米国大統領選挙投票始まる:まあ6割以上終わってるけど2020年11月03日 23:40

米国大統領選挙投票始まる:まあ6割以上終わってるけど
米国大統領選挙投票始まる:まあ6割以上終わってるけど


さっき(日本時間3日20時)から、米国大統領選挙の投票が始まった。

そうはいっても、今回は郵便投票を含む期日前投票が多く、報道では9880万票と言われている(CNNでは、1億人超とも)。

前回の大統領選挙の投票総数は、1億3700万票余り。

今回、投票率が高くなって1億6千万票くらいになるといわれているから、既に6割以上が投票済みということになる。

新型コロナの感染予防というのがその理由だそうだが、ついでに4年後の大統領選挙の期日前投票もしておけばいいのにな(そんなあ!)。

ワクチンの出来が悪くて接種率も低ければ、どーせ4年後だって期日前投票が主流になるに決まってる(ちょっと前過ぎじゃね?)。

まあ、その頃には全米で3億人以上が罹患していて、ほぼほぼ集団免疫が成立している可能性が高いからな(今年1300万人、来年2千万人、2年後4千万人、3年後8千万人、4年後1億6千万人が感染すると試算(テキトーです):合計3億1300万人)。

期日前投票が広範に実施されるかどうかは定かではない(そうなのかあ?)。

まあ、どうでもいいんですが。

その郵便投票の開票が遅れれば、前代未聞の事態が起こる可能性もある。

(カギは「郵便投票」「選挙人」
アメリカ大統領選のしくみ)
https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/presidential-election2020/process/

「トランプ大統領が「郵便投票で不正があった」と主張し、決着がずれこむ可能性もあります。」

「郵便と投票所で「二重投票」が起きると予想」

米国の選挙管理がどうなっているのかは知らないが、そんなことができるようなら、そっちの方が問題だな。

まあいい。

記事の最後にあるのは、聞いたこともないシナリオだ。

「トランプ米大統領の陣営が大統領選の投票結果を無視する「奇策」を検討しているとの見方が出ています。合衆国憲法は「選挙人」が大統領を選ぶと規定しますが、有権者の投票で選んでいる選挙人の選定方法には規定がないという抜け穴を突くものです。」

「共和党が激戦州で敗れた場合、自らが多数を占める州議会で選挙人を直接選ぶ方式を協議していると米メディアが報じました。州議会の選んだ選挙人と選挙結果のどちらを認めるか訴訟になれば、結果確定は大幅に遅れそうです。」

連邦最高裁判事は、保守派が多数を占めているとはいえ(9人中6人)、そんなことがまかり通れば大統領選挙そのものの有効性を揺るがすことになる。

ありえねー・・・。

ハチャメチャな大統領選挙に期待する外野としては面白いが、既に6割は終わっている。

2000年の時のフロリダみたいに、再集計する度に票差が縮まり、どうなることかとはらはらドキドキする展開にはなるまい。

フロリダは、前回の2倍近い郵便投票が行われているとともに、高齢者やヒスパニック層のトランプ離れもささやかれている(それぞれ、新型コロナ対策の不備、移民構成の変化が理由)。

彼らの多くが郵便投票していると見られ、なおかつ、フロリダ州は郵便投票の結果を早期に開示するようだから、当初はバイデンがリードする可能性が高い。

投票終了直後は、フロリダの票を読めないわけで、そう簡単に勝利宣言を出すわけにはいかないだろう。

最新の世論調査によれば、トランプさんとバイデンさんは6.6パーセントの差になっている(直前の追い上げで差は縮まってきています)。

前回とは異なり、世論調査で逆転したことは一度もない。

どころか、大票田のテキサスがどっちに転ぶか分からない。

フロリダとテキサスと言えば、新型コロナの御三家だからな(もう一つは、もちろんカリフォルニア:民主党の強固な地盤)。

フロリダの高齢者がトランプ離れをしていると考えると、保守層が固いテキサスだって、どう転ぶかは分からない。

浮沈子は、バイデンの地滑り的大勝利に終わると見ている。

330人超の選挙人獲得もあり得る(過半数は270人)。

奇策の早期勝利宣言&選挙人訴訟をすることもなく、トランプ政権はあっけなく終わるだろう。

が、しかし、米国の憂鬱は、そう簡単には終わらない。

新型コロナも経済問題も、新政権になったからと言って直ぐに解決できる問題じゃないしな。

民主党は、おそらく3分の1が改選される上院でも勝利し、過半数を制するに違いない(テキトーです)。

政治的には、逆に言い訳の効かない状況に追いつめられることになるわけだ。

分断の時代から、一転、国家の総力を挙げて問題解決に当たらなければならない。

中国やインドの台頭で、米国の国際的な地位は、少なくとも相対的に縮小していく。

20世紀は米国の世紀だったが、21世紀は米国が衰退する世紀だ。

軍事的に前方展開から撤退し、世界の警察官であることを止めたのは先代のオバマ政権だったからな。

この4年間、大きな軍事衝突が起きなかったのは、米国がもはや世界中で戦争を続けることができなくなりつつあることの証拠だ。

あと10年もすれば、南シナ海は中国が実効支配し、韓国は中国と安全保障条約を結んでいるかもしれない。

他人事じゃないしな。

我が国だって、いつまで米国の同盟国でいられることやら・・・。

もう、好きにしてくれと。

米軍は撤退するぞと。

米国が中国と手打ちをして、台湾を含む東アジアの安全保障から手を引くのは時間の問題だな。

バイデン政権の成立は、その流れを加速するに違いない。

軍事的プレゼンスの縮小は、トランプのディールではなく、米国の止むにやまれぬ事情からくる必然だからな。

そうはいっても、依然として米国は唯一の超大国だ。

軍事的にも経済的にも文化的にも、それを凌ぐ国はない。

100年前は、新興国家だったがな。

中国やインドがどうなるかは分からないが、100年後はブラジルとかヤバいかもな。

アフリカだってどうなるか分からない。

世界は常に変わり続けている。

昨日の常識が今日の非常識になり、今日の非常識は明日の常識になる。

米国は、この4年間がんばって(つまり、国民の生活を犠牲にして)踏み止まってきたが、次の4年間は大きく変わるだろう。

国際協調のコストを払い、貧困層へのコストを払い、国内で失われたあらゆるコストを払って、長期的衰退を加速する。

国内を分断して統治するという、比較的シンプルな政治から、統合して統治するという困難な政治に代わる。

どっちにしても、今までの蓄えを取り崩していくしかないのだ。

その中には、国際的な地位や、麗しい民主主義的価値観、社会的公平や機会均等といった米国らしい自由も含まれる。

トランプ政権の4年間で、随分取り崩しちまったけどな。

それは、我が国も同じかもしれない。

大阪都構想については良く知らないけど、2回目の住民投票でも否決された。

何か、衰退への道が始まっているのかも知れない(都構想が何か分かっていないので、テキトーです)。

新型コロナの影響で、それが加速しているのかもな。

今まで見えなかったことが、あからさまに見えてくる。

政治的にはともかく、科学的には新型コロナは人類の脅威でも何でもない。

この感染症で、人類が滅びるなどということはない。

過剰な社会政策を行って、その悪影響で衰退することがあるかも知れないが、それだって文明社会が崩壊するような話ではない。

どういう選択をするかは、我々が決めればいいのだ。

ジジババやハイリスクグループをどうやって保護するのか、その社会的需要を取り込んで、上手く回していく手段を考えればいいだけの話だ(って、そこが難しいんじゃん!?)。

人類が、何らかの形でこの感染症と共存できるようになるまでの何百年間(何千年かも)を、上手く凌げればいいのだ。

新型コロナは変わらなくても(月に2回くらいのペースで小さい変異を繰り返しているようですが)、我々の方が変わる。

人類は常に変わり続けている。

世界が変わったり、米国の大統領が代わったりするのは、当たり前だろう。

万が一、今回代わらなくたって、4年後には代わるわけだからな。

大した違いはない(そうなのかあ?)。

まあいい。

明日は、投票状況(投票率)や開票速報の確認で忙しいからな(翌日からはサイドマウントだし)。

投票日当日の投票率が低ければ、トランプさんにとっては不利になるかも知れない(郵便投票が有効なら)。

投票状況だって、結果に大きく影響を与えかねない。

米国がクシャミをすると我が国が風邪をひくといわれる(新型コロナですかあ?)。

浮沈子は、さっきからクシャミ連発なんだがな。

暖かいものでも食べて、さっさと寝るとしよう・・・。

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