踏み込み過ぎ ― 2016年03月07日 17:06
踏み込み過ぎ
誰がどう考えたって、中国に対するいやがらせ以外の何物でもない。
(日本の潜水艦がフィリピン寄港へ、ベトナムにも護衛艦=関係者)
http://jp.reuters.com/article/philippines-idJPKCN0W902N
「日本も南シナ海でプレゼンス(存在)を示す必要がある」
制服組トップの発言だけに、ちっと踏み込み過ぎじゃないのかとも思うがな。
潜水艦というのも、いささか首を傾げるところだ。
いきなりかよ!?。
スービックからカムラン湾へ、南シナ海のど真ん中を通っていく。
用もないのに、この時期に、軍艦(しかも、本来は隠密行動が原則の潜水艦)でいくのかあ?。
つーか、隠密行動で行くのかもしれない。
南シナ海で、深く静かに潜航したまま・・・。
「潜水艦に同行する護衛艦2隻はその後、ベトナムのカムラン港にも寄港する。」
あれっ?、潜水艦は、行かないのかあ?。
「練習用の潜水艦を使用し、訓練航海という位置づけ」
そうりゅう型じゃないのか・・・(たぶん、おやしおが行くんだろうな)。
(おやしお (潜水艦・2代))
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8A%E3%82%84%E3%81%97%E3%81%8A_(%E6%BD%9C%E6%B0%B4%E8%89%A6%E3%83%BB2%E4%BB%A3)
「2015年3月6日に練習潜水艦のふゆしお(はるしお型潜水艦6番艦)が除籍されたことに伴い、同日に練習潜水艦に種別変更した。」
まさか、あさしおじゃないよね?。
(あさしお (潜水艦・2代))
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%82%E3%81%95%E3%81%97%E3%81%8A_(%E6%BD%9C%E6%B0%B4%E8%89%A6%E3%83%BB2%E4%BB%A3)
「2000年3月9日に練習潜水艦に種別変更」
ウィキを見る限り、練習潜水艦は、この2艦である。
画像は、ロイターの記事から拝借したが、X舵とか、逆探ソナー、セイルのカバー(フィレット)があるので、そうりゅう型である(艦名までは、浮沈子の怪しげな知識では分かりません!)。
たまたま、こんな記事もあった。
(<潜水艦「じんりゅう」>引き渡し式 海自、17隻体制に)
http://news.biglobe.ne.jp/domestic/0307/mai_160307_2360773449.html
「じんりゅうは「そうりゅう型」と呼ばれる最新鋭潜水艦の7番艦。全長84メートルで排水量は2950トン、乗員数は65人で水中を20ノットで航行する。」
ただし、たぶん、スターリングエンジンだと、そんなに速力は出ないかもしれないな(未調査)。
潜水艦といえば、オーストラリアへの輸出については、我が国が受注しそうだというニュースも流れている。
(オーストラリアの次期潜水艦、三菱重工のそうりゅう型が受注の見通し)
http://www.marketnewsline.com/news/201603070844000000.html
「そうりゅう型が受注獲得となる見通しが強まっていることが7日 までに複数の大手紙の報道で明らかとなった。」
本当なら、豪州もクジラと潜水艦の区別がやっとつくようになったことになる。
この時期に、どういう根拠でそういうことになったかは不明だが、豪州が中国に対する態度を変更したのかどうかが問題だな。
我が国の軍事機密が、豪州経由で中国に筒抜けになる事態だけは避けてもらいたいものだ。
新幹線の二の舞だけは、阻止してもらわないとな。
話が逸れた。
南シナ海は、かつて我が国が実効支配していた海域だ。
そこに軍艦を派遣するというのが、どういう意味を持つのか。
もちろん、フィリピンやベトナムだけではない。
東南アジア諸国、ひいては世界全体に、我が国がこの地域に対する軍事的関与を強めていくという強力なメッセージを発信することになる。
いいだろう、その覚悟があるなら、練習航海だなどといわずに、堂々と、最新鋭のそうりゅう型で行けばいい。
いつでも言い訳ができ、米国のスカートの中に隠れられるというスタンスはやめてもらいたいな。
まあ、無理だろうけどな。
であれば、抑制されたプレゼンスを維持することだ。
米国は、成長著しいインド海軍や、豪州海軍を含めて、中国包囲網を作りたいらしいが、そううまくいくのかあ?。
米国は、明らかに手を引きたがっている。
徐々にではあるが、西太平洋地域での展開を縮小しにかかっている。
同盟国との協調で、負担軽減を図っているのだ。
攻撃力の展開を緩めることはないだろうが、哨戒任務などは徐々に分担していくんだろう。
撤退は、最も難しい運用だ。
ポスト冷戦になって、平和の果実を取ることにより、国力を維持しようという戦略は大いに結構だが、時代は、既にポストポスト冷戦になっている。
地域固有の不安定要素により、簡単に紛争が起こる。
そして、既存の枠組みの中では、それを防ぐことも、解決することもできないでいる。
我が国が、独自の武装を強化し、国防のパラダイムシフトを図ろうとしているのも、そういった時代の潮流の一環として捉えるべきだろう。
うーん、潜水艦で南シナ海に乗り込むのか・・・。
座礁とかしないように、よくよく気を付けて行ってきてもらいたいもんだな。
誰がどう考えたって、中国に対するいやがらせ以外の何物でもない。
(日本の潜水艦がフィリピン寄港へ、ベトナムにも護衛艦=関係者)
http://jp.reuters.com/article/philippines-idJPKCN0W902N
「日本も南シナ海でプレゼンス(存在)を示す必要がある」
制服組トップの発言だけに、ちっと踏み込み過ぎじゃないのかとも思うがな。
潜水艦というのも、いささか首を傾げるところだ。
いきなりかよ!?。
スービックからカムラン湾へ、南シナ海のど真ん中を通っていく。
用もないのに、この時期に、軍艦(しかも、本来は隠密行動が原則の潜水艦)でいくのかあ?。
つーか、隠密行動で行くのかもしれない。
南シナ海で、深く静かに潜航したまま・・・。
「潜水艦に同行する護衛艦2隻はその後、ベトナムのカムラン港にも寄港する。」
あれっ?、潜水艦は、行かないのかあ?。
「練習用の潜水艦を使用し、訓練航海という位置づけ」
そうりゅう型じゃないのか・・・(たぶん、おやしおが行くんだろうな)。
(おやしお (潜水艦・2代))
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8A%E3%82%84%E3%81%97%E3%81%8A_(%E6%BD%9C%E6%B0%B4%E8%89%A6%E3%83%BB2%E4%BB%A3)
「2015年3月6日に練習潜水艦のふゆしお(はるしお型潜水艦6番艦)が除籍されたことに伴い、同日に練習潜水艦に種別変更した。」
まさか、あさしおじゃないよね?。
(あさしお (潜水艦・2代))
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%82%E3%81%95%E3%81%97%E3%81%8A_(%E6%BD%9C%E6%B0%B4%E8%89%A6%E3%83%BB2%E4%BB%A3)
「2000年3月9日に練習潜水艦に種別変更」
ウィキを見る限り、練習潜水艦は、この2艦である。
画像は、ロイターの記事から拝借したが、X舵とか、逆探ソナー、セイルのカバー(フィレット)があるので、そうりゅう型である(艦名までは、浮沈子の怪しげな知識では分かりません!)。
たまたま、こんな記事もあった。
(<潜水艦「じんりゅう」>引き渡し式 海自、17隻体制に)
http://news.biglobe.ne.jp/domestic/0307/mai_160307_2360773449.html
「じんりゅうは「そうりゅう型」と呼ばれる最新鋭潜水艦の7番艦。全長84メートルで排水量は2950トン、乗員数は65人で水中を20ノットで航行する。」
ただし、たぶん、スターリングエンジンだと、そんなに速力は出ないかもしれないな(未調査)。
潜水艦といえば、オーストラリアへの輸出については、我が国が受注しそうだというニュースも流れている。
(オーストラリアの次期潜水艦、三菱重工のそうりゅう型が受注の見通し)
http://www.marketnewsline.com/news/201603070844000000.html
「そうりゅう型が受注獲得となる見通しが強まっていることが7日 までに複数の大手紙の報道で明らかとなった。」
本当なら、豪州もクジラと潜水艦の区別がやっとつくようになったことになる。
この時期に、どういう根拠でそういうことになったかは不明だが、豪州が中国に対する態度を変更したのかどうかが問題だな。
我が国の軍事機密が、豪州経由で中国に筒抜けになる事態だけは避けてもらいたいものだ。
新幹線の二の舞だけは、阻止してもらわないとな。
話が逸れた。
南シナ海は、かつて我が国が実効支配していた海域だ。
そこに軍艦を派遣するというのが、どういう意味を持つのか。
もちろん、フィリピンやベトナムだけではない。
東南アジア諸国、ひいては世界全体に、我が国がこの地域に対する軍事的関与を強めていくという強力なメッセージを発信することになる。
いいだろう、その覚悟があるなら、練習航海だなどといわずに、堂々と、最新鋭のそうりゅう型で行けばいい。
いつでも言い訳ができ、米国のスカートの中に隠れられるというスタンスはやめてもらいたいな。
まあ、無理だろうけどな。
であれば、抑制されたプレゼンスを維持することだ。
米国は、成長著しいインド海軍や、豪州海軍を含めて、中国包囲網を作りたいらしいが、そううまくいくのかあ?。
米国は、明らかに手を引きたがっている。
徐々にではあるが、西太平洋地域での展開を縮小しにかかっている。
同盟国との協調で、負担軽減を図っているのだ。
攻撃力の展開を緩めることはないだろうが、哨戒任務などは徐々に分担していくんだろう。
撤退は、最も難しい運用だ。
ポスト冷戦になって、平和の果実を取ることにより、国力を維持しようという戦略は大いに結構だが、時代は、既にポストポスト冷戦になっている。
地域固有の不安定要素により、簡単に紛争が起こる。
そして、既存の枠組みの中では、それを防ぐことも、解決することもできないでいる。
我が国が、独自の武装を強化し、国防のパラダイムシフトを図ろうとしているのも、そういった時代の潮流の一環として捉えるべきだろう。
うーん、潜水艦で南シナ海に乗り込むのか・・・。
座礁とかしないように、よくよく気を付けて行ってきてもらいたいもんだな。
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