疲労2018年05月22日 09:40

疲労
疲労


単なる疲労だと思うんだが、昨日からだるさが抜けない。

筋肉痛は想定内だが、疲れが取れない感じだ。

早く寝てしまって、夜中に目が覚め、インターネットでラジオの録音を聞きながら夜が明けるのを待つ。

身支度をして本格的に起き出し、昨夜の妄想溢れるブログに手を入れる。

妄想はそのままに、自分で読んでわかる程度に手直しする(妄想のままだと、自分で読んでも分からないからな)。

何度か書いているが、このブログは自分で読むために書いている。

とても、人様に読んでいただくような代物ではない。

未来の自分が読んで、あの時はこんなことがあったとか、書いたときに自分自身が関心があったことを振り返れればいいのだ。

昔から、生命科学に興味があって、色々調べたりしていたけど、一方で宇宙にも関心がある。

そっちの方は、もっぱら打ち上げロケット中心だ。

星の成り立ちとか、宇宙論とかには、あまり興味はない。

自分の目で見たり、手で触れることが出来るものに限られていて、抽象的な話にはついていけないのだ。

まあ、最近は、サンプルリターンとかで、小惑星のかけらを持ち替えるのが流行っているようで、浮沈子もはやぶさがもちかえったイトカワの「ごみ」を拝みに行ったこともある(画像参照(イトカワの微粒子):浮沈子が見たやつではありません)。

なんかなあ・・・。

興味が湧くような対象には見えない(顕微鏡下でやっと見える「ごみ」だからな)。

小惑星といえば、はやぶさ2がリュウグウをカメラでとらえたというニュースが流れている。

(はやぶさ2、「リュウグウ」スタートラッカで撮影成功)
https://sorae.info/030201/2018_05_18_haya.html

「イオンエンジンでの航行が続けられているはやぶさ2ですが、5月11日に1度エンジンを停止し、14日までスタートラッカでリュウグウを撮影。」

(スタートラッカによるリュウグウの撮影に成功!:元記事)
http://www.hayabusa2.jaxa.jp/topics/20180515/

来月到着予定らしい。

そこで何が見つかるのかは興味を引くが、どーせ何も見つからないだろう。

星のかけらをほじくり返して、何が分かるというのか。

まあ、しかし、そういう研究に一生を捧げている人々もいるわけだし、小さいとはいえ、惑星のサンプルというのはあまりポピュラーとは言えないからな。

2020年に戻ってくるという。

それまでは、お預けだな。

こんな記事も出ている。

(太陽系外から移住? 3年前発見の小惑星)
https://www.sankei.com/life/news/180521/lif1805210045-n1.html

「小惑星は15年に発見された「2015BZ509」。木星に近い軌道だが、反対回りで太陽の周りを回っている。」

「この天体は太陽系の誕生直後には、既に現在の軌道に近いところにあったとみられるが、太陽系と同時にできたとは考えにくく、外部から来たと結論づけた。」

((514107) 2015 BZ509)
https://en.wikipedia.org/wiki/(514107)_2015_BZ509

「発見日2014年11月26日」

仮符号が付けられたのは2015年1月後半のようだな。

まあいい。

発見された年は2014年が正しいようだ。

本当に太陽系と別のところで形成され、捕捉されたかどうかは分からない。

シミュレーションの結果だからな。

それこそ、サンプルリターンでもして調べてみなけりゃわからない。

天文学者は、そういう食いつなぐネタ(!)を見つけるのは得意だからな。

宇宙は、調べれば調べるほど分からないことが増えていくという、打ち出の小づちのようなもんだ。

先日のオウムアムアのように、今でも太陽系外から飛んでくる小惑星があるくらいだからな。

太陽の引力に捕獲されたやつなんて、掃いて捨てるほどあるに違いない。

そのうち、地球生命の出どころは、太陽系外から来たなんていう説が通説になるかもしれない。

進化の過程を完全に再現することはできないからな。

手の届かないところに起源を求めてしまうのが一番だ。

合成生物学が新たな生命を作り出すことはできても、それは、お手本を元にしてマネっこして作った偽物に過ぎない。

環境中で進化を続けて生き延びてきたわけではない。

また、進化の過程を明らかにすることでもない。

ツールとして、或いは、モデルとしては価値のある成果かも知れないが、それで、何かが分かるとは思えない。

無生物と生物の垣根が取り除かれたり、敷居が低くなるわけでもない。

生命の起源について、新たな知識が付け加えられたわけでもない。

それを軍事利用したり、商業利用したりすることによる生活の変化には注意を払わなければならない。

遺伝子改変された農作物や家畜などを食べ、それが元で健康被害にあったり、消耗品扱いされる軍隊が戦争の敷居を下げるようなことがあってはならない。

健康を増進するような遺伝子改変作物とか、様々な環境で軍人の健康を維持できるような仕掛けなら、浮沈子は許容できるような気がする。

無人のドローンが遠隔操作でミサイルをぶっ放す時代だからな。

インターネットも、GPSも、衛星通信も、両刃の剣でない技術はない。

そして、技術をどう使うかを決めるのは、それを開発する人々ではなく、その他大勢の人々だ。

恐ろしいのは、無関心であること、人任せにすること、流れに流されてしまうことだろう(ドリフトダイビングの時は、流されたいけどなあ・・・)。

まあ、どうでもいいんですが。

疲れが取れない。

この記事も、何度か横になって休みながら書いている。

今日もフィットネスはサボりだな。

明日は水泳教室だから、何としても参加したい。

そのための英気を養うことにしよう。

遺伝子改変して、バタフライが簡単にできるようにすることはできないのかな・・・。

イリジウム+グレイスFO+秘密衛星?2018年05月22日 20:41

イリジウム+グレイスFO+秘密衛星?
イリジウム+グレイスFO+秘密衛星?


軽いのになぜか燃焼時間が長い今回の打ち上げ。

(Iridium-6/GRACE-FO Mission)
http://www.spacex.com/sites/spacex/files/iridium6presskit2018521.pdf

「LAUNCH AND SATELLITE DEPLOYMENTS
Hour/Min/Sec Events
00:01:19 Max Q (moment of peak mechanical stress on the rocket)
00:02:46 1st stage main engine cutoff (MECO)
00:02:49 1st and 2nd stages separate
00:02:57 2nd stage engine starts
00:03:12 Fairing deployment
00:10:13 2nd stage engine cutoff (SECO-1)
00:11:33 GRACE-FO satellites deployed
00:56:55 2nd stage engine restarts
00:57:03 2nd stage engine cutoff (SECO-2)
01:05:48 Iridium NEXT satellites begin deployment
01:12:28 Iridium NEXT satellites end deployment」

打ち上げまでのシークエンスは、前回のイリジウム5と全く同じなので割愛する。

以下は、その前回のデータ。

(Iridium-5 NEXT Mission)
http://www.spacex.com/sites/spacex/files/iridium-5_press_kit_2018.pdf

「LAUNCH AND SATELLITE DEPLOYMENTS
Hour/Min/Sec Events
00:01:16 Max Q (moment of peak mechanical stress on the rocket)
00:02:34 1st stage main engine cutoff (MECO)
00:02:37 1st and 2nd stages separate
00:02:39 2nd stage engine starts
00:03:28 Fairing deployment
00:09:02 2nd stage engine cutoff (SECO-1)
00:52:05 2nd stage engine restarts
00:52:16 2nd stage engine cutoff (SECO-2)
00:57:16 Iridium NEXT satellites begin deployment
01:12:03 Iridium NEXT satellites end deployment」

イリジウムの重量はこちら。

(Iridium-NEXT)
http://space.skyrocket.de/doc_sdat/iridium-next.htm

「Mass: 860 kg」

グレイスFOはこちら。

(GRACE-FO)
http://space.skyrocket.de/doc_sdat/grace-fo.htm

「580 kg」

しかも、投入する軌道はグレイスFOの方が低い。

「Orbit: 500 km SSO」

イリジウムは、いつもの通り。

「Orbit: 780 km × 780 km, 86.4° (initial / storage orbit: 667 km × 667 km, 86.4°)」

軌道要素が異なる衛星を打ち上げるわけだから、多少の変更はあるだろうが、低軌道かつ軽量なグレイスFO(しかも、2機だけ)なのに、1段目の燃焼時間が長いというのは解せない。

・今回:2分46秒
・前回:2分34秒

2段目の燃焼時間も異なる。

・今回:7分16秒
・前回:6分23秒

きっと、何か秘密のペイロードを積んでいるんじゃないかというのが、例によって浮沈子的妄想として頭を持ち上げてくる。

そもそも、1段目の由来からして怪しい。

「Falcon 9’s first stage for the Iridium-6/GRACE-FO mission previously supported the Zuma mission from Space Launch Complex 40 (SLC-40) at Cape Canaveral Air Force Station in January 2018.」(ファルコン9のイリジウム6 / GRACE-FOミッションの第1ステージは、以前は2018年1月にケープカナベラル空軍基地のスペース発射コンプレックス40(SLC-40)からズマ任務をサポートしました。:自動翻訳のまま)

そう、あのズーマのときの1段目なわけだ。

ひょっとして、ステルス衛星を積んでいるのかもしれない(そんなあ!)。

衛星をデプロイする映像に映っちゃうんじゃないかと心配することはない。

スペースXのへなちょこカメラ(そうなのかあ?)に映るようなステルス性なら、実戦では使い物にならんからな。

電波ステルス性と、光学ステルス性を兼ね備えた最新の衛星だ。

それは、衛星分離機構の中に仕込まれ、イリジウムネクストの5機を放出した後に、おもむろに放たれる(まあ、万が一映っちゃまずいしな)。

ファルコン9は、衛星分離機構も含めて、低軌道に10トンくらいは打ち上げ可能だ。

過去のイリジウムのペイロード重量(衛星分離機構(約1トン)含む)は9,600 kgだからな。

ここから、5機分の重量と2機分のグレイスFOを足して、差分を計算する。

9,600 kgー(860 kg×5+580 kg×2)=4,140kg(!)

ちょっとびっくりの余剰重量がある(衛星分離機構(約1トン)含む)。

しかも、燃焼時間が長いわけだからな。

より重い可能性もある。

極秘のうちに搭載されたズーマ2(3トンくらいか)が乗っていないという保証はない・・・。

まあ、どうでもいいんですが。

面白いのは、2段目の2回目の噴射は、今回の方が短い。

・今回:8秒
・前回:11秒

ふーん・・・。

まあいい。

今回打ち上げに使われるのは、ブロック4で、回収はされない(B1043.2で、再使用だしな)。

この前回収されたブロック5の状態がいいのかもしれないし、その後のブロック5の生産が順調なのかもしれない。

今後、数回にわたっての打ち上げでは、ブロック4の在庫が再使用される見込みだ。

ブロック5が次に登場するのは、ひょっとすると次回のイリジウムネクストになるかもしれない(7月予定)。

それが、前回のB1046.1になるのか、新しいブロック5になるのかは分からない。

徹底した分解検査を行い、再使用による劣化がないかどうかを確認するための作業が、数か月はかかるとされているからな。

ブロック5については、鳥嶋さんの記事が上がっている。

(スペースXの新型「ファルコン9」ロケット - その全貌を解き明かす 第2回 「高い再使用性」と「史上最高の信頼性」を両立できた理由とは?)
https://news.mynavi.jp/article/falcon9_block5-2/

「ちなみに、黒い段間部やチタン製のグリッド・フィンは、以前にもブロック4にも装備して飛行試験が行われており、満を持しての標準装備となった。」

グリッドフィンはともかく、黒い段間部が使われた記憶はない。

以下は、ブロック4の全打ち上げだ(今のところ)。

(CRS-12 Launch Webcast:動画出ます。:B1039.1:回収)
https://www.youtube.com/watch?v=vLxWsYx8dbo&t=605s&list=PLC474234E124B5213&index=21

(Orbital Test Vehicle 5 (OTV-5) Mission:動画出ます。:B1040.1:回収)
https://www.youtube.com/watch?v=9M6Zvi-fFv4&t=575s&list=PLC474234E124B5213&index=19

(Iridium-3 Mission:動画出ます。:B1041.1:回収)
https://www.youtube.com/watch?v=SB4N4xF2B2w&t=807s&list=PLC474234E124B5213&index=18

(Koreasat-5A Webcast:動画出ます。:B1042.1:回収)
https://www.youtube.com/watch?v=CNRTNxZSPhE&t=823s&list=PLC474234E124B5213&index=16

(ZUMA Mission:動画出ます。:B1043.1:回収)
https://www.youtube.com/watch?v=0PWu3BRxn60&t=443s&list=PLC474234E124B5213&index=13

(HISPASAT 30W-6 Mission:動画出ます。:B1044:未回収)
https://www.youtube.com/watch?v=Kpfrp-GMKKM&t=150s&list=PLC474234E124B5213&index=7

(Iridium-5 Mission:動画出ます。:B1041.2:未回収)
https://www.youtube.com/watch?v=mp0TW8vkCLg&t=1215s&list=PLC474234E124B5213&index=5

(CRS-14 Mission:動画出ます。:B1039.2:未回収)
https://www.youtube.com/watch?v=BPQHG-LevZM&t=730s&list=PLC474234E124B5213&index=4

(TESS Mission:動画出ます。:B1045.1:回収)
https://www.youtube.com/watch?v=aY-0uBIYYKk&t=672s&list=PLC474234E124B5213&index=3

黒い段間部はない。

こっそり、色を塗っていたのかもしれない(未確認)。

今回のB1043.2は、明日朝(日本時間で5時前)には打ち上げられているんだろうが、1段目の回収がないブロック4はつまらんからな。

録画でも見て、良しとしよう。

フェアリングの回収を試みるかどうかは不明だしな。

どーせ、そういうところは映さないわけだからな。

ところで、ミッションパッチの星の数は、左右に5個と2個に分けられ、衛星の数に一致したデザインだ。

しかし、よーく見ると、バンデンバーグのところに星が1つある事が分かる(ホントだ!:しかも、前回のイリジウムのミッションパッチには描かれていない!)。

フッフッフ・・・。

これこそ、秘密のステルス衛星を積んでいることの動かぬ証拠さ・・・。