今月後半の怒涛の打ち上げに備えて予習:と言ってもつまみ食いだけどな ― 2020年05月13日 07:22
今月後半の怒涛の打ち上げに備えて予習:と言ってもつまみ食いだけどな
5月後半の打ち上げスケジュールは目白押しだ。
以下は、スペースフライトナウより。
①May 11/12:Kuaizhou 1A • Xingyun 2-01 & 2-02:
(打上げ終了:後述)
②May 16:Atlas 5 • USSF 7/OTV-6:
・起動ウィンドウ:約。1200-1430 GMT(8:00-10:30 am EDT)
・打ち上げ場所: SLC-41、ケープカナベラル空軍基地、フロリダ
③NET May 17:Falcon 9 • Starlink 7
(たぶん数日延期)
④May:LauncherOne • Launch Demo
・打ち上げウィンドウ: TBD
・打ち上げサイト: Cosmic Girl(Boeing 747)、カリフォルニア州モハベ航空宇宙港
⑤May:Electron • “Don’t Stop Me Now”
・打ち上げウィンドウ: TBD
・打ち上げサイト: Launch Complex 1、マヒア半島、ニュージーランド
⑥May 20:H-2B • HTV 9
・打ち上げ時間: 1730 GMT(1:30 pm EDT)
・打ち上げ場所:種子島宇宙センター、日本
⑦May 27:Falcon 9 • Crew Dragon Demo 2
・打ち上げ時間: 2033 GMT(4:33 pm EDT)
・打ち上げ場所: LC-39A、ケネディ宇宙センター、フロリダ州
⑧May:Long March 3B • Beidou
・打ち上げ時間: TBD
・打ち上げサイト:中国西昌市
⑨Late May:Falcon 9 • Starlink 8
(たぶん来月に延期)
①最初の快舟1Aの打ち上げは、既に成功裏に終了している。
(Kuaizhou)
https://en.wikipedia.org/wiki/Kuaizhou#List_of_launches
「3つの固体燃料ロケットステージと、衛星システムの一部として液体燃料の4番目のステージで構成されています。」
「11号機:
・打上げ日時:2020年5月12日01:16
・打ち上げ場所:酒泉、LA-4
・ロケット名:Kuaizhou 1A
・ペイロード:Xingyun 2-01およびXingyun 2-02
・軌道:LEO
・成功?:成功!」
スペースフライトナウは、記事にもしている。
(中国のデータリレーコンステレーション用に最初の2つのsmallsatを発表)
https://spaceflightnow.com/2020/05/12/first-two-smallsats-launched-for-chinese-data-relay-constellation/
「中国で計画されている80衛星Xingyun通信およびデータリレーコンステレーション用の最初の2機が打ち上げられました。」
スモールサットで、通信衛星のコンステレーションを構築するという野心的なプロジェクトだ。
「国営の中国航空宇宙科学産業(CASIC)の子会社であるExpaceは、コロナウイルスの世界的流行の震源地である武漢を本拠地としています。」
うーん、野心的過ぎるかも!。
「月曜日に発生した打ち上げは、今年の初めに発生するはずでした。」
そうだよなあ、それどころじゃなかったもんな。
画像を見ると、どっかで見たような特徴的なフィンが付いているのが分かる。
そう、ファルコン9に付いているグリッドフィンが、尾部に備わっているのだ。
「ランチャーは、2つの205ポンド(93キログラム)の衛星を分離するために、高さ約350マイル(561キロ)の極軌道をターゲットにしました。」
②さて、次に飛ぶのはたぶん、アトラスVのXー37B(OTV-6:他にもペイロードがあるようです)だな。
(X-37B軍用宇宙機の次の飛行のために明らかにされたペイロード)
https://spaceflightnow.com/2020/05/06/payloads-revealed-for-next-flight-of-x-37b-military-spaceplane/
「5月16日、ケープカナベラルからの離陸予定」
「これは、サービスモジュールを使用して実験をホストする最初のX-37Bミッションです。このミッションにサービスモジュールを組み込むことで、宇宙船の機能を拡張し続け、以前のどのミッションよりも多くの実験をホストすることができます。」
「サービスモジュールはX-37Bスペースプレーンの後端に取り付けられており、実験とペイロードに追加の容量を提供します。」
「軌道に乗ると、X-37BはFalconSat 8という名前の小型衛星もリリースします。この小型衛星は、空軍研究所と共同で空軍士官学校の士官候補生によって開発され、5つの実験ペイロードを搭載しています。」
宇宙時代の士官学校か・・・。
アトラスVの構成は501(5mフェアリング、ストラップオンブースターなし、2段目のエンジン数1)となっている(記事は誤り:フェアリングなしで飛ぶかよ!:追記:該当箇所は削除されたようです)。
別ページの「発売スケジュール」の記述が正しい。
「ロケットは501車両構成で飛行し、フェアリングは5メートル、ロケットブースターはなく、シングルエンジンのケンタウロスアッパーステージです。」
まあいい。
③⑧ファルコン9は、スターリンク7と8の打ち上げをスケジュールしているが、7の日程はずれ込む事が分かっている(たぶん、8も来月にずれ込むかも:スターリンクは変わり映えしないからいいか・・・)。
LC-40は、アトラスVのLC-41とインフラが共通で、連続打ち上げが出来ないわけだからな。
数日ズレるが、あまり遅くにはできない。
⑦5月27日のデモ2が控えてるからな。
(ドラゴンソーラーアレイは、最初の搭乗員テストフライトの運転時間に関する)
https://spaceflightnow.com/2020/05/12/dragon-solar-array-concerns-driving-duration-of-first-crewed-test-flight/
「ベンケンはまた、キャシディと一連の船外活動に参加して、宇宙ステーションの太陽光発電トラスのバッテリーを交換することもできました。新しいリチウムイオン電池は、今月末に日本の自動HTV供給船で宇宙ステーションに配達されます。」
デモ2については、そのうち詳細なスケジュールが出てくるだろうから、その際に書くことにする。
⑥ユアサのリチウムイオンバッテリーへの交換は、こうのとり9号機が運んだ後になるからな。
(こうのとり9号機)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%93%E3%81%86%E3%81%AE%E3%81%A8%E3%82%8A9%E5%8F%B7%E6%A9%9F
「非与圧部:
NASAの物資:
・ISS用新型リチウムイオンバッテリー6台(1台あたり縦103cm、横94cm、高さ48cm、197kg)」
記事には、クルードラゴンの太陽電池パネルの劣化についてぐちゃぐちゃ書いているけど、そんな短期間でへたっちまうようなことじゃあ困るな。
まあ、どうでもいいんですが。
④ラウンチャーワンは、上がる上がるといいながら、延期が続いている。
(ヴァージンオービットの最初の打ち上げは今月後半に行われる可能性があります)
https://spaceflightnow.com/2020/05/04/virgin-orbits-first-launch-could-happen-later-this-month/
「Virgin Orbitのエンジニアは、中程度のCOVID-19ウイルス性疾患の患者を支援するための簡略化された人工呼吸器を製造しています。」
バージングループ自体がどうなるか分からない状況だからな。
「4月23日、食品医薬品局は、1か月未満で構想され、製造されたVirgin Orbitの人工呼吸器設計を緊急用に承認しました。」
この際だから、医療機器メーカーとして仕切り直した方がいいかも知れない(そんなあ!)。
記事を読むと、いい感じで開発が進んでいるような気がするけど、予期せぬトラブルは新規開発にはつきものだからな。
ペガサスに引導を渡すことができるのか、それとも新型コロナの露と消えるかだな。
⑤ロケットラボの「止めてくれるなおっかさん」(なんか、違うような・・・)は、やはり新型コロナの影響で遅れている。
ニュージーランド(感染者1,147人、死者21人:少ねえな・・・)は、感染のコントロールに成功して、経済活動を再開した様だ。
(ニュージーランド 経済活動ほぼ再開へ 国内全域で移動可能に)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200511/k10012425411000.html
「ニュージーランドでは、先月27日に、4段階のウイルスの警戒水準のうち上から2つめの「レベル3」に引き下げられ、建設工事など、一部の企業活動が再開されています。」
「今月13日夜に警戒水準を「レベル2」に下げて制限をさらに緩和すると発表」
「経済のほぼすべてが再開されるが、リスクはあるため、油断はしないでほしい」
マヒア半島での打ち上げに、どれ程影響するかは分からないが、慎重な首相の判断もあるからな。
コントロールルームは、3密の温床だろう(密閉、密集、密接)。
打ち上げに成功すれば、大歓声上げるしな(オーッ!)。
何処の国でも、ロケット打ち上げでは苦労している。
ホリエモンロケットだけじゃないわけだな。
⑧えーと、残ってるのは長征3Bか。
(Long March 3B)
https://en.wikipedia.org/wiki/Long_March_3B
「Palapa-N1(Nusantara Dua)の打ち上げ失敗:
品質管理が満足のいくものであることが確実になるまで、中国での打ち上げはさらに遅れる可能性があります。」
なんか、鳥嶋さんの記事で読んだ記憶が・・・。
(中国、主力ロケット「長征三号乙」の打ち上げに失敗 - 宇宙計画に大打撃か)
https://news.mynavi.jp/article/20200414-1016840/
「基本的な設計は、中国が1960年代に開発した大陸間弾道ミサイル「東風5」、およびそれを発展させて開発された衛星打ち上げ用ロケット「長征二号」をもとにしており、2段式ロケットの長征二号を改良するとともに、新たに液体酸素を液体水素を推進剤とする3段目機体を搭載することで、静止衛星の打ち上げ能力を獲得」
「1996年には、ブースターを4基装備して打ち上げ能力を大きく向上させた長征三号乙が登場」
「長征三号乙のブースターに改良を加えるなどし、静止トランスファー軌道への打ち上げ能力が最大約5500kgにまで向上。」
「2016年に超大型ロケット「長征五号」が登場するまでは、中国最大のロケット」
これって、H2Aと同じくらいじゃね?。
(H-IIAロケット)
https://ja.wikipedia.org/wiki/H-IIA%E3%83%AD%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88
「静止移行軌道 4,000 kg / 6,000 kg(4基)
250 km x 36,226 km / 28.5度」
4トンしか上がらないのは、夏場だけだからな。
いい勝負だ。
前回の打ち上げ失敗から1か月くらいだしな。
ここで、失敗を繰り返すわけにはいかない。
折しも5月22日には延期されていた全人代が開かれる。
せっかく、長征5Bの成功で面目を施したわけだから、ここは終わるまで延期しておくに越したことはなかろう(そうなのかあ?)。
忖度、忖度・・・。
(中国全人代、5月22日開幕へ 2カ月半遅れ)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58621310Z20C20A4I00000/
「全人代は習指導部が新型コロナを克服したとアピールする場になるだろう」
さて、どうなることやら。
ペイロードは、中国版GPSの北斗衛星だ。
(北斗)
https://en.wikipedia.org/wiki/BeiDou
「完成:
プロジェクトディレクターのRan Chengqiは、2020年6月までにさらに2つの衛星打ち上げが第3世代のBeiHouシステムを完成させると報告しました」
おっと、これは逆に目出度い話だからな。
強行する可能性もあるかもな・・・。
<追加>
(Kuaizhou-1Aは2つの衛星を打ち上げます。1つは武漢に敬意を表して名付けられました)
https://www.nasaspaceflight.com/2020/05/kuhaizhou-1a-satellites-tribute-wuhan/
昨日上がった衛星が、ひょっとしたらとんでもないかも・・・。
「中国国家メディアによると、興雲プロジェクトの最初の衛星は「武漢」と名付けられ、「武漢の英雄都市と武漢の英雄に敬意を表する」ことを目的としていました。」
衛星のネーミングより、この衛星のデバイスが気になる・・・。
「各衛星の打ち上げ質量は93 kgで、主なペイロードはLバンド通信システムと衛星間レーザー通信パッケージです。」
衛星間レーザー通信パッケージって、スターリンクがものに出来ずにいる最先端の技術じゃん!?。
「2つの衛星は、衛星間レーザーリンクテクノロジー、衛星搭載デジタルマルチビーム通信ペイロード、空対地衛星通信プロトコルなどのテクノロジー分野と、極域環境監視などのいくつかの主要産業で独立したイノベーションを実現することを目的としています。」
宣伝文句とドンガラだけかも知れないけど、マジならスゴイかも・・・。
一応ガンターでも調べておくか。
(Xingyun-2 01、02(XY-2 01、02))
https://space.skyrocket.de/doc_sdat/xingyun-2.htm
「狭帯域データ転送速度は、2.4-9.6 kbpsアップリンクと2.4 kbpsダウンリンクです。」
地上とのやり取りは亀のようなスピードだな・・・。
(中国航空宇宙科学産業公司)
https://en.wikipedia.org/wiki/China_Aerospace_Science_and_Industry_Corporation
親会社を調べると、バリバリの軍需会社だ。
(国有メディアは中国の最新の極超音速ミサイルとレーザー兵器を世界の武器市場に売り込んでいる)
https://www.businessinsider.my/chinas-latest-laser-weapons-are-ready-for-the-arms-market-state-media-2019-1
「中国最大のミサイルメーカーであるCASICはまた、CM-401超音速対艦弾道ミサイルを市場に投入し、中規模または大型の船舶、あるいは陸域の標的に対して迅速で正確な攻撃を行うことができると説明しています。」
写真に写っているねーちゃんが違和感満載だがな。
中国版レイセオンといった感じか。
(レイセオン)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%82%BB%E3%82%AA%E3%83%B3
「2020年4月、ユナイテッド・テクノロジーズと合併し、レイセオン・テクノロジーズとなった。」
聞いてないんだけどな・・・。
「レイセオン社は世界第1位のミサイルメーカーであり、ミサイル防衛・情報・監視・偵察・精密攻撃、そして本土防衛関連の軍・政府系ミッションを手がけていた。」
うーん、怪しい衛星コンステレーションは、IoTとかじゃなくって、もっとヤバイネットワークを作り上げようとしているんじゃねーのかあ?。
5月後半の打ち上げスケジュールは目白押しだ。
以下は、スペースフライトナウより。
①May 11/12:Kuaizhou 1A • Xingyun 2-01 & 2-02:
(打上げ終了:後述)
②May 16:Atlas 5 • USSF 7/OTV-6:
・起動ウィンドウ:約。1200-1430 GMT(8:00-10:30 am EDT)
・打ち上げ場所: SLC-41、ケープカナベラル空軍基地、フロリダ
③NET May 17:Falcon 9 • Starlink 7
(たぶん数日延期)
④May:LauncherOne • Launch Demo
・打ち上げウィンドウ: TBD
・打ち上げサイト: Cosmic Girl(Boeing 747)、カリフォルニア州モハベ航空宇宙港
⑤May:Electron • “Don’t Stop Me Now”
・打ち上げウィンドウ: TBD
・打ち上げサイト: Launch Complex 1、マヒア半島、ニュージーランド
⑥May 20:H-2B • HTV 9
・打ち上げ時間: 1730 GMT(1:30 pm EDT)
・打ち上げ場所:種子島宇宙センター、日本
⑦May 27:Falcon 9 • Crew Dragon Demo 2
・打ち上げ時間: 2033 GMT(4:33 pm EDT)
・打ち上げ場所: LC-39A、ケネディ宇宙センター、フロリダ州
⑧May:Long March 3B • Beidou
・打ち上げ時間: TBD
・打ち上げサイト:中国西昌市
⑨Late May:Falcon 9 • Starlink 8
(たぶん来月に延期)
①最初の快舟1Aの打ち上げは、既に成功裏に終了している。
(Kuaizhou)
https://en.wikipedia.org/wiki/Kuaizhou#List_of_launches
「3つの固体燃料ロケットステージと、衛星システムの一部として液体燃料の4番目のステージで構成されています。」
「11号機:
・打上げ日時:2020年5月12日01:16
・打ち上げ場所:酒泉、LA-4
・ロケット名:Kuaizhou 1A
・ペイロード:Xingyun 2-01およびXingyun 2-02
・軌道:LEO
・成功?:成功!」
スペースフライトナウは、記事にもしている。
(中国のデータリレーコンステレーション用に最初の2つのsmallsatを発表)
https://spaceflightnow.com/2020/05/12/first-two-smallsats-launched-for-chinese-data-relay-constellation/
「中国で計画されている80衛星Xingyun通信およびデータリレーコンステレーション用の最初の2機が打ち上げられました。」
スモールサットで、通信衛星のコンステレーションを構築するという野心的なプロジェクトだ。
「国営の中国航空宇宙科学産業(CASIC)の子会社であるExpaceは、コロナウイルスの世界的流行の震源地である武漢を本拠地としています。」
うーん、野心的過ぎるかも!。
「月曜日に発生した打ち上げは、今年の初めに発生するはずでした。」
そうだよなあ、それどころじゃなかったもんな。
画像を見ると、どっかで見たような特徴的なフィンが付いているのが分かる。
そう、ファルコン9に付いているグリッドフィンが、尾部に備わっているのだ。
「ランチャーは、2つの205ポンド(93キログラム)の衛星を分離するために、高さ約350マイル(561キロ)の極軌道をターゲットにしました。」
②さて、次に飛ぶのはたぶん、アトラスVのXー37B(OTV-6:他にもペイロードがあるようです)だな。
(X-37B軍用宇宙機の次の飛行のために明らかにされたペイロード)
https://spaceflightnow.com/2020/05/06/payloads-revealed-for-next-flight-of-x-37b-military-spaceplane/
「5月16日、ケープカナベラルからの離陸予定」
「これは、サービスモジュールを使用して実験をホストする最初のX-37Bミッションです。このミッションにサービスモジュールを組み込むことで、宇宙船の機能を拡張し続け、以前のどのミッションよりも多くの実験をホストすることができます。」
「サービスモジュールはX-37Bスペースプレーンの後端に取り付けられており、実験とペイロードに追加の容量を提供します。」
「軌道に乗ると、X-37BはFalconSat 8という名前の小型衛星もリリースします。この小型衛星は、空軍研究所と共同で空軍士官学校の士官候補生によって開発され、5つの実験ペイロードを搭載しています。」
宇宙時代の士官学校か・・・。
アトラスVの構成は501(5mフェアリング、ストラップオンブースターなし、2段目のエンジン数1)となっている(記事は誤り:フェアリングなしで飛ぶかよ!:追記:該当箇所は削除されたようです)。
別ページの「発売スケジュール」の記述が正しい。
「ロケットは501車両構成で飛行し、フェアリングは5メートル、ロケットブースターはなく、シングルエンジンのケンタウロスアッパーステージです。」
まあいい。
③⑧ファルコン9は、スターリンク7と8の打ち上げをスケジュールしているが、7の日程はずれ込む事が分かっている(たぶん、8も来月にずれ込むかも:スターリンクは変わり映えしないからいいか・・・)。
LC-40は、アトラスVのLC-41とインフラが共通で、連続打ち上げが出来ないわけだからな。
数日ズレるが、あまり遅くにはできない。
⑦5月27日のデモ2が控えてるからな。
(ドラゴンソーラーアレイは、最初の搭乗員テストフライトの運転時間に関する)
https://spaceflightnow.com/2020/05/12/dragon-solar-array-concerns-driving-duration-of-first-crewed-test-flight/
「ベンケンはまた、キャシディと一連の船外活動に参加して、宇宙ステーションの太陽光発電トラスのバッテリーを交換することもできました。新しいリチウムイオン電池は、今月末に日本の自動HTV供給船で宇宙ステーションに配達されます。」
デモ2については、そのうち詳細なスケジュールが出てくるだろうから、その際に書くことにする。
⑥ユアサのリチウムイオンバッテリーへの交換は、こうのとり9号機が運んだ後になるからな。
(こうのとり9号機)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%93%E3%81%86%E3%81%AE%E3%81%A8%E3%82%8A9%E5%8F%B7%E6%A9%9F
「非与圧部:
NASAの物資:
・ISS用新型リチウムイオンバッテリー6台(1台あたり縦103cm、横94cm、高さ48cm、197kg)」
記事には、クルードラゴンの太陽電池パネルの劣化についてぐちゃぐちゃ書いているけど、そんな短期間でへたっちまうようなことじゃあ困るな。
まあ、どうでもいいんですが。
④ラウンチャーワンは、上がる上がるといいながら、延期が続いている。
(ヴァージンオービットの最初の打ち上げは今月後半に行われる可能性があります)
https://spaceflightnow.com/2020/05/04/virgin-orbits-first-launch-could-happen-later-this-month/
「Virgin Orbitのエンジニアは、中程度のCOVID-19ウイルス性疾患の患者を支援するための簡略化された人工呼吸器を製造しています。」
バージングループ自体がどうなるか分からない状況だからな。
「4月23日、食品医薬品局は、1か月未満で構想され、製造されたVirgin Orbitの人工呼吸器設計を緊急用に承認しました。」
この際だから、医療機器メーカーとして仕切り直した方がいいかも知れない(そんなあ!)。
記事を読むと、いい感じで開発が進んでいるような気がするけど、予期せぬトラブルは新規開発にはつきものだからな。
ペガサスに引導を渡すことができるのか、それとも新型コロナの露と消えるかだな。
⑤ロケットラボの「止めてくれるなおっかさん」(なんか、違うような・・・)は、やはり新型コロナの影響で遅れている。
ニュージーランド(感染者1,147人、死者21人:少ねえな・・・)は、感染のコントロールに成功して、経済活動を再開した様だ。
(ニュージーランド 経済活動ほぼ再開へ 国内全域で移動可能に)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200511/k10012425411000.html
「ニュージーランドでは、先月27日に、4段階のウイルスの警戒水準のうち上から2つめの「レベル3」に引き下げられ、建設工事など、一部の企業活動が再開されています。」
「今月13日夜に警戒水準を「レベル2」に下げて制限をさらに緩和すると発表」
「経済のほぼすべてが再開されるが、リスクはあるため、油断はしないでほしい」
マヒア半島での打ち上げに、どれ程影響するかは分からないが、慎重な首相の判断もあるからな。
コントロールルームは、3密の温床だろう(密閉、密集、密接)。
打ち上げに成功すれば、大歓声上げるしな(オーッ!)。
何処の国でも、ロケット打ち上げでは苦労している。
ホリエモンロケットだけじゃないわけだな。
⑧えーと、残ってるのは長征3Bか。
(Long March 3B)
https://en.wikipedia.org/wiki/Long_March_3B
「Palapa-N1(Nusantara Dua)の打ち上げ失敗:
品質管理が満足のいくものであることが確実になるまで、中国での打ち上げはさらに遅れる可能性があります。」
なんか、鳥嶋さんの記事で読んだ記憶が・・・。
(中国、主力ロケット「長征三号乙」の打ち上げに失敗 - 宇宙計画に大打撃か)
https://news.mynavi.jp/article/20200414-1016840/
「基本的な設計は、中国が1960年代に開発した大陸間弾道ミサイル「東風5」、およびそれを発展させて開発された衛星打ち上げ用ロケット「長征二号」をもとにしており、2段式ロケットの長征二号を改良するとともに、新たに液体酸素を液体水素を推進剤とする3段目機体を搭載することで、静止衛星の打ち上げ能力を獲得」
「1996年には、ブースターを4基装備して打ち上げ能力を大きく向上させた長征三号乙が登場」
「長征三号乙のブースターに改良を加えるなどし、静止トランスファー軌道への打ち上げ能力が最大約5500kgにまで向上。」
「2016年に超大型ロケット「長征五号」が登場するまでは、中国最大のロケット」
これって、H2Aと同じくらいじゃね?。
(H-IIAロケット)
https://ja.wikipedia.org/wiki/H-IIA%E3%83%AD%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88
「静止移行軌道 4,000 kg / 6,000 kg(4基)
250 km x 36,226 km / 28.5度」
4トンしか上がらないのは、夏場だけだからな。
いい勝負だ。
前回の打ち上げ失敗から1か月くらいだしな。
ここで、失敗を繰り返すわけにはいかない。
折しも5月22日には延期されていた全人代が開かれる。
せっかく、長征5Bの成功で面目を施したわけだから、ここは終わるまで延期しておくに越したことはなかろう(そうなのかあ?)。
忖度、忖度・・・。
(中国全人代、5月22日開幕へ 2カ月半遅れ)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58621310Z20C20A4I00000/
「全人代は習指導部が新型コロナを克服したとアピールする場になるだろう」
さて、どうなることやら。
ペイロードは、中国版GPSの北斗衛星だ。
(北斗)
https://en.wikipedia.org/wiki/BeiDou
「完成:
プロジェクトディレクターのRan Chengqiは、2020年6月までにさらに2つの衛星打ち上げが第3世代のBeiHouシステムを完成させると報告しました」
おっと、これは逆に目出度い話だからな。
強行する可能性もあるかもな・・・。
<追加>
(Kuaizhou-1Aは2つの衛星を打ち上げます。1つは武漢に敬意を表して名付けられました)
https://www.nasaspaceflight.com/2020/05/kuhaizhou-1a-satellites-tribute-wuhan/
昨日上がった衛星が、ひょっとしたらとんでもないかも・・・。
「中国国家メディアによると、興雲プロジェクトの最初の衛星は「武漢」と名付けられ、「武漢の英雄都市と武漢の英雄に敬意を表する」ことを目的としていました。」
衛星のネーミングより、この衛星のデバイスが気になる・・・。
「各衛星の打ち上げ質量は93 kgで、主なペイロードはLバンド通信システムと衛星間レーザー通信パッケージです。」
衛星間レーザー通信パッケージって、スターリンクがものに出来ずにいる最先端の技術じゃん!?。
「2つの衛星は、衛星間レーザーリンクテクノロジー、衛星搭載デジタルマルチビーム通信ペイロード、空対地衛星通信プロトコルなどのテクノロジー分野と、極域環境監視などのいくつかの主要産業で独立したイノベーションを実現することを目的としています。」
宣伝文句とドンガラだけかも知れないけど、マジならスゴイかも・・・。
一応ガンターでも調べておくか。
(Xingyun-2 01、02(XY-2 01、02))
https://space.skyrocket.de/doc_sdat/xingyun-2.htm
「狭帯域データ転送速度は、2.4-9.6 kbpsアップリンクと2.4 kbpsダウンリンクです。」
地上とのやり取りは亀のようなスピードだな・・・。
(中国航空宇宙科学産業公司)
https://en.wikipedia.org/wiki/China_Aerospace_Science_and_Industry_Corporation
親会社を調べると、バリバリの軍需会社だ。
(国有メディアは中国の最新の極超音速ミサイルとレーザー兵器を世界の武器市場に売り込んでいる)
https://www.businessinsider.my/chinas-latest-laser-weapons-are-ready-for-the-arms-market-state-media-2019-1
「中国最大のミサイルメーカーであるCASICはまた、CM-401超音速対艦弾道ミサイルを市場に投入し、中規模または大型の船舶、あるいは陸域の標的に対して迅速で正確な攻撃を行うことができると説明しています。」
写真に写っているねーちゃんが違和感満載だがな。
中国版レイセオンといった感じか。
(レイセオン)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%82%BB%E3%82%AA%E3%83%B3
「2020年4月、ユナイテッド・テクノロジーズと合併し、レイセオン・テクノロジーズとなった。」
聞いてないんだけどな・・・。
「レイセオン社は世界第1位のミサイルメーカーであり、ミサイル防衛・情報・監視・偵察・精密攻撃、そして本土防衛関連の軍・政府系ミッションを手がけていた。」
うーん、怪しい衛星コンステレーションは、IoTとかじゃなくって、もっとヤバイネットワークを作り上げようとしているんじゃねーのかあ?。
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