🐱ガザ地区消滅不可避:廃墟となるまで続く攻撃 ― 2023年10月11日 07:26
ガザ地区消滅不可避:廃墟となるまで続く攻撃
(イスラエル軍がハマスに警告 「人質殺害で事態は好転せず」)
https://www.cnn.co.jp/world/35210074.html
「ハマスがイスラエルに、ガザを予告なしに攻撃するなら人質の民間人を処刑すると予告」
「イスラエル軍の報道官は10日、「人質を殺害しても事態は好転しない」との警告を発した。」
150人の人質の命は消えたな・・・。
「イスラエル軍の報道官は、空爆の前にSNSや警告射撃などで予告していると主張。今後もできる限り通告すると表明し、住民らに避難を促した。」
「人々の住む建物が武器庫かもしれないし、ハマスの幹部が住んでいる可能性もある」
この件については、既にこのブログでも取り上げている。
ガザ地区では、全ての建物が標的だ。
イスラエルが一つの都市を壊滅させるのは、これが初めてではない。
(クネイトラ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%8D%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%A9
「クネイトラはオスマン帝国時代にダマスカスから南方へ向かう隊商路の中継地として作られ、後にはイスラエル国境に近い戦略的に重要な都市として兵営が置かれ、人口は20,000人を数えた。」
「1967年6月10日、「6日間戦争」(第三次中東戦争)の最終日にクネイトラはイスラエル軍に占領」
「1973年の「ヨム・キプール戦争」(第四次中東戦争)でシリア軍が一時は奪回したが、イスラエル軍の反撃により再度イスラエル軍が奪回」
「1974年6月にイスラエル軍は撤退したが、それまでにクネイトラの街並みは激しく破壊」
「クネイトラは、ゴラン高原のうちシリアが支配している部分にある」
「シリアの治安関係者が残る以外、クネイトラは今も放棄されている。」
市街地の規模は異なるが、イスラエルという国家が何をやらかすかを知るいい材料だ。
もっとも、シリアも再建しないからな。
目くそ鼻くそ・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
(「今回はいつもと違う」 ガザ住民、イスラエル地上侵攻に戦々恐々)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023101001082&g=int
「今回の攻撃ではイスラエル側に大きな被害が出たことから、住民らは「これまでよりはるかに恐ろしい反動がある」とみている。」
「大虐殺が始まる」
市民の皮膚感覚は侮れないな・・・。
「これまでの空爆では住民が避難できるよう、イスラエル軍が事前に通告してきたが、今回は通告がほとんどない」
まあ、数が多過ぎて、通告が間に合わないというのが実態だろう。
「いつ、どこで、誰が死ぬのか、誰にも分からない」
高い塀で囲まれ、逃げ場のない地域で、いつ爆撃されるかもしれない恐怖と戦う。
地上侵攻が始まれば、ハマスの戦闘員を狩り出すために、巻き添えを食らいかねない。
国際社会とやらは、この復讐のジェノサイドを見て見ぬふりをするどころか、イスラエルに無制限の軍事支援を提供しようとしている。
ウクライナには、制限付きだがな。
ガザ地区が廃墟となるのにどれくらいの期間が掛かるかは分からない。
30万人の予備役招集は、町の破壊に従事することになるだろう。
インフラ(電気や水道)を止められ、食料や医薬品の供給も断たれていると言われる。
そんな町に住み続けることはできない。
「国連の避難所ではイスラエル軍の攻撃から逃れた住民が13万7000人を超え、収容可能人数の90%に達している。」(CNNの記事より)
収容者は、さらに増え続けるだろう。
第3国への移送を始めなければ、溢れかえることになるのは明らかだ。
住む家を破壊され、生活していた町が廃墟になる。
想像もできない悲劇が襲う。
下手をすれば、家族や自分自身の命まで危うい。
やれやれ・・・。
イスラエルは、ガザに対するフリーパスを手にした。
大勢の自国民の血で贖ったフリーパス(外国人も巻き込まれているようですが)。
これから処刑されていく人質一人一人の命で贖ったフリーパス。
地上侵攻に伴い新たに発生する、さらに多くの犠牲も想定内。
そして、それは、侵攻と破壊のパスポートだ。
そこで何が行われるかを想像して、浮沈子は戦慄する。
通常の戦闘行為は、互いにエスカレートするのを防ぐために、反撃は攻撃に見合った規模で行われる。
ガザの場合はそうじゃないからな。
殲滅だ・・・。
世界は、既にそれを見ている。
9.11だ。
しかし、あれは実際に奇襲だったからな。
しかも、敵を殲滅したわけじゃない。
ハマスの幹部が海外にいることは、イスラエルにとって障害ではないだろう。
何十年かかっても、追跡し、追い詰め、処刑する。
その意味でも、反撃は始まったばかりだ。
いや、始まってもいないかもしれない。
浮沈子は、別のことを考えている。
イランは、少なくとも今回のハマスの攻撃を称賛した。
直接関与したかは別として、従来から支援を続けている。
イスラエルは、ガザ地区の殲滅が終われば、イランを標的にするのではないか。
それも、核兵器で(マジか?)。
他のアラブ諸国とは、良好な関係を築く目途が付いている(全部じゃないだろうけど:シリアとかもあるし)。
イランは、イスラエルにとって、最大の仮想敵国だ。
が、まあ、米国が抑えているんだろう(たまに爆撃する程度)。
浮沈子は、米国政府(ブリンケン)が言下にイランの直接関与を否定した点に注目している。
イスラエルとグルになって、おとぼけを決め込んでいるんだろうが、当然関与はしているだろうし、その情報も掴んでいるに決まってる(そうなのかあ?)。
WSJがすっぱ抜いているし、火のないところに煙は立たない。
ウクライナと同じだな。
地域紛争にとどめておくことは、常に米国の利益だ(利権の保護と影響力の行使が可能だからな)。
イランが裏で糸を引いていたなどという話で盛り上がっちゃって、イスラエルが核兵器をぶっ放すようなことになれば、中東は火の海になる。
ガザ殲滅どころの話ではなくなる。
当面、それは避けたいところだろう。
しかし、いずれは通らなければならない道でもある。
イスラエルという国家が、石油という利権に塗れた地域で安定的に存続し続けるためには、イランと一戦交えなければ済まないのだ。
が、事態はそれほど単純じゃない。
背後には、ロシアや中国、インドなどが複雑に絡んでいるからな。
イスラエルに代理戦争させるにしても、そのあたりを考慮する必要がある。
米国としては、現時点では避けたい選択だ。
ウクライナとの二正面作戦ではもたない。
せいぜい、ガザ殲滅程度にとどめておきたい(十分じゃね?)。
そんなところかな。
ハマスの攻撃の背後が、どこまで連なっているのかは知らない。
重層する関与を評価し、どういうプロセスでアプローチし、どこで収束させるかを冷静に判断し続けないと、この地域ではあっという間に制御不能になるだろう。
ロシアも、中国も、インドさえも、無関係とは言えないからな(未確認)。
(解説】イスラエルとハマスが武力衝突、各国の反応)
https://sp.m.jiji.com/article/show/3069255
・英国:イスラエル寄り
・米国:国内では多様だが、もう、イスラエルべったり
・カナダ:G7の中では異色。パレスチナ支持か
・フランス:50万人のユダヤ人を抱える。もちろんイスラエル支持
・ドイツ:イスラエル寄り
・イラン:ハマス万歳!
・レバノン:ハマス万歳!
・トルコ:パレスチナ人を支持。エルドアンは仲介の意志
・イエメン:ハマス万歳!
・イラク:ハマス万歳!
・南アフリカ:意外にも、パレスチナ支持。
南アは、アパルトヘイトに抗して革命的転換を実現した経緯がある。
「わが国の解放運動も、影響をもたらすために武器を取ることを余儀なくされた」
「国際社会は(当時の)南アフリカへの制裁を求められたが、西側諸国はアパルトヘイト下のわが国を支援した。今、パレスチナの人々に対抗するイスラエルを支持するのと同じ人々だ」
複雑だな・・・。
わが国の対応については、サウジ系のメディアが報じている。
(G7議長国の日本、5カ国によるイスラエル支援の声明に署名するのを選択せず)
https://www.arabnews.jp/article/japan/article_101891/
「G7加盟国5カ国は、ハマスによるガザからの攻撃の後、イスラエルを支援する共同声明を月曜日に発表したが、日本とカナダはその声明に署名しなかった。」
「日本はG7の議長国として、G7加盟国諸国と緊密に連携し、平和の追求に関して各国と協議してきた。この共同声明は、各G7メンバーの多様な視点と立場を反映させるために発表されたものと思われます。」
イスラエルべったりじゃないぞというわけだな。
「日本が声明に加わらなかったのは、日本が幅広いアプローチの柔軟性を維持し、裏で積極的に働きかけを行い、パレスチナとイスラエルの双方に影響を及ぼすことを望んでいるためかもしれません。日本はエスカレーションの防止に向けた努力を続け、状況の平和的な解決に貢献し続けることにコミットしています。」
このメディアは、我が国に対する配慮が行き届いていると見える。
サウジは、今回の件で、ある意味当事者でもあるからな(イスラエルとの関係改善の交渉中)。
浮沈子的には、以下の記述に注目だ。
「5カ国の指導者による声明は、彼らが「パレスチナ人民の正当な願望」を認識しており、そして「ハマスはその願望を代表していない」と強調している。」
サウジはスンニ派(スンナ派)の盟主だからな。
シーア派とは一線を画したいところだ。
(ハマスのイスラエル攻撃、外国人も犠牲に 「イスラム国」並みに野蛮で残酷と米高官が非難)
https://www.bbc.com/japanese/67061817
「インド政府は、イスラエルにいる自国民を帰国させるために「積極的に」取り組んでいるとしている。報道によると、イスラエルには約1万8000人のインド人が居住し、働いている。」
インド政府の立場については知らない。
(中国、イスラエルとパレスチナ国家との「2国家共存」主張…ハマスの直接批判避ける)
https://www.yomiuri.co.jp/world/20231008-OYT1T50137/
「即時停戦と事態の更なる悪化を避けるよう呼びかける」(中国外務省:報道官談話)
「6月には、訪中したパレスチナ自治政府のマハムード・アッバス議長と習氏が会談し、習氏はパレスチナ問題にも積極的に関与する姿勢を示していた。」
「根本解決のためにはパレスチナ国家を認める「2国家共存」が必要」
うーん、無難だ・・・。
ハマスの直接非難は避けているとされる。
一定の距離を置きたいというところか。
テレ朝は、ロシアの関与の可能性について、詳細に報じている。
(イスラエルとハマスの衝突の陰にプーチン大統領? 「世界中で戦争を煽っている」)
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000319233.html
コピペできないので、読んでもらうしかないが、「ハマスによる今回の攻撃をロシアが支援した決定的な確証はない」としながら、
・ドイツの東欧の専門家
・英国軍の元指揮官
のコメントと併せ、ロシアがウクライナから目をそらさせるためにありとあらゆる手段を使っているとしている。
まあ、現時点では、なんでもそういう風に結びつけることは可能だ。
(「米の中東政策失敗」 ハマスとイスラエルの衝突―プーチン氏)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023101001224&g=int
「ハマスの攻撃後の情勢に関し、プーチン氏が発言するのは初めて。」
「米国は和解を独占しようとしたが、残念ながら双方に受け入れ可能な妥協点の模索に関心を示さなかった」
「米国の中東政策が失敗した」
モスクワを訪問したイラクのスダニ首相との会談での発言だそうだ。
表向きの発言としては、妥当なところかな。
「米国が和解を独占」というところに、プーチンの「大ロシア帝国」の妄想を感じる。
米国は、「和解」させようとしたのではないだろう。
アラブの大義を踏みつぶし、煮え湯を飲ませ、屈服させようとしたわけだ。
ガザのハマスは、その象徴的存在だからな。
その殲滅を画策したとすれば、今回の攻撃は逆に罠に落ちたハマスの物語になる(今のところ、浮沈子の妄想ですが)。
ロシアが、今回の件で何らかのポイントをゲットすることはないだろう。
長期的には、同じ産油国として中東地域に対する影響力を強めていくんだろうが、イランやシリアなどを介した間接的なものに留まるんだろう。
直接関与は、アフガニスタンで懲りているだろうしな。
が、プーチンの妄想の中では、西は大西洋、南はインド洋だから、実際何を考えているかは不明だ。
世界は、既に、ポストガザを見据えて動いている。
ハマス万歳を叫んだところ(イラン、レバノン、イエメン、イラク)以外は、その情勢に追従していくことになる。
(イスラエル国防相「総攻撃」宣言 シリア領内からも砲撃)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR10CQK0Q3A011C2000000/
「イスラエル軍は同日、シリア領内からイスラエルに向けて砲撃があったと明らかにした。」
ヒズボラの攻撃は、レバノンからと言われていたけど、シリア側からも行われたということか(未確認)。
シリアの動静については、今のところ報じられてはいないようだ。
「イスラエルのガラント国防相は10日、イスラム組織ハマスとの衝突について「総攻撃に移行する」と語った。」
うーん、ヤバいな・・・。
エジプトについても、記事が上がっている。
(許せない・野望変わらず…半世紀経ても、イスラエルへ「憎悪と不信」渦巻くエジプト国民)
https://www.yomiuri.co.jp/world/20231008-OYT1T50030/
「石油ショックを招いた第4次中東戦争開戦から6日で50年となった。」
「この戦争以降、アラブ諸国とイスラエルの全面衝突はなく、エジプトとイスラエルは軍事や経済面で協力を深める。元エジプト軍幹部は「強固な2国関係はエジプトに平和と繁栄をもたらした」と語る。」
表向き、エジプトはイスラエル寄りなわけだ。
「だが、アラブとイスラエルの関係に詳しいエジプトの外交評論家マフムード・モヒ氏は「各国がパレスチナ解放という『アラブの大義』より自らの利益を優先している。現状は『冷たい平和』で国民の意識と大きくずれており、真の平和にはほど遠い」と指摘する。」
浮沈子は、「大義派」じゃない。
中東の支配がどうなろうと、知ったことではない。
冷たい平和だろうが何だろうが、大義のための戦争よりは100倍マシだ。
一刻も早い停戦が実現しなければ、イスラエルは暴走しかねない(既に加速中!)。
(アラブ連盟が11日に緊急外相会合 ハマスとイスラエル武力衝突巡り…パレスチナ側が要請)
https://news.yahoo.co.jp/articles/f0f4001ef8608e763baed3498ceaa37be6cb2ce9
「アラブ連盟は11日に緊急の外相会合を開く」
「会合はパレスチナ側が要請したもので、イスラエル軍の攻撃を止めるための方策を協議する」
「エジプトの首都カイロにあるアラブ連盟の本部でおこなわれる」
無理だな。
これじゃあ止められない。
もっとも、この会合自体がアラブ連盟のエクスキューズのために行われるようなもんだ。
パレスチナ解放機構(PLO)自体に、当事者能力があるとも思えない。
「ハマス側も断続的にイスラエルにロケット弾を撃ち込んでいて・・・」
攻撃続けながら、停戦を要求するというのは無理だし、PLOにはハマスを止めることはできない。
ブチ切れた(ように見せかけている)イスラエルを止めることが出来るのは、例によって米国だけだが、一蓮托生なわけだから、もう、行くところまで行くしかないだろう。
(ガザ完全包囲は国際法上「禁止」 国連人権高等弁務官)
https://news.yahoo.co.jp/articles/4afcdab8f46f8d1e6809591564af626da778b80d
「ガザ地区(Gaza Strip)の「完全包囲」について、市民から生活必需品を奪うもので、国際法上「禁止」されていると警告」
「国際人道法は明確だ。民間人および民間施設の保護を常時怠らないという義務は、攻撃中にも適用される」
「生存に不可欠な物資を奪うことにより市民の生命を危険にさらす包囲は、国際人道法で禁止されている」
まあ、テロリストがそれを守ってくれるなら、世界は苦労しないだろう。
「週末の急襲でイスラエル人約150人を拉致していたハマスは同日、イスラエル側がガザ市民を「標的」にした警告のない空爆を続けるならば人質を殺害すると脅迫」
(国際人道法)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E4%BA%BA%E9%81%93%E6%B3%95
「広義では、戦時・平時を問わず、人間の尊厳を保護することを目的とする国際法規範すべてを包括」
「狭義では、ハーグ陸戦条約とジュネーヴ条約に二分される武力紛争法のうち、傷病者・難船者・捕虜・文民などの武力紛争における犠牲者の保護を目的とするジュネーブ法のみ」
「しかし、現在の実定国際法では、ハーグ法とジュネーブ法(中略)を併せて、国際人道法と呼ぶ」
まあ、どうでもいいんですが。
国際人道法などクソ喰らえな状況が続く・・・。
イスラエルが、復讐の狂気に駆られているとは思えない。
テロ攻撃の報復を口実にして、段階を踏んで、着実にハマスの掃討を実行しようとしている。
戦闘がガザ(およびイスラエルが実効支配する地域:ゴラン高原とかもあるからな)に留まる限り、米国をはじめとする西側は、何が起ころうとも見て見ぬふりをする腹だ。
べらぼーめ・・・。
ハマスは、壊滅的事態を避けられない。
それは、彼らが支払う最低限の代償だ。
じゃあ、イスラエルは未来永劫安泰になるのか。
もちろん、そんなことはない。
イスラエルという国がある限り、向こう2000年くらいは枕を高くしては眠れないだろう。
石川や 浜の真砂は尽きるとも 世にテロリストの種は尽きまじ・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(№95 エジプト:イスラエル人観光客への発砲事件)
https://www.meij.or.jp/kawara/2023_095.html
「2023年10月8日、北部アレクサンドリアでエジプト人警官の1人がイスラエル人団体旅行グループに発砲し、イスラエル人観光客2人とエジプト人旅行ガイド1人が死亡」
「エジプト治安当局のイスラエル人に対する攻撃は今年6月にも起きており、エジプト国境警備員1人がシナイ半島からイスラエル領内に侵入し、イスラエル軍に向けて発砲した(イスラエル軍兵士3人が死亡)。」
「エジプト治安当局内で反イスラエル感情が存在」
ガザへの攻撃が激化する中、市民を非難させるルート(人道回廊)として検討されているのがエジプトだが、状況はいささか複雑なようだ。
表向きは、エジプトとイスラエルは和平合意している。
イスラエルのハマス戦闘員に対する掃討作戦に反対することはないだろうが、いいように使われちまうことに対しては面白くないに違いない。
(ガザ市民の安全確保、イスラエルやエジプトと協議=米大統領補佐官)
https://jp.reuters.com/world/security/OOMGEFJZLBLWPEYR7R2TCOCJZ4-2023-10-11/
「詳細については関係機関が議論しており、現時点では公にはしたくない」
浮沈子が注目したのは、この発言。
「民間人を意図的に標的にすることはない」
「軍事作戦が法の支配と戦時国際法に基づき行われるよう努めている」
ちょっと文脈が怪しいんだが、サリバンってイスラエルの役人じゃないんじゃね?(大統領補佐官(国家安全保障担当))。
ぽろっと本音が出たというとろか。
米国が、イスラエル当局とグルになってハマスに攻撃を仕掛けさせ、報復の名目で掃討しようとしていることの裏付けかも知れない(そうなのかあ?)。
まあ、どうでもいいんですが。
浮沈子が数年前にエジプトに旅行した際には、反イスラエル感情にぶち当たったことはなかったけど(反カタール感情は相当でしたな:知らずにうっかり地雷踏んだ!)。
(イスラエル人観光客2人殺害 エジプトで警官発砲)
https://www.afpbb.com/articles/-/3485359
「エジプトを訪れるイスラエル人観光客は多く、国交は正常化されているものの、エジプト国民の間では反イスラエル感情が根強い。」
治安当局だけではなく、国民の間にも反イスラエル感情はあるようだ。
難しいな・・・。
(エジプト大統領と外相、ハマスとイスラエルの衝突に関して、各国首脳と電話会談)
https://www.jetro.go.jp/biznews/2023/10/69bccff0c7f64449.html
「エジプトは、1967年6月の境界に基づく、東エルサレムを首都とする独立したパレスチナ国家を樹立するよう繰り返し求めてきた」(サーメハ・シュクリー外相)
「パレスチナの大義、パレスチナ人の権利を擁護する措置を講じる必要性を強調」(同上)
人道回廊の設置は、イスラエルの地上侵攻を促進する面があるからな。
それ自体を抑止するためには、軽々に応じない方がよろしい(そうなのかあ?)。
米国は、脱出ルート確保まで、イスラエル地上軍の侵攻を抑えているのかもしれない。
その間にも、イスラエルに対するロケット弾の砲撃は行われている。
米軍から、イスラエルに対して弾薬の供給が始まっているようだ。
これあげるから、ちょっと大人しくしててね・・・。
まあいい。
物理的(地理的)に、ガザからの大規模な脱出ルートを確保しようとすれば、エジプトを経由する以外にはない。
ガザ地区内の難民キャンプがあふれるのは時間の問題だし、そこへの物資の搬入すら危うい。
エジプトとしては、イスラエルによる封鎖を解除させ、これ以上の攻撃を思いとどまらせようとしているに違いないが、イスラエルにその気はない(ガザを無人島にする!:ネタニヤフ)。
米国が、地上侵攻を止めていられる時間は長くないだろう。
対応は緊急を要する。
既に、ガザの発電所の燃料は枯渇し、電力供給は止まっている(域外からの給電はそれ以前に停止)。
病院などの自家発電も、数日分しか備蓄はないといわれる(まあ、ふつーはそうです)。
重大な人権上の問題は、すでに現実となっている。
エジプトは、のんびり構えているわけにはいかないだろう。
イスラエルの決意は固く、それを翻させることはできない。
引き延ばせるのもせいぜい、1日か2日だ。
ハマスにもそれは分かっているから、ありったけのロケット弾をうち尽くすに違いない。
ヤバいな・・・。
ヤバ過ぎ!。
(米、民間人のガザ脱出ルート確保でエジプトなどと協議)
https://www.cnn.co.jp/world/35210144.html
「エジプトはガザに食料や医療物資を送るのに人道回廊を使うことを希望しているものの、ガザから脱出する市民を受け入れるための国境開放には難色」
「ガザを脱出するエジプト経由の唯一のルートは攻撃のために、またイスラエル軍の侵攻が近いとみられていることから10日に閉鎖された」
「民間人が保護され、標的にされないことを望む。イスラエルが戦争法に則ることを期待している」(国務省のミラー報道官)
うーん、報道官は、さすがに言い間違えたりしないなあ・・・。
「米政府は運用をどのように支援するかにフォーカスしている」(サリバン大統領補佐官(国家安全保障担当))
ほほう、人道回廊の設置自体は合意したということか。
それが本当なら、いい知らせであると同時に、悪い知らせでもある。
地上侵攻のゴーサインだからな・・・。
「ミラー、サリバン氏共に脱出ルートの運用開始時期は示さなかった。」
当然だろう。
それは、ハマスに対して、侵攻のタイミングを教えることにつながる。
つーことは、意外に早い可能性もある。
電撃で拠点を制圧すれば、大規模なイスラエルへの攻撃を抑止できるかも知れないからな。
CNNは、米国人の脱出を中心に取り上げているが、もちろん、求められているのはガザ市民230万人の脱出だ。
20人じゃない。
そんなべらぼーな数の難民なんてあるんだろうか?。
あるんだな、これが・・・。
(シリア:UNHCR協会のページ:UNHCR:国連難民高等弁務官事務所)
https://www.japanforunhcr.org/activity-areas/syria
・680万人:シリア国内避難民(2023年2月現在)
・536万人:国外に逃れるシリア難民の数(2023年3月現在)
やれやれ・・・。
サダト政権が、反体制派をどれ程叩いてきたかを如実に示す数字だ。
侵略者であるイスラエルが、過激派を追っ払うためにそのくらいの難民を出すことに躊躇するだろうか?。
ハマスは、難民に紛れ込んで、国外脱出を図るだろうが、それはそれで構わないと考えているだろう。
ガザは、更地(廃墟)になる。
もちろん、それで万事が収まるわけじゃない。
ヨルダン川西岸は、先鋭化していないだけに根深い問題を抱え続けることになる。
ハマス以外にも過激派はいるしな。
が、イスラエルは、ガザの問題を根本解決する機会を捉えた。
このチャンスを逃すことはないだろうな・・・。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
(エジプト、イスラエルにハマス攻撃を事前警告 米下院外交委員長)
https://www.afpbb.com/articles/-/3485806
「パレスチナのイスラム組織ハマス(Hamas)によるイスラエルへの7日の大規模攻撃について、その3日前にイスラエルはエジプトから攻撃の可能性を警告されていた」(米下院外交委員会のマイケル・マコール(Michael McCaul)委員長(共和))
「どの程度の警告だったかが問題だと思う」
「警告が発せられていたとするイスラエルでの報道について、治安当局幹部は否定している」
うーん、怪しい・・・。
実に怪しい!。
米国の議員が知り得る話を、或いは、隣国の治安当局が当事国に対して事前警告するような話を、米国当局やイスラエル自身が知らなかったという話を信じろというのかあ?。
ありえねー・・・。
これは、悪質なやらせだ。
浮沈子の妄想は、ますます確信に変わっていく。
ハマスの攻撃は、仕組まれた奇襲だ。
イスラエルの報復は、報復に見せかけた侵略であり、肉を切らせて骨を断つ戦術に他ならない。
地上侵攻は、徹底したものになるだろうな・・・。
<さらにさらに追加>ーーーーーーーーーー
(イスラエル、地上戦最終準備か-ハマスを「地球上から抹殺」と国防相)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-10-12/S2DZPDDWX2PS01
「ハマスのテロリストは残らず亡き者とする」(ネタニヤフ首相)
「われわれは彼らを地球上から抹殺する」(ガラント国防相)
うーん、次は宇宙空間で勝負か(そういうことかあ?)。
まあいい。
「首相らの口調は、イスラエルがガザ地区への侵攻に向けた最終準備に入った可能性を示唆している。」
「ハマスは人質殺害を始めると警告しているものの、イスラエル側の発言からは、人質の安全確保を待たずに攻撃に踏み切る可能性も」
イスラエル側は、ガザの住民230万人丸ごと人質なわけだからな。
数の勝負なら負けない(そうなのかあ?)。
「難しい質問をしている場合ではない。今こそ戦場で圧倒的な答えを出す時だ」(ガンツ前国防相)
戦場でケリを付けようというわけか・・・。
どこかで聞いたような気もするな。
侵略者が抵抗を受け、正当な理由を付けられない時に吐くセリフは共通だ。
浮沈子は、戦後日本の自由と民主主義の空気を腹いっぱい吸って育ったから、この国で生きることに抵抗は少ないけど、それが世界で普遍的な価値ではないことも知っている。
パレスチナの地で、どんな統治が行われようと知ったことではない。
浮沈子はシオニストではないし、アラブの大義に殉じる気もない。
21世紀にもなって、「土地」に縛られ、「土地」を得ることに命を懸け、血を流し、家族を失うことを止めることができない人間をあほくさく思うだけだ。
イスラエルは、ガザに住む230万人の住民を追い出しにかかっている。
それは、文字通りガザという「土地」から追い出すことも、この世から追い出すことも含まれているんだろう。
どれだけの難民が発生することになるかは知らない。
彼らは住む土地を失い、難民キャンプで暮らすか、ディアスポラになるかだ。
2000年後、今度は彼らが侵略者となり、先住者(かつては侵略者だったかも)に向かって、戦場でケリを付けようと言い放つかもしれないしな・・・。
(イスラエル軍がハマスに警告 「人質殺害で事態は好転せず」)
https://www.cnn.co.jp/world/35210074.html
「ハマスがイスラエルに、ガザを予告なしに攻撃するなら人質の民間人を処刑すると予告」
「イスラエル軍の報道官は10日、「人質を殺害しても事態は好転しない」との警告を発した。」
150人の人質の命は消えたな・・・。
「イスラエル軍の報道官は、空爆の前にSNSや警告射撃などで予告していると主張。今後もできる限り通告すると表明し、住民らに避難を促した。」
「人々の住む建物が武器庫かもしれないし、ハマスの幹部が住んでいる可能性もある」
この件については、既にこのブログでも取り上げている。
ガザ地区では、全ての建物が標的だ。
イスラエルが一つの都市を壊滅させるのは、これが初めてではない。
(クネイトラ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%8D%E3%82%A4%E3%83%88%E3%83%A9
「クネイトラはオスマン帝国時代にダマスカスから南方へ向かう隊商路の中継地として作られ、後にはイスラエル国境に近い戦略的に重要な都市として兵営が置かれ、人口は20,000人を数えた。」
「1967年6月10日、「6日間戦争」(第三次中東戦争)の最終日にクネイトラはイスラエル軍に占領」
「1973年の「ヨム・キプール戦争」(第四次中東戦争)でシリア軍が一時は奪回したが、イスラエル軍の反撃により再度イスラエル軍が奪回」
「1974年6月にイスラエル軍は撤退したが、それまでにクネイトラの街並みは激しく破壊」
「クネイトラは、ゴラン高原のうちシリアが支配している部分にある」
「シリアの治安関係者が残る以外、クネイトラは今も放棄されている。」
市街地の規模は異なるが、イスラエルという国家が何をやらかすかを知るいい材料だ。
もっとも、シリアも再建しないからな。
目くそ鼻くそ・・・。
まあ、どうでもいいんですが。
(「今回はいつもと違う」 ガザ住民、イスラエル地上侵攻に戦々恐々)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023101001082&g=int
「今回の攻撃ではイスラエル側に大きな被害が出たことから、住民らは「これまでよりはるかに恐ろしい反動がある」とみている。」
「大虐殺が始まる」
市民の皮膚感覚は侮れないな・・・。
「これまでの空爆では住民が避難できるよう、イスラエル軍が事前に通告してきたが、今回は通告がほとんどない」
まあ、数が多過ぎて、通告が間に合わないというのが実態だろう。
「いつ、どこで、誰が死ぬのか、誰にも分からない」
高い塀で囲まれ、逃げ場のない地域で、いつ爆撃されるかもしれない恐怖と戦う。
地上侵攻が始まれば、ハマスの戦闘員を狩り出すために、巻き添えを食らいかねない。
国際社会とやらは、この復讐のジェノサイドを見て見ぬふりをするどころか、イスラエルに無制限の軍事支援を提供しようとしている。
ウクライナには、制限付きだがな。
ガザ地区が廃墟となるのにどれくらいの期間が掛かるかは分からない。
30万人の予備役招集は、町の破壊に従事することになるだろう。
インフラ(電気や水道)を止められ、食料や医薬品の供給も断たれていると言われる。
そんな町に住み続けることはできない。
「国連の避難所ではイスラエル軍の攻撃から逃れた住民が13万7000人を超え、収容可能人数の90%に達している。」(CNNの記事より)
収容者は、さらに増え続けるだろう。
第3国への移送を始めなければ、溢れかえることになるのは明らかだ。
住む家を破壊され、生活していた町が廃墟になる。
想像もできない悲劇が襲う。
下手をすれば、家族や自分自身の命まで危うい。
やれやれ・・・。
イスラエルは、ガザに対するフリーパスを手にした。
大勢の自国民の血で贖ったフリーパス(外国人も巻き込まれているようですが)。
これから処刑されていく人質一人一人の命で贖ったフリーパス。
地上侵攻に伴い新たに発生する、さらに多くの犠牲も想定内。
そして、それは、侵攻と破壊のパスポートだ。
そこで何が行われるかを想像して、浮沈子は戦慄する。
通常の戦闘行為は、互いにエスカレートするのを防ぐために、反撃は攻撃に見合った規模で行われる。
ガザの場合はそうじゃないからな。
殲滅だ・・・。
世界は、既にそれを見ている。
9.11だ。
しかし、あれは実際に奇襲だったからな。
しかも、敵を殲滅したわけじゃない。
ハマスの幹部が海外にいることは、イスラエルにとって障害ではないだろう。
何十年かかっても、追跡し、追い詰め、処刑する。
その意味でも、反撃は始まったばかりだ。
いや、始まってもいないかもしれない。
浮沈子は、別のことを考えている。
イランは、少なくとも今回のハマスの攻撃を称賛した。
直接関与したかは別として、従来から支援を続けている。
イスラエルは、ガザ地区の殲滅が終われば、イランを標的にするのではないか。
それも、核兵器で(マジか?)。
他のアラブ諸国とは、良好な関係を築く目途が付いている(全部じゃないだろうけど:シリアとかもあるし)。
イランは、イスラエルにとって、最大の仮想敵国だ。
が、まあ、米国が抑えているんだろう(たまに爆撃する程度)。
浮沈子は、米国政府(ブリンケン)が言下にイランの直接関与を否定した点に注目している。
イスラエルとグルになって、おとぼけを決め込んでいるんだろうが、当然関与はしているだろうし、その情報も掴んでいるに決まってる(そうなのかあ?)。
WSJがすっぱ抜いているし、火のないところに煙は立たない。
ウクライナと同じだな。
地域紛争にとどめておくことは、常に米国の利益だ(利権の保護と影響力の行使が可能だからな)。
イランが裏で糸を引いていたなどという話で盛り上がっちゃって、イスラエルが核兵器をぶっ放すようなことになれば、中東は火の海になる。
ガザ殲滅どころの話ではなくなる。
当面、それは避けたいところだろう。
しかし、いずれは通らなければならない道でもある。
イスラエルという国家が、石油という利権に塗れた地域で安定的に存続し続けるためには、イランと一戦交えなければ済まないのだ。
が、事態はそれほど単純じゃない。
背後には、ロシアや中国、インドなどが複雑に絡んでいるからな。
イスラエルに代理戦争させるにしても、そのあたりを考慮する必要がある。
米国としては、現時点では避けたい選択だ。
ウクライナとの二正面作戦ではもたない。
せいぜい、ガザ殲滅程度にとどめておきたい(十分じゃね?)。
そんなところかな。
ハマスの攻撃の背後が、どこまで連なっているのかは知らない。
重層する関与を評価し、どういうプロセスでアプローチし、どこで収束させるかを冷静に判断し続けないと、この地域ではあっという間に制御不能になるだろう。
ロシアも、中国も、インドさえも、無関係とは言えないからな(未確認)。
(解説】イスラエルとハマスが武力衝突、各国の反応)
https://sp.m.jiji.com/article/show/3069255
・英国:イスラエル寄り
・米国:国内では多様だが、もう、イスラエルべったり
・カナダ:G7の中では異色。パレスチナ支持か
・フランス:50万人のユダヤ人を抱える。もちろんイスラエル支持
・ドイツ:イスラエル寄り
・イラン:ハマス万歳!
・レバノン:ハマス万歳!
・トルコ:パレスチナ人を支持。エルドアンは仲介の意志
・イエメン:ハマス万歳!
・イラク:ハマス万歳!
・南アフリカ:意外にも、パレスチナ支持。
南アは、アパルトヘイトに抗して革命的転換を実現した経緯がある。
「わが国の解放運動も、影響をもたらすために武器を取ることを余儀なくされた」
「国際社会は(当時の)南アフリカへの制裁を求められたが、西側諸国はアパルトヘイト下のわが国を支援した。今、パレスチナの人々に対抗するイスラエルを支持するのと同じ人々だ」
複雑だな・・・。
わが国の対応については、サウジ系のメディアが報じている。
(G7議長国の日本、5カ国によるイスラエル支援の声明に署名するのを選択せず)
https://www.arabnews.jp/article/japan/article_101891/
「G7加盟国5カ国は、ハマスによるガザからの攻撃の後、イスラエルを支援する共同声明を月曜日に発表したが、日本とカナダはその声明に署名しなかった。」
「日本はG7の議長国として、G7加盟国諸国と緊密に連携し、平和の追求に関して各国と協議してきた。この共同声明は、各G7メンバーの多様な視点と立場を反映させるために発表されたものと思われます。」
イスラエルべったりじゃないぞというわけだな。
「日本が声明に加わらなかったのは、日本が幅広いアプローチの柔軟性を維持し、裏で積極的に働きかけを行い、パレスチナとイスラエルの双方に影響を及ぼすことを望んでいるためかもしれません。日本はエスカレーションの防止に向けた努力を続け、状況の平和的な解決に貢献し続けることにコミットしています。」
このメディアは、我が国に対する配慮が行き届いていると見える。
サウジは、今回の件で、ある意味当事者でもあるからな(イスラエルとの関係改善の交渉中)。
浮沈子的には、以下の記述に注目だ。
「5カ国の指導者による声明は、彼らが「パレスチナ人民の正当な願望」を認識しており、そして「ハマスはその願望を代表していない」と強調している。」
サウジはスンニ派(スンナ派)の盟主だからな。
シーア派とは一線を画したいところだ。
(ハマスのイスラエル攻撃、外国人も犠牲に 「イスラム国」並みに野蛮で残酷と米高官が非難)
https://www.bbc.com/japanese/67061817
「インド政府は、イスラエルにいる自国民を帰国させるために「積極的に」取り組んでいるとしている。報道によると、イスラエルには約1万8000人のインド人が居住し、働いている。」
インド政府の立場については知らない。
(中国、イスラエルとパレスチナ国家との「2国家共存」主張…ハマスの直接批判避ける)
https://www.yomiuri.co.jp/world/20231008-OYT1T50137/
「即時停戦と事態の更なる悪化を避けるよう呼びかける」(中国外務省:報道官談話)
「6月には、訪中したパレスチナ自治政府のマハムード・アッバス議長と習氏が会談し、習氏はパレスチナ問題にも積極的に関与する姿勢を示していた。」
「根本解決のためにはパレスチナ国家を認める「2国家共存」が必要」
うーん、無難だ・・・。
ハマスの直接非難は避けているとされる。
一定の距離を置きたいというところか。
テレ朝は、ロシアの関与の可能性について、詳細に報じている。
(イスラエルとハマスの衝突の陰にプーチン大統領? 「世界中で戦争を煽っている」)
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000319233.html
コピペできないので、読んでもらうしかないが、「ハマスによる今回の攻撃をロシアが支援した決定的な確証はない」としながら、
・ドイツの東欧の専門家
・英国軍の元指揮官
のコメントと併せ、ロシアがウクライナから目をそらさせるためにありとあらゆる手段を使っているとしている。
まあ、現時点では、なんでもそういう風に結びつけることは可能だ。
(「米の中東政策失敗」 ハマスとイスラエルの衝突―プーチン氏)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023101001224&g=int
「ハマスの攻撃後の情勢に関し、プーチン氏が発言するのは初めて。」
「米国は和解を独占しようとしたが、残念ながら双方に受け入れ可能な妥協点の模索に関心を示さなかった」
「米国の中東政策が失敗した」
モスクワを訪問したイラクのスダニ首相との会談での発言だそうだ。
表向きの発言としては、妥当なところかな。
「米国が和解を独占」というところに、プーチンの「大ロシア帝国」の妄想を感じる。
米国は、「和解」させようとしたのではないだろう。
アラブの大義を踏みつぶし、煮え湯を飲ませ、屈服させようとしたわけだ。
ガザのハマスは、その象徴的存在だからな。
その殲滅を画策したとすれば、今回の攻撃は逆に罠に落ちたハマスの物語になる(今のところ、浮沈子の妄想ですが)。
ロシアが、今回の件で何らかのポイントをゲットすることはないだろう。
長期的には、同じ産油国として中東地域に対する影響力を強めていくんだろうが、イランやシリアなどを介した間接的なものに留まるんだろう。
直接関与は、アフガニスタンで懲りているだろうしな。
が、プーチンの妄想の中では、西は大西洋、南はインド洋だから、実際何を考えているかは不明だ。
世界は、既に、ポストガザを見据えて動いている。
ハマス万歳を叫んだところ(イラン、レバノン、イエメン、イラク)以外は、その情勢に追従していくことになる。
(イスラエル国防相「総攻撃」宣言 シリア領内からも砲撃)
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR10CQK0Q3A011C2000000/
「イスラエル軍は同日、シリア領内からイスラエルに向けて砲撃があったと明らかにした。」
ヒズボラの攻撃は、レバノンからと言われていたけど、シリア側からも行われたということか(未確認)。
シリアの動静については、今のところ報じられてはいないようだ。
「イスラエルのガラント国防相は10日、イスラム組織ハマスとの衝突について「総攻撃に移行する」と語った。」
うーん、ヤバいな・・・。
エジプトについても、記事が上がっている。
(許せない・野望変わらず…半世紀経ても、イスラエルへ「憎悪と不信」渦巻くエジプト国民)
https://www.yomiuri.co.jp/world/20231008-OYT1T50030/
「石油ショックを招いた第4次中東戦争開戦から6日で50年となった。」
「この戦争以降、アラブ諸国とイスラエルの全面衝突はなく、エジプトとイスラエルは軍事や経済面で協力を深める。元エジプト軍幹部は「強固な2国関係はエジプトに平和と繁栄をもたらした」と語る。」
表向き、エジプトはイスラエル寄りなわけだ。
「だが、アラブとイスラエルの関係に詳しいエジプトの外交評論家マフムード・モヒ氏は「各国がパレスチナ解放という『アラブの大義』より自らの利益を優先している。現状は『冷たい平和』で国民の意識と大きくずれており、真の平和にはほど遠い」と指摘する。」
浮沈子は、「大義派」じゃない。
中東の支配がどうなろうと、知ったことではない。
冷たい平和だろうが何だろうが、大義のための戦争よりは100倍マシだ。
一刻も早い停戦が実現しなければ、イスラエルは暴走しかねない(既に加速中!)。
(アラブ連盟が11日に緊急外相会合 ハマスとイスラエル武力衝突巡り…パレスチナ側が要請)
https://news.yahoo.co.jp/articles/f0f4001ef8608e763baed3498ceaa37be6cb2ce9
「アラブ連盟は11日に緊急の外相会合を開く」
「会合はパレスチナ側が要請したもので、イスラエル軍の攻撃を止めるための方策を協議する」
「エジプトの首都カイロにあるアラブ連盟の本部でおこなわれる」
無理だな。
これじゃあ止められない。
もっとも、この会合自体がアラブ連盟のエクスキューズのために行われるようなもんだ。
パレスチナ解放機構(PLO)自体に、当事者能力があるとも思えない。
「ハマス側も断続的にイスラエルにロケット弾を撃ち込んでいて・・・」
攻撃続けながら、停戦を要求するというのは無理だし、PLOにはハマスを止めることはできない。
ブチ切れた(ように見せかけている)イスラエルを止めることが出来るのは、例によって米国だけだが、一蓮托生なわけだから、もう、行くところまで行くしかないだろう。
(ガザ完全包囲は国際法上「禁止」 国連人権高等弁務官)
https://news.yahoo.co.jp/articles/4afcdab8f46f8d1e6809591564af626da778b80d
「ガザ地区(Gaza Strip)の「完全包囲」について、市民から生活必需品を奪うもので、国際法上「禁止」されていると警告」
「国際人道法は明確だ。民間人および民間施設の保護を常時怠らないという義務は、攻撃中にも適用される」
「生存に不可欠な物資を奪うことにより市民の生命を危険にさらす包囲は、国際人道法で禁止されている」
まあ、テロリストがそれを守ってくれるなら、世界は苦労しないだろう。
「週末の急襲でイスラエル人約150人を拉致していたハマスは同日、イスラエル側がガザ市民を「標的」にした警告のない空爆を続けるならば人質を殺害すると脅迫」
(国際人道法)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E4%BA%BA%E9%81%93%E6%B3%95
「広義では、戦時・平時を問わず、人間の尊厳を保護することを目的とする国際法規範すべてを包括」
「狭義では、ハーグ陸戦条約とジュネーヴ条約に二分される武力紛争法のうち、傷病者・難船者・捕虜・文民などの武力紛争における犠牲者の保護を目的とするジュネーブ法のみ」
「しかし、現在の実定国際法では、ハーグ法とジュネーブ法(中略)を併せて、国際人道法と呼ぶ」
まあ、どうでもいいんですが。
国際人道法などクソ喰らえな状況が続く・・・。
イスラエルが、復讐の狂気に駆られているとは思えない。
テロ攻撃の報復を口実にして、段階を踏んで、着実にハマスの掃討を実行しようとしている。
戦闘がガザ(およびイスラエルが実効支配する地域:ゴラン高原とかもあるからな)に留まる限り、米国をはじめとする西側は、何が起ころうとも見て見ぬふりをする腹だ。
べらぼーめ・・・。
ハマスは、壊滅的事態を避けられない。
それは、彼らが支払う最低限の代償だ。
じゃあ、イスラエルは未来永劫安泰になるのか。
もちろん、そんなことはない。
イスラエルという国がある限り、向こう2000年くらいは枕を高くしては眠れないだろう。
石川や 浜の真砂は尽きるとも 世にテロリストの種は尽きまじ・・・。
<以下追加>ーーーーーーーーーー
(№95 エジプト:イスラエル人観光客への発砲事件)
https://www.meij.or.jp/kawara/2023_095.html
「2023年10月8日、北部アレクサンドリアでエジプト人警官の1人がイスラエル人団体旅行グループに発砲し、イスラエル人観光客2人とエジプト人旅行ガイド1人が死亡」
「エジプト治安当局のイスラエル人に対する攻撃は今年6月にも起きており、エジプト国境警備員1人がシナイ半島からイスラエル領内に侵入し、イスラエル軍に向けて発砲した(イスラエル軍兵士3人が死亡)。」
「エジプト治安当局内で反イスラエル感情が存在」
ガザへの攻撃が激化する中、市民を非難させるルート(人道回廊)として検討されているのがエジプトだが、状況はいささか複雑なようだ。
表向きは、エジプトとイスラエルは和平合意している。
イスラエルのハマス戦闘員に対する掃討作戦に反対することはないだろうが、いいように使われちまうことに対しては面白くないに違いない。
(ガザ市民の安全確保、イスラエルやエジプトと協議=米大統領補佐官)
https://jp.reuters.com/world/security/OOMGEFJZLBLWPEYR7R2TCOCJZ4-2023-10-11/
「詳細については関係機関が議論しており、現時点では公にはしたくない」
浮沈子が注目したのは、この発言。
「民間人を意図的に標的にすることはない」
「軍事作戦が法の支配と戦時国際法に基づき行われるよう努めている」
ちょっと文脈が怪しいんだが、サリバンってイスラエルの役人じゃないんじゃね?(大統領補佐官(国家安全保障担当))。
ぽろっと本音が出たというとろか。
米国が、イスラエル当局とグルになってハマスに攻撃を仕掛けさせ、報復の名目で掃討しようとしていることの裏付けかも知れない(そうなのかあ?)。
まあ、どうでもいいんですが。
浮沈子が数年前にエジプトに旅行した際には、反イスラエル感情にぶち当たったことはなかったけど(反カタール感情は相当でしたな:知らずにうっかり地雷踏んだ!)。
(イスラエル人観光客2人殺害 エジプトで警官発砲)
https://www.afpbb.com/articles/-/3485359
「エジプトを訪れるイスラエル人観光客は多く、国交は正常化されているものの、エジプト国民の間では反イスラエル感情が根強い。」
治安当局だけではなく、国民の間にも反イスラエル感情はあるようだ。
難しいな・・・。
(エジプト大統領と外相、ハマスとイスラエルの衝突に関して、各国首脳と電話会談)
https://www.jetro.go.jp/biznews/2023/10/69bccff0c7f64449.html
「エジプトは、1967年6月の境界に基づく、東エルサレムを首都とする独立したパレスチナ国家を樹立するよう繰り返し求めてきた」(サーメハ・シュクリー外相)
「パレスチナの大義、パレスチナ人の権利を擁護する措置を講じる必要性を強調」(同上)
人道回廊の設置は、イスラエルの地上侵攻を促進する面があるからな。
それ自体を抑止するためには、軽々に応じない方がよろしい(そうなのかあ?)。
米国は、脱出ルート確保まで、イスラエル地上軍の侵攻を抑えているのかもしれない。
その間にも、イスラエルに対するロケット弾の砲撃は行われている。
米軍から、イスラエルに対して弾薬の供給が始まっているようだ。
これあげるから、ちょっと大人しくしててね・・・。
まあいい。
物理的(地理的)に、ガザからの大規模な脱出ルートを確保しようとすれば、エジプトを経由する以外にはない。
ガザ地区内の難民キャンプがあふれるのは時間の問題だし、そこへの物資の搬入すら危うい。
エジプトとしては、イスラエルによる封鎖を解除させ、これ以上の攻撃を思いとどまらせようとしているに違いないが、イスラエルにその気はない(ガザを無人島にする!:ネタニヤフ)。
米国が、地上侵攻を止めていられる時間は長くないだろう。
対応は緊急を要する。
既に、ガザの発電所の燃料は枯渇し、電力供給は止まっている(域外からの給電はそれ以前に停止)。
病院などの自家発電も、数日分しか備蓄はないといわれる(まあ、ふつーはそうです)。
重大な人権上の問題は、すでに現実となっている。
エジプトは、のんびり構えているわけにはいかないだろう。
イスラエルの決意は固く、それを翻させることはできない。
引き延ばせるのもせいぜい、1日か2日だ。
ハマスにもそれは分かっているから、ありったけのロケット弾をうち尽くすに違いない。
ヤバいな・・・。
ヤバ過ぎ!。
(米、民間人のガザ脱出ルート確保でエジプトなどと協議)
https://www.cnn.co.jp/world/35210144.html
「エジプトはガザに食料や医療物資を送るのに人道回廊を使うことを希望しているものの、ガザから脱出する市民を受け入れるための国境開放には難色」
「ガザを脱出するエジプト経由の唯一のルートは攻撃のために、またイスラエル軍の侵攻が近いとみられていることから10日に閉鎖された」
「民間人が保護され、標的にされないことを望む。イスラエルが戦争法に則ることを期待している」(国務省のミラー報道官)
うーん、報道官は、さすがに言い間違えたりしないなあ・・・。
「米政府は運用をどのように支援するかにフォーカスしている」(サリバン大統領補佐官(国家安全保障担当))
ほほう、人道回廊の設置自体は合意したということか。
それが本当なら、いい知らせであると同時に、悪い知らせでもある。
地上侵攻のゴーサインだからな・・・。
「ミラー、サリバン氏共に脱出ルートの運用開始時期は示さなかった。」
当然だろう。
それは、ハマスに対して、侵攻のタイミングを教えることにつながる。
つーことは、意外に早い可能性もある。
電撃で拠点を制圧すれば、大規模なイスラエルへの攻撃を抑止できるかも知れないからな。
CNNは、米国人の脱出を中心に取り上げているが、もちろん、求められているのはガザ市民230万人の脱出だ。
20人じゃない。
そんなべらぼーな数の難民なんてあるんだろうか?。
あるんだな、これが・・・。
(シリア:UNHCR協会のページ:UNHCR:国連難民高等弁務官事務所)
https://www.japanforunhcr.org/activity-areas/syria
・680万人:シリア国内避難民(2023年2月現在)
・536万人:国外に逃れるシリア難民の数(2023年3月現在)
やれやれ・・・。
サダト政権が、反体制派をどれ程叩いてきたかを如実に示す数字だ。
侵略者であるイスラエルが、過激派を追っ払うためにそのくらいの難民を出すことに躊躇するだろうか?。
ハマスは、難民に紛れ込んで、国外脱出を図るだろうが、それはそれで構わないと考えているだろう。
ガザは、更地(廃墟)になる。
もちろん、それで万事が収まるわけじゃない。
ヨルダン川西岸は、先鋭化していないだけに根深い問題を抱え続けることになる。
ハマス以外にも過激派はいるしな。
が、イスラエルは、ガザの問題を根本解決する機会を捉えた。
このチャンスを逃すことはないだろうな・・・。
<さらに追加>ーーーーーーーーーー
(エジプト、イスラエルにハマス攻撃を事前警告 米下院外交委員長)
https://www.afpbb.com/articles/-/3485806
「パレスチナのイスラム組織ハマス(Hamas)によるイスラエルへの7日の大規模攻撃について、その3日前にイスラエルはエジプトから攻撃の可能性を警告されていた」(米下院外交委員会のマイケル・マコール(Michael McCaul)委員長(共和))
「どの程度の警告だったかが問題だと思う」
「警告が発せられていたとするイスラエルでの報道について、治安当局幹部は否定している」
うーん、怪しい・・・。
実に怪しい!。
米国の議員が知り得る話を、或いは、隣国の治安当局が当事国に対して事前警告するような話を、米国当局やイスラエル自身が知らなかったという話を信じろというのかあ?。
ありえねー・・・。
これは、悪質なやらせだ。
浮沈子の妄想は、ますます確信に変わっていく。
ハマスの攻撃は、仕組まれた奇襲だ。
イスラエルの報復は、報復に見せかけた侵略であり、肉を切らせて骨を断つ戦術に他ならない。
地上侵攻は、徹底したものになるだろうな・・・。
<さらにさらに追加>ーーーーーーーーーー
(イスラエル、地上戦最終準備か-ハマスを「地球上から抹殺」と国防相)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-10-12/S2DZPDDWX2PS01
「ハマスのテロリストは残らず亡き者とする」(ネタニヤフ首相)
「われわれは彼らを地球上から抹殺する」(ガラント国防相)
うーん、次は宇宙空間で勝負か(そういうことかあ?)。
まあいい。
「首相らの口調は、イスラエルがガザ地区への侵攻に向けた最終準備に入った可能性を示唆している。」
「ハマスは人質殺害を始めると警告しているものの、イスラエル側の発言からは、人質の安全確保を待たずに攻撃に踏み切る可能性も」
イスラエル側は、ガザの住民230万人丸ごと人質なわけだからな。
数の勝負なら負けない(そうなのかあ?)。
「難しい質問をしている場合ではない。今こそ戦場で圧倒的な答えを出す時だ」(ガンツ前国防相)
戦場でケリを付けようというわけか・・・。
どこかで聞いたような気もするな。
侵略者が抵抗を受け、正当な理由を付けられない時に吐くセリフは共通だ。
浮沈子は、戦後日本の自由と民主主義の空気を腹いっぱい吸って育ったから、この国で生きることに抵抗は少ないけど、それが世界で普遍的な価値ではないことも知っている。
パレスチナの地で、どんな統治が行われようと知ったことではない。
浮沈子はシオニストではないし、アラブの大義に殉じる気もない。
21世紀にもなって、「土地」に縛られ、「土地」を得ることに命を懸け、血を流し、家族を失うことを止めることができない人間をあほくさく思うだけだ。
イスラエルは、ガザに住む230万人の住民を追い出しにかかっている。
それは、文字通りガザという「土地」から追い出すことも、この世から追い出すことも含まれているんだろう。
どれだけの難民が発生することになるかは知らない。
彼らは住む土地を失い、難民キャンプで暮らすか、ディアスポラになるかだ。
2000年後、今度は彼らが侵略者となり、先住者(かつては侵略者だったかも)に向かって、戦場でケリを付けようと言い放つかもしれないしな・・・。
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