🐱ウクライナ降伏不可避:米国は何処と戦争をしているのか ― 2022年12月25日 00:47
ウクライナ降伏不可避:米国は何処と戦争をしているのか
ウクライナのゼレンスキー大統領が、日帰りで米国を電撃訪問した。
ド派手なパフォーマンスだが、ウクライナ紛争が米国の代理戦争であることを、改めて全世界に示した形だ。
招待した米国の狙いもそこにある。
ロシアに対し、どこと戦争しているのかを見せつけたわけだ。
が、ふと考えると、米国は何処と戦争しているんだろうか?。
浮沈子も、ついさっきまでは、もちろんロシアと米国との戦争だと考えていた。
ウクライナを間に挟んではいるけど、名目上はともかく、実質的には米ロの戦争であることに疑いの余地はない。
攻撃目標の選定から、兵器の選択、兵員の訓練に至るまで、痒い所に手が届く支援を行っている。
もちろん、英国をはじめとする他のNATO諸国も支援しているけど、その全部を合わせた倍以上の支援を米国は行っている。
ロシアは、この間、特別軍事作戦などとワケワカなことを言って、真面目に戦争してこなかった。
先日、ようやくプーチンが「戦争」という表現を使い、逆に話題になっているくらいだ。
2月侵攻直後の失敗に懲りて、撤退に次ぐ撤退を重ね、ようやく戦線の膠着に持ち込んだけど、いわゆる「国境」を維持し続けることに苦労している。
つーか、ドンバスやヘルソンでは、国境のロシア側の一部地域をウクライナが支配しているからな。
つばぜり合いは、当分続きそうだ。
おっと、問題は、ロシアに当事者能力があるかどうかという点だったな。
その点に関して、浮沈子は一切の疑問は感じなかった。
戦争を始めたのはロシアで、プーチンが音頭を取って攻め込んだのだという話が続いている。
当事者も、おそらくそのことを否定はしないだろう。
その前に、ウクライナの親ロ派の政権がクーデターによって倒れたとか、その後の選挙で民主的に選ばれた政権が誕生したとか、それがドンバス地域で反発喰らってロシアが介入したとかなんとか、いきさつはいろいろあるだろうが、今年の2月に当時の「国境」を越えて攻め込んだのはロシアだ。
そのことは間違いないし、その意思決定をしたのがプーチンであることも確かだ。
ロシアは、間違いなく当事者だし、この戦争を継続する能力も意思もある。
しかし、ひょっとしたら、プーチンも踊らされているのではないか。
ロシア側のストーリーとしては、ドンバス地域のロシア寄りの人々を解放するための戦争ということらしいが、そういう意識を持たせるように仕向けたのは誰かを考えると、答えは自然に出てくる気がする。
この地域に、紛争の匂いを嗅ぎつけ、双方を焚きつけてドンパチ始めさせた張本人がいるはずだ。
犯罪の影に女有り(別に、男女差別するつもりはありません)。
戦争の影に利益有りだな。
戦争の継続で利益を上げ続ける勢力こそ、本当の当事者だ。
どっちが勝っても別に構わない。
そもそも、戦力のバランスが極端に偏っていれば、紛争自体が生じようがないしな。
拮抗する軍事力を維持し、ドンパチ始めてからも、一方的に勝ち過ぎたり、あっという間に負けちまったりしないように、上手に調整しながら長期に渡って戦い続けるように仕向けなければならない。
ロシアの兵器の製造には、西側から供給される電子部品が必要だと言われている。
もちろん、表向きはそれらは制裁対象で、正規の方法でロシアが入手することはできないことになっている。
そこは、まあ、魚心あれば水心だ。
裏ルートはいくらでもあるだろう。
そういう、兵器の流れや戦争継続のための資金の流れを律速し、ロシアが勝ち過ぎたり負け過ぎたりしないように調整しているのは誰なのかを考えておかなければならない。
戦争は、その意味では商売なのだ。
21世紀の戦争は、愛国心とか正義の多寡で決まるわけじゃない(20世紀以前もそうですけど)。
市場(=戦場?)の安定的な成長こそ、最も重視すべきファクターであり、その上に立って初めて、どっちがどれだけ勝ったり負けたりといった話が出来る。
市場なき競争はあり得ない。
もちろん、ドンパチやってる戦場だけが市場じゃない。
身近な話としては、我が国の防衛費は年間6兆円規模だが、有難いことにドンパチやらずに市場を確保している。
まあ、どっかで使うことにはなるかも知れないけどな。
ロシアの軍需産業が、今回のウクライナ侵攻でどれ程儲けているのかは知らない。
また、米国の同業者と裏で調整しているという話は、少なくとも表沙汰にはなっていない。
よく、人殺しの兵器とか言われるけど、あまり効率よく人的損耗を出してしまうのも、好ましいとばかりは言えない。
消費者(武器のオペレーター?)を育成するにも手間がかかるしな。
さりとて、敵の戦力を削ぐには、ある程度の人的損害を与えなければならない。
難しい匙加減だ・・・。
浮沈子の今夜の妄想は、果てしなく広がっている。
もう、何を信じたらいいのかも分からない。
ニュースで報じられているような表層的な話だけでは、事の真相が全く分からない事は確かだ。
物事には裏がある。
たとえば、今回のゼレンスキーの訪米に合わせて、パトリオット防空システムが供与されることになったそうだが、その規模は報じられていない(1基だけという話も:そんなあ!)。
数百万円のドローンを打ち落とすのに、1機5億円のミサイルを発射すると言われている。
攻者3倍の法則で言えば、逆に100分の1のコストで攻めることができる。
まあ、数撃たないと撃ち落されるけどな。
100機は要らないだろう。
迎撃ミサイルの仕様、供与されるパトリオットシステムの規模、運用支援、エトセエトセをコントロールすれば、逆に、ロシア側の兵器の出し方も制御できるというわけだ。
戦争は筋書きがあるドラマだ。
八百長試合とは言わないけど、人間の命を犠牲にして行われる愚かな芝居だ。
ロシアが、誰によって操られているのかは知らない。
クレムリンの奥深くに食い込み、畑で取れる兵士を使って、米国の代理戦争を戦う。
ひょっとすると、2月侵攻当初の失敗(ロシアにとって)も、演出された芝居なのかもしれない。
あっという間に終わっちまったら、商売あがったりだからな。
ウクライナ降伏不可避。
浮沈子の見立ては変わらない。
変わらないけど、それはロシアにとっても言えるかもしれない。
大ロシア帝国崩壊不可避、か・・・。
うーん、なんか、こっちの方がインパクトある気もするんだがな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(なぜロシアへIntelやAMDなどのチップや部品が輸出規制されているのに大量に輸入され続けているのかというグローバルサプライチェーンの仕組みが明らかに)
https://gigazine.net/news/20221226-supply-chain-russia/
「ロシアへの輸出もロシアでの販売も行えませんが、トルコへ販売することはできます。そして、EUの非加盟国であるトルコからロシアへの輸出は規制されていません」
「中国領マカオをロシアへの出荷地点として利用したり、イスタンブールに半導体の出荷を目的とした企業を設立」
「友好関係を維持している中国からの輸入が増加」(記事によれば中国産電子部品には不良品が多いとも:検査ではじかれた不良品混ぜてるんじゃね?。)
「輸出規制が行われてから2022年10月末までの7カ月で、少なくとも26億ドル(約3450億円)の電子部品がロシアに出荷」
「ロシアの税関データを調べたところ、侵略以来、ロシアによる半導体輸入の申告価格は、実際には急激に上昇」
西側の制裁は穴だらけだな。
魚心あれば水心。
水はその穴を通って、高きから低きに流れる。
戦争は、絶好の商機だ。
戦略物資となっている電子部品の出荷について、製造元が知らない訳はない。
不自然な経由地向けの出荷数の増加について、見て見ぬふりをし続けてきたわけだ。
ロイターの指摘で多少は変わるかも知れないが、それは単に経由地を変えるだけの話になりかねない。
パソコン向けの出荷だって、どこで化けているか分かったもんじゃない。
しかも、ここに出てきている話は合法的か、せいぜいグレイゾーンのレベルだからな。
非合法の真っ黒な話は見えていない。
ロシアは必死だろう。
兵士は畑で取れても、兵器は工場で作るしかない。
そのうち、畑で取れる新兵器を開発するかもな・・・。
ウクライナのゼレンスキー大統領が、日帰りで米国を電撃訪問した。
ド派手なパフォーマンスだが、ウクライナ紛争が米国の代理戦争であることを、改めて全世界に示した形だ。
招待した米国の狙いもそこにある。
ロシアに対し、どこと戦争しているのかを見せつけたわけだ。
が、ふと考えると、米国は何処と戦争しているんだろうか?。
浮沈子も、ついさっきまでは、もちろんロシアと米国との戦争だと考えていた。
ウクライナを間に挟んではいるけど、名目上はともかく、実質的には米ロの戦争であることに疑いの余地はない。
攻撃目標の選定から、兵器の選択、兵員の訓練に至るまで、痒い所に手が届く支援を行っている。
もちろん、英国をはじめとする他のNATO諸国も支援しているけど、その全部を合わせた倍以上の支援を米国は行っている。
ロシアは、この間、特別軍事作戦などとワケワカなことを言って、真面目に戦争してこなかった。
先日、ようやくプーチンが「戦争」という表現を使い、逆に話題になっているくらいだ。
2月侵攻直後の失敗に懲りて、撤退に次ぐ撤退を重ね、ようやく戦線の膠着に持ち込んだけど、いわゆる「国境」を維持し続けることに苦労している。
つーか、ドンバスやヘルソンでは、国境のロシア側の一部地域をウクライナが支配しているからな。
つばぜり合いは、当分続きそうだ。
おっと、問題は、ロシアに当事者能力があるかどうかという点だったな。
その点に関して、浮沈子は一切の疑問は感じなかった。
戦争を始めたのはロシアで、プーチンが音頭を取って攻め込んだのだという話が続いている。
当事者も、おそらくそのことを否定はしないだろう。
その前に、ウクライナの親ロ派の政権がクーデターによって倒れたとか、その後の選挙で民主的に選ばれた政権が誕生したとか、それがドンバス地域で反発喰らってロシアが介入したとかなんとか、いきさつはいろいろあるだろうが、今年の2月に当時の「国境」を越えて攻め込んだのはロシアだ。
そのことは間違いないし、その意思決定をしたのがプーチンであることも確かだ。
ロシアは、間違いなく当事者だし、この戦争を継続する能力も意思もある。
しかし、ひょっとしたら、プーチンも踊らされているのではないか。
ロシア側のストーリーとしては、ドンバス地域のロシア寄りの人々を解放するための戦争ということらしいが、そういう意識を持たせるように仕向けたのは誰かを考えると、答えは自然に出てくる気がする。
この地域に、紛争の匂いを嗅ぎつけ、双方を焚きつけてドンパチ始めさせた張本人がいるはずだ。
犯罪の影に女有り(別に、男女差別するつもりはありません)。
戦争の影に利益有りだな。
戦争の継続で利益を上げ続ける勢力こそ、本当の当事者だ。
どっちが勝っても別に構わない。
そもそも、戦力のバランスが極端に偏っていれば、紛争自体が生じようがないしな。
拮抗する軍事力を維持し、ドンパチ始めてからも、一方的に勝ち過ぎたり、あっという間に負けちまったりしないように、上手に調整しながら長期に渡って戦い続けるように仕向けなければならない。
ロシアの兵器の製造には、西側から供給される電子部品が必要だと言われている。
もちろん、表向きはそれらは制裁対象で、正規の方法でロシアが入手することはできないことになっている。
そこは、まあ、魚心あれば水心だ。
裏ルートはいくらでもあるだろう。
そういう、兵器の流れや戦争継続のための資金の流れを律速し、ロシアが勝ち過ぎたり負け過ぎたりしないように調整しているのは誰なのかを考えておかなければならない。
戦争は、その意味では商売なのだ。
21世紀の戦争は、愛国心とか正義の多寡で決まるわけじゃない(20世紀以前もそうですけど)。
市場(=戦場?)の安定的な成長こそ、最も重視すべきファクターであり、その上に立って初めて、どっちがどれだけ勝ったり負けたりといった話が出来る。
市場なき競争はあり得ない。
もちろん、ドンパチやってる戦場だけが市場じゃない。
身近な話としては、我が国の防衛費は年間6兆円規模だが、有難いことにドンパチやらずに市場を確保している。
まあ、どっかで使うことにはなるかも知れないけどな。
ロシアの軍需産業が、今回のウクライナ侵攻でどれ程儲けているのかは知らない。
また、米国の同業者と裏で調整しているという話は、少なくとも表沙汰にはなっていない。
よく、人殺しの兵器とか言われるけど、あまり効率よく人的損耗を出してしまうのも、好ましいとばかりは言えない。
消費者(武器のオペレーター?)を育成するにも手間がかかるしな。
さりとて、敵の戦力を削ぐには、ある程度の人的損害を与えなければならない。
難しい匙加減だ・・・。
浮沈子の今夜の妄想は、果てしなく広がっている。
もう、何を信じたらいいのかも分からない。
ニュースで報じられているような表層的な話だけでは、事の真相が全く分からない事は確かだ。
物事には裏がある。
たとえば、今回のゼレンスキーの訪米に合わせて、パトリオット防空システムが供与されることになったそうだが、その規模は報じられていない(1基だけという話も:そんなあ!)。
数百万円のドローンを打ち落とすのに、1機5億円のミサイルを発射すると言われている。
攻者3倍の法則で言えば、逆に100分の1のコストで攻めることができる。
まあ、数撃たないと撃ち落されるけどな。
100機は要らないだろう。
迎撃ミサイルの仕様、供与されるパトリオットシステムの規模、運用支援、エトセエトセをコントロールすれば、逆に、ロシア側の兵器の出し方も制御できるというわけだ。
戦争は筋書きがあるドラマだ。
八百長試合とは言わないけど、人間の命を犠牲にして行われる愚かな芝居だ。
ロシアが、誰によって操られているのかは知らない。
クレムリンの奥深くに食い込み、畑で取れる兵士を使って、米国の代理戦争を戦う。
ひょっとすると、2月侵攻当初の失敗(ロシアにとって)も、演出された芝居なのかもしれない。
あっという間に終わっちまったら、商売あがったりだからな。
ウクライナ降伏不可避。
浮沈子の見立ては変わらない。
変わらないけど、それはロシアにとっても言えるかもしれない。
大ロシア帝国崩壊不可避、か・・・。
うーん、なんか、こっちの方がインパクトある気もするんだがな・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(なぜロシアへIntelやAMDなどのチップや部品が輸出規制されているのに大量に輸入され続けているのかというグローバルサプライチェーンの仕組みが明らかに)
https://gigazine.net/news/20221226-supply-chain-russia/
「ロシアへの輸出もロシアでの販売も行えませんが、トルコへ販売することはできます。そして、EUの非加盟国であるトルコからロシアへの輸出は規制されていません」
「中国領マカオをロシアへの出荷地点として利用したり、イスタンブールに半導体の出荷を目的とした企業を設立」
「友好関係を維持している中国からの輸入が増加」(記事によれば中国産電子部品には不良品が多いとも:検査ではじかれた不良品混ぜてるんじゃね?。)
「輸出規制が行われてから2022年10月末までの7カ月で、少なくとも26億ドル(約3450億円)の電子部品がロシアに出荷」
「ロシアの税関データを調べたところ、侵略以来、ロシアによる半導体輸入の申告価格は、実際には急激に上昇」
西側の制裁は穴だらけだな。
魚心あれば水心。
水はその穴を通って、高きから低きに流れる。
戦争は、絶好の商機だ。
戦略物資となっている電子部品の出荷について、製造元が知らない訳はない。
不自然な経由地向けの出荷数の増加について、見て見ぬふりをし続けてきたわけだ。
ロイターの指摘で多少は変わるかも知れないが、それは単に経由地を変えるだけの話になりかねない。
パソコン向けの出荷だって、どこで化けているか分かったもんじゃない。
しかも、ここに出てきている話は合法的か、せいぜいグレイゾーンのレベルだからな。
非合法の真っ黒な話は見えていない。
ロシアは必死だろう。
兵士は畑で取れても、兵器は工場で作るしかない。
そのうち、畑で取れる新兵器を開発するかもな・・・。
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