先尾翼機2013年06月02日 16:45

先尾翼機
先尾翼機


この用語の使用については、ネガティブな意見があるようだが、シロウトが見た目に分かりやすい用語ではある。

(エンテ型)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%86%E5%9E%8B%E9%A3%9B%E8%A1%8C%E6%A9%9F

わりと知られているのが、落語家の桂文珍が乗っているやつ。

(美しい飛行機)
http://ameblo.jp/muta005v/entry-10714864569.html

(ジャイロフルーク SC 01 スピード・カナード)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%A4%E3%83%AD%E3%83%95%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%AF_SC_01_%E3%82%B9%E3%83%94%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%83%89

よく、ポルシェのエンジンを積んでいると間違われることがあるが、ライカミングの普通の空冷4発ボクサーエンジンである。

(桂文珍さんの愛機)
http://blog.goo.ne.jp/noto-web/e/db108db655058b1f8287fd4a69d25e7a

空冷ボクサーエンジンなんて、別にポルシェじゃなくたってBMWも作ってるし(バイク用ですが)、珍しいわけじゃあない。

ここで言いたかったのは、当然のことながら、こりゃあ空のRRだってこと。

ジェット戦闘機あたりになると、揚力重心に被ってエンジンが搭載されるので、MRじゃないかと突っ込まれそうなので、このスピ-ド・カナードなら分かりやすいんじゃないかってことで。

操縦しにくそうな感じなんだが、いつか(自分の操縦で)空を飛びたいと願っている。セスナ172でいいんですけど。

別に、レシプロのリアエンジンじゃなくても、RRの飛行機はある。安定性は良くないだろうが、動的性能は優れている。コンピューターの助けを借りてコントロールする手法が流行ってきたので、今後は普及するかもしれない(どうかな?)。

(スピードカナード)
http://www.kanshin.com/keyword/858858

空を飛ぶ飛行機(ふつう、飛ぶでしょ!?)を見ていると、地上を走るクルマが、なんとも不恰好に見えて仕方がない。

駐車スペースの問題とかあるんだろうが、もう少し流線型になってもいいような気がする。

で、考えたことがある。

F1マシンみたいに、フロントにカナード翼(フロントウイング)を付けるっていうのはどうだろうか。

リフトを押さえて、直進安定性を確保し、カッコもいい!。

車幅広がるとかあるけど、低速では引っ込んで、高速になるとせり出してくる。

コンペティション車両では、禁じられてしまうことは明らかだが、公道走行車両ではフロントを絞り込んで、全幅の範囲に収まっていれば問題ないような気もする。

ミラーのように可倒式にするなどの仕掛けがあれば、なお良い。

いずれにせよ、自動車の高速化は著しく、既に最高速ではレシプロエンジンの航空機に匹敵する速度に達している。

タンデム型の高速走行ビークルが、追い越し車線をとんでもない速度で走っていく時代も近いような気がする(RRでかあ?)。

0.8ミリの穴2013年06月02日 20:48

0.8ミリの穴
0.8ミリの穴


(B787、バッテリー容器に異変)
http://jp.reuters.com/article/jp_boeing/idJP2013060201001728

「改修時の米ボーイング社の作業ミスで、容器側面の穴(直径0・8ミリ)二つがテープでふさがれていたことが原因とみられる。」とある。

浮沈子は、バッテリー格納容器(ステンレス製)は、機外圧力で管理されていると思っていた。

密閉容器であると考えていたのである。

それならば、飛行中は内部が陰圧になり、有毒ガスも漏れ出ることはない・・・。

B社の説明でも、密閉構造で酸素を遮断して延焼を食い止めるとあったような気がする。

今回の事故で明らかになったのは、「密閉」容器ではないこと、従って、電気室の気圧と同等であること、排気システムが故障した場合には、従来と同様に有毒ガスが機内に漏れ出る恐れがあるということ、電気室内の酸素が容器内に入り込み、延焼を食い止めることは出来ないこと、例によってB社の修理は杜撰であるということ(ボルトの締め忘れもあったし、御巣鷹山の事故もあった)、さらにキャリアは、例によって修理はB社任せにして、修理後の点検は行っていないということ。

さらに、この記事によれば、出発前の点検で、機は地上にあり、仮に穴が塞がれていても、容器内外に気圧差が生じることは考えられない。

普通に考えれば、容器の中で何かが起こっており、圧力差が生じてセンサーが反応したのだ(記事の中では陰圧なのか、陽圧なのかは明らかではない。陽圧になっていたとすれば、排気システムの不作動も懸念される)。

気圧差が生じた原因は、密閉されていたからではなく、「何かが起こっていた」からである。

「バッテリー自体に不具合はなかった」とあるが、では、なぜ圧力差が生じたのか。何の説明もなされないままである。

またもや真実は隠されたのだ。

サンケイの記事で、気になるニュース。

(「787の情報開示を」運航再開で乗員組合)
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130527/dst13052718330007-n1.htm

「ボ社が独自に推定したトラブル原因の詳細や試験飛行データの公表を求める」

「安全性の検証方法として、メーンバッテリーを取り外した状態で試験飛行することなどを提案」とある。

正しい情報は、搭乗する乗組員にも明かされないのだ。

ニュースで流れる情報は、メーカーやキャリア、当局にとって都合のいいものだけで、何かが起こって初めて表面化する。

次は、何が起こって、何が表面化するのだろうか。

フロントウイング2013年06月02日 21:51

フロントウイング
フロントウイング


2011年の東京モーターショー。

日産のブースの片隅に、何の説明もなく(あったかも?)ひっそりと置かれていたチッコイ車・・・。

(手抜き(その22):これ、欲しい!)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2011/12/10/6239216

次の記事を見たときに、どっかで見た記憶があったので、探してみたら、自分で撮影していた。

(ルノーの超小型EV、トゥイジーにF1コンセプト…ベッテル選手がテスト[動画])
http://response.jp/article/2013/06/02/199220.html

ベッテルの笑顔が、加速の凄さに一瞬、マジ顔になる。

(ルノーが、F1の技術を応用した小型EV「トゥイジー ルノー・スポール F1」コンセプトカーを発表!)
http://jp.autoblog.com/2013/04/27/renault-unveiled-twizy-renault-sport-f1-concept-car/

さて、例によって浮沈子が注目したのは、フロントウイングであるな。

地を這う高さに設えられた、ミニウイングの効果の程は別にして、イメージ的にはちょっと違うが、実車でもアリの実例として目を引いたわけだ。

「そろそろ航続可能距離や充電時間だけでなく、パフォーマンスを本気で語るようなチューンドEVの登場に期待したいところだ。」とあるが、まだ気が早いんじゃない!?。

アドレナリン2013年06月03日 00:23

アドレナリン

アドレナリン


中国は、ポルシェにとって世界で最も重要な市場の一つである。

本国よりも販売台数は多い。米国に次ぐ、世界第二の販売台数を誇る。

(4月のポルシェ世界新車販売、21%増…911 と カイエン 好調)
http://response.jp/article/2013/05/09/197564.html

中国、ポルシェでググッたら、こんな記事が出てきた。

(ポルシェは依然スポーツ車メーカーか?)
http://jp.wsj.com/article/SB10001424127887324182504578512462005134512.html

「現在、ポルシェの顧客はカイエンを運転するサッカーマム(子どもにサッカーを習わせる教育熱心な母親)の公算が大きい。こういった顧客はポルシェの伝説的な911が何なのかや、何だったのか全く知らない。ポルシェの元来の魅力を信じる人はだんだんと少なくなっている」と引用されている。

さもあろう。

ホンダの嘆きが重なって聞こえてきそうだ。

GT-Rを信奉する輩や、86(新型)を乗り回すオヤジーズの心も同じだろう。

ポルシェって、SUVのメーカーで、4ドアセダンも作っている高級車専門の会社だと思われてもおかしくない。

911なんて、ヘンタイな車をいつまで作っていられるのやら・・・。

「ポルシェとその親会社(VW)のお偉方はある時点で、販売台数と利益を追求するのか、それともブランドの本質を維持するのかという意識的な選択を迫られることになろう」と、穿った見方も出ている。

しかし、答えは決まっているのだ。

ポルシェにとって、911というアイコンを失うことはあってはならないことなのである。

あろうことか、「同社はまた、パナメーラの小型版開発を検討している。」ともある。

いいねえ、マカンよりも、こっちの方が期待が大きい。928の再来というわけだ。どんな車を作ってくるのか楽しみである。

こうして、911を取り巻く環境が変化してくるに伴い、アイコンを守るための努力も傾けられている。

「ポルシェはアドレナリン全開のコネクションをつなぎ止めるため、最小限のマーケティング努力で知られる乗用車メーカーとしては異例の行動に向かっている。来年のルマン24時間耐久レースに復帰し、上海、アトランタ、ロサンゼルスに「エクスペリエンス(体験)センター」を建設してスポーツカーの熱烈なファンを引き寄せるのだ。また、ポルシェの試乗会イベントも強化した。」

しかし、こんなもんじゃダメだろう。

「ミューラー社長は、非在来型のモデルから上げる収益が増えれば、新しくて、より高価なスポーツカー技術やモデルに資金を投入できるようになると述べている。」

まだまだ、気合が足りない!。

ここはひとつ、強力なテコ入れが必要だろう。

911のハイブリッド化とか、ニトロ吹くとか、ロケットエンジン積むとか、ワープさせるとか・・・。

(New Porsche CEO Says a Hybrid Version of New 911 is Under Consideration)
http://www.carscoops.com/2011/09/new-porsche-ceo-says-hybrid-version-of.html

マティアス・ミューラーは、ハイブリッド化は明言しているので、後は時間の問題だろう(まさか・・・)。

売れ残り?2013年06月04日 00:43

売れ残り?
売れ残り?


918が売れ残るかもしれない!。

(ポルシェのPHVスーパーカー、918スパイダー…未だ完売に至らず)
http://response.jp/article/2013/06/03/199283.html

(U.S. will be Porsche 918 Spyder's top market:元記事)
http://www.autonews.com/apps/pbcs.dll/article?AID=/20130527/OEM04/305279978/u-s-will-be-porsche-918-spyders-top-market#axzz2VAAMawtF

売れ残るとは言わず、まだ買えるという・・・。

物は言い様だな。

ラフェラーリは飛ぶように売れて、10倍もの引き合いがあるというのに・・・。

まあ、この手の車を買う人は、乗って楽しむというより、投資の対象として買う人もいるから何ともいえない。

カレラGTは、値上がりしなかったし・・・。

5せんまんえんの売り出しで、10年後で3ぜんまんえんだから、目減りは大きい。

浮沈子なら、迷わずカレラGT買うな(先立つものがないだけ)。

メカメカしいのがいいのだ。

電子制御(略して、「電制」というらしい)で武装して、そんでもって、30年くらい経つと部品が手に入らなくなって、スクラップにするしかなくなるようなクルマは、結局クズだ。

絹の下着のようなもんか(着たことないですが)。

中古でも、手をかけてやると、驚くほど素直に甦るのがいいな。

918は、売れ残っても値下げはしないだろう。世の中の金持ちが飛びつくかもしれないが、コレクターズアイテムとしては魅力に欠ける。

500台作ったLFAに似ていなくもない。

性能はピカイチだが、カッコ悪い。

見栄えがしないクルマはお呼びでないのだ。

昔のフェラーリなんて、カッコで売れてるようなもんだ。

見てくれ命・・・。

まあ、売れ残ることはないだろう。浮沈子も、とっくに売り切れているとばかり思っていたんだから。

しかし、今年は、スーパーカーの当たり年だな。

P1、ラフェラーリ、918・・・。ランボルギーニは、3台限定とか、ワンオフを出しているだけ。親会社のVWがヴェイロンのオープンモデルを宣伝したいんで、アタマ抑えてんじゃないのか。

2003年もビンテージ・イヤーだったが、2013年はそれ以上かもしれない。

しかし、何か違うような気もする。

2003年のスーパーカーは、皆、ユニークで活力に溢れていた。

2013年は、同じ様なクルマに見える。ハイブリッドだし、MRだし、空力だし、既存のエンジンの使いまわしだし(P1はMP4-12Cと同じ、ラフェラーリはF12と同じ、918はレーシングカーのエンジンのデチューンだし)。

派手な外見とは裏腹に、仕掛けは地味で華がない。

そもそも、1000馬力に近いパワーなんて、ロードカーには必要ない。タイヤやブレーキの性能が追いつかない。コンピューターの助けがなけりゃ、まともな運転だってできやしない。

そんな奇形な自動車に、1億円も払う価値があるんだろうか。

メーカーは、この手のスーパーカーで実利を得ることは考えていないに違いない。

広告塔であり、イメージリーダーであり、新技術のテストベッドであればいいのだ。金に糸目をつけずに、投入できる。

実は、カレラGTも、1500台の予定が、結局1270台しか生産されなかった。

(ポルシェ・カレラGT)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%AC%E3%83%A9GT

918は、しかし、ポルシェにとっては2つの意味でカレラGTとは比較にならないほど重要なクルマである。

一つは、ポルシェがスポーツカーメーカーであった(過去形かよ!)ことを、顧客に思い出させるという意味。

もう一つは、まあ、多少被るが、来年のルマン復帰に向けた露払いという意味。

カレラGTに投入された技術は、それほど市販車にスピンオフしなかったが、918は、そうではない。これからのポルシェは、技術的には918の後を追いかけることになるのだ。

カーボンボディ、ハイブリッド、4輪駆動、動的な空力制御、上方排気(これはないな!)などなど。

売れ残っちゃうというのは、ご愛嬌だが、是非とも完売してもらいたい。918台と、現担つぎしたんだからね!。