東京都の前倒し解除はない:気が緩んだ代償は再延期だな ― 2020年05月17日 15:46
東京都の前倒し解除はない:気が緩んだ代償は再延期だな
気温がぐんぐん上がって、東京地方の最高気温は27.4度(11時台)。
浮沈子の今日の体温は35.2度(やや低め)。
昨日は、雨でお出かけできなかったからな。
今日は、自転車を漕いでいつものレストラン。
日差しは暑く、初夏の風情だ。
ジャスミン(ソケイ)の花は終わり、印象的な香りを嗅ぐことは無くなった(嗅覚障害?)。
そろそろ、サツキも盛りを過ぎて、アジサイの花が気になり出す季節になってきた。
今年の春は、引きこもりに消え、夏に向かって助走が始まっている。
新型コロナの非常事態宣言はいつになったら解除されるのか・・・。
担当大臣は、ぽろっと本音を漏らしている(21日の前倒し評価についての言及はない)。
(“気の緩みで感染再拡大も” 経済再生相が外出自粛の継続要請)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200517/k10012433701000.html
「今、緩むと2週間後の月末に数字が増え、月末までに収束させられなくなる可能性もある」
そりゃあ、緩むでしょう!。
この眩しい陽光と、うららかにそよぐ風・・・。
今日の人出は半端ないだろうな。
その代償は2週間後の再延長。
解除になるのは、早くても6月中旬。
下手すると、6月末だ(そんなあ!)。
その頃になれば、東京地方は梅雨入りしている。
(令和2年の梅雨入りと梅雨明け(速報値))
https://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/baiu/sokuhou_baiu.html
「梅雨入り:関東甲信:6月8日ごろ(平年):6月7日ごろ(昨年)」
「梅雨明け:関東甲信:7月21日ごろ(平年):7月24日ごろ(昨年)」
少なくとも、梅雨入りまで延長させられれば、解除後の人出を緩和できる・・・。
緩やかな緩和策は雨頼みというところか。
浮沈子は、経済的な問題はよく分らないが、感染制御という観点からは、その頃まで延長しておくのがいいかも知れないと思っている。
緩和策を取りながら、様子を見つつ緩めたり、締めたりする。
でもなあ、一旦緩めれば、再度緊急事態を掛けるというのは難しいからな。
(都 段階的に休業要請緩和へ「東京アラート」で警戒呼びかけも)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200515/k10012431451000.html
「緩和したあとで3つの指標で1つでも目安の数値を超えた場合は、都独自の「東京アラート」を出して都民に警戒を呼びかけ、感染拡大の兆しが見られた場合には再び自粛要請を行う方針です。」
3つの指標ってなーに?。
<この部分、後から追加>
・新たな感染の確認が20人未満(週ごとの平均)
・感染経路がわからない人の割合が50%未満(週ごとの平均)
・増加比率が前の週より低くなる
これらに加えて、以下の数字も考慮するという。
<追加部分終わり>
・入院中や重症の患者数
・PCR検査で感染が確認された人の割合を示す「陽性率」
・都の窓口への相談件数
相談件数だってえ?。
ワケワカ・・・。
陽性率にしたって、検査態勢やアクセス基準によって変わってくるし、合理的な指標として考えていいものかどうか(東京都の場合は、退院時検査は除外しているようです)。
まあいい。
元々の目的は、医療体制の崩壊(病床が新型コロナの感染患者で溢れ、通常診療が行えなくなって医療が崩壊する:ということになっている?)を食い止めることだ。
診療所とかの医療スタッフが罹患してしまえば、元も子もないしな。
医療体制の充実と、マスク、ガウンなどの器材の充実も図らなければならない。
そのための時間稼ぎだったはずだ。
その態勢は取られたのか?。
それ(医療物資の供給状況)は、指標になってないしな。
さらに重要なのは、我が国が得意とする疫学調査(クラスター対策とも言われている:実際には、疫学調査はその一部)で対応できる感染者数に抑えるということもある。
正確には、数じゃなくって、出どころ不明の市中感染者(孤発例と言われたりもするようだ)を限りなくゼロに近づけるということもある。
極端な話をすれば、老人ホームとかで一気に100人くらい罹患しても、その点では全く問題はない(スタッフから市中に二次感染する懸念はあるけどな)。
感染経路を追い切れて、継続的な感染を断ち切れれば、そのクラスターの数自体は問題じゃない。
韓国でヤバい話になっているが、掟破りの携帯電話の個人情報使ってまでトレース掛けようとしているのは、そのためでもある。
そこは、ほれ、得意の総合的判断ということになる。
疫学調査的に言えば、出どころが不明の感染者は、それこそ、1人でも多過ぎる。
出ちゃいけない。
絶対に!。
そうやって、追い込めるだけ追い込んでも、それでも市中感染が一度広がれば、隠れクラスターを潰すことは困難になる。
武漢市では、1か月以上経ってから、新たなクラスターが発生したしな。
そして、その肝心のクラスター対策のマンパワーやスマホアプリの普及割合も指標とはされていない。
浮沈子的には、別の指標を立てるべきだと考えている。
海外渡航歴(対象は北朝鮮含む全世界だがな)のある感染者の動向だ。
海外渡航者からの感染は、検疫に限界がある以上断ち切ることは難しい。
そこからの感染経路を防ぎきれなかったことが、今回の第一波の原因とされている。
それを認識できなければ、第二波を防ぐことは無理だ。
現在、感染が継続している国からの渡航者(当該国で2週間以上滞在した旅行者を含む)に対して、強制隔離して2週間の検疫を行い、決して市中に出さないようにしなければならないだろう。
極端だってえ?。
クルーズ船ではそうしたじゃないの・・・。
検疫とは、本来そういうものだ。
我が国は、国内感染の継続を断ち切ることには熱心だが、海外からの流入については大甘だな。
その意味でも、第二波の襲来は間違いない。
さすがに、最近では、海外渡航者からの感染は殆ど出ていない。
大甘でも、検疫は機能している(たぶん)。
旅行自体が9割減とかだからな。
それでも、海外との人的往来をゼロにはできない。
穴を、完全に塞ぐことは不可能だ。
全世界から新型コロナが消えてなくなるか、自然感染によって集団免疫を獲得するか、ワクチンが普及して一定の終息に至るかしなければ、感染の波はいつでも起こり得る。
繰り返し、ハッキリさせておこう。
今回の第一波は、欧米からの渡航者がもたらした感染を、水際の防疫、市中のクラスター監視で食い止められなかったことが原因だ。
責任の所在とかではなくて、そのことを明確に認識し、対策を採らない限り繰り返されることになる。
接触を8割減らすとかいうのは、それが可能な状態にするための第一段階の方策に過ぎない。
第二波が来ることが避けられないとしたら、その原因は間違いなく当局の怠慢ということになる。
対策の強化も増強もなく、漫然と市民の犠牲に胡坐をかいて、まるで第二波が防げなかったらおまいらのせいだみたいに言うのは傲慢というものだ。
ゴーマンかましてよかですかあ?。
だめーっ!。
あー、スッキリした・・・。
<追加1>
ちょっと、ストレス発散ぎみの与太ブログになっちまったな(まあ、いつものことですが)。
一応、確認しておこう。
(中国発欧州経由という不都合な真実)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2020/05/01/9241416
その中の引用記事。
(新型コロナウイルスSARS-CoV-2のゲノム分子疫学調査)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/basic-science/467-genome/9586-genome-2020-1.html
「3月中旬から全国各地で “感染リンク不明” の孤発例が同時多発で検出されはじめた。このSARS-CoV-2 ハプロタイプ・ネットワーク図が示すように、渡航自粛が始まる3月中旬までに海外からの帰国者経由(海外旅行者、海外在留邦人)で “第2波” の流入を許し、数週間のうちに全国各地へ伝播して “渡航歴なし・リンク不明” の患者・無症状病原体保有者が増加したと推測される。」(この記事では、中国からの初期の感染を第1波、欧米渡航者からの感染を第2波としている:浮沈子追記)
グラフに落としたのは東京都の毎日の公表資料によるものだが、確かに先行する海外渡航歴を追いかけるように感染者が増加しているように見える。
その後のトレースで判明した詳細を調べれば、上記の推測が正しいかどうかは確認できるだろう。
東京アラートの指標の中に、海外渡航者の感染動向が含まれていなかったのは不思議だ。
海外旅行(ビジネス含む)を全世界での完全終息まで復活させないならともかく、一定規模の流行に対する先行指標にはなると思うんだがな・・・。
<追加2>
感染研の推測に疑問を呈する記事も見つけた。
(国立感染症研究所「日本はコロナ第一波を防ぎきった」の欺瞞)
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200516-00026932-gonline-bus_all&p=2
「武漢で感染が広がりつつあった2020年1月、92万人が中国から日本に入国していた。」
「無症状の人が感染源にもなっていることから、日本のクラスター対策だけですべての患者を発見できていたはずがない。」
「このことを踏まえると1月、2月の時点で日本では相当数のウイルスが蔓延してたと考えられる。」
もちろん、この時点では無症候性キャリアに対する検査などしていないから、エビデンスはない(少なくとも公表はされていない:クルーズ船は別だがな)。
「国立感染症研究所(感染研)は地方衛生研究所から提出された新型コロナの遺伝子解析の結果を踏まえ、現在日本で蔓延しているのは3月中旬に欧州から帰国した人たちによる第二波が原因だと決定づけている。」
<追加1>のとおりだ。
「だが、そもそもクラスター対策しかやっていないため、取得している遺伝子サンプルに相当偏りがあると考えられる。」
もちろんそうだが、それは発症者に限ってサンプルを取っているという偏りだ(クラスターの追跡は濃厚接触者を対象としているが、この時点では片っ端からPCR検査しているわけじゃないから、結局、発症者を追っていることになる)。
ウイルスの発症に、遺伝子型が寄与しているというなら、それは意味のある指摘になる(武漢タイプは、無症候性になりやすいのかも知れない)。
だが、恣意的に遺伝子解析結果を捏造でもしない限り、流行時期による遺伝子タイプをサンプリングでえり分けることはできないだろう?。
国立感染症研究所の陰謀説は、話としては面白いが(浮沈子好みだなあ!)、やや説得力に欠ける気もする(まあ、疑い出せばキリがないけどな)。
陰謀論的には、東京都が海外渡航者の感染動向を指標にしなかったのは、感染研のエビデンス自体がでっち上げだからということになるのかも知れない。
疫学調査は、高度に個人情報に関わるため、詳細が公表されることはない。
当事者は、そのことを逆手に取ってやりたい放題に出来るということもある。
陰謀論の温床だな。
当局をどれだけ信頼できるかということになるんだが、比較対象として海外の情報を見る必要があるだろう。
全世界の感染症研究機関が結託して陰謀を企てない限り(そんなことができるくらいなら、新型コロナなんてあっという間に解決するに違いない)、真実が見えてくる気がするんだがな・・・。
気温がぐんぐん上がって、東京地方の最高気温は27.4度(11時台)。
浮沈子の今日の体温は35.2度(やや低め)。
昨日は、雨でお出かけできなかったからな。
今日は、自転車を漕いでいつものレストラン。
日差しは暑く、初夏の風情だ。
ジャスミン(ソケイ)の花は終わり、印象的な香りを嗅ぐことは無くなった(嗅覚障害?)。
そろそろ、サツキも盛りを過ぎて、アジサイの花が気になり出す季節になってきた。
今年の春は、引きこもりに消え、夏に向かって助走が始まっている。
新型コロナの非常事態宣言はいつになったら解除されるのか・・・。
担当大臣は、ぽろっと本音を漏らしている(21日の前倒し評価についての言及はない)。
(“気の緩みで感染再拡大も” 経済再生相が外出自粛の継続要請)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200517/k10012433701000.html
「今、緩むと2週間後の月末に数字が増え、月末までに収束させられなくなる可能性もある」
そりゃあ、緩むでしょう!。
この眩しい陽光と、うららかにそよぐ風・・・。
今日の人出は半端ないだろうな。
その代償は2週間後の再延長。
解除になるのは、早くても6月中旬。
下手すると、6月末だ(そんなあ!)。
その頃になれば、東京地方は梅雨入りしている。
(令和2年の梅雨入りと梅雨明け(速報値))
https://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/baiu/sokuhou_baiu.html
「梅雨入り:関東甲信:6月8日ごろ(平年):6月7日ごろ(昨年)」
「梅雨明け:関東甲信:7月21日ごろ(平年):7月24日ごろ(昨年)」
少なくとも、梅雨入りまで延長させられれば、解除後の人出を緩和できる・・・。
緩やかな緩和策は雨頼みというところか。
浮沈子は、経済的な問題はよく分らないが、感染制御という観点からは、その頃まで延長しておくのがいいかも知れないと思っている。
緩和策を取りながら、様子を見つつ緩めたり、締めたりする。
でもなあ、一旦緩めれば、再度緊急事態を掛けるというのは難しいからな。
(都 段階的に休業要請緩和へ「東京アラート」で警戒呼びかけも)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200515/k10012431451000.html
「緩和したあとで3つの指標で1つでも目安の数値を超えた場合は、都独自の「東京アラート」を出して都民に警戒を呼びかけ、感染拡大の兆しが見られた場合には再び自粛要請を行う方針です。」
3つの指標ってなーに?。
<この部分、後から追加>
・新たな感染の確認が20人未満(週ごとの平均)
・感染経路がわからない人の割合が50%未満(週ごとの平均)
・増加比率が前の週より低くなる
これらに加えて、以下の数字も考慮するという。
<追加部分終わり>
・入院中や重症の患者数
・PCR検査で感染が確認された人の割合を示す「陽性率」
・都の窓口への相談件数
相談件数だってえ?。
ワケワカ・・・。
陽性率にしたって、検査態勢やアクセス基準によって変わってくるし、合理的な指標として考えていいものかどうか(東京都の場合は、退院時検査は除外しているようです)。
まあいい。
元々の目的は、医療体制の崩壊(病床が新型コロナの感染患者で溢れ、通常診療が行えなくなって医療が崩壊する:ということになっている?)を食い止めることだ。
診療所とかの医療スタッフが罹患してしまえば、元も子もないしな。
医療体制の充実と、マスク、ガウンなどの器材の充実も図らなければならない。
そのための時間稼ぎだったはずだ。
その態勢は取られたのか?。
それ(医療物資の供給状況)は、指標になってないしな。
さらに重要なのは、我が国が得意とする疫学調査(クラスター対策とも言われている:実際には、疫学調査はその一部)で対応できる感染者数に抑えるということもある。
正確には、数じゃなくって、出どころ不明の市中感染者(孤発例と言われたりもするようだ)を限りなくゼロに近づけるということもある。
極端な話をすれば、老人ホームとかで一気に100人くらい罹患しても、その点では全く問題はない(スタッフから市中に二次感染する懸念はあるけどな)。
感染経路を追い切れて、継続的な感染を断ち切れれば、そのクラスターの数自体は問題じゃない。
韓国でヤバい話になっているが、掟破りの携帯電話の個人情報使ってまでトレース掛けようとしているのは、そのためでもある。
そこは、ほれ、得意の総合的判断ということになる。
疫学調査的に言えば、出どころが不明の感染者は、それこそ、1人でも多過ぎる。
出ちゃいけない。
絶対に!。
そうやって、追い込めるだけ追い込んでも、それでも市中感染が一度広がれば、隠れクラスターを潰すことは困難になる。
武漢市では、1か月以上経ってから、新たなクラスターが発生したしな。
そして、その肝心のクラスター対策のマンパワーやスマホアプリの普及割合も指標とはされていない。
浮沈子的には、別の指標を立てるべきだと考えている。
海外渡航歴(対象は北朝鮮含む全世界だがな)のある感染者の動向だ。
海外渡航者からの感染は、検疫に限界がある以上断ち切ることは難しい。
そこからの感染経路を防ぎきれなかったことが、今回の第一波の原因とされている。
それを認識できなければ、第二波を防ぐことは無理だ。
現在、感染が継続している国からの渡航者(当該国で2週間以上滞在した旅行者を含む)に対して、強制隔離して2週間の検疫を行い、決して市中に出さないようにしなければならないだろう。
極端だってえ?。
クルーズ船ではそうしたじゃないの・・・。
検疫とは、本来そういうものだ。
我が国は、国内感染の継続を断ち切ることには熱心だが、海外からの流入については大甘だな。
その意味でも、第二波の襲来は間違いない。
さすがに、最近では、海外渡航者からの感染は殆ど出ていない。
大甘でも、検疫は機能している(たぶん)。
旅行自体が9割減とかだからな。
それでも、海外との人的往来をゼロにはできない。
穴を、完全に塞ぐことは不可能だ。
全世界から新型コロナが消えてなくなるか、自然感染によって集団免疫を獲得するか、ワクチンが普及して一定の終息に至るかしなければ、感染の波はいつでも起こり得る。
繰り返し、ハッキリさせておこう。
今回の第一波は、欧米からの渡航者がもたらした感染を、水際の防疫、市中のクラスター監視で食い止められなかったことが原因だ。
責任の所在とかではなくて、そのことを明確に認識し、対策を採らない限り繰り返されることになる。
接触を8割減らすとかいうのは、それが可能な状態にするための第一段階の方策に過ぎない。
第二波が来ることが避けられないとしたら、その原因は間違いなく当局の怠慢ということになる。
対策の強化も増強もなく、漫然と市民の犠牲に胡坐をかいて、まるで第二波が防げなかったらおまいらのせいだみたいに言うのは傲慢というものだ。
ゴーマンかましてよかですかあ?。
だめーっ!。
あー、スッキリした・・・。
<追加1>
ちょっと、ストレス発散ぎみの与太ブログになっちまったな(まあ、いつものことですが)。
一応、確認しておこう。
(中国発欧州経由という不都合な真実)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2020/05/01/9241416
その中の引用記事。
(新型コロナウイルスSARS-CoV-2のゲノム分子疫学調査)
https://www.niid.go.jp/niid/ja/basic-science/467-genome/9586-genome-2020-1.html
「3月中旬から全国各地で “感染リンク不明” の孤発例が同時多発で検出されはじめた。このSARS-CoV-2 ハプロタイプ・ネットワーク図が示すように、渡航自粛が始まる3月中旬までに海外からの帰国者経由(海外旅行者、海外在留邦人)で “第2波” の流入を許し、数週間のうちに全国各地へ伝播して “渡航歴なし・リンク不明” の患者・無症状病原体保有者が増加したと推測される。」(この記事では、中国からの初期の感染を第1波、欧米渡航者からの感染を第2波としている:浮沈子追記)
グラフに落としたのは東京都の毎日の公表資料によるものだが、確かに先行する海外渡航歴を追いかけるように感染者が増加しているように見える。
その後のトレースで判明した詳細を調べれば、上記の推測が正しいかどうかは確認できるだろう。
東京アラートの指標の中に、海外渡航者の感染動向が含まれていなかったのは不思議だ。
海外旅行(ビジネス含む)を全世界での完全終息まで復活させないならともかく、一定規模の流行に対する先行指標にはなると思うんだがな・・・。
<追加2>
感染研の推測に疑問を呈する記事も見つけた。
(国立感染症研究所「日本はコロナ第一波を防ぎきった」の欺瞞)
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200516-00026932-gonline-bus_all&p=2
「武漢で感染が広がりつつあった2020年1月、92万人が中国から日本に入国していた。」
「無症状の人が感染源にもなっていることから、日本のクラスター対策だけですべての患者を発見できていたはずがない。」
「このことを踏まえると1月、2月の時点で日本では相当数のウイルスが蔓延してたと考えられる。」
もちろん、この時点では無症候性キャリアに対する検査などしていないから、エビデンスはない(少なくとも公表はされていない:クルーズ船は別だがな)。
「国立感染症研究所(感染研)は地方衛生研究所から提出された新型コロナの遺伝子解析の結果を踏まえ、現在日本で蔓延しているのは3月中旬に欧州から帰国した人たちによる第二波が原因だと決定づけている。」
<追加1>のとおりだ。
「だが、そもそもクラスター対策しかやっていないため、取得している遺伝子サンプルに相当偏りがあると考えられる。」
もちろんそうだが、それは発症者に限ってサンプルを取っているという偏りだ(クラスターの追跡は濃厚接触者を対象としているが、この時点では片っ端からPCR検査しているわけじゃないから、結局、発症者を追っていることになる)。
ウイルスの発症に、遺伝子型が寄与しているというなら、それは意味のある指摘になる(武漢タイプは、無症候性になりやすいのかも知れない)。
だが、恣意的に遺伝子解析結果を捏造でもしない限り、流行時期による遺伝子タイプをサンプリングでえり分けることはできないだろう?。
国立感染症研究所の陰謀説は、話としては面白いが(浮沈子好みだなあ!)、やや説得力に欠ける気もする(まあ、疑い出せばキリがないけどな)。
陰謀論的には、東京都が海外渡航者の感染動向を指標にしなかったのは、感染研のエビデンス自体がでっち上げだからということになるのかも知れない。
疫学調査は、高度に個人情報に関わるため、詳細が公表されることはない。
当事者は、そのことを逆手に取ってやりたい放題に出来るということもある。
陰謀論の温床だな。
当局をどれだけ信頼できるかということになるんだが、比較対象として海外の情報を見る必要があるだろう。
全世界の感染症研究機関が結託して陰謀を企てない限り(そんなことができるくらいなら、新型コロナなんてあっという間に解決するに違いない)、真実が見えてくる気がするんだがな・・・。
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