おらが町の新型コロナ:人工呼吸器使用状況を見る2020年05月02日 13:32

おらが町の新型コロナ:人工呼吸器使用状況を見る
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様々な症状を呈する新型コロナの感染。

軽症で推移していた感染者が、ストンと落ちるヤバイ事例が相次いで報告されている。

サイレントハイポキシア(隠れ低酸素症つーのかあ?)。

以前も取り上げた症状だが、よく整理された記事が上がっていた。

(新型コロナ肺炎に呼吸困難を感じない「隠れ低酸素症」の可能性 進行に気づかず悪化…酸素測るパルスオキシメーターの使用を)
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20200501-OYTET50007/

「動脈血中の酸素の変化を感知する受容体(センサー)は、大動脈や頸動脈に接して存在し、迷走神経や舌咽神経を介して、 延髄にある呼吸中枢とつながっている。ウイルスによりセンサー機能が障害され、身体が酸素不足を認識できない可能性が生じうる。それらの神経経路が、味覚や嗅覚の経路と共有されていることも、新型コロナ肺炎との関係を疑わせる。」

記事では、センサーの機能を問題にしているが、そこからの信号を伝達する神経経路の阻害をうかがわせる記述だ。

味覚・嗅覚障害の経路との共有は、重要な指摘だな。

さらに、酸素不足を自覚できない患者に代わって、パルスオキシメーターの装着により、酸素飽和度を常時監視しておくことの重要性を指摘している(一般向けというより、現場の医療者への注意喚起だな)。

我々一般人は、あまり関係ない。

感染して、症状があり、軽症とみなされて自宅待機している時には必要かもしれない。

パルスオキシメーターでは、もちろん感染の有無を検査することはできない(トーゼンです)。

転売目的とか、品薄になりそうだから今のうちに買っておこうという心理が分からないわけではない(浮沈子も、ぽちっとやりそうになって、慌てて考え直したくらいだからな)。

そういう買い占めみたいなことが起こるのも、当局の体制の不備による。

軽症だからといって、発熱している患者を何日も自宅で放置するというのは信じられない暴挙だ。

この時期、インフルエンザも旧型コロナも流行期ではないわけだから、直ちに検査し、収容し、医学管理下に置くのが正しい。

検査は閑こいて、ガラガラだって言うじゃないの(一部を除く)。

やれやれ・・・。

そうやって市中感染を助長し、重症者を増やして人工呼吸器の必要な患者をインキュベートしている(そうなのかあ?)。

人工呼吸器やエクモの使用状況をリアルタイムで見ることができるページもあった。

(COVID-19 重症患者状況 日本COVID-19対策ECMOnet集計)
https://covid19.jsicm.org/

「日本全体のICUベッド(6500ベッドほど)の80%をカバー」

「精度はかなり高いと存じますが完璧なものではない」

「COVID-19では長期の人工呼吸となる患者さんが多い傾向」(上のグラフキャプションより)

「ECMO装着の方の多くは人工呼吸器も装着しておられる」(下のグラフキャプションより)

それでも、都道府県別にほぼリアルタイムに大多数の使用状況を把握できるというのは貴重だ。

ここに反映されていないものもあるようだが、傾向を掴むには十分だな。

で、気になる東京都を見てみると、人工呼吸器もエクモも4月下旬にピークアウトしている事が分かる。

新規感染者に対して遅行指標であることを考えれば、少なくとも4月上旬に新規感染者の発生がピークだったことをうかがわせる。

新規感染者のピークが4月17日(201人)であったことを考えれば、整合性のあるデータだ(新規感染者が報告されるのは、実際に感染してから2週間後とされている)。

若干ずれが認められるが、感染してから人工呼吸器のお世話になるのにも、一週間くらいはタイムラグがあるからな。

許容範囲というか、ほぼぴたりと一致している。

現在は、減少傾向にあるように見えるが、このトレンドが続いていくかどうかは慎重に見極めなければならない。

(朝異変なく 夜死亡で発見 自宅療養の57歳男性 新型コロナ)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200502/k10012415441000.html

「発熱があり自宅療養していた50代の男性が死亡しているのが見つかり、その後の検査で新型コロナウイルスに感染していたことが関係者への取材でわかりました。」

またか・・・。

早期発見、早期治療、早期回復が基本なのにな。

医療は、個々の患者の命を守るためのものではなく、社会の安定のためにあるということがバレちまうわけだ(そんなあ!)。

我が国では、生きているうちに新型コロナであることが判明すればラッキーかもしれない。

医療者側は、医療資源を守りつつ、患者の要望に応えなければならないという、双方の板挟みにあっている。

感染防御も十分にできない状況で、一般医療機関を受診するというのは確かに問題がある。

ボトルネックがどこにあるかを見極めて、解消に努めなければ悲劇は繰り返される(発熱外来への関所となっている保健所に、電話がつながらなかったからという話もあるしな)。

「新型コロナウイルスは1週目で改善している感じがしても、2週目で急に症状が悪化するということは海外では報告されているので、改善したかなと思っても注意が必要だ」

それは、新型コロナであることが判明した後の話だからな。

港区の事例は、アクセス後の医学管理上の問題じゃあない。

NHKは、得意の問題のすり替えが多過ぎるような気がする。

今必要なのは、少なくとも発症していると思われる感染者を、可能な限り早期に発見して医学管理下(同時に隔離下)に置くことだろう。

原因不明の肺炎で死亡し、警察が不審死として関与し、死後に感染が明らかになるようでは困るな。

そこは、別の問題として区別しなければなるまい。

目指せ、国民皆検査!。

今後、10年続くかもしれない新型コロナの時代を乗り切るには、それしかない。

浮沈子の今日の体温は35.4度(ほぼ平熱です)。

最低でも、朝晩の体温測定くらいの頻度で、PCR検査が出来るのがよろしい。

抗体が出来て、有効と確認されれば免除される。

抗体価が低いようなら、検査、検査、検査・・・。

目標が2万件では低すぎるな。

話にならない。

全国民に、朝晩2回だからな。

3億件くらいにしていただかないとな(そんなあ!)。

抗体獲得者が増えてくれば、必要なPCR検査は減ってくる。

まあ、その頃には、抗体と獲得免疫の関係も解明されているだろうからな。

どの程度抗体価があれば、免疫有効とかな。

ワクチンが出来なくたって、検査体制を徹底させれば、10年凌ぐことはできる。

抗原検査がものになり、PCRより簡易に行えるようになればそれでもいいかもしれない。

ワクチン無き新型コロナの時代にどう対処するか。

特効薬も当てにならず、ポスト非常事態宣言を乗り切る方策を考えておかなければならない。

おそらく、来月も再延期になるだろう非常事態の間にな。

考える時間はたっぷりあるさ・・・。

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