという考えだったんだろう(未確認)。
またしても、当局に騙されてしまったわけだからな。
船内で感染が広がり、多くの患者が出たことは残念だが、それはある程度予想されていたんだろう。
3700人の面倒を見る能力は、クルーズ船のスタッフにしかない(それだけの人数を、上陸させて纏めて面倒見ることはできない)。
彼らは、訓練された医療従事者じゃないしな。
呼吸器系感染症で、接触感染とかもルートだから、日常的な業務の中で、完全に遮断することはできない。
穴だらけなのは、想定の範囲内だ(たぶん)。
瞬く間に広がって、一度に3700人を医療施設に収容する事態にならなかっただけマシというものだろう。
船内での感染者は、1000人未満でケリが付くかもしれない(多くの乗客が下船したのちも検疫は続くからな)。
乗員の感染はもちろん、残された乗客の対応が問題だ。
さっさと陸揚げして管理した方がお互いのためだろうな。
それがどこまでできるかは、どれくらいの人数が停留継続となるかにもよる。
隔離(感染者に対する措置)じゃない、停留(感染の恐れがある者に対する措置)だ。
まあ、治療以外にやることは同じだけどな。
これだけの症例の生データが手に入ったんだから、市中感染対策に大いに生かしてもらいたいものだ。
米国などは、さらに2週間の検疫期間を置く。
我が国は、電車に乗せて帰宅させる。
その差を、何らかの形で還元してもらわなければならない。
帰宅者の協力は義務じゃない。
未発症かつウイルス未検出だからな。
浮沈子と、何ら変わるところはない。
この2週間、運動不足で爆食してるところまで同じだ(そうなのかあ?)。
浮沈子には風邪の症状があり、検査も受けていないから、よりリスキーでもある。
仕方ない、栄養をつけて、身体を休めるとしよう。
来るべき(いや、既に来てるかも)市中感染に備えて、体調を整えておかなくっちゃな・・・。
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