自動浮力調整装置考 ― 2016年04月24日 11:03
自動浮力調整装置考
世の中には、怪しいアイテムが溢れていて、ダイビングの世界にもそんな楽しい仕掛けがいろいろある。
中には、トンデモなのもあるかもしれないが、ダイビングシーンを変える可能性を秘めた、未来に繋がるアイテムだってあるかもしれない・・・。
(The SUBA SMART SYSTEM)
http://divewithsuba.com/features/
マリンダイビングフェアで、フランス製の怪しげな装置(BCDマスター)のモックアップを見て色めき立った浮沈子だが、パラオでイントラにその話をしたら、これのことか?、と見せられたのが、このアイテムだった(もちろん、別物です)。
SUBA(スーバ)、スイス製。
しかも、もう、製品として稼働しているようだ(ビデオ参照)。
独自のBCにシステムを組み込んでいるところが異なるが、専用の浮力コントロールデバイスを用意するのではなく、BCをそのまま浮力コントロールに使用する点では同じだ。
この手のアイテムは、古くから研究されていて、一部は特許も取得されている。
(Automatic buoyancy compensator with electronic vertical motion)
http://www.google.com/patents/US5496136
出願日は、1995年とある。
また、今世紀初頭には、タンクにドーナツ型の浮袋を付けた実験も行われている。
(Development of an Automatic Buoyancy Device for Application in Scuba Diving)
http://bobbydyer.com/wp-content/uploads/2011/01/abcdthesis.pdf
2001年の記事だが、アペンディックスAでは、制御用プログラムが公開されている(ざっと見ただけ)。
いろいろなパラメーターが記載されているが、浮力コントロールについては、デバイスの能力に依存するので、ソフトウェアだけでは有用性を判断出来ない。
不具合(電磁弁の固着等)が生じた時のキャンセルとか、そういう危機回避能力の付与も必要だ。
製品化するには、相当紆余曲折が予想される。
当分は、補助装置として、マニュアルでのコントロールと併用ということになるんだろう。
浮沈子的には、CCR用のも開発して欲しいな。
呼吸回路のミニマムループボリュームを併せて制御して、鼻が詰まっていてもマスクから排気することなく調整できるのがよろしい(鼻詰まりの時は、マウスピース周りから排気するというテクニックもあります)。
マリンダイビングフェアでは、野蛮な(?)インストラクターどもが、ダイバーたるもの、中性浮力や浮上・潜降速度の調整ができるのは、当たり前だなどと、暴言を吐いていたという(ホントかあ?)。
悔しかったら、水深3mで、1.3ATAのハイセットポジションのPO2維持したまま、ホバリングしてみい!(1.3で3mでは、たぶん浮沈子はできません:今は6m)。
まあ、どうでもいいんですが。
スイスのスーバというのが、専用BCと抱き合わせで販売しているというのは、なかなか現実的な対応だ。
BCDマスターは、パワーインフレーター周りにポン付けするタイプなので、ハードウェアの性能を、ソフトウェア側で吸収する必要がある。
この手のアイテムは、前にも書いたが、ダイビングシーンを激変させる。
故障した時のことはさておき、正常に動作している限りは、ピンポイントのホバリングが可能だ。
人間が行うのは、安定した呼吸の維持だけ。
ジタバタしなくても、浮力調整は機械が行ってくれる。
システムの信頼性と、故障した時の対応が確保できれば、爆発的に普及するだろう。
PADIのPPBSPの売り上げが激減することは、まず間違いない・・・。
まあいい。
CCRは、電子部品があるから信用できないとか、いろいろ言われているが、なーに、そのうち、オープンサーキットだって、電子部品を使うようになるのさ・・・。
世の中には、怪しいアイテムが溢れていて、ダイビングの世界にもそんな楽しい仕掛けがいろいろある。
中には、トンデモなのもあるかもしれないが、ダイビングシーンを変える可能性を秘めた、未来に繋がるアイテムだってあるかもしれない・・・。
(The SUBA SMART SYSTEM)
http://divewithsuba.com/features/
マリンダイビングフェアで、フランス製の怪しげな装置(BCDマスター)のモックアップを見て色めき立った浮沈子だが、パラオでイントラにその話をしたら、これのことか?、と見せられたのが、このアイテムだった(もちろん、別物です)。
SUBA(スーバ)、スイス製。
しかも、もう、製品として稼働しているようだ(ビデオ参照)。
独自のBCにシステムを組み込んでいるところが異なるが、専用の浮力コントロールデバイスを用意するのではなく、BCをそのまま浮力コントロールに使用する点では同じだ。
この手のアイテムは、古くから研究されていて、一部は特許も取得されている。
(Automatic buoyancy compensator with electronic vertical motion)
http://www.google.com/patents/US5496136
出願日は、1995年とある。
また、今世紀初頭には、タンクにドーナツ型の浮袋を付けた実験も行われている。
(Development of an Automatic Buoyancy Device for Application in Scuba Diving)
http://bobbydyer.com/wp-content/uploads/2011/01/abcdthesis.pdf
2001年の記事だが、アペンディックスAでは、制御用プログラムが公開されている(ざっと見ただけ)。
いろいろなパラメーターが記載されているが、浮力コントロールについては、デバイスの能力に依存するので、ソフトウェアだけでは有用性を判断出来ない。
不具合(電磁弁の固着等)が生じた時のキャンセルとか、そういう危機回避能力の付与も必要だ。
製品化するには、相当紆余曲折が予想される。
当分は、補助装置として、マニュアルでのコントロールと併用ということになるんだろう。
浮沈子的には、CCR用のも開発して欲しいな。
呼吸回路のミニマムループボリュームを併せて制御して、鼻が詰まっていてもマスクから排気することなく調整できるのがよろしい(鼻詰まりの時は、マウスピース周りから排気するというテクニックもあります)。
マリンダイビングフェアでは、野蛮な(?)インストラクターどもが、ダイバーたるもの、中性浮力や浮上・潜降速度の調整ができるのは、当たり前だなどと、暴言を吐いていたという(ホントかあ?)。
悔しかったら、水深3mで、1.3ATAのハイセットポジションのPO2維持したまま、ホバリングしてみい!(1.3で3mでは、たぶん浮沈子はできません:今は6m)。
まあ、どうでもいいんですが。
スイスのスーバというのが、専用BCと抱き合わせで販売しているというのは、なかなか現実的な対応だ。
BCDマスターは、パワーインフレーター周りにポン付けするタイプなので、ハードウェアの性能を、ソフトウェア側で吸収する必要がある。
この手のアイテムは、前にも書いたが、ダイビングシーンを激変させる。
故障した時のことはさておき、正常に動作している限りは、ピンポイントのホバリングが可能だ。
人間が行うのは、安定した呼吸の維持だけ。
ジタバタしなくても、浮力調整は機械が行ってくれる。
システムの信頼性と、故障した時の対応が確保できれば、爆発的に普及するだろう。
PADIのPPBSPの売り上げが激減することは、まず間違いない・・・。
まあいい。
CCRは、電子部品があるから信用できないとか、いろいろ言われているが、なーに、そのうち、オープンサーキットだって、電子部品を使うようになるのさ・・・。
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