小型化2016年03月09日 21:33

小型化
小型化


(韓国国防部「北朝鮮、核弾頭を小型化する能力ない」)
http://japanese.joins.com/article/024/213024.html?servcode=500&sectcode=510

「KN-08は北朝鮮が開発している大陸間弾道ミサイル(ICBM)で、労働新聞はこの日、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が核兵器研究部門の科学者と技術者に会ったニュースを伝えながら核弾頭とあわせて組み立て中のKN-08の写真を公開した。」

韓国は、いろいろ評価をしてるようだが、向こうが出来たといってるんだから、出来たんだろう。

(北朝鮮・金第1書記、「核弾頭の小型化に成功」と宣言 写真公開)
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00318379.html

くす玉のようなインプロージョンタイプの核爆弾が映っている。

「韓国メディアも、「模型に見える」との軍関係者の見方を伝えている。」

まあ、人工衛星の件もあるしな。

2012年に報道陣に公開したのはいいが、電波とか、ちっとも出さなかったしな。

しかし、浮沈子は、少なくとも北朝鮮がただのハッタリでこの画像を公開したとは思わない。

自分たちが、何をやっているか、何をすべきかということを、分かっているというアピールに違いない。

もしも、簡単に偽物だと思われる画像を出したら、足元見られるしな。

もちろん、この画像に写っているのは模型に違いないが、模型を出せるということは、実物がどういうものか分かっていなければならない。

もちろん、現代では、70年前のファットマンの構造は公開されていて、タンパーや爆縮のタイミングを適正にすることができれば、プルトニウムさえ手に入ればサルでも原爆を作れる。

(NHKスペシャル・世紀を超えて 戦争 果てしない恐怖 第3集「核兵器 機密映像は語る」(1999年放送):動画出ます)
http://www.at-douga.com/?p=7581

それを基に、水爆の製造が比較的簡単に行えることはこのブログでも触れた。

(水素弾)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2015/12/11/7945072

「国名:原爆実験:水爆実験:期間
・米国:1945:1952:7年
・ソ連:1949:1955:6年
・英国:1952:1957:5年
・仏国:1960:1966:5年
・中国:1964:1967:3年」

もちろん、小型化にはそれなりにノウハウが必要なようだが、米国は20kg程度の核爆弾を作成し、配備していた。

1960年代のことである。

(W54 (核弾頭))
https://ja.wikipedia.org/wiki/W54_(%E6%A0%B8%E5%BC%BE%E9%A0%AD)

「超小型の核弾頭であり、重量は50ポンド(約23kg)ほど」

「1961年-1962年にかけて400発が生産された。1971年頃まで部隊配備されている。」

もちろん、威力は小さいが、人力で運べる。

このくらいになると、何でもありだろう。

別に、大陸間弾道弾でなくても、様々な手段で持ち込むことが可能だ。

(The Fourth Protocol)
https://en.wikipedia.org/wiki/The_Fourth_Protocol

第四の核という邦題で、日本語でも出た。

(トータル・フィアーズ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%BA

この映画では、なんと、ボルチモアで核爆発が起こる。

まあ、フィクションなので、どうでもいいんですが。

核爆弾の小型化は、悪夢だ。

画像の模型ならまだしも、人力で運べるようになると大事であるな。

もちろん、デカくても、船舶に積み込んで、どこぞの港でドカンとやることは、今現在でも可能だ。

中国が恐れているのは、ひょっとするとそれかも知れない。

そんなことになれば、米国が黙っていない。

朝鮮半島が火の海になり、中国は、そのとばっちりを受けることになる。

テロリストの手に核兵器が渡るのも御免被りたいが、核兵器を所有する国家がテロを行えば同じことだ。

小型化は、北朝鮮の核開発にとって、本質的な問題ではないのではないか。

むろん、運搬手段がミサイルになるというのも困ったもんだがな。

核兵器の使用がタブーだと信じているのは、我が国だけかもしれない。

隣の国では、使用することを前提とした核兵器の開発が、今日も行われているんだろう・・・。

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