CCR(5日目) ― 2016年09月30日 08:11
CCR(5日目)
昨日は、乗り合いで2か所の沈船に行った。
1本目は、隆興丸。
2本目は、備中丸。
どちらも、ブイが打ってなくて、オスカーが先に潜降してフロートを上げ、それを頼りに潜る。
ずっと上げておいてくれればいいんだが、浮沈子の潜降(もちろん、ドンケツ!)に合わせて回収してしまい、浮上の際は上げ直す。
まあ、潜降地点に戻らなくてもいいから、楽ちんではあるけどな。
深度は、両方とも最大で25m位だから、ふつーのファンダイブだ。
ゲストとスタッフの人数が同じという、なんとも贅沢なダイビングである。
スタッフは、沈船ガイドの経験を積ませるということで、普段は龍馬に乗っていることが多いカッキー(垣内さん)や、最近はレギュラーになってきているオスカーも行く。
メインのガイドは、加藤先生。
そして、イントラが浮沈子にマンツーマンで付く。
ゲストは、浮沈子を含めて4人だ。
トリムは概ね取れていて、エントリーの時の耳抜きさえクリアーできれば、後はボトムで苦労することはない。
浮上の際に、浮力調整に大量のエアを消費するので、ディリュエントが足りなくなりそうになった。
で、必殺裏技のベイルアウトタンクからBCのインフレーターへ接続する中圧ホースを付ける。
カウンターラングのマニュアルインフレーションボタンへの接続ができる中圧を探すのに、いささか手間取ったが、なんとか漏れてない(!)ホースを手持ちの中から見つけてOK。
やれやれ・・・。
浮上の際に、PO2が1.3のままで、6mでホバリングするというのを何とかしなくてはならない。
2本目は、その後、ローセットに切り替えてから浮上するまでの段取りも良くなかった。
水中で、ベイルアウトからの中圧を外したら、BCのインフレーターがどこかに行ってしまった。
直立の姿勢になった時に、背中に回り込んでしまっていたのだが、探すのに苦労した。
もう、自己嫌悪で凹みまくる・・・。
帰りに、プロペラ機が沈んでいるところに寄って、軽く残タンで潜る。
浮沈子は、フィンとマスクだけで、水面から覗き込んだ。
主翼の片方と、デカいエンジン(プロペラ付き)が沈んでいる。
サンゴが覆っていて、なんとか判別できる程度だが、水深も浅く、癒し系のスポットだな。
もちろんブイなどは、ない。
もう、沈船ダイブなんてコリゴリだと思っていたので、このスポットでリラックスできたのは良かった。
ソフノライムの反応が、替えてから1日で悪くなっている。
下の方の1枠だけだが、2日目の今日は、途中でヤバくなったら上がることにする。
時間管理としては、45分2本だから、ちょうど半分である。
今日のダイブは、3本の予定なので、2本で止めるつもりで行こう。
昨夜の夕食は、食べ比べを兼ねて、カープレストランでかつ丼を注文してみる。
これ、メニューにはない。
カツカレーと親子丼があるので、出来ないはずはないと思って聞いてみたら、8ドルで作ってくれるという。
ラッキー!。
で、これが、また、見かけはかつ丼とは似ても似つかない代物で、大皿に山盛りのご飯に、それが完全に隠れるトロトロ卵焼き。
その卵焼きの大海の中に、沈船の如くカツが埋もれている・・・。
トッピングには万能ねぎ、付け合わせの小鉢は、なんとキムチ・・・。
ハクサイのお新香なら分かるんだが、素材が同じなだけで、違和感たっぷりだな。
サービスで、小人バナナ2本、ノニ茶、ブドウひと房(種なしで、皮ごと食べた)が次々に出てきて、もちろん、完食。
アイスティー(1.5ドル)を含めて、10ドル置いてきたが、十分元を取った。
味は悪くないが、これをかつ丼と呼んでいいかどうかは別の話だ。
大体、丼じゃないしな(洗面器くらいの大皿)。
分量は、パラオのローカルサイズで、2人前だしな(大盛りの限度を、とっくに超えている)。
殆ど食い疲れ状態で帰路に就いた。
カープレストランの前の道には、ケルベロスがいる。
門番のように、来る客に吠え掛かる犬だ。
1匹の時も、2匹の時もいるが、明るい時間帯にはいない。
昨日は、デイドリームで片付けが終わったのが遅かったので、直接レストランに行ったこともあり、見つかることはなかった。
さて、帰りに店を出て、右手を見ると、道路のど真ん中に寝そべっている。
駐車場を突っ切れば抜けられないことはないが、途中まで追いかけられたこともある。
と、左手から人影が現れて、こちらに向かってくる。
ははあ、港のほうに行けば、門番の誰何を受けることもないわけだな。
ということで、レンジャーのボートが留まっている前を抜けて、無事に帰ることが出来た。
本日最大の収穫だな。
これで、安心してカープレストランに通うことができる。
帰ってきて、疲れがどっと出て、そのまま、洗濯もせずに爆睡した。
そろそろ準備して、ショップに行かなければならないが、2本目からなのでのんびりできる。
今夜、飲み会があるらしいが、ちょっと遠慮しようかな。
明日は、ダイビングを休んで、ランドツアーに出ることになっている。
今朝のカヨさん情報によれば、明日が独立記念日なんだそうだ。
首都近辺では、お祭りがあるようで、運が良ければ見物できそうだという。
ちょっと体力温存しておかなければな・・・。
昨日は、乗り合いで2か所の沈船に行った。
1本目は、隆興丸。
2本目は、備中丸。
どちらも、ブイが打ってなくて、オスカーが先に潜降してフロートを上げ、それを頼りに潜る。
ずっと上げておいてくれればいいんだが、浮沈子の潜降(もちろん、ドンケツ!)に合わせて回収してしまい、浮上の際は上げ直す。
まあ、潜降地点に戻らなくてもいいから、楽ちんではあるけどな。
深度は、両方とも最大で25m位だから、ふつーのファンダイブだ。
ゲストとスタッフの人数が同じという、なんとも贅沢なダイビングである。
スタッフは、沈船ガイドの経験を積ませるということで、普段は龍馬に乗っていることが多いカッキー(垣内さん)や、最近はレギュラーになってきているオスカーも行く。
メインのガイドは、加藤先生。
そして、イントラが浮沈子にマンツーマンで付く。
ゲストは、浮沈子を含めて4人だ。
トリムは概ね取れていて、エントリーの時の耳抜きさえクリアーできれば、後はボトムで苦労することはない。
浮上の際に、浮力調整に大量のエアを消費するので、ディリュエントが足りなくなりそうになった。
で、必殺裏技のベイルアウトタンクからBCのインフレーターへ接続する中圧ホースを付ける。
カウンターラングのマニュアルインフレーションボタンへの接続ができる中圧を探すのに、いささか手間取ったが、なんとか漏れてない(!)ホースを手持ちの中から見つけてOK。
やれやれ・・・。
浮上の際に、PO2が1.3のままで、6mでホバリングするというのを何とかしなくてはならない。
2本目は、その後、ローセットに切り替えてから浮上するまでの段取りも良くなかった。
水中で、ベイルアウトからの中圧を外したら、BCのインフレーターがどこかに行ってしまった。
直立の姿勢になった時に、背中に回り込んでしまっていたのだが、探すのに苦労した。
もう、自己嫌悪で凹みまくる・・・。
帰りに、プロペラ機が沈んでいるところに寄って、軽く残タンで潜る。
浮沈子は、フィンとマスクだけで、水面から覗き込んだ。
主翼の片方と、デカいエンジン(プロペラ付き)が沈んでいる。
サンゴが覆っていて、なんとか判別できる程度だが、水深も浅く、癒し系のスポットだな。
もちろんブイなどは、ない。
もう、沈船ダイブなんてコリゴリだと思っていたので、このスポットでリラックスできたのは良かった。
ソフノライムの反応が、替えてから1日で悪くなっている。
下の方の1枠だけだが、2日目の今日は、途中でヤバくなったら上がることにする。
時間管理としては、45分2本だから、ちょうど半分である。
今日のダイブは、3本の予定なので、2本で止めるつもりで行こう。
昨夜の夕食は、食べ比べを兼ねて、カープレストランでかつ丼を注文してみる。
これ、メニューにはない。
カツカレーと親子丼があるので、出来ないはずはないと思って聞いてみたら、8ドルで作ってくれるという。
ラッキー!。
で、これが、また、見かけはかつ丼とは似ても似つかない代物で、大皿に山盛りのご飯に、それが完全に隠れるトロトロ卵焼き。
その卵焼きの大海の中に、沈船の如くカツが埋もれている・・・。
トッピングには万能ねぎ、付け合わせの小鉢は、なんとキムチ・・・。
ハクサイのお新香なら分かるんだが、素材が同じなだけで、違和感たっぷりだな。
サービスで、小人バナナ2本、ノニ茶、ブドウひと房(種なしで、皮ごと食べた)が次々に出てきて、もちろん、完食。
アイスティー(1.5ドル)を含めて、10ドル置いてきたが、十分元を取った。
味は悪くないが、これをかつ丼と呼んでいいかどうかは別の話だ。
大体、丼じゃないしな(洗面器くらいの大皿)。
分量は、パラオのローカルサイズで、2人前だしな(大盛りの限度を、とっくに超えている)。
殆ど食い疲れ状態で帰路に就いた。
カープレストランの前の道には、ケルベロスがいる。
門番のように、来る客に吠え掛かる犬だ。
1匹の時も、2匹の時もいるが、明るい時間帯にはいない。
昨日は、デイドリームで片付けが終わったのが遅かったので、直接レストランに行ったこともあり、見つかることはなかった。
さて、帰りに店を出て、右手を見ると、道路のど真ん中に寝そべっている。
駐車場を突っ切れば抜けられないことはないが、途中まで追いかけられたこともある。
と、左手から人影が現れて、こちらに向かってくる。
ははあ、港のほうに行けば、門番の誰何を受けることもないわけだな。
ということで、レンジャーのボートが留まっている前を抜けて、無事に帰ることが出来た。
本日最大の収穫だな。
これで、安心してカープレストランに通うことができる。
帰ってきて、疲れがどっと出て、そのまま、洗濯もせずに爆睡した。
そろそろ準備して、ショップに行かなければならないが、2本目からなのでのんびりできる。
今夜、飲み会があるらしいが、ちょっと遠慮しようかな。
明日は、ダイビングを休んで、ランドツアーに出ることになっている。
今朝のカヨさん情報によれば、明日が独立記念日なんだそうだ。
首都近辺では、お祭りがあるようで、運が良ければ見物できそうだという。
ちょっと体力温存しておかなければな・・・。
CCR(6日目) ― 2016年09月30日 22:27
CCR(6日目)
吉備、天塩丸、飛行艇に行く。
飛行艇は、浮沈子は潜らなかった。
相変わらず、6mでの停止では、プラスマイナス1mでふらふらする。
怒涛の如く注入される酸素を鼻からだし、浮力を打ち消すべくBCに吸気し、そして、排気する。
どこかに中性浮力になる一点があるはずなのだが、それが分からない。
本日の吉備を含め、昨日の2隻も、ブイは打っていない。
安全停止(つーか、CCRで潜っている浮沈子の場合は、そんなもんは必要ないので、完全に減圧停止のシミュレーション)は、ブルーウォーター状態。
深度計とにらめっこだけだ。
たまに水面を見上げたりするが、気休めに過ぎない。
深度の維持は、計器飛行状態である。
ナイトダイビングでも、洞窟の中でも、同じ状態なんだろう。
PO2が1.3のハイセットのまま、その状態を維持する。
地獄だ・・・。
イントラから、ローセットに切り替えてOKのサインが出るまで、必死である。
その、ローセットのサインが出てからも、じっくりと時間を掛けて浮上するように指示が出ている。
まあ、理想を言えば1分間に1mということになるんだろうが、そんな芸当は出来ない。
ローセットに切り替えてからは、酸素の吐出はないが、浅い深度での浮力のコントロールは、より困難を極める・・・。
静止する感覚以前の問題だな。
とにかく、中性浮力の維持をなんとかしなければ、いつまでたってもヘリウムは吸えない。
何年でも、そのままになる。
一生、吸えないかもしれないと思うと悲しくなる。
まあいい。
先の見えない状況の中で、今回のトレーニングダイブの前半が終わった。
明日は休み。
夕食は、近くのコンビニで買ってきて済ませる。
2時間ほど寝て、食堂に下りてきて、粉コーヒーを飲みながら、このブログを書き始めた。
明日はダイビングは休み。
イントラはデイドリームには、一日いるという。
加藤先生は今日もご一緒した沈船取材チームのガイド。
浮沈子は、9時からバベルダオブ島ツアーに出かける。
ちょっと、スペシャルに組んでもらった。
明後日は、ヘルメットレックでトレーニングダイブをすることになっている。
加藤先生も、CCRで参加するかもしれない。
つーことは、その次の日も同じパターンということだろうな。
ソフノライムの消費を考えればそうなる。
45分×2回×2日間=3時間というパターンだな。
今日も2本目の天塩丸のエキジットのあたりで、温度センサーの表示が、左から2コマめが白くなった。
直ちに二酸化炭素中毒(ハイパーカプニア)になるわけではないが、時間管理上も、熱反応上も、交換の時期だ。
というわけでもないが、予定通り2本で切り上げる。
1本目の吉備は、天地が逆になって沈んでいて、船底にはソフトコーラルが綺麗に付いていた。
水底で25mくらいなので、船内に入ることも出来そうだったが、浮沈子は入らなかった。
イントラの指示がなければ、積極的に入ることはない。
オープンサーキットの連中は、朝からあまつ丸に行って、深場のダイビングをしているくせに、どんどん中に入っている。
まあ、それが趣味というか仕事というか、仕方ないとはいえ、他人事ながら理解に苦しむ。
天塩丸は、今回3度目だが、いつ来ても癒されるな。
海況が悪いと来ることは出来ない。
今日も、チョッピーな風波が立っていたが、吉備のあとに潜った。
イントラは、何度も船内を通過させてくれるのだが、最後の1回は、あえてついて行かずに外で待っていた。
予定のエキジットが迫っていたし、特について来いという指示もなかったので、しかとしてしまった(!)。
まあ、どうでもいいんですが。
天塩丸にはブイが打ってあるので、エキジットも楽だ。
深度維持をするのに、如何に目視に頼っているかという証拠だな。
深度計も、参考にたまに見るだけ。
潜降索の一点を注視して、浮上沈降のタイミングを計る。
出し入れするエアの量も、格段に少ない。
ははあ、苦労しているのは計器飛行の時だけか。
明後日のヘルメットレックは、それこそ10回くらい潜っているので、様子は分かっている。
透視度は良くないことが多いが、潜降索を目印にできれば楽勝だな・・・。
と、イントラから、エントリーとは違ったところで浮上しようとか言われる!。
その方が、練習になるからだと!。
トホホ・・・。
えーと、もちろん、ヘルメットレックには、ブイは1本しかない。
つーことは、またまた計器飛行による6mでのホバリング地獄がまっているというわけだ。
まあ、どうでもいいんですが。
いろいろ愚痴っているが、CCRでの浅く明るく暖かい海でのダイビングは、実に楽しい。
今のところ、耳抜きで失敗して、水面まで戻ったことはない。
特に、何時も苦労する右耳は、何の問題もない。
左が数回、初めの6m位の間にぐずることはあっても、潜降を止め、上体を起こし、ゆっくりと唾を飲めば、数回で抜けている。
それだけは有り難いな。
耳抜きだけは、どんな器材を使っても、どれだけ優秀なインストラクターに付いても、どうすることも出来ない。
自分の体調のコントロールと、運に任せるほかはないのだ。
トリムの調整に、もう少し工夫が必要な気がするが、まあ、概ねこんな感じでいい。
ブラダーの上部を3か所縛り、両肩に2ポンドの重りを付けている(左右で4ポンド)。
その他に、腰(背中側)に、ウエイトベルトで2ポンドを、左右のバランス調整を兼ねて着けているが、今のところ、左右調整の必要を感じたことはない。
これだと、やや立ち気味になるが、ペネトレーションの際も、問題なくクリアできているので、もう少し様子を見よう。
ウエイトベルトは、上下もできるので、これで微調整も可能だ。
浅いところで立ち気味になる(下の方にエアを溜めるようにBC上部を絞っているために、浅いところでエアが入らなくなると、下側の浮力が落ちる)ので、エキジットの前にウエイトベルトを上に上げておくのがいいだろう。
それ以外は、今のところ、器材上の問題はない。
今回、全部持ち帰って、本国(英国)にフルメンテに出そうと思っている。
オリジナルのBCとか、ハーネスとかがないと受けてくれないという話もあるが、ちょっと相談だな。
多少時間が掛かってもいいから、今後10年くらい、安心して使えるように、消耗品や経年劣化した部品を交換してもらおう。
クラシックの部品供給は途絶えているようだ。
CCRは、ヒストリックカーのようなわけにはいかない。
まあ、電子部品ということもあるがな。
イントラからは、この際、新品を買ったらどうかと提案されたが、そんな金があれば違うCCRを買う。
直し直しでも、使い慣れたインスピだからこそ、続いているということもある。
サイドマウントに改造する予定もあるしな(イッヒッヒ!)。
ただ、バックマウントのカウンターラングへの交換は、強く勧められている。
アルミのバックプレートの若干の加工を要するようだが、最悪、金ノコで切ってヤスリ掛けしてもいい(ひえーっ)。
習ったスキルがそのまま使えるので、フロントマウントのままにしようと考えているだけだ。
ちっとは、進歩がないとな。
今回のトレーニングが終わったら、じっくり考えてみよう。
10時を過ぎて、食堂には誰もいなくなった。
夜中の食堂は、猫どもの天国である。
そろそろ、彼らに明け渡すとするかな。
吉備、天塩丸、飛行艇に行く。
飛行艇は、浮沈子は潜らなかった。
相変わらず、6mでの停止では、プラスマイナス1mでふらふらする。
怒涛の如く注入される酸素を鼻からだし、浮力を打ち消すべくBCに吸気し、そして、排気する。
どこかに中性浮力になる一点があるはずなのだが、それが分からない。
本日の吉備を含め、昨日の2隻も、ブイは打っていない。
安全停止(つーか、CCRで潜っている浮沈子の場合は、そんなもんは必要ないので、完全に減圧停止のシミュレーション)は、ブルーウォーター状態。
深度計とにらめっこだけだ。
たまに水面を見上げたりするが、気休めに過ぎない。
深度の維持は、計器飛行状態である。
ナイトダイビングでも、洞窟の中でも、同じ状態なんだろう。
PO2が1.3のハイセットのまま、その状態を維持する。
地獄だ・・・。
イントラから、ローセットに切り替えてOKのサインが出るまで、必死である。
その、ローセットのサインが出てからも、じっくりと時間を掛けて浮上するように指示が出ている。
まあ、理想を言えば1分間に1mということになるんだろうが、そんな芸当は出来ない。
ローセットに切り替えてからは、酸素の吐出はないが、浅い深度での浮力のコントロールは、より困難を極める・・・。
静止する感覚以前の問題だな。
とにかく、中性浮力の維持をなんとかしなければ、いつまでたってもヘリウムは吸えない。
何年でも、そのままになる。
一生、吸えないかもしれないと思うと悲しくなる。
まあいい。
先の見えない状況の中で、今回のトレーニングダイブの前半が終わった。
明日は休み。
夕食は、近くのコンビニで買ってきて済ませる。
2時間ほど寝て、食堂に下りてきて、粉コーヒーを飲みながら、このブログを書き始めた。
明日はダイビングは休み。
イントラはデイドリームには、一日いるという。
加藤先生は今日もご一緒した沈船取材チームのガイド。
浮沈子は、9時からバベルダオブ島ツアーに出かける。
ちょっと、スペシャルに組んでもらった。
明後日は、ヘルメットレックでトレーニングダイブをすることになっている。
加藤先生も、CCRで参加するかもしれない。
つーことは、その次の日も同じパターンということだろうな。
ソフノライムの消費を考えればそうなる。
45分×2回×2日間=3時間というパターンだな。
今日も2本目の天塩丸のエキジットのあたりで、温度センサーの表示が、左から2コマめが白くなった。
直ちに二酸化炭素中毒(ハイパーカプニア)になるわけではないが、時間管理上も、熱反応上も、交換の時期だ。
というわけでもないが、予定通り2本で切り上げる。
1本目の吉備は、天地が逆になって沈んでいて、船底にはソフトコーラルが綺麗に付いていた。
水底で25mくらいなので、船内に入ることも出来そうだったが、浮沈子は入らなかった。
イントラの指示がなければ、積極的に入ることはない。
オープンサーキットの連中は、朝からあまつ丸に行って、深場のダイビングをしているくせに、どんどん中に入っている。
まあ、それが趣味というか仕事というか、仕方ないとはいえ、他人事ながら理解に苦しむ。
天塩丸は、今回3度目だが、いつ来ても癒されるな。
海況が悪いと来ることは出来ない。
今日も、チョッピーな風波が立っていたが、吉備のあとに潜った。
イントラは、何度も船内を通過させてくれるのだが、最後の1回は、あえてついて行かずに外で待っていた。
予定のエキジットが迫っていたし、特について来いという指示もなかったので、しかとしてしまった(!)。
まあ、どうでもいいんですが。
天塩丸にはブイが打ってあるので、エキジットも楽だ。
深度維持をするのに、如何に目視に頼っているかという証拠だな。
深度計も、参考にたまに見るだけ。
潜降索の一点を注視して、浮上沈降のタイミングを計る。
出し入れするエアの量も、格段に少ない。
ははあ、苦労しているのは計器飛行の時だけか。
明後日のヘルメットレックは、それこそ10回くらい潜っているので、様子は分かっている。
透視度は良くないことが多いが、潜降索を目印にできれば楽勝だな・・・。
と、イントラから、エントリーとは違ったところで浮上しようとか言われる!。
その方が、練習になるからだと!。
トホホ・・・。
えーと、もちろん、ヘルメットレックには、ブイは1本しかない。
つーことは、またまた計器飛行による6mでのホバリング地獄がまっているというわけだ。
まあ、どうでもいいんですが。
いろいろ愚痴っているが、CCRでの浅く明るく暖かい海でのダイビングは、実に楽しい。
今のところ、耳抜きで失敗して、水面まで戻ったことはない。
特に、何時も苦労する右耳は、何の問題もない。
左が数回、初めの6m位の間にぐずることはあっても、潜降を止め、上体を起こし、ゆっくりと唾を飲めば、数回で抜けている。
それだけは有り難いな。
耳抜きだけは、どんな器材を使っても、どれだけ優秀なインストラクターに付いても、どうすることも出来ない。
自分の体調のコントロールと、運に任せるほかはないのだ。
トリムの調整に、もう少し工夫が必要な気がするが、まあ、概ねこんな感じでいい。
ブラダーの上部を3か所縛り、両肩に2ポンドの重りを付けている(左右で4ポンド)。
その他に、腰(背中側)に、ウエイトベルトで2ポンドを、左右のバランス調整を兼ねて着けているが、今のところ、左右調整の必要を感じたことはない。
これだと、やや立ち気味になるが、ペネトレーションの際も、問題なくクリアできているので、もう少し様子を見よう。
ウエイトベルトは、上下もできるので、これで微調整も可能だ。
浅いところで立ち気味になる(下の方にエアを溜めるようにBC上部を絞っているために、浅いところでエアが入らなくなると、下側の浮力が落ちる)ので、エキジットの前にウエイトベルトを上に上げておくのがいいだろう。
それ以外は、今のところ、器材上の問題はない。
今回、全部持ち帰って、本国(英国)にフルメンテに出そうと思っている。
オリジナルのBCとか、ハーネスとかがないと受けてくれないという話もあるが、ちょっと相談だな。
多少時間が掛かってもいいから、今後10年くらい、安心して使えるように、消耗品や経年劣化した部品を交換してもらおう。
クラシックの部品供給は途絶えているようだ。
CCRは、ヒストリックカーのようなわけにはいかない。
まあ、電子部品ということもあるがな。
イントラからは、この際、新品を買ったらどうかと提案されたが、そんな金があれば違うCCRを買う。
直し直しでも、使い慣れたインスピだからこそ、続いているということもある。
サイドマウントに改造する予定もあるしな(イッヒッヒ!)。
ただ、バックマウントのカウンターラングへの交換は、強く勧められている。
アルミのバックプレートの若干の加工を要するようだが、最悪、金ノコで切ってヤスリ掛けしてもいい(ひえーっ)。
習ったスキルがそのまま使えるので、フロントマウントのままにしようと考えているだけだ。
ちっとは、進歩がないとな。
今回のトレーニングが終わったら、じっくり考えてみよう。
10時を過ぎて、食堂には誰もいなくなった。
夜中の食堂は、猫どもの天国である。
そろそろ、彼らに明け渡すとするかな。
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