世紀の打ち上げ ― 2018年05月11日 01:30
世紀の打ち上げ
ある意味では、月着陸を果たした、アポロ11号よりも画期的かもしれない。
ロケットに、新たな意味を与える再使用に特化した1段目を有するファルコン9ブロック5の打ち上げが迫っている。
(Bangabandhu Satellite-1 Mission)
http://www.spacex.com/sites/spacex/files/bangabandhupresskit5918.pdf
「Falcon 9 Block 5 is designed to be capable of 10 or more flights with very limited refurbishment as SpaceX continues to strive for rapid reusability and extremely high reliability.」(Falcon 9 Block 5は、スペースXが急速な再利用性と非常に高い信頼性を追求し続けているため、非常に限定された改装で10以上のフライトが可能になるように設計されています。:自動翻訳のまま:以下同じ)
スペースシャトルも、再使用を前提としていたけど、毎回オーバーホールするような運用思想のもとに設計されていたからな。
スペースXが行っているのは、それとは異なるアプローチだ。
ロケットを回収して、燃料入れてそのまま飛ばす。
必要な検査や、毎回の消耗品はあるかもしれないが、それらを最小化して、短い時間で次の飛行に投入する。
目指しているのは航空機だ。
ブロック5の特徴の一つに、エンジンを機体にボルト止めしているというのがあるそうだ。
今までは溶接。
航空機では、エンジンの載せ替えは日常茶飯事だからな。
オーバーホールの際の整備性にも配慮しているということだ。
中国が20回程度の再使用を目指しているそうだが、志が違うような気がする。
エンジンをオーバーホールしている間に、整備済みのエンジンに乗せ換えて、機体はさっさと次の飛行に回されるんだろう。
パラシュートによる回収ではなく、パワードランディングによる回収となったのは、機体やエンジンに対する損傷を可能な限り軽減し、いい状態のまま再使用に回す必要があるからだ。
高い頻度で運用するには、それがベストだから。
そういう観点では、ブロック4までのファルコン9は、未完成品というか、実験機というか、開発途上だったわけだ。
既に50機以上を打ち上げているが、今後、ファルコン9といえば、ブロック5のことを指すようになるだろう。
打ち上げペースが早まれば、あっという間に50機を超え、500機位になるだろうからな。
民間や政府の衛星、ISSへの貨物搬送を行いながら、地道に開発を続けて、ようやく完成の日を迎えるわけだ。
「The Bangabandhu Satellite-1 mission will be the first to utilize Falcon 9 Block 5, the final substantial upgrade to SpaceX’s Falcon 9 launch vehicle.」(Bangabandhu Satellite-1の使命は、SpaceXのFalcon 9ロケットの最終的な実質的なアップグレードであるFalcon 9 Block 5を初めて利用することになります。)
再使用前提だから、もちろん1段目は回収される(海況が荒れ模様なので、難しそうですが)。
今回、フェアリングが回収されるかどうか、あるいは、そのための実験が合わせて行われるかどうかは、プレスキットでは明らかにされていない。
記念すべき打ち上げになるだろう。
初めて回収に成功した日(2015年12月22日)、初めて再使用ロケットを飛ばした日(2017年3月30日)とともに、歴史に刻まれる日だ(少なくとも、スペースXの歴史には)。
どっちかというと、ファルコンヘビー(と、テスラとスターマン)の方が派手だがな。
あれは、デカいロケットという以外の意義は薄い。
打ち上げ回数とかも、ファルコン9に比べれば少ないだろう。
まあ、どうでもいいんですが。
数時間後には、その歴史的な打ち上げが行われる。
起きていられるかどうかは分からない。
別に、リアルタイムで見なくても、録画でいくらでも見られるからな。
ドカンと行くところは、是非とも生で見たいんだがな。
初物だしな。
期待してないと言ったらウソになるしな。
無人だから、保険でかたが付く話だしな。
打ち上げに成功しても、今後は、回収に失敗したら、損失は大きいしな。
開発コストも掛かっているだろうし、なによりもったいない話だからな。
ロケットを回収できずに、もったいないとかいう感覚って、今までにはあり得ない話だからな。
今後は、それが当たり前になる。
回収再使用ロケットが常識になる第一歩だ。
最早、実験ではない。
れっきとした、正規の運用だ。
2018年5月10日(世界協定時)は、再使用ロケットの日として人類史に刻まれる日になる。
再使用のくせに、割引率は低いけどな(最大で3割かあ?)。
それが、全部BFRの開発に振り向けられ、挙句の果てには火星移民にぶち込まれると思うとやりきれないけどな。
海況が悪ければ、今回の打ち上げは、またしても延期になる可能性がある。
このロケットの回収は必須だからな。
ヘビーのセンターコアも、回収したかったに違いないけどな。
海の藻屑となった。
その轍を踏むわけにはいかない。
延期になっても、回収されないよりはいい。
なんか、延期になりそうな気がしているんだがな・・・。
ある意味では、月着陸を果たした、アポロ11号よりも画期的かもしれない。
ロケットに、新たな意味を与える再使用に特化した1段目を有するファルコン9ブロック5の打ち上げが迫っている。
(Bangabandhu Satellite-1 Mission)
http://www.spacex.com/sites/spacex/files/bangabandhupresskit5918.pdf
「Falcon 9 Block 5 is designed to be capable of 10 or more flights with very limited refurbishment as SpaceX continues to strive for rapid reusability and extremely high reliability.」(Falcon 9 Block 5は、スペースXが急速な再利用性と非常に高い信頼性を追求し続けているため、非常に限定された改装で10以上のフライトが可能になるように設計されています。:自動翻訳のまま:以下同じ)
スペースシャトルも、再使用を前提としていたけど、毎回オーバーホールするような運用思想のもとに設計されていたからな。
スペースXが行っているのは、それとは異なるアプローチだ。
ロケットを回収して、燃料入れてそのまま飛ばす。
必要な検査や、毎回の消耗品はあるかもしれないが、それらを最小化して、短い時間で次の飛行に投入する。
目指しているのは航空機だ。
ブロック5の特徴の一つに、エンジンを機体にボルト止めしているというのがあるそうだ。
今までは溶接。
航空機では、エンジンの載せ替えは日常茶飯事だからな。
オーバーホールの際の整備性にも配慮しているということだ。
中国が20回程度の再使用を目指しているそうだが、志が違うような気がする。
エンジンをオーバーホールしている間に、整備済みのエンジンに乗せ換えて、機体はさっさと次の飛行に回されるんだろう。
パラシュートによる回収ではなく、パワードランディングによる回収となったのは、機体やエンジンに対する損傷を可能な限り軽減し、いい状態のまま再使用に回す必要があるからだ。
高い頻度で運用するには、それがベストだから。
そういう観点では、ブロック4までのファルコン9は、未完成品というか、実験機というか、開発途上だったわけだ。
既に50機以上を打ち上げているが、今後、ファルコン9といえば、ブロック5のことを指すようになるだろう。
打ち上げペースが早まれば、あっという間に50機を超え、500機位になるだろうからな。
民間や政府の衛星、ISSへの貨物搬送を行いながら、地道に開発を続けて、ようやく完成の日を迎えるわけだ。
「The Bangabandhu Satellite-1 mission will be the first to utilize Falcon 9 Block 5, the final substantial upgrade to SpaceX’s Falcon 9 launch vehicle.」(Bangabandhu Satellite-1の使命は、SpaceXのFalcon 9ロケットの最終的な実質的なアップグレードであるFalcon 9 Block 5を初めて利用することになります。)
再使用前提だから、もちろん1段目は回収される(海況が荒れ模様なので、難しそうですが)。
今回、フェアリングが回収されるかどうか、あるいは、そのための実験が合わせて行われるかどうかは、プレスキットでは明らかにされていない。
記念すべき打ち上げになるだろう。
初めて回収に成功した日(2015年12月22日)、初めて再使用ロケットを飛ばした日(2017年3月30日)とともに、歴史に刻まれる日だ(少なくとも、スペースXの歴史には)。
どっちかというと、ファルコンヘビー(と、テスラとスターマン)の方が派手だがな。
あれは、デカいロケットという以外の意義は薄い。
打ち上げ回数とかも、ファルコン9に比べれば少ないだろう。
まあ、どうでもいいんですが。
数時間後には、その歴史的な打ち上げが行われる。
起きていられるかどうかは分からない。
別に、リアルタイムで見なくても、録画でいくらでも見られるからな。
ドカンと行くところは、是非とも生で見たいんだがな。
初物だしな。
期待してないと言ったらウソになるしな。
無人だから、保険でかたが付く話だしな。
打ち上げに成功しても、今後は、回収に失敗したら、損失は大きいしな。
開発コストも掛かっているだろうし、なによりもったいない話だからな。
ロケットを回収できずに、もったいないとかいう感覚って、今までにはあり得ない話だからな。
今後は、それが当たり前になる。
回収再使用ロケットが常識になる第一歩だ。
最早、実験ではない。
れっきとした、正規の運用だ。
2018年5月10日(世界協定時)は、再使用ロケットの日として人類史に刻まれる日になる。
再使用のくせに、割引率は低いけどな(最大で3割かあ?)。
それが、全部BFRの開発に振り向けられ、挙句の果てには火星移民にぶち込まれると思うとやりきれないけどな。
海況が悪ければ、今回の打ち上げは、またしても延期になる可能性がある。
このロケットの回収は必須だからな。
ヘビーのセンターコアも、回収したかったに違いないけどな。
海の藻屑となった。
その轍を踏むわけにはいかない。
延期になっても、回収されないよりはいい。
なんか、延期になりそうな気がしているんだがな・・・。
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