重力波初観測 ― 2016年02月12日 05:44
重力波初観測
セルンによるヒッグス粒子の発見(2012年)、そして、今回の重力波の初観測と、今世紀になって、物理学の世界で歴史的快挙が続いている。
(「重力波を初観測」米中心の国際研究チーム 発表)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160212/k10010406281000.html
「アメリカにある「LIGO重力波観測所」の国際研究チームは、現地時間の11日午前首都ワシントンで会見し、アインシュタインがちょうど100年前に「一般相対性理論」の中で提唱した現象である「重力波」を初めて直接観測することに成功したと発表しました。」
先月辺りから、ちょろちょろと話が漏れていて、まあ、今度は間違いなく観測されたんだろうとは思っていた。
重力波の観測の報告は、半世紀前にもあったらしいが、今では何かの間違いとされているようだ。
(重力波 (相対論):共振型検出器)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8D%E5%8A%9B%E6%B3%A2_(%E7%9B%B8%E5%AF%BE%E8%AB%96)#.E5.85.B1.E6.8C.AF.E5.9E.8B.E6.A4.9C.E5.87.BA.E5.99.A8
「1969年には、メリーランド大学のジョセフ・ウェーバーが、彼が考案した共振型検出器、いわゆるウェーバー・バーにより重力波を検出した、と発表した。しかし、多くのグループの追試にもかかわらず、再度の検出には至っていない。」
(ジョセフ・ウェーバー:ウェーバー・バー)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%82%BB%E3%83%95%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC#.E3.82.A6.E3.82.A7.E3.83.BC.E3.83.90.E3.83.BC.E3.83.BB.E3.83.90.E3.83.BC
「直径約90cm、長さ約1.5mのアルミニウム製の円柱を鋼鉄のロープで吊るし、円柱の中央部に圧電気の検出器を据えおく。」
これは、共振型検出器の場合、特定の周波数でしか観測できないという制限があるためだ。
今日主流になっている、干渉型検出器の場合には、周波数帯に幅があるので、検出の可能性が高くなるということもある。
しかし、NHKの報道に対する、カグラ側のコメントはあっさりし過ぎているな。
「重力波や、アインシュタインの一般相対性理論の研究者が待ち望んでいた歴史的快挙です」
「われわれは今後も引き続き、KAGRAの建設を進めて完成させ、高い感度を実現して重力波の国際観測ネットワークに一刻も早く参加し、重力波天文学という新たな学問分野に貢献していくつもりです」
もうちょっと、こう、何というか、悔しがったり、恨んだり、切歯扼腕してもいいんじゃないのかあ?。
キショーッ、やられたーっ、ぐやじーっ(代わりに、書いといてやっからな・・・)
「重力波の観測はノーベル賞に値する成果とも言われ、今後は世界各国の科学者による観測データの検証が進められることになります。」
まあ、しかし、今回はほぼ間違いない。
さっきから、カグラのホームページにアクセスしているんだが、全然つながらない(「データベース接続確立エラー」と表示されるだけ)。
サーバーがパンクしたのかもしれない。
今回の発見が、どれ程凄い事かというのは、これを見ても分かる(単に、サーバーがショボイだけかも)。
(重力波って、こんな音がするんだ。)
http://www.gizmodo.jp/2016/02/post_664030.html
「重力波のデータを音に変換したもので、ゴゴゴゴゴゴ…という音にかぶせてぷよっ…ぷよっ…ぷよっ…と聞こえます。この小さな「ぷよっ」が、重力波なんです。」
浮沈子も聞いてみたが、ショボイ音だ。
しかし、涙が出るほど感動する・・・。
この週末は、全世界のあちこちで、一部の関係者や物理ファンが、大パーティーだろうな。
(米で重力波初観測 梶田さんも興奮 「研究者が待ち望んだ歴史的快挙」:追加)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201602/CK2016021202000243.html
「かぐらが目指していた初観測を逃したことについて「誰かが一番になる。悔しさよりも、重力波が観測できる頻度が高そうだと分かったことがよかった。これは最初の第一歩。本格的な重力波天文学を進めていくエキサイティングな時代に入った」と訴えた。」
うーん、やっぱ悔しいだろうな・・・。
「「かぐらが本格的に動いていれば、もっと目の覚めるような(重力波の)はっきりとした信号が検出できていた」と指摘。初観測で先を越されたことに関し、「米国は重力波観測には長さ四キロに及ぶ観測装置が必要と判断し、二〇〇〇年代からその規模の装置を動かして経験を積んでいた」と語った。」
「「今回の観測だけでは、重力波がどこから来たか正確に決まらない。かぐらが動くことによって、その重力波の源の場所が精度良く決まる。かぐらの観測がものすごく重要になる」と強調した。」
ともあれ、今後の稼働に期待というところか。
セルンによるヒッグス粒子の発見(2012年)、そして、今回の重力波の初観測と、今世紀になって、物理学の世界で歴史的快挙が続いている。
(「重力波を初観測」米中心の国際研究チーム 発表)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160212/k10010406281000.html
「アメリカにある「LIGO重力波観測所」の国際研究チームは、現地時間の11日午前首都ワシントンで会見し、アインシュタインがちょうど100年前に「一般相対性理論」の中で提唱した現象である「重力波」を初めて直接観測することに成功したと発表しました。」
先月辺りから、ちょろちょろと話が漏れていて、まあ、今度は間違いなく観測されたんだろうとは思っていた。
重力波の観測の報告は、半世紀前にもあったらしいが、今では何かの間違いとされているようだ。
(重力波 (相対論):共振型検出器)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%8D%E5%8A%9B%E6%B3%A2_(%E7%9B%B8%E5%AF%BE%E8%AB%96)#.E5.85.B1.E6.8C.AF.E5.9E.8B.E6.A4.9C.E5.87.BA.E5.99.A8
「1969年には、メリーランド大学のジョセフ・ウェーバーが、彼が考案した共振型検出器、いわゆるウェーバー・バーにより重力波を検出した、と発表した。しかし、多くのグループの追試にもかかわらず、再度の検出には至っていない。」
(ジョセフ・ウェーバー:ウェーバー・バー)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%82%BB%E3%83%95%E3%83%BB%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC#.E3.82.A6.E3.82.A7.E3.83.BC.E3.83.90.E3.83.BC.E3.83.BB.E3.83.90.E3.83.BC
「直径約90cm、長さ約1.5mのアルミニウム製の円柱を鋼鉄のロープで吊るし、円柱の中央部に圧電気の検出器を据えおく。」
これは、共振型検出器の場合、特定の周波数でしか観測できないという制限があるためだ。
今日主流になっている、干渉型検出器の場合には、周波数帯に幅があるので、検出の可能性が高くなるということもある。
しかし、NHKの報道に対する、カグラ側のコメントはあっさりし過ぎているな。
「重力波や、アインシュタインの一般相対性理論の研究者が待ち望んでいた歴史的快挙です」
「われわれは今後も引き続き、KAGRAの建設を進めて完成させ、高い感度を実現して重力波の国際観測ネットワークに一刻も早く参加し、重力波天文学という新たな学問分野に貢献していくつもりです」
もうちょっと、こう、何というか、悔しがったり、恨んだり、切歯扼腕してもいいんじゃないのかあ?。
キショーッ、やられたーっ、ぐやじーっ(代わりに、書いといてやっからな・・・)
「重力波の観測はノーベル賞に値する成果とも言われ、今後は世界各国の科学者による観測データの検証が進められることになります。」
まあ、しかし、今回はほぼ間違いない。
さっきから、カグラのホームページにアクセスしているんだが、全然つながらない(「データベース接続確立エラー」と表示されるだけ)。
サーバーがパンクしたのかもしれない。
今回の発見が、どれ程凄い事かというのは、これを見ても分かる(単に、サーバーがショボイだけかも)。
(重力波って、こんな音がするんだ。)
http://www.gizmodo.jp/2016/02/post_664030.html
「重力波のデータを音に変換したもので、ゴゴゴゴゴゴ…という音にかぶせてぷよっ…ぷよっ…ぷよっ…と聞こえます。この小さな「ぷよっ」が、重力波なんです。」
浮沈子も聞いてみたが、ショボイ音だ。
しかし、涙が出るほど感動する・・・。
この週末は、全世界のあちこちで、一部の関係者や物理ファンが、大パーティーだろうな。
(米で重力波初観測 梶田さんも興奮 「研究者が待ち望んだ歴史的快挙」:追加)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201602/CK2016021202000243.html
「かぐらが目指していた初観測を逃したことについて「誰かが一番になる。悔しさよりも、重力波が観測できる頻度が高そうだと分かったことがよかった。これは最初の第一歩。本格的な重力波天文学を進めていくエキサイティングな時代に入った」と訴えた。」
うーん、やっぱ悔しいだろうな・・・。
「「かぐらが本格的に動いていれば、もっと目の覚めるような(重力波の)はっきりとした信号が検出できていた」と指摘。初観測で先を越されたことに関し、「米国は重力波観測には長さ四キロに及ぶ観測装置が必要と判断し、二〇〇〇年代からその規模の装置を動かして経験を積んでいた」と語った。」
「「今回の観測だけでは、重力波がどこから来たか正確に決まらない。かぐらが動くことによって、その重力波の源の場所が精度良く決まる。かぐらの観測がものすごく重要になる」と強調した。」
ともあれ、今後の稼働に期待というところか。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。
※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。