しつこく真夜中のベンツ ― 2017年06月06日 02:50
しつこく真夜中のベンツ
夜中に近所をドライブする。
雨上がりで、ディストリビューターの結露による不良が出るかどうかの確認。
全く症状は出ない。
例によって、うすら寒い中を、窓という窓を全開にして走る。
周りのクルマの音が、容赦なく入って来る。
500E自体の音は、サスペンションの振動と、ゆるゆると回るV8エンジンの囁きだけ。
この時間を、じっくりと味わう。
それにしても涼しいと思ったら、エアコンが効いていた。
まあいい。
送風を止めて、自然の風だけにする。
それでも、やはり涼しい。
500Eには、温度計が付いていて、路面近くの温度を確認することが出来るんだが、15度になっていた。
走っている最中は、周囲に気を配っていたが、駐車場に戻って来ると辺りは静まり返っていて、エンジンの音がやたら大きく聞こえる。
自動車なんて、そのうちみんな電気で動くようになって、夜中にエンジンを掛けたりする時の気まずさとか感じなくて済むようになるに違いない。
エンジンを止めてホッとして、ドアをバタンと占めてしまう。
あーあ・・・。
最近の高級車は、この辺りも良きに計らってくれるらしい。
(半ドア状態からドアを自動的に閉める補助装置について)
http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha06/09/091201_.html
「半ドア状態からドアを自動的に閉める補助装置(いわゆる「ドアクローザーシステム」)により指を挟まれる事故について、自動車製作者等から当該補助装置の装着状況及び事故の発生状況の報告を受けましたので公表します。」
幸い(?)、500Eには、そんな上等な仕掛けは付いていない。
バタンと閉めるしかない。
今日も、エンジンは快調で、しっかりとガソリンを燃やしてくれた。
行きつけのスタンドは、ハイオク134円(現金会員価格)となっている。
高いなあ・・・。
90リットルを飲み込むガソリンタンクだからな。
10円違えば、900円の差になる。
用もないのに、そのガソリンを燃やすのが趣味なのだから仕方ない。
レグノを履いた足回りと、そろそろオーバーホールを勧められているトランスミッションの動きをチェックしながら、深夜の街道を制限速度以下で流す。
トラックが呆れて抜いていき、タクシーがイラついて煽ってきても気にしない。
雨上がりで、湿った空気だが、湿度は80パーセント程度。
走行に支障は全くなかった。
アクセルへの反応も、ビミョーなコントロールもOK。
じっくりと、クルマで走ることの喜びを感じながら走る。
先日、市川まで首都高を走った時も、気持ち良かったな(さすがに、窓は閉じてますが)。
500Eに用事があって乗る時には、クルマのことは考えない。
考えなくても、こちらの意図したとおりに走ってくれる。
ポルシェの場合はそうはいかない。
どっちに乗っても、ポルシェを運転していることを、片時も忘れることはない。
それを忘れちまった時には、とんでもないスピードで周りのクルマをぶち抜きながら走ることになる。
危ない危ない・・・。
パナメーラとかなら、500Eと同じように走ることが出来るだろう。
あれは、よく似たクルマだ。
500Eは、ポルシェが作ったベンツだが、パナメーラはポルシェが作ったポルシェだからな。
まあ、どうでもいいんですが。
パナメーラの窓を全開にして、夜中の街道を走ると、500Eの囁きが聞こえてくるかもしれない。
アウディの技術を移植し、ポルシェの手によって作られたベンツ。
欧州は、今、1年で最も美しい季節だろう。
その夏至近くの週末に、ルマン24時間レースは行われる。
3年前、浮沈子も見に行ってきたが、また行くことが出来るだろうか?。
今年は、満を持して、トヨタが優勝を取りに行くだろう。
1、2戦の勝利を見ていると、その実力は十分と思われる。
が、ポルシェが指を咥えているわけはない。
アウディが去った後、3連覇を成し遂げられるのか、トヨタに奪われるのか。
正念場だな。
去年は、アットーテキな強さを誇ったが、今年はどうなるか分からない。
そんなポルシェが、かつて、倒産の憂き目にあって、ベンツの下請けをしたなどということは、想像すらできない。
500Eのカタログには、そんなことは何処にも書かれていない。
もともと、ポルシェは、開発会社として、多くの自動車メーカーのクルマを設計してきた。
製造まで手掛けたクルマは多くはないだろうが、500Eは、そんな稀有な存在の一つとして知られる。
浮沈子が驚いたのは、アウディの技術を導入していたということだ。
乗用車のサスペンションジオメトリーについては、A社に一日の長があったということになる。
アウディは、世田谷のお店で何度か試乗させてもらったり、TTクーペの中古にも乗ったけど、カチッとして、工作精度高く、機械機械した感じが何とも言えないクルマだ。
BMWとも、ベンツとも異なる。
今、ポルシェの中身は、殆どがアウディなんだろう。
フォルクスワーゲングループとして、いいものを共用するというのは悪い話ではない。
それは、500Eが作られた1990年代から行われていたわけだからな。
環八を走りながら、アウディのディーラーの前を通る。
かつて、その技術を移植されたポルシェが作ったベンツで走る。
四半世紀が過ぎて、そんな歴史的な出来事は、記憶の彼方に消えてしまっているんだろうが、今時流行らない16インチのタイヤを履いて、ゆっくりと走り過ぎる時、機械の間でテレパシーのようなものが通ったとしても、不思議はないような気がする。
真夜中のドライブでは、そんな幽玄な物語が生まれる。
錯覚かもしれないが、そうではないかもしれない。
人間には分からない、人の作りしものたちだけの世界・・・。
そのうち、車車間通信とかが実現されて、味もそっけもない話にすり替わってしまいそうな気がする。
クルマ同士が通信するなんて、当たり前になる。
あーあ、つまらん話になっちまったな・・・。
夜中に近所をドライブする。
雨上がりで、ディストリビューターの結露による不良が出るかどうかの確認。
全く症状は出ない。
例によって、うすら寒い中を、窓という窓を全開にして走る。
周りのクルマの音が、容赦なく入って来る。
500E自体の音は、サスペンションの振動と、ゆるゆると回るV8エンジンの囁きだけ。
この時間を、じっくりと味わう。
それにしても涼しいと思ったら、エアコンが効いていた。
まあいい。
送風を止めて、自然の風だけにする。
それでも、やはり涼しい。
500Eには、温度計が付いていて、路面近くの温度を確認することが出来るんだが、15度になっていた。
走っている最中は、周囲に気を配っていたが、駐車場に戻って来ると辺りは静まり返っていて、エンジンの音がやたら大きく聞こえる。
自動車なんて、そのうちみんな電気で動くようになって、夜中にエンジンを掛けたりする時の気まずさとか感じなくて済むようになるに違いない。
エンジンを止めてホッとして、ドアをバタンと占めてしまう。
あーあ・・・。
最近の高級車は、この辺りも良きに計らってくれるらしい。
(半ドア状態からドアを自動的に閉める補助装置について)
http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha06/09/091201_.html
「半ドア状態からドアを自動的に閉める補助装置(いわゆる「ドアクローザーシステム」)により指を挟まれる事故について、自動車製作者等から当該補助装置の装着状況及び事故の発生状況の報告を受けましたので公表します。」
幸い(?)、500Eには、そんな上等な仕掛けは付いていない。
バタンと閉めるしかない。
今日も、エンジンは快調で、しっかりとガソリンを燃やしてくれた。
行きつけのスタンドは、ハイオク134円(現金会員価格)となっている。
高いなあ・・・。
90リットルを飲み込むガソリンタンクだからな。
10円違えば、900円の差になる。
用もないのに、そのガソリンを燃やすのが趣味なのだから仕方ない。
レグノを履いた足回りと、そろそろオーバーホールを勧められているトランスミッションの動きをチェックしながら、深夜の街道を制限速度以下で流す。
トラックが呆れて抜いていき、タクシーがイラついて煽ってきても気にしない。
雨上がりで、湿った空気だが、湿度は80パーセント程度。
走行に支障は全くなかった。
アクセルへの反応も、ビミョーなコントロールもOK。
じっくりと、クルマで走ることの喜びを感じながら走る。
先日、市川まで首都高を走った時も、気持ち良かったな(さすがに、窓は閉じてますが)。
500Eに用事があって乗る時には、クルマのことは考えない。
考えなくても、こちらの意図したとおりに走ってくれる。
ポルシェの場合はそうはいかない。
どっちに乗っても、ポルシェを運転していることを、片時も忘れることはない。
それを忘れちまった時には、とんでもないスピードで周りのクルマをぶち抜きながら走ることになる。
危ない危ない・・・。
パナメーラとかなら、500Eと同じように走ることが出来るだろう。
あれは、よく似たクルマだ。
500Eは、ポルシェが作ったベンツだが、パナメーラはポルシェが作ったポルシェだからな。
まあ、どうでもいいんですが。
パナメーラの窓を全開にして、夜中の街道を走ると、500Eの囁きが聞こえてくるかもしれない。
アウディの技術を移植し、ポルシェの手によって作られたベンツ。
欧州は、今、1年で最も美しい季節だろう。
その夏至近くの週末に、ルマン24時間レースは行われる。
3年前、浮沈子も見に行ってきたが、また行くことが出来るだろうか?。
今年は、満を持して、トヨタが優勝を取りに行くだろう。
1、2戦の勝利を見ていると、その実力は十分と思われる。
が、ポルシェが指を咥えているわけはない。
アウディが去った後、3連覇を成し遂げられるのか、トヨタに奪われるのか。
正念場だな。
去年は、アットーテキな強さを誇ったが、今年はどうなるか分からない。
そんなポルシェが、かつて、倒産の憂き目にあって、ベンツの下請けをしたなどということは、想像すらできない。
500Eのカタログには、そんなことは何処にも書かれていない。
もともと、ポルシェは、開発会社として、多くの自動車メーカーのクルマを設計してきた。
製造まで手掛けたクルマは多くはないだろうが、500Eは、そんな稀有な存在の一つとして知られる。
浮沈子が驚いたのは、アウディの技術を導入していたということだ。
乗用車のサスペンションジオメトリーについては、A社に一日の長があったということになる。
アウディは、世田谷のお店で何度か試乗させてもらったり、TTクーペの中古にも乗ったけど、カチッとして、工作精度高く、機械機械した感じが何とも言えないクルマだ。
BMWとも、ベンツとも異なる。
今、ポルシェの中身は、殆どがアウディなんだろう。
フォルクスワーゲングループとして、いいものを共用するというのは悪い話ではない。
それは、500Eが作られた1990年代から行われていたわけだからな。
環八を走りながら、アウディのディーラーの前を通る。
かつて、その技術を移植されたポルシェが作ったベンツで走る。
四半世紀が過ぎて、そんな歴史的な出来事は、記憶の彼方に消えてしまっているんだろうが、今時流行らない16インチのタイヤを履いて、ゆっくりと走り過ぎる時、機械の間でテレパシーのようなものが通ったとしても、不思議はないような気がする。
真夜中のドライブでは、そんな幽玄な物語が生まれる。
錯覚かもしれないが、そうではないかもしれない。
人間には分からない、人の作りしものたちだけの世界・・・。
そのうち、車車間通信とかが実現されて、味もそっけもない話にすり替わってしまいそうな気がする。
クルマ同士が通信するなんて、当たり前になる。
あーあ、つまらん話になっちまったな・・・。
唐津 ― 2017年06月06日 10:55
唐津
予備の通信手段として確保していたDTIのSIMを、ソニーのスマホごとなくしてから1年半。
いつか、新しいスマホを買ったら、付けようと思っていたが、先日、格安スマホ(3980円)をゲットしたので、申し込みをしてSIMの再発行(サイズ変更)をお願いした。
紛失手数料の支払いについて、ちょっとやり取りをしたが、サイズ変更手数料だけでOKということに。
旧サイズが通常SIM、新しくなるのがマイクロSIM。
最近のスマホは、さらにナノSIMというのもあるらしい。
送られてくる間、待ち遠しい話だが、ヤマト運輸のトレーサーを見ると、唐津中央店の取り扱いになっている。
佐賀県だな。
がばいところだ(意味不明)。
なんで、そんな遠いところに置いてあるのか。
まあ、佐賀の人にとっては、近いところに置いてあることになるわけで、我が国は東京中心に動いているわけではない。
(唐津市)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%94%90%E6%B4%A5%E5%B8%82
「沿岸部においては一年を通して昼夜の寒暖の差が少なく、猛暑日・真冬日は滅多にない。台風の直撃が少なく、年間の最大風速は8-12メートル程度」
(Blue Symphony ジャック・マイヨールの愛した海)
https://ja.wikipedia.org/wiki/Blue_Symphony_%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%A8%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%81%AE%E6%84%9B%E3%81%97%E3%81%9F%E6%B5%B7
「世界的ダイバー、ジャック・マイヨールが幼少期に初めてイルカと出会った佐賀県の唐津の海。」
(Blue Symphony - ジャック・マイヨールの愛した海 予告編:動画出ます)
https://www.youtube.com/watch?v=tDrb0u-e9EQ
意外なところで、ダイビングと繋がりがあるもんだな。
その唐津からの配送を、東京で待つ。
早く来ないかな・・・。
予備の通信手段として確保していたDTIのSIMを、ソニーのスマホごとなくしてから1年半。
いつか、新しいスマホを買ったら、付けようと思っていたが、先日、格安スマホ(3980円)をゲットしたので、申し込みをしてSIMの再発行(サイズ変更)をお願いした。
紛失手数料の支払いについて、ちょっとやり取りをしたが、サイズ変更手数料だけでOKということに。
旧サイズが通常SIM、新しくなるのがマイクロSIM。
最近のスマホは、さらにナノSIMというのもあるらしい。
送られてくる間、待ち遠しい話だが、ヤマト運輸のトレーサーを見ると、唐津中央店の取り扱いになっている。
佐賀県だな。
がばいところだ(意味不明)。
なんで、そんな遠いところに置いてあるのか。
まあ、佐賀の人にとっては、近いところに置いてあることになるわけで、我が国は東京中心に動いているわけではない。
(唐津市)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%94%90%E6%B4%A5%E5%B8%82
「沿岸部においては一年を通して昼夜の寒暖の差が少なく、猛暑日・真冬日は滅多にない。台風の直撃が少なく、年間の最大風速は8-12メートル程度」
(Blue Symphony ジャック・マイヨールの愛した海)
https://ja.wikipedia.org/wiki/Blue_Symphony_%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%A8%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%81%AE%E6%84%9B%E3%81%97%E3%81%9F%E6%B5%B7
「世界的ダイバー、ジャック・マイヨールが幼少期に初めてイルカと出会った佐賀県の唐津の海。」
(Blue Symphony - ジャック・マイヨールの愛した海 予告編:動画出ます)
https://www.youtube.com/watch?v=tDrb0u-e9EQ
意外なところで、ダイビングと繋がりがあるもんだな。
その唐津からの配送を、東京で待つ。
早く来ないかな・・・。
インドに抜かれる日 ― 2017年06月06日 12:40
インドに抜かれる日
有人飛行をも視野に入れた宇宙ロケットが、3トンの衛星を軌道に投入した。
(インド、「GSLV Mk-III」ロケット打ち上げ成功 「GSAT-19)
http://sorae.jp/030201/2017_06_05_gslvmk3.html
「ISROが運用するロケットで最も強力なGSLV Mk-IIIの打ち上げ成功は、有人宇宙探査をも視野に入れる同国にとって大きな第一歩となりそうです。」
我が国には、そういうロケットは影も形もない。
H3は有人飛行にも対応するといわれているが、我が国にはそういう計画は全くない。
ISSのきぼうモジュールを宇宙船と称して、有人での宇宙開発を行っているということになっている。
空調も、電力も、大家さんに頼りっぱなしだがな。
インドは、国家を挙げて宇宙開発に取り組んでいる。
信じられない低価格を武器に、商業打ち上げに参入しようとしている。
既に、火星探査機の打ち上げには成功している。
有人宇宙飛行も、時間の問題だな。
今回打ち上げられたマーク3というのは、上段エンジンについては独自開発のようだ。
(CE-20)
https://ja.wikipedia.org/wiki/CE-20
「インドにとって初のガス発生器サイクルによる液体水素/液体酸素ロケットエンジンである」
コアステージエンジンも、一応、自前ということになっている。
(ヴィカース (エンジン))
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%82%B9_(%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%B3)
「GSLV mk3のL110コアステージでは2基がクラスター化されて使用される。」
固体燃料ブースターについては、詳細は分からないが、インドは固体燃料ロケットについては実績もある。
(ASLV)
https://ja.wikipedia.org/wiki/ASLV
「5段式の固体燃料ロケット」
要素技術を統合して、ついに打ち上げ成功となった。
(GSLV-III)
https://ja.wikipedia.org/wiki/GSLV-III
「大型衛星の静止軌道投入において他国への依存から脱却するために開発された。」
ロシアは、顧客を失うと同時に、また一つ強力なライバルを持つことになったわけだ。
「打上シーケンス:
GSLV Mk-IIIは、固体ロケットブースターS200に点火して上昇し、第2段(コア・ステージ)L110は打上から120秒後に空中点火する。S200は153秒後に分離され、以後はL110のみで上昇を続ける(S200の分離時間は試験機のケース)。」
本日時点では、打ち上げ記録は更新されていない(英語版は既に更新済み)が、ここに人工衛星打ち上げ成功が記録されることになる。
そんでもって、しばらくすると、有人宇宙船の打ち上げが載ることになるんだろうな。
急速に技術を獲得しているインドが、我が国の宇宙開発をぶち抜くのは、時間の問題になってきた。
独自の宇宙ステーションを持ちたいと言い出すのも、時間の問題かもな・・・。
(INDIA LAUNCHES ITS LARGEST ROCKET:追加)
http://www.spaceflightinsider.com/organizations/isro/india-launches-largest-rocket/
有人飛行をも視野に入れた宇宙ロケットが、3トンの衛星を軌道に投入した。
(インド、「GSLV Mk-III」ロケット打ち上げ成功 「GSAT-19)
http://sorae.jp/030201/2017_06_05_gslvmk3.html
「ISROが運用するロケットで最も強力なGSLV Mk-IIIの打ち上げ成功は、有人宇宙探査をも視野に入れる同国にとって大きな第一歩となりそうです。」
我が国には、そういうロケットは影も形もない。
H3は有人飛行にも対応するといわれているが、我が国にはそういう計画は全くない。
ISSのきぼうモジュールを宇宙船と称して、有人での宇宙開発を行っているということになっている。
空調も、電力も、大家さんに頼りっぱなしだがな。
インドは、国家を挙げて宇宙開発に取り組んでいる。
信じられない低価格を武器に、商業打ち上げに参入しようとしている。
既に、火星探査機の打ち上げには成功している。
有人宇宙飛行も、時間の問題だな。
今回打ち上げられたマーク3というのは、上段エンジンについては独自開発のようだ。
(CE-20)
https://ja.wikipedia.org/wiki/CE-20
「インドにとって初のガス発生器サイクルによる液体水素/液体酸素ロケットエンジンである」
コアステージエンジンも、一応、自前ということになっている。
(ヴィカース (エンジン))
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%82%B9_(%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%B3)
「GSLV mk3のL110コアステージでは2基がクラスター化されて使用される。」
固体燃料ブースターについては、詳細は分からないが、インドは固体燃料ロケットについては実績もある。
(ASLV)
https://ja.wikipedia.org/wiki/ASLV
「5段式の固体燃料ロケット」
要素技術を統合して、ついに打ち上げ成功となった。
(GSLV-III)
https://ja.wikipedia.org/wiki/GSLV-III
「大型衛星の静止軌道投入において他国への依存から脱却するために開発された。」
ロシアは、顧客を失うと同時に、また一つ強力なライバルを持つことになったわけだ。
「打上シーケンス:
GSLV Mk-IIIは、固体ロケットブースターS200に点火して上昇し、第2段(コア・ステージ)L110は打上から120秒後に空中点火する。S200は153秒後に分離され、以後はL110のみで上昇を続ける(S200の分離時間は試験機のケース)。」
本日時点では、打ち上げ記録は更新されていない(英語版は既に更新済み)が、ここに人工衛星打ち上げ成功が記録されることになる。
そんでもって、しばらくすると、有人宇宙船の打ち上げが載ることになるんだろうな。
急速に技術を獲得しているインドが、我が国の宇宙開発をぶち抜くのは、時間の問題になってきた。
独自の宇宙ステーションを持ちたいと言い出すのも、時間の問題かもな・・・。
(INDIA LAUNCHES ITS LARGEST ROCKET:追加)
http://www.spaceflightinsider.com/organizations/isro/india-launches-largest-rocket/
強者の論理 ― 2017年06月06日 20:09
強者の論理
それは違うと言われそうだが、そういう風に感じたんだから、一応書いておこう。
米国がパリ協定を離脱したり、中国が国際海洋法条約を無視したり、北朝鮮が国連決議を屁とも思わない態度を取り続けたりするのを見ると、これは、強者の論理だと思わざるを得ない。
北朝鮮を入れるというのは、いささかお門違いだと思われそうだが、中国やロシアをバックに、自国民を犠牲にしたがらない米国を相手に言いたい放題だ。
まあ、北朝鮮自身は、自国民の犠牲とかは、全く意に介していないように見える。
それはそれとして、パリ協定を反故にして、自国の利益追求に走る米国は、そもそもエネルギー問題では世界の強者だ。
自国に豊富な資源を持ちながら、海外からの輸入を行っており、戦略的に動いている。
我が国のように、資源輸入をキュッとやられたら、イチコロの国とは違う。
中国だって、南シナ海では最強の軍事力を誇る。
米国も、本気で戦争を仕掛けるわけにはいかない。
実効支配を黙認するしかないのだ。
ルールというのは、弱者が強者を抑えるために、寄って集って決めるものだが、強者の我儘をある程度受け入れなければならない。
そうでなければ、実効性のあるルールを作ることは出来ない。
強者自身が参加せずに、やりたい放題の状況になれば、元々の目的は果たされなくなる。
不参加や離脱なら分かりやすいが、参加しつつ、ルールを踏みにじったり、捻じ曲げたりするというのも困ったものだ。
その意味では、米国がパリ協定を離脱したのは、その是非は別としても、誠意ある行動と言えよう。
浮沈子は、割と好意的に受け止めている。
要するに、金を払いたくないだけだからな。
地球温暖化の原因については、もともと懐疑的な姿勢を取り続けてきたし、そもそも、自国のエネルギー消費を抑えるなどという発想はない。
中国に至っては、太平洋の西半分は自国の領海だと思っている。
南シナ海ごときで、何を騒いでいるのかと思っているに違いないのだ。
東南アジアは、既に中国のものだ。
フィリピンやオーストラリアが取り込まれるのも時間の問題だろう。
米国がそっぽを向けば、日本、韓国、台湾がどうなるかは、灯を見るより明らかだ。
巨大な市場を背景に、着々と世界戦略を構築しつつあるように見える。
それを止めることが出来る国は、地球上にどこにもない。
欧州は、それどころじゃないしな。
自分たちのことで精いっぱいだし、世界の中での相対的な地位の低下をどうすることも出来ないでいる。
最近では、北朝鮮の核保有を認めるべきだとか、国体護持(!)を保証すべきだという話が、大っぴらに聞こえてきている。
実際、中国を含め、どこの国も、手を付けられなくなっているし、ロシアの後ろ盾を強めて、強気一辺倒になっている。
核保有を断念させることは出来ないだろうし、ミサイルについても、発射を止めさせるどころか、抑制することすらできない。
今週は、まだ撃ってないけどな。
米国本土はともかく、韓国、日本といった同盟国の国民を人質にとって、世界を恫喝している。
ああ、もちろん、自衛のためという建前はある。
戦争中の韓国を除いて、実際に実弾が飛んだことはない。
EEZ内にミサイル打ち込まれても、何もできない我が国は、戦争の相手とすら見られていないだろう。
韓国だって、同じ民族同士の戦争など、望んではいない。
中国を脅し、ロシアにすり寄り、世界中に安くて使い物になる武器を売りまくる国家は、最強の存在だな。
この国が無くなったりしたら、安い武器が手に入らずに困る国は多いだろう。
そして、そのうち、もっと金になる武器を売るようになるに違いない。
核兵器だ。
そして、それらがテロリストの手に渡って、3流アクション映画が現実の話になる。
体制を守るためなら、親族であっても暗殺しまくる国家だからな。
イスラム国と組んだりしたら、世界は目も当てられなくなるだろう。
カタールは、とうとう、周りの国から総スカン食らってしまったしな。
どこから、どうカネが回っているのか知らないが、イスラム国は、今も健在で、世界中でテロを起こしている。
強者の論理は、普遍的に存在し、それを阻むことは出来ない。
北朝鮮が、国連の常任理事国になり、世界を牛耳る日が近いのか。
まさか、そんなことが・・・。
米国の大統領選挙や、英国のEU離脱を見ると、何が起こってもおかしくないような気がする。
それは違うと言われそうだが、そういう風に感じたんだから、一応書いておこう。
米国がパリ協定を離脱したり、中国が国際海洋法条約を無視したり、北朝鮮が国連決議を屁とも思わない態度を取り続けたりするのを見ると、これは、強者の論理だと思わざるを得ない。
北朝鮮を入れるというのは、いささかお門違いだと思われそうだが、中国やロシアをバックに、自国民を犠牲にしたがらない米国を相手に言いたい放題だ。
まあ、北朝鮮自身は、自国民の犠牲とかは、全く意に介していないように見える。
それはそれとして、パリ協定を反故にして、自国の利益追求に走る米国は、そもそもエネルギー問題では世界の強者だ。
自国に豊富な資源を持ちながら、海外からの輸入を行っており、戦略的に動いている。
我が国のように、資源輸入をキュッとやられたら、イチコロの国とは違う。
中国だって、南シナ海では最強の軍事力を誇る。
米国も、本気で戦争を仕掛けるわけにはいかない。
実効支配を黙認するしかないのだ。
ルールというのは、弱者が強者を抑えるために、寄って集って決めるものだが、強者の我儘をある程度受け入れなければならない。
そうでなければ、実効性のあるルールを作ることは出来ない。
強者自身が参加せずに、やりたい放題の状況になれば、元々の目的は果たされなくなる。
不参加や離脱なら分かりやすいが、参加しつつ、ルールを踏みにじったり、捻じ曲げたりするというのも困ったものだ。
その意味では、米国がパリ協定を離脱したのは、その是非は別としても、誠意ある行動と言えよう。
浮沈子は、割と好意的に受け止めている。
要するに、金を払いたくないだけだからな。
地球温暖化の原因については、もともと懐疑的な姿勢を取り続けてきたし、そもそも、自国のエネルギー消費を抑えるなどという発想はない。
中国に至っては、太平洋の西半分は自国の領海だと思っている。
南シナ海ごときで、何を騒いでいるのかと思っているに違いないのだ。
東南アジアは、既に中国のものだ。
フィリピンやオーストラリアが取り込まれるのも時間の問題だろう。
米国がそっぽを向けば、日本、韓国、台湾がどうなるかは、灯を見るより明らかだ。
巨大な市場を背景に、着々と世界戦略を構築しつつあるように見える。
それを止めることが出来る国は、地球上にどこにもない。
欧州は、それどころじゃないしな。
自分たちのことで精いっぱいだし、世界の中での相対的な地位の低下をどうすることも出来ないでいる。
最近では、北朝鮮の核保有を認めるべきだとか、国体護持(!)を保証すべきだという話が、大っぴらに聞こえてきている。
実際、中国を含め、どこの国も、手を付けられなくなっているし、ロシアの後ろ盾を強めて、強気一辺倒になっている。
核保有を断念させることは出来ないだろうし、ミサイルについても、発射を止めさせるどころか、抑制することすらできない。
今週は、まだ撃ってないけどな。
米国本土はともかく、韓国、日本といった同盟国の国民を人質にとって、世界を恫喝している。
ああ、もちろん、自衛のためという建前はある。
戦争中の韓国を除いて、実際に実弾が飛んだことはない。
EEZ内にミサイル打ち込まれても、何もできない我が国は、戦争の相手とすら見られていないだろう。
韓国だって、同じ民族同士の戦争など、望んではいない。
中国を脅し、ロシアにすり寄り、世界中に安くて使い物になる武器を売りまくる国家は、最強の存在だな。
この国が無くなったりしたら、安い武器が手に入らずに困る国は多いだろう。
そして、そのうち、もっと金になる武器を売るようになるに違いない。
核兵器だ。
そして、それらがテロリストの手に渡って、3流アクション映画が現実の話になる。
体制を守るためなら、親族であっても暗殺しまくる国家だからな。
イスラム国と組んだりしたら、世界は目も当てられなくなるだろう。
カタールは、とうとう、周りの国から総スカン食らってしまったしな。
どこから、どうカネが回っているのか知らないが、イスラム国は、今も健在で、世界中でテロを起こしている。
強者の論理は、普遍的に存在し、それを阻むことは出来ない。
北朝鮮が、国連の常任理事国になり、世界を牛耳る日が近いのか。
まさか、そんなことが・・・。
米国の大統領選挙や、英国のEU離脱を見ると、何が起こってもおかしくないような気がする。
事実上、終息 ― 2017年06月06日 21:20
事実上、終息
感染者が7人になって、エボラは事実上終息した。
(External Situation Report 20)
http://apps.who.int/iris/bitstream/10665/255622/1/EbolaDRC_03062017.pdf?ua=1
7ページの表が違うとか、細かいことを言ってはいけない。
とにかく、一時は50人近くいた感染者が、次々と疑いが晴れて、現在7人になったこと、死者が増えていないこと、自然宿主からの感染から、そろそろ2か月が経とうとしているということから、終息と見做してもいいのではないか。
ワクチンは、手続き的には打てるものの、情況からして推奨されてはいない。
もう必要はないだろう。
今回のアウトブレイクは、小規模なものにとどまった。
目出度し目出度し。
つーか、エボラは、本来、こういうのがふつーなのだ。
人口密集地から離れた密林の奥地、交通の便が悪く、拡散の恐れがないところで、小規模な感染を起こしては終息する。
4人の死者を出したが、初発の感染者以外は、亡くならなくても済んだかもしれない。
後知恵だがな。
死者を除く3人の感染者は、全て確定済みだ。
つまり、疑い、可能性で残っている感染者はいない。
拡大も止まっている。
隣接した地域での感染と死亡で、飛び地はない。
終息の条件は整っている。
次の感染が起こるまでは、静かな日々が訪れるだろう。
そうあってもらいたいし、その日々が続くことを願おう。
感染者が7人になって、エボラは事実上終息した。
(External Situation Report 20)
http://apps.who.int/iris/bitstream/10665/255622/1/EbolaDRC_03062017.pdf?ua=1
7ページの表が違うとか、細かいことを言ってはいけない。
とにかく、一時は50人近くいた感染者が、次々と疑いが晴れて、現在7人になったこと、死者が増えていないこと、自然宿主からの感染から、そろそろ2か月が経とうとしているということから、終息と見做してもいいのではないか。
ワクチンは、手続き的には打てるものの、情況からして推奨されてはいない。
もう必要はないだろう。
今回のアウトブレイクは、小規模なものにとどまった。
目出度し目出度し。
つーか、エボラは、本来、こういうのがふつーなのだ。
人口密集地から離れた密林の奥地、交通の便が悪く、拡散の恐れがないところで、小規模な感染を起こしては終息する。
4人の死者を出したが、初発の感染者以外は、亡くならなくても済んだかもしれない。
後知恵だがな。
死者を除く3人の感染者は、全て確定済みだ。
つまり、疑い、可能性で残っている感染者はいない。
拡大も止まっている。
隣接した地域での感染と死亡で、飛び地はない。
終息の条件は整っている。
次の感染が起こるまでは、静かな日々が訪れるだろう。
そうあってもらいたいし、その日々が続くことを願おう。
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