ISSの構成2017年02月24日 07:55

ISSの構成
ISSの構成


ISS関係のニュースを見たり、ブログで突っ込み(?)を入れたりする際に、その複雑怪奇な構成に悩まされる。

国際情勢や、財政状況、ロケット打ち上げのトラブルなど、様々な要因によって、変更を余儀なくされる運命にある(ちなみに、米国実験棟の愛称は、ディスティニー(運命))。

まあ、どうでもいいんですが。

今後のこともあるしな。

ちょっと整理しておこう。

(ISSの構成要素)
http://iss.jaxa.jp/iss/about/config/

JAXAのサイトで、日本語になっているので読みやすい。

事実関係は、余り正確とは言えないな(つーか、古い)。

構成図は、完成予想図だし、既に新たな要素も加わっている。

比較のために、前回のNASAの図面も見ておく。

(Facts and Figures)
https://www.nasa.gov/feature/facts-and-figures

まあ、こっちも少し古くて、事実関係もビミョーに違ったりしている。

が、さすがに本家なので、一番確からしい。

調べ切れていないのは、与圧結合アダプタ:PMA-3の位置位だ(たぶん、トランクウィリティー(ノード3)のポート側?)。

JAXAの図面では、ユニティの底部となっている。

JAXAの図で、現状と異なるところは、ロシア側のユニットでは以下の通り。

・多目的実験モジュールは接続されていない。
・欧州ロボットアームは接続されていない。
・まだくっ付いているピアースが描かれていない。
・ズヴェズダ(サービスモジュール)のデブリシールドの設置(未確認)。

トラス上では、以下の通り。

・S3トラス天頂部にAMSが設置されていない。
・ESP-3の配置が異なる(たぶん、S3トラス底部)。
・ELC-3の配置が異なる(たぶん、P3トラス天頂部)。

その他は、以下の通り。

・ビゲローの風船(BEAM)が接続されていない。
・PMA-3の結合位置が変(未確認)。
・トランクウィリティー(ノード3)の前方に恒久型多目的モジュール(PMM)が設置されていない。

参考にしたNASAの図では、以下の点が気になる。

・ストレラ・クレーンの位置(ピアースから、ザーリャへの移設)。
・PMA-3の結合位置が変(未確認)。
・ズヴェズダ(サービスモジュール)のデブリシールドの設置(未確認)。

補足情報は以下の通り。

(アルファ磁気分光器:搬送および国際宇宙ステーションへの設置)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%A1%E7%A3%81%E6%B0%97%E5%88%86%E5%85%89%E5%99%A8#.E6.90.AC.E9.80.81.E3.81.8A.E3.82.88.E3.81.B3.E5.9B.BD.E9.9A.9B.E5.AE.87.E5.AE.99.E3.82.B9.E3.83.86.E3.83.BC.E3.82.B7.E3.83.A7.E3.83.B3.E3.81.B8.E3.81.AE.E8.A8.AD.E7.BD.AE

「統合トラス構造(S3トラス)上部に取りつけられた。」

(Bigelow Expandable Activity Module)
https://en.wikipedia.org/wiki/Bigelow_Expandable_Activity_Module

「Berthed:April 16, 2016, 09:36 UTC Tranquility aft」

(恒久型多目的モジュール(PMM):レオナルドとも)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%81%92%E4%B9%85%E5%9E%8B%E5%A4%9A%E7%9B%AE%E7%9A%84%E3%83%A2%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%AB

「PMMは、シャトル・リモート・マニピュレータ・システムとカナダアーム2を使ってユニティの地球側の結合場所へ設置された。」

ウィキの英語版には、確かにユニティの底部に設置された写真が出ている。

たぶん、それから移設されたんだろうな。

ざっと、資料を読んで、ISSの基本構成を理解する。

どっかで読んだが、ロシア側と米国側では、いろいろな仕様が異なる。

ハッキリ言えば、2つの宇宙ステーションがドッキングしていると言ってもいい。

初期構想では、それぞれミール2とフリーダムだったわけで、それぞれの初期要求を織り込んで、予算を縮小して合体したわけだ。

トラスの番号を見ると、そのことが象徴的にわかる。

左右とも、2番が欠番になっている。

本来は、ここに推進モジュールを設置する予定だったらしい。

ズヴェズダがロケット噴射したり、プログレスや欧州補給機(ATV)が押し上げてくれるので、キャンセルされた。

ロシアは、金がないこともあってか、最小限の機能しか付けなかった。

予算の超過、スペースシャトルの事故による遅れや引退により、計画は縮小し、いくつものモジュールが消えた。

それらのあるものは、地上に置かれたままとなっている。

例:
・居住モジュール (HAB):米国
・セントリフュージ実験モジュール (CAM):日本

また、今後打ち上げがあるかもしれないという、ビミョーな状況のモジュールもある。

例:
・科学電力プラットフォーム (SPP):ロシア
・汎用ドッキングモジュール (UDM):ロシア

まあいい。

JAXAの図面にあるMLMや欧州ロボットアームだって、どうなるか分かったもんじゃないしな。

纏めておくと、ロシア側は与圧結合アダプターを挟んで、ザーリャ、ズヴェズダがメインだ。

・ザーリャ:
・・前部:与圧結合アダプター(PMA-1)
・・後部:ズヴェズダ
・・底部:小型研究モジュール1:ラスヴェット (MRM 1)

・ズヴェズダ:
・・前部:ザーリャ
・・後部:なし(プログレスがドッキング)
・・天頂部:小型研究モジュール2:ポイスク (MRM 2)
・・底部:ピアース

米国側は、PMA-1を挟んで、以下のようになっている。

・ユニティ(ノード1):
・・後部:与圧結合アダプター(PMA-1)
・・前部:デスティニー(実験用)(USLab)
・・天頂部:Z-1トラス
・・左舷:トランクウィリティー(ノード3)
・・・前方:レオナルド (PMM)
・・・後方:ビゲロー風船(BEAM)
・・・左舷:与圧結合アダプター(PMA-3)たぶん
・・・底部:キューポラ
・・右舷:クエスト(エアロック)
・・・前部:船外保管プラットフォーム (ESP-2)

・ デスティニー(実験用)(USLab)
・・後部:ユニティ(ノード1)
・・前部:ハーモニー(ノード2)
・・天頂部:S0トラス
・・・左舷:P1トラス(以下、別記)
・・・右舷:S1トラス(以下、別記)
・・・前部:カナダアーム2(定位置?)
・・左舷側:船外保管プラットフォーム (ESP-1)

・前部:ハーモニー(ノード2)
・・後部:デスティニー(実験用)(USLab)
・・前部:与圧結合アダプター(PMA-2=IDA-2)
・・左舷:きぼう
・・右舷:コロンバス

トラスについては、ちょっと多いので、別に書く。

・P1トラス:
・・左舷:P3トラス
・・右舷:S0トラス
・・後部:ラジエーター

・S1トラス:
・・左舷:S0トラス
・・右舷:S3トラス
・・後部:ラジエーター

・P3トラス:
・・左舷:P4トラス
・・右舷:P1トラス
・・底部:エクスプレス補給キャリア (ELC-1)
・・天頂部:エクスプレス補給キャリア (ELC-3)

・S3トラス:
・・左舷:S1トラス
・・右舷:S4トラス
・・底部左舷側:エクスプレス補給キャリア (ELC-4)
・・底部右舷側:船外保管プラットフォーム (ESP-3)
・・天頂部左舷側:AMS(アルファ線磁気分光器)
・・天頂部右舷側:エクスプレス補給キャリア (ELC-2)

・P4トラス:
・・左舷:P5トラス
・・右舷:P3トラス
・・前部:太陽電池パネル
・・後部:太陽電池パネル
・・底部:左舷側ラジエーター

・S4トラス:
・・左舷:S3トラス
・・右舷:S5トラス
・・前部:太陽電池パネル
・・後部:太陽電池パネル
・・底部:右舷側ラジエーター

・P5トラス:
・・左舷:P6トラス
・・右舷:P4トラス

・S5トラス:
・・左舷:S4トラス
・・右舷:S6トラス

・P6トラス:
・・左舷:なし
・・右舷:P5トラス
・・前部:太陽電池パネル
・・後部:太陽電池パネル
・・底部:左舷側ラジエーター

・S6トラス:
・・左舷:S5トラス
・・右舷:なし
・・前部:太陽電池パネル
・・後部:太陽電池パネル
・・底部:右舷側ラジエーター

Pはポート側(左舷)、Sはスターボード側(右舷)ということだ。

これって、やっぱ、船なんだな。

NASAの資料によれば、全長73m、翼幅109mの巨大な鳥のような感じだ。

重量は約420トン。

加圧された空間は、ボーイング747に匹敵するらしい。

たった6人で。

ちなみに、この間取り替えたユアサのリチウムイオン電池は、S4トラスに収まっている。

巨大な船。

しかし、これが飛んでいられるのも、あと10年くらいかもしれない。

2028年になれば、民営化されてどぶに捨てられるのかもな。

たぶん、維持は困難だろう。

中国は参入できないし、ロシアは出ていくし。

欧州は、下手をすると、ロシアの宇宙ステーションに乗り替えるかもな。

日米だけで切り盛りすることになるかもしれない。

ああ、英国は、ISSかもな。

でも、そもそも有人宇宙飛行に否定的だしな。

公式には、一人の宇宙飛行士もいないしな。

NASAが、金を出してきたから成立したミッションだ。

それが途切れれば、維持は難しいだろう。

宇宙旅行で稼ぐにしても、それ程の稼ぎにはならない。

ごく一部の富裕層が行ってしまえば、市場はなくなる。

まあ、それまで持てばの話だ。

100回近いスペースシャトルの打ち上げと、14人の尊い犠牲の上に成り立っている。

ついこの間出来たばかりなのに、もう、手じまいの話になっている。

宇宙で人間が暮らすということが、如何に不自然で、大変なことであるかを、象徴的に示している。

月や火星に行かなくたって、人間は、この地球上で生きていかれるように出来ている。

そりゃあ、天変地異があれば滅びるかもしれないけど、それこそ運命だろう。

その災厄を切り抜け、生き延びようとして宇宙に進出するというのは、浮沈子にはべらぼーな話に思える。

たった6人が暮らすISS一つ維持できないで、どうしてそんなことが出来るというのか。

この巨大な宇宙船は、今日も地球の上空を回っている。

(国際宇宙ステーション搭載のカメラからの中継映像)
http://www.ncsm.city.nagoya.jp/astro/iss_live.html

今、ライブでは、P1トラス上部のカメラから、きぼうとの隙間ごしに、ハーモニー底部に結合しているドラゴン宇宙船を映している。

なあんて、ちょろっと書けるのも、ISSの構成を飲み込んできたからだな。

薄い大気の層を通して、地球が見えている。

たった400kmの距離だが、人類にとっては遥かな高みだ。

鬼のように燃料燃やして、ロケット吹かさなければ辿り着くことは出来ない。

限られた人だけが得られる視点を、リアルタイムで共有する。

有り難い時代になったものだ。

あれっ?、ブルー画面になっちまった!。

せっかく、いい気分で眺めてたのにな・・・。

やっぱVX2017年02月24日 13:32

やっぱVX


(ジョンナム氏の遺体から猛毒のVX検出 マレーシア警察が発表)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170224/k10010888471000.html

「目の粘膜と顔から採取した物質を分析したところ猛毒のVXと特定したと発表」

今回は、各報道機関が一斉に報じた。

前のは、推測だったしな。

(VX再び)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2017/02/16/8364113

この時も、NHKは真っ先に出した。

今回も、内容的には最も詳しい。

井上尚英名誉教授への取材は、事前に行われていたのではないか。

この対応は、ちょっと考えさせられるな。

担当記者の能力なのか、それとも、別の何かがあるんだろうか?。

まあいい。

「日本では、オウム真理教による一連の事件で使用」

「作ることができるのは軍隊のような組織だろう。」

「VXは化学兵器禁止条約で規制されているが、北朝鮮は加盟していない。」

こうして並べてみると、おかしい話だと分かる。

我が国は、もちろん、軍隊が正式にVXを製造、所有したりはしていない。

それなのに、事件は起こった。

オウム真理教による犯罪は、国家犯罪ではないしな(たぶん)。

記事の中では、北朝鮮の国家犯罪だとは一切書かれていないが、そういう方向で取材が行われ、記事が書かれていることは間違いない。

使用した毒物がVXだったからといって、そのことだけで北朝鮮の国家犯罪だと決めつけることは出来ない。

まあ、誰でも、そう思うだろうけどな。

他の記事では、あからさまに書いていたりもするしな。

(猛毒VX、遺体から検出=金正男氏事件でマレーシア警察-北朝鮮関与の見方強まる)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017022400361&g=prk

「化学兵器を保有しているとされる北朝鮮の関与を疑う見方が一層強まるのは確実だ。」

まあ、断定はしてないけどな。

マレーシア警察は、今回の発表では事実の公表に留めているようだ。

(金正男氏遺体から猛毒VX検出 マレーシア警察発表)
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM24H2W_U7A220C1MM0000/

「今回の警察の声明では北朝鮮の関与に関しては触れていない。」

事実を積み上げて、真実を明らかにしていく。

いい傾向だな。

怪しい憶測記事が乱れ飛ぶ事件だ。

マレーシア当局の姿勢は、ちょっと清涼感さえ感じさせる。

今回、毒物を特定したわけだが、それも予備検査だそうだ。

(マレーシア警察「金正男氏の遺体からVXガス検出」)
http://dailynk.jp/archives/83990

「マレーシア警察のハリド長官は24日午前9時30分(日本時間)、報道関係者向けに声明を発表し、化学部門の行なった予備検査で、金正男氏の目の粘膜と顔からVXガスが検出されたと明らかにした。」

ガスが検出されるわけないじゃん・・・。

まあ、どうでもいいんですが。

朝日は、この発表以前に情報を入手している。

(正男氏遺体から微量の毒物検出 パラチオンメチルか)
http://www.asahi.com/articles/ASK2S03JWK2RUHBI02V.html

「マレーシアの捜査関係者は23日、正男氏の遺体から微量の毒物の成分が検出されたと明らかにした。」

「関係者によると、検出されたのは「パラチオンメチル」とみられる物質」

「実行犯とされる女2人はクリーム状の物質を正男氏の顔に塗りつけたと供述」

「検出された物質が死因につながったかどうかはまだはっきりしておらず、捜査当局は慎重に調べを進めている模様」

独自取材だな。

(メチルパラチオン)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%83%81%E3%83%AB%E3%83%91%E3%83%A9%E3%83%81%E3%82%AA%E3%83%B3

「メチルパラチオン (Methyl Parathion) は農薬・殺虫剤に含まれる、無色または白色の固体。結晶の形は様々。一般名及び別名はパラチオンメチルである。」

「毒性はパラチオンの3分の1」

「2017年2月13日に北朝鮮人の金正男の遺体から検出されたのは「パラチオンメチル」と報じられたが、確認中である。」

更新、早過ぎ!。

「世界中のほぼすべての国で販売と輸入が許可されていないが、いくつかの特定の条件付でのみ取引が許可されている」

もし、こっちだったら、入手可能性が高まるわけで、ちょっと混乱だな。

うーん、怪しい・・・。

しかしなあ、ニンニクのような刺激臭とか、水と反応とかあって、扱いは難しそうだしな。

今後、詳細が発表されるかどうかは不明だ。

遺体には、針を刺されたような目立った外傷がないとも報じられていたな。

(金正男氏殺害 遺体に外傷なし、心臓発作の形跡もみられず)
http://www.cnn.co.jp/world/35096951.html

「マレーシア当局は21日、同氏の遺体に針を刺した痕や外傷はなかったとの検視結果を発表した。」

長男が密かにマレーシア入りして病院に戦闘服で潜入して面会したとか、怪しげな報道もある。

マレーシア当局によって否定されたが、ありそうな話だ。

浮沈子は、実際に行ったとしても、報道に嗅ぎつけられるようなマネはしないだろうと思うけどな。

本当のところは分からない。

権謀術数渦巻く世界だ。

既に外交問題となっている。

国際空港という、国家の玄関で、堂々白昼暗殺に及んだわけだからな。

警備も含めて、マレーシアはメンツ丸潰れからスタートしている。

MH370便でも、情報が錯綜した。

真相は、未だに闇の中(海の中?)だ。

マレーシア警察には、雪辱をかけて奮闘してもらいたいな。

プログレス、ドッキング2017年02月24日 18:16

プログレス、ドッキング
プログレス、ドッキング


NASA LIVEを観ていた。

日本時間で17時30分くらいに、無事ドッキング。

まどろっこしい手順もなく、さっさと近づいて、あっという間にドッキングした。

ショックが大きいとか、ケチ付けられているようだが、この辺のノウハウは、ロシアの方が上手かも知れない。

プログレス側からの映像も入っていて、キャプチャーしようかと思ったけど、白黒だしな。

止めにして、ずっと観ていた。

代わりに、イラストが出てきたので、そっちの方をキャプチャーした。

プログレスの映像を見る限り、ズヴェズダの前方には、デブリシールドはない。

少なくとも、太陽電池パネルの形をした板は付いていない。

船外活動の記録には、デブリシールドを設置したとあるが、良く分からないな。

これで、クリティカルな局面は終わった。

2機の補給機が、1日未満の間隔を空けて到着した。

やれやれ・・・。

ロシア機がドッキングするときの生中継は、初めて観た。

昨日、ドラゴンのドッキングのかったるさを見た後だけに、その差が印象的だったな。

米国民間会社の有人宇宙船は、どちらも自動でドッキングする(たぶん)。

IDAアダプターが設置された、ハーモニー前方のMPA-2にドッキングする。

今は、お役御免になっているMPA-3にも、IDAアダプターが付くかもしれない。

貨物機の方は、相変わらず、従来のドキングシステムを使うんだろう。

(共通結合機構)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%B1%E9%80%9A%E7%B5%90%E5%90%88%E6%A9%9F%E6%A7%8B

「国際宇宙ステーションでロシア以外の与圧モジュールを接続するのに使われている結合機構である。」

「日本の無人補給機である宇宙ステーション補給機 (HTV) や、スペースX社のドラゴンカプセル、オービタル・サイエンシズ社のシグナス補給船といった宇宙船の結合にも CBM が使われる。」

「CBMは自動ドッキング機能は有していないため、結合にはカナダアーム2による接近操作が必要」

カナダアーム2を完全自動化すればいいんじゃね(そうなのかあ?)。

昨日、今日の生中継を見ていて、どっちが21世紀的かを考えれば、答えは明らかな気がするな。

多少のショックとか、そういう問題じゃないような気がする。

リブーストの時だって、応力掛かるだろうしな。

プログレスのファイナルアプローチの際のスラスターの噴射とか見ると、こいつ、上手いなと感じる。

CCR(インスピ)の酸素分圧のコントロールで、ビジョンに敵わないと思ったことを思い出す。

自動制御、万歳だな。

とにかく、無事にドッキングできて何よりだ。

(Russian Cargo Craft Docks 24 Hours After Dragon Arrives)
https://blogs.nasa.gov/spacestation/2017/02/24/russian-cargo-craft-docks-24-hours-after-dragon-arrives/

「Traveling about 250 miles over the south Pacific, the unpiloted Progress 66 Russian cargo ship docked at 3:30 a.m. EST to the Pirs Docking Compartment of the International Space Station.」

ちょっと夜間帯に入ったところだったので、薄暗かったが、よく見えた。

パラオ上空辺りだったかもしれない(未確認)。

さて、次の打ち上げはファルコンのエコースター23だ。

忙しいな・・・。

(NASA TV LIVE: Docking of Russian Progress Resupply Spacecraft:ドッキングの録画出ます:追加)
https://www.youtube.com/watch?v=y2IOU7SQOdQ

22分5秒くらいにキャプチャーした画像が出てくる。

ズヴェズダの全体像は、28分40秒くらいから見ることが出来る。