ダイビングツアー ― 2015年11月08日 15:11
ダイビングツアー
今回、パラオでダイビングツアーを久々に経験して思ったのは、シングルタンクのオープンサーキットというコンフィギュレーションが、今のダイビングのスタイルを決めている最大の要因だということ。
そんなことは当たり前で、それ以外の選択肢なんて有り得ないというのが、ついこの間までのダイビングだった。
今では、少ないとはいえ、サイドマウント(2本差し)でも、リブリーザー(SCRむ)でも、選ぶことが出来るようになり、2時間を超える連続ダイブも、NDLをしっかり管理するとか、オープンサーキットならエンリッチドエアを使用して可能になり、ダイビングのスタイルの大きな転換期に差し掛かっている。
ツアーにしても、水面休息時間を小刻みに挟んで、1日4本とかいうのではなく、ドーンと3時間のダイビングとかも可能になった(CCRの場合:トイレとか、どーする?)。
Pバルブ付きのドライとか、そういうのが流行るかもな。
まあいい。
そういうスペシャルなダイビングは、例外中の例外で、ビジネスベースには乗らず、一部の好き者だけがやってればいいという意見もある。
なるほど、今まではその通りだし、今現在もその通りに違いないが、これからもそうだろうか?。
ダイビング人口は、いつか減少に転じる。
新規にダイバーになる人数は激減し、リタイアするダイバーは増加する一方だ。
コアなダイバーは、継続してダイビングを続けるだろうが、今までと同じダイビングを提供していく限り、市場の縮小は免れない。
ここに2つの選択がある。
既存のダイビングを効率よく提供して、価格競争の中で生き残っていくか、ダイビングに新たな付加価値を導入して、差別化を図るか。
前者は、手堅く、リスクが少ないように見えるが、それなりの規模と、継続的な投資が必要になる。
そうでなければ、価格競争には勝てない。
後者は、イニシャルコストの大きさと、市場の不透明さで、ハイリスクに見えるが、先のあるビジョンが展開できる。
まあ、両方追求できるのが一番だがな。
CCRのファンダイブを繰り返していて、久々にオープンサーキットのふつーのダイビングツアーに参加して思ったのは、いささか飽きるということだな。
ポイントによって、出物は異なるし、初めての方とかにとっては、確かに興奮ものかもしれないが、何度か来れば見飽きてくる。
先細りの市場で、それで持つのかどうか。
もちろん、国内市場だけでなく、全世界の市場を相手に展開できるなら、それも一つの方向かも知れない。
ダイブクルーズとか、水中だけではない付加価値を高めるというのもいい。
しかし、ダイビングの幅を広げ、その可能性を追求するというのが王道のような気がする。
もちろん、安全性をしっかりと確保した上での話である。
それが出来ないのであれば、諦めてもらうしかない。
あくまでも、レクリエーショなるレベルでの行動範囲の拡張で考えている。
テクニカルレベルのダイバーについては、常に一定以下の割合でしか誕生しないので、そこをボリュームゾーンにすることはできない。
PADIは、そこを取りに来ているが、ノンヘリウムのテックダイバーを増やして、商売ができるんだろうか?。
サイドマウントという間口を広げることには、ある程度成功したとしても、そのダイビングを受け入れるサービスが限られているうちは、テックもクソもないだろう。
お手並み拝見というところか。
プロを含めて、ダイバーの質の底上げが出来るということは、好ましい話である。
その教育・訓練を飯の種にしている指導団体が結果として潤うことも好ましい。
関連のショップやサービスも儲かるわけだしな。
しかし、その先に、ハイレベルのダイビングを楽しむ海が開かれていなければ、先は続かない。
ナイトロックスを締め出し、アルミタンクを出し渋り、CCRを目の敵にしているダイビングサービスが横行しているどっかの国に未来はない。
もっとも、第3の選択肢がないではない。
どこを切っても金太郎飴のダイビングだって、悪くはない。
わけのわからないカッコをさせたり、怪しいガスを吸わせたりすることなんかしないで、いままで通りのダイビングをこよなく愛するダイバーが大部分なのだから、その一人一人を大切にして日本的な質の良いサービスを提供していくことも重要だ。
ダイビングそのものが持っている非日常の魅力を最大限に引き出して、初心者も、ブランクダイバーも、超ベテラン(ジジババ?)も、安心して潜れるというのは大事なことだ。
水中という別世界で、日頃のストレスを晴らす。
新たな活力を得るための糧を得るのだ。
浮沈子は、そういうふつーのダイビングツアーを否定しているわけではない。
そのうえで、何が出来るのか、どこを目指して一歩踏み出すべきなのかを、そろそろ考えてもいいんじゃないかと思っているだけだ。
ダイバーとしての浮沈子は、テクニカルダイビング(CCRで)を目指すことにしているが、教えることについてはレクリエーショナルレベルに限ろうと思っている。
ハイリスク環境下での安全管理に自信がないというのが最大の理由だが、それではボリュームが見込めないということもある。
現在のダイビングツアーから、ほんの少し広げた世界、安全性を確保しながら、大幅に付加価値を高めたダイビングの拡張。
そこで、何を見せることが出来、それを自分も見たいと思わせることが出来るかは、これからの課題だ。
CCR2台くらい持ち込んで、6時間くらい粘れば、マンタ見られたかもしれないなあ・・・。
今回、パラオでダイビングツアーを久々に経験して思ったのは、シングルタンクのオープンサーキットというコンフィギュレーションが、今のダイビングのスタイルを決めている最大の要因だということ。
そんなことは当たり前で、それ以外の選択肢なんて有り得ないというのが、ついこの間までのダイビングだった。
今では、少ないとはいえ、サイドマウント(2本差し)でも、リブリーザー(SCRむ)でも、選ぶことが出来るようになり、2時間を超える連続ダイブも、NDLをしっかり管理するとか、オープンサーキットならエンリッチドエアを使用して可能になり、ダイビングのスタイルの大きな転換期に差し掛かっている。
ツアーにしても、水面休息時間を小刻みに挟んで、1日4本とかいうのではなく、ドーンと3時間のダイビングとかも可能になった(CCRの場合:トイレとか、どーする?)。
Pバルブ付きのドライとか、そういうのが流行るかもな。
まあいい。
そういうスペシャルなダイビングは、例外中の例外で、ビジネスベースには乗らず、一部の好き者だけがやってればいいという意見もある。
なるほど、今まではその通りだし、今現在もその通りに違いないが、これからもそうだろうか?。
ダイビング人口は、いつか減少に転じる。
新規にダイバーになる人数は激減し、リタイアするダイバーは増加する一方だ。
コアなダイバーは、継続してダイビングを続けるだろうが、今までと同じダイビングを提供していく限り、市場の縮小は免れない。
ここに2つの選択がある。
既存のダイビングを効率よく提供して、価格競争の中で生き残っていくか、ダイビングに新たな付加価値を導入して、差別化を図るか。
前者は、手堅く、リスクが少ないように見えるが、それなりの規模と、継続的な投資が必要になる。
そうでなければ、価格競争には勝てない。
後者は、イニシャルコストの大きさと、市場の不透明さで、ハイリスクに見えるが、先のあるビジョンが展開できる。
まあ、両方追求できるのが一番だがな。
CCRのファンダイブを繰り返していて、久々にオープンサーキットのふつーのダイビングツアーに参加して思ったのは、いささか飽きるということだな。
ポイントによって、出物は異なるし、初めての方とかにとっては、確かに興奮ものかもしれないが、何度か来れば見飽きてくる。
先細りの市場で、それで持つのかどうか。
もちろん、国内市場だけでなく、全世界の市場を相手に展開できるなら、それも一つの方向かも知れない。
ダイブクルーズとか、水中だけではない付加価値を高めるというのもいい。
しかし、ダイビングの幅を広げ、その可能性を追求するというのが王道のような気がする。
もちろん、安全性をしっかりと確保した上での話である。
それが出来ないのであれば、諦めてもらうしかない。
あくまでも、レクリエーショなるレベルでの行動範囲の拡張で考えている。
テクニカルレベルのダイバーについては、常に一定以下の割合でしか誕生しないので、そこをボリュームゾーンにすることはできない。
PADIは、そこを取りに来ているが、ノンヘリウムのテックダイバーを増やして、商売ができるんだろうか?。
サイドマウントという間口を広げることには、ある程度成功したとしても、そのダイビングを受け入れるサービスが限られているうちは、テックもクソもないだろう。
お手並み拝見というところか。
プロを含めて、ダイバーの質の底上げが出来るということは、好ましい話である。
その教育・訓練を飯の種にしている指導団体が結果として潤うことも好ましい。
関連のショップやサービスも儲かるわけだしな。
しかし、その先に、ハイレベルのダイビングを楽しむ海が開かれていなければ、先は続かない。
ナイトロックスを締め出し、アルミタンクを出し渋り、CCRを目の敵にしているダイビングサービスが横行しているどっかの国に未来はない。
もっとも、第3の選択肢がないではない。
どこを切っても金太郎飴のダイビングだって、悪くはない。
わけのわからないカッコをさせたり、怪しいガスを吸わせたりすることなんかしないで、いままで通りのダイビングをこよなく愛するダイバーが大部分なのだから、その一人一人を大切にして日本的な質の良いサービスを提供していくことも重要だ。
ダイビングそのものが持っている非日常の魅力を最大限に引き出して、初心者も、ブランクダイバーも、超ベテラン(ジジババ?)も、安心して潜れるというのは大事なことだ。
水中という別世界で、日頃のストレスを晴らす。
新たな活力を得るための糧を得るのだ。
浮沈子は、そういうふつーのダイビングツアーを否定しているわけではない。
そのうえで、何が出来るのか、どこを目指して一歩踏み出すべきなのかを、そろそろ考えてもいいんじゃないかと思っているだけだ。
ダイバーとしての浮沈子は、テクニカルダイビング(CCRで)を目指すことにしているが、教えることについてはレクリエーショナルレベルに限ろうと思っている。
ハイリスク環境下での安全管理に自信がないというのが最大の理由だが、それではボリュームが見込めないということもある。
現在のダイビングツアーから、ほんの少し広げた世界、安全性を確保しながら、大幅に付加価値を高めたダイビングの拡張。
そこで、何を見せることが出来、それを自分も見たいと思わせることが出来るかは、これからの課題だ。
CCR2台くらい持ち込んで、6時間くらい粘れば、マンタ見られたかもしれないなあ・・・。
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