平泳ぎの研究 ― 2017年06月11日 01:11
平泳ぎの研究
同じ泳ぎでも、水泳教室で教えてくれる泳法には、2種類ある。
いわゆるタイムを上げるための競泳用の泳ぎ方と、そうではなくて、ゆっくりと楽に泳ぐ泳法だ。
浮沈子の唯一、マトモに泳げる泳法である平泳ぎについても、コーチによって、この辺りがビミョーに異なる。
初めに教わったコーチは、どちらかというと、競泳用のキックや身体の使い方を指導した。
いわゆる、ウイップキックと水中での蹴伸びの姿勢を強調する。
ジジババ(特に、ババ)にとって、今更ウイップキックとかいわれても、股関節が広がっちゃってるので、無理な気がするんだがな。
手の掻きについても、小さく前で掻くという感じでしか指導しない。
うーん、見ていると、上手く上半身を起こせていないで、息継ぎに苦労している。
体幹の筋力が衰えているジジババに、そういう泳ぎ方を教えても、今更ねえ・・・。
確かに推進効率とか、スピードアップの効果は見込めるが、実態は、漕いでも漕いでも進まない状態(ストップ状態)を作ってしまうだけになる。
ジジババの水泳教室では、ウエッジキックと、大きくゆっくり手を使って顔をしっかり上げて呼吸する方法を教えればいいんじゃないのか。
2人目のコーチは、そこの違いを分かっていて、浮沈子のウイップキックを修正しにかかった。
約半世紀前に、既にウイップキックを叩き込まれている浮沈子を、今更矯正するというのもいかがなものか。
一応、義理で、修正したが、3人目のコーチになったら、早速元に戻す。
まだ、クロールと、背泳ぎの姿勢しかやっていないが、ウォームアップの平泳ぎについては、何も言わない。
手の掻きについては、ウエッジキックに合わせて、大きくゆっくりと使った方が、楽に泳ぐことが出来るだろう。
ジジババは、速く泳ぐ必要などないのだ(今更、競泳に出るわけじゃないし)。
楽ちんで、だらだら泳げるのが好きなわけだしな。
カロリー使って、みたらし団子を食べたいのだ(そうなのかあ?)。
浮沈子は、染みついたウイップキックの改善と、最近の平泳ぎの泳法の習得に専念する。
浮沈子が習った頃の競技ルールは、後頭部が水上に出ていないと失格になった。
今の泳法は、殆ど潜水に近い。
昔は、2掻きで1呼吸だったが、今は、1掻きで1呼吸になっている。
しかも、完全に水中にいる時間が殆どだ。水面に身体が出ているのは、呼吸するときの頭部だけ。
手と足のタイミングも、ほぼ、完全にずれている。
停止時間を最小限にして、加速を連続させるための技術になっている。
昔は、それ程のズレはなかったような気がしていたんだがな。
この辺りは、記憶違いかもしれない(何しろ、半世紀前の話だ)。
浮沈子から見ると、潜水泳法といった方が正しい。
泳者からは、頭を持ち上げるために手を掻いて、その頭を水中に突っ込む勢いで前進する感覚になる。
しっかり引き付けた足の裏で、水を真後ろに蹴る。
垂直飛びをやってる感覚だな。
体力的には、シンドイ泳ぎだが、この泳法でも楽をする方法はある。
推力を得るための足の蹴りをゆっくりにして、手を抜くわけだ(足を抜くのかあ?:違う意味かも)。
呼吸が出来る程度に頭を上げたら、ジョボジョボと水に潜るという手抜きもある。
必然的に、手を掻く勢いを弱められる。
肝心なところは、水中での蹴伸びの姿勢の維持だ。
ここは、頑張って、水中での抵抗を抑える。
で、推進力を生む部分を力を抜いて楽をする。
これで、何とか疲れないで平泳ぎをできないかと研究しているわけだ。
競技泳法で、楽に泳ぐ。
理想だな。
苦手のクロールでも、上手い方法を研究して、なるべく腕が疲れない泳ぎをしようと考えている。
練習でも、なるべく、腕で水を掻かずに泳いでいる。
バタ足も、あまり使わず、呼吸はローリングだけで済ませている。
まあいい。
何のための水泳教室なんだかな。
今月の泳法は、背泳ぎだからな。
それ以外の泳法では、なるべく楽をして凌ぎたいわけだ。
浮沈子は、ババ達のように、みたらし団子を食べようという魂胆はない。
水に浸かって身体を動かし、関節や筋肉をほぐして、可動域を確保しておくのが目的だからな。
自分だけでやっていると、どうしても小さく泳いでしまって、可動域が狭くなる。
それと、水中での蹴伸びの姿勢(ストリームライン)を、常に意識する習慣を身に付けようということもある。
フィンなどの補助器具を使わない、生身の身体で泳ぐわけだからな。
その辺りは、練習では、しっかりと意識付けされている。
そこは、どのコーチも同じだ。
そこに、どうやって推進力をくっ付けていくかという方法が異なるだけ。
練習を重ねるごとに、その重要性が分かって来る。
(アスリート解体新書
(21)水泳/クロール・平泳ぎ ~水の抵抗を味方に変える~)
http://sciencechannel.jst.go.jp/B033401/detail/B053401021.html
やや競技寄りの映像だが、水中カメラや水上からの映像は、非常に参考になる。
荻原次晴の天性の運動神経が羨ましい。
筋肉と神経が、しっかりと繋がっている感じがする。
7年前の番組だが、よくできている気がする。
今では、懐かしい感じだ。
さて、次はクロールで手抜きをする方法を研究しないとな・・・。
同じ泳ぎでも、水泳教室で教えてくれる泳法には、2種類ある。
いわゆるタイムを上げるための競泳用の泳ぎ方と、そうではなくて、ゆっくりと楽に泳ぐ泳法だ。
浮沈子の唯一、マトモに泳げる泳法である平泳ぎについても、コーチによって、この辺りがビミョーに異なる。
初めに教わったコーチは、どちらかというと、競泳用のキックや身体の使い方を指導した。
いわゆる、ウイップキックと水中での蹴伸びの姿勢を強調する。
ジジババ(特に、ババ)にとって、今更ウイップキックとかいわれても、股関節が広がっちゃってるので、無理な気がするんだがな。
手の掻きについても、小さく前で掻くという感じでしか指導しない。
うーん、見ていると、上手く上半身を起こせていないで、息継ぎに苦労している。
体幹の筋力が衰えているジジババに、そういう泳ぎ方を教えても、今更ねえ・・・。
確かに推進効率とか、スピードアップの効果は見込めるが、実態は、漕いでも漕いでも進まない状態(ストップ状態)を作ってしまうだけになる。
ジジババの水泳教室では、ウエッジキックと、大きくゆっくり手を使って顔をしっかり上げて呼吸する方法を教えればいいんじゃないのか。
2人目のコーチは、そこの違いを分かっていて、浮沈子のウイップキックを修正しにかかった。
約半世紀前に、既にウイップキックを叩き込まれている浮沈子を、今更矯正するというのもいかがなものか。
一応、義理で、修正したが、3人目のコーチになったら、早速元に戻す。
まだ、クロールと、背泳ぎの姿勢しかやっていないが、ウォームアップの平泳ぎについては、何も言わない。
手の掻きについては、ウエッジキックに合わせて、大きくゆっくりと使った方が、楽に泳ぐことが出来るだろう。
ジジババは、速く泳ぐ必要などないのだ(今更、競泳に出るわけじゃないし)。
楽ちんで、だらだら泳げるのが好きなわけだしな。
カロリー使って、みたらし団子を食べたいのだ(そうなのかあ?)。
浮沈子は、染みついたウイップキックの改善と、最近の平泳ぎの泳法の習得に専念する。
浮沈子が習った頃の競技ルールは、後頭部が水上に出ていないと失格になった。
今の泳法は、殆ど潜水に近い。
昔は、2掻きで1呼吸だったが、今は、1掻きで1呼吸になっている。
しかも、完全に水中にいる時間が殆どだ。水面に身体が出ているのは、呼吸するときの頭部だけ。
手と足のタイミングも、ほぼ、完全にずれている。
停止時間を最小限にして、加速を連続させるための技術になっている。
昔は、それ程のズレはなかったような気がしていたんだがな。
この辺りは、記憶違いかもしれない(何しろ、半世紀前の話だ)。
浮沈子から見ると、潜水泳法といった方が正しい。
泳者からは、頭を持ち上げるために手を掻いて、その頭を水中に突っ込む勢いで前進する感覚になる。
しっかり引き付けた足の裏で、水を真後ろに蹴る。
垂直飛びをやってる感覚だな。
体力的には、シンドイ泳ぎだが、この泳法でも楽をする方法はある。
推力を得るための足の蹴りをゆっくりにして、手を抜くわけだ(足を抜くのかあ?:違う意味かも)。
呼吸が出来る程度に頭を上げたら、ジョボジョボと水に潜るという手抜きもある。
必然的に、手を掻く勢いを弱められる。
肝心なところは、水中での蹴伸びの姿勢の維持だ。
ここは、頑張って、水中での抵抗を抑える。
で、推進力を生む部分を力を抜いて楽をする。
これで、何とか疲れないで平泳ぎをできないかと研究しているわけだ。
競技泳法で、楽に泳ぐ。
理想だな。
苦手のクロールでも、上手い方法を研究して、なるべく腕が疲れない泳ぎをしようと考えている。
練習でも、なるべく、腕で水を掻かずに泳いでいる。
バタ足も、あまり使わず、呼吸はローリングだけで済ませている。
まあいい。
何のための水泳教室なんだかな。
今月の泳法は、背泳ぎだからな。
それ以外の泳法では、なるべく楽をして凌ぎたいわけだ。
浮沈子は、ババ達のように、みたらし団子を食べようという魂胆はない。
水に浸かって身体を動かし、関節や筋肉をほぐして、可動域を確保しておくのが目的だからな。
自分だけでやっていると、どうしても小さく泳いでしまって、可動域が狭くなる。
それと、水中での蹴伸びの姿勢(ストリームライン)を、常に意識する習慣を身に付けようということもある。
フィンなどの補助器具を使わない、生身の身体で泳ぐわけだからな。
その辺りは、練習では、しっかりと意識付けされている。
そこは、どのコーチも同じだ。
そこに、どうやって推進力をくっ付けていくかという方法が異なるだけ。
練習を重ねるごとに、その重要性が分かって来る。
(アスリート解体新書
(21)水泳/クロール・平泳ぎ ~水の抵抗を味方に変える~)
http://sciencechannel.jst.go.jp/B033401/detail/B053401021.html
やや競技寄りの映像だが、水中カメラや水上からの映像は、非常に参考になる。
荻原次晴の天性の運動神経が羨ましい。
筋肉と神経が、しっかりと繋がっている感じがする。
7年前の番組だが、よくできている気がする。
今では、懐かしい感じだ。
さて、次はクロールで手抜きをする方法を研究しないとな・・・。
平泳ぎの研究(その2) ― 2017年06月11日 14:41
平泳ぎの研究(その2)
競技水泳では、ルール改正や泳法の改良により、時代によって異なる泳法が教えられてきた。
(上級者の平泳ぎ (ブレスト))
http://www.page.sannet.ne.jp/yamato99/tech_breast/breast_index.html
浮沈子より、相当若い世代の方と思われるが、良く纏めてある。
ちょっと癖のあるページなので、読みやすいとは言えないが、真摯な姿勢には敬服する。
浮沈子は、ちゃんと勉強したことはないので、ここでの記述の信ぴょう性については評価できない。
が、いちおう、まとめとしては使える感じだな。
ちなみに、浮沈子が習ったのは、1960年代ということになる。
その頃、手の掻きをコンパクトにして、今でいうウイップキックを子供に教えていたわけだから、相当進んだ教授法を採っていたということになる。
しかし、後頭部が水没するというのは、当時は、一発失格になるので、徹底して頭を浮かせることに腐心した。
今は昔・・・。
その頃は、ウイップキックといっても、後方に蹴り出すというだけで、膝を閉じろとかは、あまり言われた記憶はない。
今でも、ガニマタのまま、踵の引付を行っている。
浮沈子にとっては、ここが矯正しなければならない点だ。
ダイビングのフィンワークでも、この点をたびたび指摘されている。
両膝をくっ付ける感じ(実際には、こぶし2つほど空いてしまいますが)で、斜め後方ではなく、足首を90度曲げた状態から、真後ろに蹴り出す(つーか、押し出す)。
屈伸運動を繰り返すだけ。伸ばした足は、4つ数えるまで、伸ばしたまんま・・・。
手を掻き終わって、前方に伸ばす時に、やっと膝を曲げ始める。
えーっ!、そんなに遅くからでいいのかあ?。
どーも、それが、最近の流行りらしい。
人間の反射としては、手を掻く(プルというらしいが)のと同時に膝を曲げるというのが自然だ。
浮沈子は、ずっとそれでやってきた。
ようやく、手を掻き終わってから膝を曲げ始めるところまで持ってきたが、まだ早い。
息を吸い込み終わり、手を水中に突っ込んで、気持ちとしては体を伸ばしたいタイミングで、ようやく膝を曲げ始める。
手を伸ばしている時に引き付け終わり、上半身が水中に完全に水没するのと同時に、素早く真後ろに蹴る。
そして、3秒間、じっと蹴伸びの姿勢で、水中(水面ではない)を潜航するのだ。
平泳ぎで、身体の一部が水面に出ている時間は、1ストロークの間に0.1秒くらいか(気分的な問題ですが)。
残りの3.9秒は、全身のどこも水面には出ていない。
造波抵抗を最小限に抑えるために、なるべく水中に全身を没しておくのが正しい。
できれば、息継ぎのための浮上もしたくない。
ルール上、一かきに1回は、頭部が水面に出なければならないから、仕方なく出しているだけで、胸から上を反らせて、最小限の姿勢変化だけで、再び潜水を継続するのが正しい。
尻は常に水面下(直下)にあり、上下動はせず、膝を縦に曲げることで、沈没を防ぐ。
蹴っている時には、頭(つーか、上半身)がやや下向きに突っ込んでいるので、蹴りを下方にして腰を維持する必要はない。
その上半身の突っ込みも、自然に浮上してくるので、上下動は最小限になる。
水中(水面ではない)で、蹴伸びの姿勢をどれだけ長時間取れるかが、平泳ぎを効率的に行う秘訣ということになる。
もちろん、水の抵抗は空気の800倍もあるし、人の身体は浮いてくるので、何らかのアクションをしなければ、浮き身になってしまって停止する。
その前に、プルを始めて前進と呼吸のための胸反りを始める。
呼吸が終わってから、膝の引付を開始・・・。
ああ、あたまが混乱する。
既に、浮沈子が習った平泳ぎとは、別の泳法と言っていい。
とにかく、水中を泳ぐというのが、既にコペルニクス的展開になっている。
今日は、咳が止まらなくて、予定していたフィットネスでの水泳を、涙を呑んで(これ幸いと?)中止する。
研究の成果を、早く試したいんだがな(ウズウズ)。
で、例によって、運動神経は抜群(?)だが、筋肉と繋がっていない浮沈子は、結果を出せずに敗退する。
それでいいのだ。
既に、泳法をマスターすることは諦めている。
その真似をしながら、デレデレと楽して泳ぐことを中心に考えている。
なるべく小さく掻いて、なるべくゆっくり泳いで、浮いている(沈んでいる?)だけで進む時間を長くしようとしている。
ストリームライン重視。
コンパクトなキック重視。
終わった後の、みたらし団子重視(浮沈子は食べませんが)。
まあ、どうでもいいんですが。
なんとか楽ちんな泳ぎをマスターして、筋肉と関節をほぐしながら、デレデレと泳ぎたいもんだな。
競技水泳では、ルール改正や泳法の改良により、時代によって異なる泳法が教えられてきた。
(上級者の平泳ぎ (ブレスト))
http://www.page.sannet.ne.jp/yamato99/tech_breast/breast_index.html
浮沈子より、相当若い世代の方と思われるが、良く纏めてある。
ちょっと癖のあるページなので、読みやすいとは言えないが、真摯な姿勢には敬服する。
浮沈子は、ちゃんと勉強したことはないので、ここでの記述の信ぴょう性については評価できない。
が、いちおう、まとめとしては使える感じだな。
ちなみに、浮沈子が習ったのは、1960年代ということになる。
その頃、手の掻きをコンパクトにして、今でいうウイップキックを子供に教えていたわけだから、相当進んだ教授法を採っていたということになる。
しかし、後頭部が水没するというのは、当時は、一発失格になるので、徹底して頭を浮かせることに腐心した。
今は昔・・・。
その頃は、ウイップキックといっても、後方に蹴り出すというだけで、膝を閉じろとかは、あまり言われた記憶はない。
今でも、ガニマタのまま、踵の引付を行っている。
浮沈子にとっては、ここが矯正しなければならない点だ。
ダイビングのフィンワークでも、この点をたびたび指摘されている。
両膝をくっ付ける感じ(実際には、こぶし2つほど空いてしまいますが)で、斜め後方ではなく、足首を90度曲げた状態から、真後ろに蹴り出す(つーか、押し出す)。
屈伸運動を繰り返すだけ。伸ばした足は、4つ数えるまで、伸ばしたまんま・・・。
手を掻き終わって、前方に伸ばす時に、やっと膝を曲げ始める。
えーっ!、そんなに遅くからでいいのかあ?。
どーも、それが、最近の流行りらしい。
人間の反射としては、手を掻く(プルというらしいが)のと同時に膝を曲げるというのが自然だ。
浮沈子は、ずっとそれでやってきた。
ようやく、手を掻き終わってから膝を曲げ始めるところまで持ってきたが、まだ早い。
息を吸い込み終わり、手を水中に突っ込んで、気持ちとしては体を伸ばしたいタイミングで、ようやく膝を曲げ始める。
手を伸ばしている時に引き付け終わり、上半身が水中に完全に水没するのと同時に、素早く真後ろに蹴る。
そして、3秒間、じっと蹴伸びの姿勢で、水中(水面ではない)を潜航するのだ。
平泳ぎで、身体の一部が水面に出ている時間は、1ストロークの間に0.1秒くらいか(気分的な問題ですが)。
残りの3.9秒は、全身のどこも水面には出ていない。
造波抵抗を最小限に抑えるために、なるべく水中に全身を没しておくのが正しい。
できれば、息継ぎのための浮上もしたくない。
ルール上、一かきに1回は、頭部が水面に出なければならないから、仕方なく出しているだけで、胸から上を反らせて、最小限の姿勢変化だけで、再び潜水を継続するのが正しい。
尻は常に水面下(直下)にあり、上下動はせず、膝を縦に曲げることで、沈没を防ぐ。
蹴っている時には、頭(つーか、上半身)がやや下向きに突っ込んでいるので、蹴りを下方にして腰を維持する必要はない。
その上半身の突っ込みも、自然に浮上してくるので、上下動は最小限になる。
水中(水面ではない)で、蹴伸びの姿勢をどれだけ長時間取れるかが、平泳ぎを効率的に行う秘訣ということになる。
もちろん、水の抵抗は空気の800倍もあるし、人の身体は浮いてくるので、何らかのアクションをしなければ、浮き身になってしまって停止する。
その前に、プルを始めて前進と呼吸のための胸反りを始める。
呼吸が終わってから、膝の引付を開始・・・。
ああ、あたまが混乱する。
既に、浮沈子が習った平泳ぎとは、別の泳法と言っていい。
とにかく、水中を泳ぐというのが、既にコペルニクス的展開になっている。
今日は、咳が止まらなくて、予定していたフィットネスでの水泳を、涙を呑んで(これ幸いと?)中止する。
研究の成果を、早く試したいんだがな(ウズウズ)。
で、例によって、運動神経は抜群(?)だが、筋肉と繋がっていない浮沈子は、結果を出せずに敗退する。
それでいいのだ。
既に、泳法をマスターすることは諦めている。
その真似をしながら、デレデレと楽して泳ぐことを中心に考えている。
なるべく小さく掻いて、なるべくゆっくり泳いで、浮いている(沈んでいる?)だけで進む時間を長くしようとしている。
ストリームライン重視。
コンパクトなキック重視。
終わった後の、みたらし団子重視(浮沈子は食べませんが)。
まあ、どうでもいいんですが。
なんとか楽ちんな泳ぎをマスターして、筋肉と関節をほぐしながら、デレデレと泳ぎたいもんだな。
事故と向き合う ― 2017年06月11日 23:29
事故と向き合う
前から、話だけは聞いていた沖縄でのCCRでの潜水事故。
別件でネットを検索したら、引っかかった。
(リブリーザーダイビングの事故で思うこと・・・)
http://asahiscuba.ti-da.net/e9225999.html
「なので私の結論から言うと、今の段階ではまだリブリーザーという器材は社会責任が伴う業務では完全に不向きで、あくまでも人と違った差別化を考えたい完全なレジャーダイバーがサバイバルゲームの様な感覚で楽しむ程度の限定されたダイビングで使ってみるという極めて狭い領域のものだと言えます・・・。」
旭潜水のブログは何度か読んでいるし、この記事の筆者もオプティマ2を使用しているリブリーザーダイバーだ。
お会いしたことはないけれど、器材のメンテナンスについて、感心しながら記事を読んだ記憶もある。
事故は、作業ダイビング(調査ダイビング)中に起こったようだ。
「11月14日に沖縄科学技術大学院大学、通称OISTの職員ダイバーが、rEVOというヨーロッパ製のリブリーザーでトライミックスを使用して大学の調査研究中のダイビングで行方不明」
「あの海域は上と下とで流れが逆になる二枚潮だったり、突然流れが止まったかと思うと急に逆に流れ出したり、潮止まりが極端に短かったりだとか、周囲の海底地形と島々との間の水路などで本当に難しい海域です・・・。」
「よくこんな海域にましてやあんな扱いづらいリブリーザーなんかで潜ったものだと正直ぞっとしました・・・。」
確かになあ、流れがあったりすると、デカいユニットでは相当抵抗があって、浮沈子が以前サイドマウントに改造することを考えたのも、その点を解消しようということがきっかけだった。
rEVOについては、話には聞くものの、現物を見たこともないし、実際使っている方の話を聞いたこともない。
天地が薄く、狭いところに入っていくにはよさげなユニットに見える。
「お陰でどこの乗り合いボートでも、もうリブリーザーを持ち込むダイバーは危険で無責任だからもう船には乗せないと、あちこちのボート側で拒否されるようになってしまいました・・・。」
あらぬ誤解を招いてしまったようで、残念な話だ。
沖縄でのCCRの事故は、これが初めてではない。
(CCRと事故(その2))
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2011/10/23/6166354
以前に書いた記事だが、リンクは切れてしまっている。
若い医師が、単独潜水で行方不明になっている。
海に愛された男と言えば聞こえはいいが、周囲は大迷惑だったろうな。
今回は、ファンダイブではなく、業務(調査)で潜っているという点で、いささか様子が異なる。
管理責任の問題も、当然出てくるだろう。
CCRでの潜水が適切だったのかどうか。
それに応じた安全対策は取られていたのだろうか。
事故は、必ず起こるし、完全に避けることは出来ない。
情況やプロファイルも分からないので、一概には言えないが、そこに関わった旭潜水がそう感じたのなら、適切な対応ではなかった要素があるのかもしれない。
「高圧則の改正に伴って、40m以深の作業潜水では実際のところ決められた窒素分を上回らないようにと混合ガスを使用しなければならない傾向になってしまい、それを逆手に便乗してリブリーザーだと経済的且つ合理的に解決できると誤解している人も多いようです。」
浮沈子も、そのように誤解している一人だ。
器材が小型化して、信頼性が向上すれば、40m以深のダイビングで、オープンサーキットを使用する理由はなくなる。
今は、その過渡期だ(100年くらい、続くのかあ?)。
バックアップにオープンサーキットを使わないわけにはいかない(デュアルCCRという選択肢もある)。
いずれにしても、トータルの装備が過剰ということになれば、選択肢には入らない。
適切な器材の選択という話に尽きる。
「人と違った差別化を考えたい完全なレジャーダイバー」というのが、極めて狭い領域というのも確かだ。
トータル数百万人はいると思われる我が国のダイバーの中で、リブリーザーユーザーは、多く見積もっても数百人。
1万分の1だからな。
そして、事故が起これば、関係者の間では、瞬く間に情報が伝わる。
それは、悪いことではないけれど、その原因が究明されず、ネガティブな話だけが広がるのであれば残念なことだ。
(CCRと事故)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2011/10/22/6165844
6年ほど前の記事だが、情況は変わっていない。
「安全管理の考え方から言えば、多くのインシデントの中にはアクシデントに繋がる原因が潜んでおり、その情報を分析し共有することで事故を未然に防がねばならないはずだ。」
「プライバシーなどに十分配慮した上で、情報の公開と分析、共有が図られなければならない。それが、長い目で見たときにはダイビング関連産業とダイバー自信を守ることになる。」
「ダイビングという、本質的に危険なレジャーを楽しもうというのであれば、さらに、CCRという一癖も二癖もある器材で潜ろうという心意気のあるダイバーならば、そのくらいのことは簡単にできると信じている。」
いつになったら出来ることやら・・・。
(潜水事故について:追加)
https://www.oist.jp/ja/news-center/news/2016/11/18/27851
(フィールドリソースセクション:スタッフ:追加)
https://groups.oist.jp/ja/frs/%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%83%E3%83%95-0
(行方不明ダイバーの捜索活動についてのご報告:追加)
https://www.oist.jp/ja/news-center/news/2016/11/24/27951
(行方不明ダイバーの捜索活動についてのご報告(2016年12月5日):追加)
https://www.oist.jp/ja/news-center/news/2016/12/5/28131
(行方不明ダイバーの事案に関するご報告(2016年12月29日):追加)
https://www.oist.jp/ja/news-center/news/2016/12/29/28501
前から、話だけは聞いていた沖縄でのCCRでの潜水事故。
別件でネットを検索したら、引っかかった。
(リブリーザーダイビングの事故で思うこと・・・)
http://asahiscuba.ti-da.net/e9225999.html
「なので私の結論から言うと、今の段階ではまだリブリーザーという器材は社会責任が伴う業務では完全に不向きで、あくまでも人と違った差別化を考えたい完全なレジャーダイバーがサバイバルゲームの様な感覚で楽しむ程度の限定されたダイビングで使ってみるという極めて狭い領域のものだと言えます・・・。」
旭潜水のブログは何度か読んでいるし、この記事の筆者もオプティマ2を使用しているリブリーザーダイバーだ。
お会いしたことはないけれど、器材のメンテナンスについて、感心しながら記事を読んだ記憶もある。
事故は、作業ダイビング(調査ダイビング)中に起こったようだ。
「11月14日に沖縄科学技術大学院大学、通称OISTの職員ダイバーが、rEVOというヨーロッパ製のリブリーザーでトライミックスを使用して大学の調査研究中のダイビングで行方不明」
「あの海域は上と下とで流れが逆になる二枚潮だったり、突然流れが止まったかと思うと急に逆に流れ出したり、潮止まりが極端に短かったりだとか、周囲の海底地形と島々との間の水路などで本当に難しい海域です・・・。」
「よくこんな海域にましてやあんな扱いづらいリブリーザーなんかで潜ったものだと正直ぞっとしました・・・。」
確かになあ、流れがあったりすると、デカいユニットでは相当抵抗があって、浮沈子が以前サイドマウントに改造することを考えたのも、その点を解消しようということがきっかけだった。
rEVOについては、話には聞くものの、現物を見たこともないし、実際使っている方の話を聞いたこともない。
天地が薄く、狭いところに入っていくにはよさげなユニットに見える。
「お陰でどこの乗り合いボートでも、もうリブリーザーを持ち込むダイバーは危険で無責任だからもう船には乗せないと、あちこちのボート側で拒否されるようになってしまいました・・・。」
あらぬ誤解を招いてしまったようで、残念な話だ。
沖縄でのCCRの事故は、これが初めてではない。
(CCRと事故(その2))
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2011/10/23/6166354
以前に書いた記事だが、リンクは切れてしまっている。
若い医師が、単独潜水で行方不明になっている。
海に愛された男と言えば聞こえはいいが、周囲は大迷惑だったろうな。
今回は、ファンダイブではなく、業務(調査)で潜っているという点で、いささか様子が異なる。
管理責任の問題も、当然出てくるだろう。
CCRでの潜水が適切だったのかどうか。
それに応じた安全対策は取られていたのだろうか。
事故は、必ず起こるし、完全に避けることは出来ない。
情況やプロファイルも分からないので、一概には言えないが、そこに関わった旭潜水がそう感じたのなら、適切な対応ではなかった要素があるのかもしれない。
「高圧則の改正に伴って、40m以深の作業潜水では実際のところ決められた窒素分を上回らないようにと混合ガスを使用しなければならない傾向になってしまい、それを逆手に便乗してリブリーザーだと経済的且つ合理的に解決できると誤解している人も多いようです。」
浮沈子も、そのように誤解している一人だ。
器材が小型化して、信頼性が向上すれば、40m以深のダイビングで、オープンサーキットを使用する理由はなくなる。
今は、その過渡期だ(100年くらい、続くのかあ?)。
バックアップにオープンサーキットを使わないわけにはいかない(デュアルCCRという選択肢もある)。
いずれにしても、トータルの装備が過剰ということになれば、選択肢には入らない。
適切な器材の選択という話に尽きる。
「人と違った差別化を考えたい完全なレジャーダイバー」というのが、極めて狭い領域というのも確かだ。
トータル数百万人はいると思われる我が国のダイバーの中で、リブリーザーユーザーは、多く見積もっても数百人。
1万分の1だからな。
そして、事故が起これば、関係者の間では、瞬く間に情報が伝わる。
それは、悪いことではないけれど、その原因が究明されず、ネガティブな話だけが広がるのであれば残念なことだ。
(CCRと事故)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2011/10/22/6165844
6年ほど前の記事だが、情況は変わっていない。
「安全管理の考え方から言えば、多くのインシデントの中にはアクシデントに繋がる原因が潜んでおり、その情報を分析し共有することで事故を未然に防がねばならないはずだ。」
「プライバシーなどに十分配慮した上で、情報の公開と分析、共有が図られなければならない。それが、長い目で見たときにはダイビング関連産業とダイバー自信を守ることになる。」
「ダイビングという、本質的に危険なレジャーを楽しもうというのであれば、さらに、CCRという一癖も二癖もある器材で潜ろうという心意気のあるダイバーならば、そのくらいのことは簡単にできると信じている。」
いつになったら出来ることやら・・・。
(潜水事故について:追加)
https://www.oist.jp/ja/news-center/news/2016/11/18/27851
(フィールドリソースセクション:スタッフ:追加)
https://groups.oist.jp/ja/frs/%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%83%E3%83%95-0
(行方不明ダイバーの捜索活動についてのご報告:追加)
https://www.oist.jp/ja/news-center/news/2016/11/24/27951
(行方不明ダイバーの捜索活動についてのご報告(2016年12月5日):追加)
https://www.oist.jp/ja/news-center/news/2016/12/5/28131
(行方不明ダイバーの事案に関するご報告(2016年12月29日):追加)
https://www.oist.jp/ja/news-center/news/2016/12/29/28501
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