香港2014年09月29日 21:57

香港


ちっと目を離していると、世界ではイスラム国とか香港の民主化デモとか、大変なことが起こっている。

(香港デモ「消える運命」、中国国営紙が一斉批判 ネット情報は遮断)
http://www.afpbb.com/articles/-/3027391

「香港では、初めて普通選挙制度が導入される予定の2017年の次期香港行政長官選挙をめぐり、中国政府が民主派を事実上排除する方針を示したことに抗議する民主派が22日から抗議行動を続けている。28日には約1万人のデモが機動隊と衝突。97年の英国からの香港返還以来、最悪の騒乱状態となっている。」

浮沈子は、返還前の香港に1度だけ行ったことがある。

短期の観光旅行だが、トラムに乗ったりして、結構楽しかったな。

当時はカイタック空港で、夜のバスツアーに参加して、夜間着陸する飛行機を陸の上から見た記憶がある。

その香港が、今、大変な状況らしい。

8万人(香港の人口の1パーセント以上)のデモ隊って、一体、どうやって集めたんだあ?。

AFPの記事にもあるとおり、中国の中央政府が民主化(って、何だか良く分からないが)に応じることは有り得ない。

天安門を想起するのは、別に悪いわけじゃないだろう。

それだけのことをやらかしたんだから。

まあ、確かに、今回そんなことをしたら、中国に対する制裁はタダではすまないだろうな。

世界の注視の中での暴挙となる。

デモに参加している人々も、それを分かっているからこそ参加しているわけだ。

まあ、大したことにはならないだろうし、やがて沈静化するのは間違いない。

当局は、穏やかな対応をしていればいいのだ。

デモ隊も、暴徒化すればどうなるかは分かっている。

穏やかな占拠は、やがて穏やかに終息し、2017年の占拠は中国共産党の思惑通り、民主化勢力の候補を排除した形で行われることになる。

事は、香港だけの問題ではないのだ。

それも、デモ隊を指導している人々は、百も承知である。

うーん、そうだなあ、あと30年とか50年とか、その位のスパンで考えれば、中国の政治体制のドラスティックな転換が起こるかもしれないが、少なくとも2020年とか、2030年とかでは、何も変わらないだろうな。

中国の成長が止まるとか、そういうことがない限り、中国共産党は安泰だ。

政治の季節には、まだ早いのである。

香港は、一国二制度の中で、そこそこの特権を味わうしかない。

民主化自体は、結構なことで、是非とも進めてもらいたいが、まあ、時間は掛かるだろうな。

逆に、掛けた方が、香港のためにはいいのではないか。

民主化の象徴的な位置付けになって、中央政府に締め上げられるのは得策ではない。

事なかれ主義の浮沈子は、あっさりとそう考えてしまうのだが、ことはそう簡単ではないのだろう。

中国中央政府は、香港がどうなろうと知ったことではない。

ここから何かを変えることは出来ないだろう。

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