サイドマウントの真実 ― 2012年12月30日 23:03
サイドマウントの真実
ピザ屋で徹底的にイントラと、サイドマウントについて話す。
いくつかの疑問点が氷解した。
サイドマウントは、あくまでダイビングのコンフィギュレーションの一つに過ぎず、バリエーションが増えるだけだそうだ。
それならば、よし!。
好みの問題というか、今標準の、シングルタンクのバックマウントにとって代わるようなものではない。
ボートエントリーでも、水中でタンクを装着する方が、背中に着けてバックロールするよりも楽だと思えばサイドマウントでもいい。
ビーチエントリーで、タンクを水中まで運んでくれる人がいれば、こっちの方が遥かにいい(運ぶ破目になった人は、バックマウントの方がいいかも・・・)。
水中では、まあ、どっちでも大して変わらない。
緊急時にバルブが操作しやすいとかいっても、それはテクニカルレベルの話だ。
もう一つ、PADIのサイドマウントスペシャルティは、細身のアルミタンクを両側に2本付けるというのが基本である。
メタリコンのスチールタンクを片側に1本つけるなんてのは、想定の範囲外である。日本じゃ絶対に流行らないと断言しておく(断言しても、よく外れるのがこのブログの特徴です・・・)。
両側に2本の細身のアルミタンクなら、納得できる。
いろんな意味で、商売になる(レギュレーター業界、タンク業界、ブラダー業界、指導団体、ショップなどなど)。
世界でどこまで普及するか、というところか。
テクニカルでは、インデペンデントのタンクに対する不信感もある。マニフォールドのない2本のタンクの一方のレギュレーターが壊れた時は、そのタンクのガスを全て失うことになるからだ(イントラは、水中でファーストを付け替えるといってますが、普通しないでしょ?。大体、バルブが壊れて開けっ放しじゃ交換も出来ない)。
そのために、ガスの運用も、両側のタンクから徐々に吸っていく。片方だけ全部吸うという運用ではない。
まあ、当然でしょうな。
結構面倒くさい。マニアックである。初心者向きではない。
シングルタンクの運用に飽き飽きして、「何か、面白そうなことはないのか?」という、変態ダイバー(?)には訴求するかもしれない。ややっこしくなればなるほど、嬉々として取り組むわけだな・・・。
そんな方には、是非ともリブリーザーをオススメしたいんだが。
インスピ(インスポ?)を、サイドマウントに改造する話もした。
ベイルアウト用のCCRの話も出たが、マーク15のスフィアタンクを酸素用にして、メガロドンをベースに改造したやつくらいしか、実績のあるものはない。
構造的にサイドマウント化しにくい点では、同意見だった。
そもそも、そんな需要は殆どない。
一定範囲の深度(30mから40m)で、めちゃくちゃ狭いところを一定時間突き進んでいくようなダイビングでなければ、メリットは少ない。
浅ければ、オープンサーキットでいいし、ベイルアウト用のシリンダーを携行することを考えると、長時間に渡るダイビングの場合、ベイルアウト用のタンクの量もバカにならない。
ディープダイビングや、レクリエーショナルレベルのダイビングでは、殆どメリットがない。
40m位の沈船にペネトレーションする時とかは、きっとメリットがあるだろう。しかし、ホースの保護とか、取り回し、カウンターラングの配置など、考慮すべき点は多い。
しかし、目立つことは目立つ(一部マニアの間ですが)。世界のどんなところで潜っても、絶対に質問攻めに会うこと間違いなしだ。
一般の良心的なダイバーからは、白い目で見られることも確実だが。
将来的には、出てくる可能性がないではない。
CCRは、基本的な構造さえ変えなければ、各要素の配置は比較的自由度が高い。
今のところ、インスピレーションの場合、分離できない要素としては、メインのコンピューター部分と酸素センサー、ソレノイドバルブ、スクラバー(二酸化炭素吸着剤)である。これらは、一体として組みつけられており、水密構造になっている。
ここは、バラせない。
ソレノイドバルブへ酸素を供給するホースも、一度取り付けた後は、外すわけにはいかない。塩水をソレノイドに飲ませるわけにはいかないからだ(たぶん、1発でオシャカ)。
その他の部品の接続は、限度はあるが比較的自由である。
カウンターラングは、とんでもない位置に付けるのでなければ、呼吸抵抗が辛くなりさえしなければ、前でも後ろでもいい。
ディリュエント側は、それこそ何でもアリである。マニフォールドに突っ込んでおけば、ADVも活用できる。
これらを前提として、サイドマウントCCRを組むとなると、ブラダーと干渉しないバックマウントのカウンターラング(ここは、是非見栄を張りたい!)、酸素タンクと一体となった筐体に入ったメインユニット(JEMみたいにタンクに本体付けてもいいですが)を右側にして、そこからちゃんとカバーされたホースをカウンターラングのT字型のネジに差し込む(どういう取り回しにするかで、悩むところだ)。
酸素シリンダーは、その時のダイビングによって、使い分けが可能な方が良い。今日のようなマッタリと癒し系のダイビングなら、2リットルの小瓶で十分だし、ガッツリと潜りたければ、6リットルのアルミタンクを携行してもいい(そんなにはいらない)。
ディリュエント側は、マニフォールドを介して、ベイルアウト用のマウスピース、ADV、マニュアルインフレーター、ブラダーのインフレーターなどにぶち込む。
ベイルアウト用とボトム用を兼ねるステージボトルと、通常のディリュエント等に使用するタンクの容量は、当然ダイビングによって変わってくる。ここの自由度が高いのも、サイドマウントにするメリットかもしれない。
インスピの配管を見ると、酸素側は本体と密接に関わっていて、弄くる余地は殆どないことに気付く。
逆に、ディリュエントについては、カウンターラングの中にぶち込んでさえやれればいいわけで、しかも、電気的には繋がっていないし、配管上も本体とは切り離されている(今更気付く)。全てをマニフォールド側から供給するわけにはいかないが(高圧もあるので)、左側に2本ぶら下げれば浮沈子のダイビングでは、用は足りる。シリンダーの容量は、それこそ自由自在だ。
右側に1本(本体と酸素、2本分のボリューム?)、左側に2本の、計3本のシリンダーをサイドマウントした構造が見えてきた。
本体と酸素シリンダーをどのように結合するかが、デザイン上の課題である。呼吸用のホースの取り回しも見えていない。
しかし、こんなにまでしてサイドマウントする意味はあるのか?。
意味など、どうでもいい!。
トラベルフレームあたりで、妥協しておいた方が無難じゃないのか(サイドマウントにするときも活用できるし・・・)。
見栄と根性!、どうやら、サイドマウントの真実が見えてきたぞ!(なんか、違うような・・・)。
ピザ屋で徹底的にイントラと、サイドマウントについて話す。
いくつかの疑問点が氷解した。
サイドマウントは、あくまでダイビングのコンフィギュレーションの一つに過ぎず、バリエーションが増えるだけだそうだ。
それならば、よし!。
好みの問題というか、今標準の、シングルタンクのバックマウントにとって代わるようなものではない。
ボートエントリーでも、水中でタンクを装着する方が、背中に着けてバックロールするよりも楽だと思えばサイドマウントでもいい。
ビーチエントリーで、タンクを水中まで運んでくれる人がいれば、こっちの方が遥かにいい(運ぶ破目になった人は、バックマウントの方がいいかも・・・)。
水中では、まあ、どっちでも大して変わらない。
緊急時にバルブが操作しやすいとかいっても、それはテクニカルレベルの話だ。
もう一つ、PADIのサイドマウントスペシャルティは、細身のアルミタンクを両側に2本付けるというのが基本である。
メタリコンのスチールタンクを片側に1本つけるなんてのは、想定の範囲外である。日本じゃ絶対に流行らないと断言しておく(断言しても、よく外れるのがこのブログの特徴です・・・)。
両側に2本の細身のアルミタンクなら、納得できる。
いろんな意味で、商売になる(レギュレーター業界、タンク業界、ブラダー業界、指導団体、ショップなどなど)。
世界でどこまで普及するか、というところか。
テクニカルでは、インデペンデントのタンクに対する不信感もある。マニフォールドのない2本のタンクの一方のレギュレーターが壊れた時は、そのタンクのガスを全て失うことになるからだ(イントラは、水中でファーストを付け替えるといってますが、普通しないでしょ?。大体、バルブが壊れて開けっ放しじゃ交換も出来ない)。
そのために、ガスの運用も、両側のタンクから徐々に吸っていく。片方だけ全部吸うという運用ではない。
まあ、当然でしょうな。
結構面倒くさい。マニアックである。初心者向きではない。
シングルタンクの運用に飽き飽きして、「何か、面白そうなことはないのか?」という、変態ダイバー(?)には訴求するかもしれない。ややっこしくなればなるほど、嬉々として取り組むわけだな・・・。
そんな方には、是非ともリブリーザーをオススメしたいんだが。
インスピ(インスポ?)を、サイドマウントに改造する話もした。
ベイルアウト用のCCRの話も出たが、マーク15のスフィアタンクを酸素用にして、メガロドンをベースに改造したやつくらいしか、実績のあるものはない。
構造的にサイドマウント化しにくい点では、同意見だった。
そもそも、そんな需要は殆どない。
一定範囲の深度(30mから40m)で、めちゃくちゃ狭いところを一定時間突き進んでいくようなダイビングでなければ、メリットは少ない。
浅ければ、オープンサーキットでいいし、ベイルアウト用のシリンダーを携行することを考えると、長時間に渡るダイビングの場合、ベイルアウト用のタンクの量もバカにならない。
ディープダイビングや、レクリエーショナルレベルのダイビングでは、殆どメリットがない。
40m位の沈船にペネトレーションする時とかは、きっとメリットがあるだろう。しかし、ホースの保護とか、取り回し、カウンターラングの配置など、考慮すべき点は多い。
しかし、目立つことは目立つ(一部マニアの間ですが)。世界のどんなところで潜っても、絶対に質問攻めに会うこと間違いなしだ。
一般の良心的なダイバーからは、白い目で見られることも確実だが。
将来的には、出てくる可能性がないではない。
CCRは、基本的な構造さえ変えなければ、各要素の配置は比較的自由度が高い。
今のところ、インスピレーションの場合、分離できない要素としては、メインのコンピューター部分と酸素センサー、ソレノイドバルブ、スクラバー(二酸化炭素吸着剤)である。これらは、一体として組みつけられており、水密構造になっている。
ここは、バラせない。
ソレノイドバルブへ酸素を供給するホースも、一度取り付けた後は、外すわけにはいかない。塩水をソレノイドに飲ませるわけにはいかないからだ(たぶん、1発でオシャカ)。
その他の部品の接続は、限度はあるが比較的自由である。
カウンターラングは、とんでもない位置に付けるのでなければ、呼吸抵抗が辛くなりさえしなければ、前でも後ろでもいい。
ディリュエント側は、それこそ何でもアリである。マニフォールドに突っ込んでおけば、ADVも活用できる。
これらを前提として、サイドマウントCCRを組むとなると、ブラダーと干渉しないバックマウントのカウンターラング(ここは、是非見栄を張りたい!)、酸素タンクと一体となった筐体に入ったメインユニット(JEMみたいにタンクに本体付けてもいいですが)を右側にして、そこからちゃんとカバーされたホースをカウンターラングのT字型のネジに差し込む(どういう取り回しにするかで、悩むところだ)。
酸素シリンダーは、その時のダイビングによって、使い分けが可能な方が良い。今日のようなマッタリと癒し系のダイビングなら、2リットルの小瓶で十分だし、ガッツリと潜りたければ、6リットルのアルミタンクを携行してもいい(そんなにはいらない)。
ディリュエント側は、マニフォールドを介して、ベイルアウト用のマウスピース、ADV、マニュアルインフレーター、ブラダーのインフレーターなどにぶち込む。
ベイルアウト用とボトム用を兼ねるステージボトルと、通常のディリュエント等に使用するタンクの容量は、当然ダイビングによって変わってくる。ここの自由度が高いのも、サイドマウントにするメリットかもしれない。
インスピの配管を見ると、酸素側は本体と密接に関わっていて、弄くる余地は殆どないことに気付く。
逆に、ディリュエントについては、カウンターラングの中にぶち込んでさえやれればいいわけで、しかも、電気的には繋がっていないし、配管上も本体とは切り離されている(今更気付く)。全てをマニフォールド側から供給するわけにはいかないが(高圧もあるので)、左側に2本ぶら下げれば浮沈子のダイビングでは、用は足りる。シリンダーの容量は、それこそ自由自在だ。
右側に1本(本体と酸素、2本分のボリューム?)、左側に2本の、計3本のシリンダーをサイドマウントした構造が見えてきた。
本体と酸素シリンダーをどのように結合するかが、デザイン上の課題である。呼吸用のホースの取り回しも見えていない。
しかし、こんなにまでしてサイドマウントする意味はあるのか?。
意味など、どうでもいい!。
トラベルフレームあたりで、妥協しておいた方が無難じゃないのか(サイドマウントにするときも活用できるし・・・)。
見栄と根性!、どうやら、サイドマウントの真実が見えてきたぞ!(なんか、違うような・・・)。
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