史実の改竄2012年10月07日 22:32

史実の改竄
史実の改竄


実際にあったこと(事実)は、概ねつまらないことがほとんどだ。

作り話や小説(作り話との違いは?)の方が、余程面白い。

ホントか?。

「事実は小説より奇なり」(by バイロン:「ドン・ジュアン」より)

(The Project Gutenberg EBook of Don Juan, by Lord Byron:このページの55個目のtruthを検索してください)
http://www.gutenberg.org/files/21700/21700-h/21700-h.htm#2H_4_0015

まあ、これを読むと、だいぶ意味が違うような気がする。

「Tは奇妙であるが真実です;
真実のために、常に奇妙である;
フィクションより奇妙;
それが分かられる場合、どのように、多く、でしょう、小説は交換で利益を得ます!
何て違った風に、世界、でしょう、人は見ます!
何てしばしば、でしょう、悪徳と美徳は変更を置きます!
新しい世界は古いものに何でもないでしょう、場合、モラル海のどこかのコロンブス
人類にそれらの魂の正反対を示すでしょう。」

「'T is strange,—but true; for truth is always strange;
Stranger than fiction; if it could be told,
How much would novels gain by the exchange!
How differently the world would men behold!
How oft would vice and virtue places change!
The new world would be nothing to the old,
If some Columbus of the moral seas
Would show mankind their souls' antipodes.」

(すみません、英語苦手なので、自動翻訳そのまま載せます。)

史実の改竄については、以前にもこのブログで触れた。

(沖ノ鳥島)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2012/04/30/6429798

崔杼の話である。太史とその弟を殺して歴史を改竄させようとしたが、叶わなかった。

この話に、面白い解説があった。

(「崔杼弑君」)
http://y-bestanswer.com/result.php?p1=a&p2=&p3=34_1083547450&p4=10&PHPSESSID=6l1jik0ulfmcq0k2ugjm58jk37

そうだなあ、私の感覚からいうと、崔杼はかわいそうだと思ってしまう。せめて、しょうもない荘公の「チン事」を併記してやらねば「史実」とは言えまい?。

このところ、竹島や尖閣について、(歴史ある)北方四島に勝るとも劣らない盛り上がりを見せている。その昔は、トカラ列島、奄美群島、小笠原諸島、沖縄県が占領地域として、残っていた。

(本土復帰)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%AC%E5%9C%9F%E5%BE%A9%E5%B8%B0

国土の確保、防衛は国家の重要な役割の一つである。特に海洋資源、海底資源の確保、戦略的な橋頭堡としての島嶼の確保は、国家の防衛上の重要事項である。

たかが小島だといって、疎かにしてはならない。

そういったことを百も承知で、敢えていうなら、21世紀の今日、貿易や情報が国際的になり、百万人からの日本人が海外に住んでいることを考えると、「たかが小島」のために命張ってどうする?、と思わないでもない。

中国に言わせれば、沖縄だって元々日本国じゃなかったし、韓国に言わせれば、対馬はどっちだ?ってことにもなりかねない。

日本は、4つの島におとなしくしていて、中国が太平洋を挟んで米国と向き合っていく21世紀の新しい環太平洋パワーオブバランスを、人口を減少させつつ静かに衰退の道を辿りながら、指を咥えて眺めていればいいのだ、と。

そして、やがて、北海道はロシアとなり、九州は韓国となり、本州、四国が米国となっていく。

そんなことは、かわぐちかいじの漫画じゃあるまいし、ありっこない!、作り話で小説の世界だ、と思うかもしれない。日本には、政府もちゃんとあるし、自衛隊という名の軍隊もある。

しかし、自衛隊だって、守る国があればこそ、投票率が5割を切るような民度の低い国家、国民、国土なんて、半分以上は「どうでもいいや」という感じなんじゃないだろうか。投票しない有権者なんて、いないも同然だし。

それが何より証拠には、米国本土やテニアン島で訓練と称して、ちゃあんと次のスポンサー(米国)に拠点作りをしているじゃないですか。彼らだって、生活かかってるんだから、中国に対抗する軍事力の増強はおろか、たかが輸送機の配備にすら反対する国民が、いつまでも養ってくれるなんて幻想は持っていないだろう。

今のうちに、海外拠点を開拓して、身売り先にアピールしておかなくっちゃ!。

「事実は小説より奇なり」である。

そして、新しい権力によって、史実は改竄されていく。

曰く、北海道は、日露戦争の時に、日本がロシアから騙し取った領土である。

曰く、九州は、日清戦争のときに、日本が韓国から騙し取った領土である。

曰く、本州アイランドと四国アイランドは、日本がポツダム宣言を受諾した際に、米国が割譲することを承認したという「公文書」が、米国公文書館で「発見」された・・・。

まあ、ちょっと無理がある気もするが、有り得ない話ではない。かつての日本が朝鮮半島や中国東北部、台湾、フィリピン、南洋諸島を占拠したように、今度は日本が占拠されるようになるのだ。何の不思議があろうか。

200年後、「日本海」はおろか、「日本」という国号が、かつて存在していた記録が残っているかどうか。私には自信がない。現在の出生率が変わらないとすれば、100年後の日本人口は4000万人ほどと推計されているが、200年後は、ほぼ0になり、300年後はマイナス???。

そのかわり、海外で生活する元日本人は、数百万人になると予想される。平地の少ない資源小国で、大陸からの地政学的な圧力に晒されながら、爛熟した社会構造にがんじがらめになっていくよりは、新天地を目指して海外に住むほうがいいと選択する国民は少なからずいると思われる。

国を失っても、民族として世界の中で生き続けることができれば、それでいいのではないか。そんな話は、歴史の中にはいくらでもある。

パレスチナ、イスラエル、オーストラリア、米国などなど、皆、移民の国だ(パレスチナは違うか)。台湾、シンガポールもある意味で外国人が作った国家である(じゃあ、日本もそうか?)。

史実の改竄など、やらせておけばいいじゃないですか(止めようったって、どだい無理だし)。それよりも、人口減少で国家が崩壊しても、日本人としてのアイデンティティを如何にして存続させるかということの方が、100倍大切だと思うんだが。

まあ、そのころには、火星に人が住むようになっているんだから、日本列島の一つや二つくれてやっても惜しくはないんじゃない?。

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