限界2016年12月09日 11:01

限界
限界


何事にも、限界はある。

そこから先には、決してたどり着けない究極の状態。

適切な例ではないだろうが、低温状態なんて、そんな感じ。

(絶対零度)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B5%B6%E5%AF%BE%E9%9B%B6%E5%BA%A6

「熱力学では最低温度。統計力学では0K未満の負温度が存在する。」

えっ?、マイナスって、あるんですかあ?。

(負温度)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B2%A0%E6%B8%A9%E5%BA%A6

「直観とは逆にこれは極めて冷たいことを示すのではなく、いかなる正の絶対温度よりも熱いことを示している。」

難しいことは分からないけど、分子が動いてない(ちょっとは、動いているらしい)わけだから、まあ、絶対零度は絶対低いだろうな。

「セルシウス度で表せば −273.15 ℃」

時間軸についても、限界というのはある。

今のところ、およそ138億年前(137億年前という記述も)以前には、時空という概念はないので、昔々・・・といっても、それ以前ということはない。

(宇宙の年表:宇宙誕生以前)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%87%E5%AE%99%E3%81%AE%E5%B9%B4%E8%A1%A8#.E5.AE.87.E5.AE.99.E8.AA.95.E7.94.9F.E4.BB.A5.E5.89.8D

「宇宙誕生以前は空間のみならず時間も存在しないので、宇宙誕生以前の時間に遡ることは不可能である。」

その意味では、大きさについても限界があるだろうな。

(プランク時代)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%AF%E6%99%82%E4%BB%A3

「プランク長(プランク時間に光が進む距離、約1.616×10^-35m)より短い距離については、科学は何も予測できない。」

まあ、こっちの方は、そのうち何か別の定義が出てくるかもしれない。

他にも、465億光年(観測可能な宇宙の半径)より遠い世界の話とか。

SFファンタジーの世界では、マイナス1000度の低温とか、1000億年前の世界とか、1000億光年彼方の銀河に行ってきた話とか出てくるかもしれないけど、みんな出鱈目。

SFにすらなっていない。

サイエンスフィクションというのは、一応、科学的な事実を踏まえて語らないとな。

出鱈目といえば、たまにあるのが静止軌道の半径。

(静止軌道)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9D%99%E6%AD%A2%E8%BB%8C%E9%81%93

「地球では、赤道上の高度約35786kmの円軌道であり、軌道周期は23時間56分4秒となる。」

気を付けなければならないのは、「高度」になっていること。

地球の中心から測ったわけじゃないから、「半径」としては、それを足してやらなければならない。

(地球半径)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E7%90%83%E5%8D%8A%E5%BE%84

「637万8137m=6378.137km」

およそ6378kmとして、静止軌道の「半径」といったら、42164kmになる。

浮沈子も、たまに間違えることがあるが、今後は気を付けよう。

SF(?)では、高度400km位で静止してしまう衛星も出てくるけどな。

(サンダーバード5号)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%895%E5%8F%B7

「同衛星の軌道(通常地上445kmの静止衛星軌道)は極秘とされており、地上及び他の人工衛星から発見されないよう、レーダー波変更装置等のステルス性機能を装備。」

まあ、どうでもいいんですが。

このくらいの低軌道で、静止できるなら、ロケット屋は苦労しないだろう。

世界は、不思議に満ちているけど、事実に反する人間の想像力(というか、無知と不注意による架空の設定)ほど、不思議なものはない。

教育上、問題もあるしな。

しかし、そんなこと言っていたのでは、ファンタジーの世界はつまらなくなってしまう。

反重力と、ワープが無くなったら、SF世界の魅力は半減するだろう。

(反重力)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%8D%E9%87%8D%E5%8A%9B

「現実の物理学では一般に不可能と考えられてきたもので、多くはSF作品に宇宙航行の基礎技術として登場する。」

「多少現実味のある例としては、宇宙の膨張に関わる宇宙定数や真空のエネルギー(ダークエネルギー)が挙げられる。」

まあな、ダークエネルギーは、確かに反重力かも知れないな。

重力より強力で、宇宙を膨張させ続けているといわれている。

「いずれにせよこれらが示唆する「斥力として作用する重力場」は上手にとれば通常の重力場が作る時空の歪みをキャンセルすることが可能であり、事実上の反重力(厳密には「万有斥力」)として作用する。これが現代物理学がおぼろげに描く「反重力」である。」

まあいい。

(ワープ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%97

「「スペース・ワープ航法」、原義「歪める」から「宇宙空間歪曲航法」などとも呼ばれる。」

空間をゆがめるということから来ているらしいが、物理の法則もゆがめている。

時間旅行なども、そういった類だろう。

しかし、最近の物理学は、SFもびっくりの話が多くて、素人にしてみれば区別がつかない。

超ひも理論とか、10次元とか11次元とか、10^500個の宇宙とか・・・。

そのうち、現在の物理学では限界とされていることも、現実になってしまうかもしれないなどと錯覚に陥ってしまいそうだ。

しかし、そんなことはない。

地球の自転が速くなれば、高度445kmの静止衛星だって出来るかもしれないけどな。

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