宇宙飛行士 ― 2016年07月29日 14:34
宇宙飛行士
(アポロ飛行士に高い循環器系疾患死亡率、放射線が原因か 研究)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160729-00000010-jij_afp-sctch
「地球の磁気圏の保護領域を越えて宇宙を旅した宇宙飛行士らは、心臓および血管の病気での死亡率が過度に高い」
(NASA: アポロ計画の宇宙飛行士の循環器系疾患の長期発症率は他の宇宙飛行士の4倍・宇宙放射線の影響)
http://business.newsln.jp/news/201607290327460000.html
「地球のバンアレン帯を超えた宇宙飛行を行い高レベルの宇宙放射線に晒されたことにより一部の血液細胞が破壊されるなどの影響を受けたことが原因とみている。」
それみたことか、だからいわんこっちゃない、などとは言わない。
元々、人間は、地球磁気圏を出た宇宙空間での生存はおぼつかないわけで、何らかの影響が出ることは想定の範囲内だ。
循環器系疾患が多いのは、ちょっと意外だったけどな。
浮沈子が注目したのは、2番目の記事のグラフだ。
一般米国人の死因に比べて、宇宙空間に行っていないNon-Flightの群は、明らかに率が低い。
まあ、宇宙飛行士になるような連中は、普段から健康的な生活をしているだろうから、当然ともいえるが、少なくとも循環器系疾患については、何かの参考になるかもしれない。
そう思って、原論文にざっと目を通し、記事の2枚目の表を見て唖然とする。
(2枚目の表)
http://business.newsln.jp/news/201607290327460000/2.html
Non-Flightの群の事故による死亡率は、なんと50パーセントを超えているのだ(53パーセント)。
さらに、低軌道飛行の群でも、49パーセントが事故で死亡している。
浮沈子には、こっちの方が興味深いな。
癌の死亡率については、どの群についても3割程度とばらつきが少ない。
循環器疾患で死ぬのがいいか、事故に会って死ぬのがいいかということになる。
まあ、どうでもいいんですが。
アポロの乗員で亡くなったのは7人で、絶対数は少ないが、確かに特異的に高いような気がする。
動物実験でも、同様の傾向が出ていることを考えると、今後の放射線対策の重要性を無視できない。
「人の20年に相当する6か月が経過した後、マウスは動脈の機能障害を示した。」
注意すべきは、アポロの飛行士は、これよりも短い期間しか晒されていないことだ(せいぜい、10日間くらい?)。
(アポロ計画:計画の概要(期間等は、各計画のリンクを参照)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%9D%E3%83%AD%E8%A8%88%E7%94%BB#.E8.A8.88.E7.94.BB.E3.81.AE.E6.A6.82.E8.A6.81
・7号:11日間:地球周回(低軌道)
・8号:7日間:月周回(10周)
・9号:11日間:地球周回(低軌道)
・10号:9日間:月周回(31周)
・11号:9日間:月面着陸
・12号:11日間:月面着陸
・13号:7日間:月周回(1周)
・14号:10日間:月面着陸
・15号:12日間:月面着陸
・16号:12日間:月面着陸
・17号:13日間:月面着陸
深宇宙への人類の進出なんて、夢物語に過ぎないのかもしれない。
ちなみに、月にも火星にも、宇宙からの放射線を有効に遮蔽する磁気圏はない。
火星なんて、年単位で放射線に晒され続けるわけだし、飛んでる間は、穴掘って潜るわけにもいかない。
人類は、宇宙進出なんて途方もない夢から、そろそろ醒めてもいいんじゃないか?。
それでも行きたいなら、行くしかないだろうな。
火星の人のように・・・。
(アポロ飛行士に高い循環器系疾患死亡率、放射線が原因か 研究)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160729-00000010-jij_afp-sctch
「地球の磁気圏の保護領域を越えて宇宙を旅した宇宙飛行士らは、心臓および血管の病気での死亡率が過度に高い」
(NASA: アポロ計画の宇宙飛行士の循環器系疾患の長期発症率は他の宇宙飛行士の4倍・宇宙放射線の影響)
http://business.newsln.jp/news/201607290327460000.html
「地球のバンアレン帯を超えた宇宙飛行を行い高レベルの宇宙放射線に晒されたことにより一部の血液細胞が破壊されるなどの影響を受けたことが原因とみている。」
それみたことか、だからいわんこっちゃない、などとは言わない。
元々、人間は、地球磁気圏を出た宇宙空間での生存はおぼつかないわけで、何らかの影響が出ることは想定の範囲内だ。
循環器系疾患が多いのは、ちょっと意外だったけどな。
浮沈子が注目したのは、2番目の記事のグラフだ。
一般米国人の死因に比べて、宇宙空間に行っていないNon-Flightの群は、明らかに率が低い。
まあ、宇宙飛行士になるような連中は、普段から健康的な生活をしているだろうから、当然ともいえるが、少なくとも循環器系疾患については、何かの参考になるかもしれない。
そう思って、原論文にざっと目を通し、記事の2枚目の表を見て唖然とする。
(2枚目の表)
http://business.newsln.jp/news/201607290327460000/2.html
Non-Flightの群の事故による死亡率は、なんと50パーセントを超えているのだ(53パーセント)。
さらに、低軌道飛行の群でも、49パーセントが事故で死亡している。
浮沈子には、こっちの方が興味深いな。
癌の死亡率については、どの群についても3割程度とばらつきが少ない。
循環器疾患で死ぬのがいいか、事故に会って死ぬのがいいかということになる。
まあ、どうでもいいんですが。
アポロの乗員で亡くなったのは7人で、絶対数は少ないが、確かに特異的に高いような気がする。
動物実験でも、同様の傾向が出ていることを考えると、今後の放射線対策の重要性を無視できない。
「人の20年に相当する6か月が経過した後、マウスは動脈の機能障害を示した。」
注意すべきは、アポロの飛行士は、これよりも短い期間しか晒されていないことだ(せいぜい、10日間くらい?)。
(アポロ計画:計画の概要(期間等は、各計画のリンクを参照)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%9D%E3%83%AD%E8%A8%88%E7%94%BB#.E8.A8.88.E7.94.BB.E3.81.AE.E6.A6.82.E8.A6.81
・7号:11日間:地球周回(低軌道)
・8号:7日間:月周回(10周)
・9号:11日間:地球周回(低軌道)
・10号:9日間:月周回(31周)
・11号:9日間:月面着陸
・12号:11日間:月面着陸
・13号:7日間:月周回(1周)
・14号:10日間:月面着陸
・15号:12日間:月面着陸
・16号:12日間:月面着陸
・17号:13日間:月面着陸
深宇宙への人類の進出なんて、夢物語に過ぎないのかもしれない。
ちなみに、月にも火星にも、宇宙からの放射線を有効に遮蔽する磁気圏はない。
火星なんて、年単位で放射線に晒され続けるわけだし、飛んでる間は、穴掘って潜るわけにもいかない。
人類は、宇宙進出なんて途方もない夢から、そろそろ醒めてもいいんじゃないか?。
それでも行きたいなら、行くしかないだろうな。
火星の人のように・・・。
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