水の中の商売2011年12月31日 08:26

マイCCR
マイCCR


夕べ、イントラと話していて気になったことがある。CCRの普及の鍵は、それが商売になるとショップ側が考えることだという。供給が需要を掘り起こし、いい循環の引き金を引かなければならない。特にCCRのような高額の器材を使用するダイビングの場合は、消費者の関心を引くところからが商売だ。

BCが普及するのに要した時間というのは、おそらく半世紀にわたるレクリエーショナルダイビングの歴史の中では、あっという間の出来事であったに違いない。比較的求めやすい価格で、中性浮力を取ることができ、その効用は非常に分かりやすいからだ。現代のダイバーで浮力調整装置を付けずに潜るのは、海猿くらいではないか。

対して、CCRの効用は極めてわかりづらい。しかも、デメリットは逆に極めて分かりやすい。(器材や講習や維持の値段が)高い、(器材が)重い、(操作やメンテが)複雑、(中性浮力の維持が)困難など。だから従来は、CCRを使用しなければダイビングそのものが成り立たないような特殊な目的(大深度での長時間の潜水とか)での使用に限られていた。

これをレクリエーショナルダイビング(ここでは、40メートルまでの無減圧潜水)に適用する際のメリットは、長時間のダイビングと、常に一定の酸素分圧による減圧症のリスク低下、排気が殆どないことによるサイレントダイビング、製造されるナイトロックスによる疲労軽減効果などなど。

個人的には、未来の潜水装置を使っているという優越感、陸上でも水中でも良く目立つという満足感、そして、「CCRを使っているのはテクニカルダイバーである」という誤解に基づくくすぐったさがメインだったりする(私はテクニカルダイバーとはまだ言えない?)。

レベル、低い!。

もちろん、メタボオヤジがダイビング三昧するために、総合的に考えて決めたわけだが、3年間つきあってみて極めて正解だったと思っている。別に本数を稼ぎたいわけじゃなく、毎回のダイビングを、「ダイビングそれ自身として」楽しみたいのだ。取り扱いが難しい器材で、減圧症のリスクを減らしたり疲れにくい効果(気のせいかも?)を感じたりという、玄人受けするメリットを享受する。それが快感だったりもする(変態?)。なんか、羽織の裏地に金かけてる江戸時代の商人のようだ。

まあ、こんな変わったお客さんばかりじゃなくって、普通は安い、近い、簡単な伊豆辺りでのオープンサーキット・シングルタンク・エア・ドライスーツ・ダイビングを選択して、それで十分なのだ。別にそれでもいい。悪いことは何もない。わざわざ高い金を払って、効果の程も分からないナイトロックスを吸うこともなければ、ましてや、CCRなどという「自殺幇助器材」を担ぐこともない。

PADIは(PADIジャパンを除いては)、しかし、そこに市場があると見ているわけだ。しかも、テクニカルダイビング市場だけではなく、レクリエーショナルダイビングの大きな市場を見出している。今、このタイミングで乗るか、しばらくは様子見か、やっぱり無視するか・・・。インストラクターやショップは悩むところだ。これがテックだけならどうということはない。数からして大したことはないし、メインの商売がうまくいっているのなら、新たなリスクを背負い込むことはない。無視してもいいし、関心をもちつつ静観してもいい。

問題なのは、PADI(PADIジャパンを除く)がレクリエーショナル市場で(タイプRの)CCRを展開しようとしていることだ。バスに乗り遅れれば、大きなビジネスチャンスを逃すだけでなく、既存の客を失うかも知れない。もちろん、器材の開発はメーカーが行い、教育はPADI(PADIジャパンを除く)が行う。PADI(PADIジャパンを除く)は器材の認定をして、タイプTとかタイプRとかに振り分けて講習の中で使っていくのだ。事故が起これば、器材のせいにできるし(そうじゃなくって・・・)。

美味い話は世の中にそうはないだろうが、ショップにしてみれば、器材の販売と講習とソフノライムの販売(BCなどと違って、ランニングでも商売になる)で、一粒で3回美味しい話になるかもしれないのだ。しかも、こんな訳の分からない器材を使ったダイビングにハマる連中は、コアな客になる可能性が高い。器材の買い替え(タイプRからタイプTへ)も期待できるし、できれば100メートルまで行って欲しい。CCRは麻薬のように浸透し、それなしでは潜れない患者(?)を作ることができるかもしれない。

しかし、一方で、この不景気のさなか、海のものとも山のものともつかないCCR(まあ、山のものではないでしょうが・・・)なぞに投資しても、当分回収なんてデキッこない。そんな金があったら、既存のビジネスモデルに投資して、手堅く商売したほうが賢い選択ってものかも!?。

まあ、業界のことは正直、どっちでもいいんですけど。

わがままな1ユーザーとしては、毎度書いているように、CCR(SCRでも可)が普及してくれば、ソフノライムが安くなり、ダイビングサービスが多くなり、CCRで潜れるゲレンデが多くなってくる、それだけでいいんです。

それにしても、長かった夜がようやく明けかかっているような、わくわくする状況が、初夢じゃなくって、現実の話として出てきたってことは、個人的には非常に嬉しい。何を言っても世迷言としか思われなかったのに、今では、天下のPADI(PADIジャパンを除く)が同じことを言い出したのだから。

しかし、しつこく(PADIジャパンを除く)と書いているように、PADIジャパンが全く動かないのには訳がある。日本という極東の島国では、お客さんに水中で酸素(ナイトロックスを含む!)を吸わせることは、法律で禁止されていて、違反した場合には刑罰に処せられるからだ。事実上、黙認されてはいても、一旦事故が起これば責任の所在を問われることになる。ショップの命取りにもなりかねない。

この背景には、怪しげな商売をしている酸素バーなる存在を規制しようという当局の思惑があって、ケシ粒ほどの市場しかないダイビング業界のことなど、眼中にないからだ。メーカーや卸による医療用酸素の販売は、「水中での吸入を目的とする場合」は、現在でもダイビングショップに対して禁止されている。

DANジャパンの現在の見解も、公式には「陸上での吸入」を前提としている。会報などを注意深く読むと、ナイトロックスの推奨については、DANジャパンとしての公式見解ではなく、真野会長の個人的意見として掲載されている。それも、活性酸素の広範な毒性と併せて掲載され、当局から睨まれるのを牽制している(勘ぐり?)。

別にダイバーとしては、当局が酸素の規制を怠ったからといって、国家に対して事故を起こした時の責任を追求しようなんて考えちゃいないわけだから、水中で酸素を吸って障害が起ころうが死んでしまおうが、放っといて欲しい、というのがホンネなのだが。

ここで酸素というのは、法律上、21パーセントを超えるナイトロックス全てのことである(信じ難い・・・。法律を書いたやつは、中学卒業してるのか?)。

こんな状況の中で、CCRを普及させようとすることが、どれほどの手間暇や金がかかることであるかを考えれば、天下のPADIジャパンと言えども、おいそれとは手が出せない。そこんとこは、よーく分かっている。しかし、その一方で、国内で潜ることが殆どない(プールでは潜ってますが)とはいえ、日本の中でも、CCRが普及してくれれば嬉しい(本気で期待してはいませんが)。あちこちのショップでCCRの講習が開催され、新規のユーザーが増えれば、それだけでも楽しいし。

なんかなあ、国内でのCCRの普及については、まだまだ初夢に頼るしかないか。

水の中の呼吸2011年12月31日 08:30

ローカルに担いでもらう(手前はイントラ)
ローカルに担いでもらう(手前はイントラ)


魚とCCRを使う我々を比較すると、同じように水中で呼吸しているように見えても、実際は全く異なる。血液の中に酸素を取り込み二酸化炭素を排出しているという点では共通だが、片や鰓(エラ)によって水中で直接やり取りし、無尽蔵の溶存酸素を使うことができるのに対して、我々はダイビングショップで大枚の金を払い、シリンダーの中に酸素や空気を詰めてもらって、しかも、コンピュータの電源には、現地で売っていないCRーP2リチウム電池を2個も使い、さらには二酸化炭素を吸収するためにソフノライム(商品名)を詰めたスクラバーを準備して、(たった)3時間しか水中にいることができない。

中には、クジラとかペンギンとかカメとか、肺呼吸でありながら、息こらえ潜水で、とんでもない時間を水中で過ごしたり、千メートルを超える深度に潜ったりすることができる生き物もいるが、所詮は限られた呼吸である。息継ぎのために浮かんで来たところを銛で打たれて仕留められてしまう(だからといって、酪酸の入ったビンを投げるっていうのは、なしだよなあ)。

CCRは水中での呼吸ではなく、陸上と同じ呼吸を水中に持ち込んでいるだけなのだ。

それでも、陸上での呼吸とは大きく異なる点がある。水中の環境圧での呼吸は、肺胞壁に大きな圧力を加えることになり、酸素や窒素などのガスを陸上での数倍から十数倍、血液中に溶け込ませる。これが、窒素酔いや酸素中毒、不活性ガス昏睡などの諸症状の元凶となる。さらには、浮上の際の減圧症や肺の圧外傷にも繋がる。

水中で呼吸するということは、これらの物理的、生理的な現象を学び、理解した上で訓練を重ね、安全な呼吸を行えるようになる必要がある。

まあ、理解と訓練と言ったって、学者やプロのダイバーになるわけじゃないから、なんとなく分かった気になれて、なんとなく安定した呼吸ができるようになればいいわけだ。そんなに難しいことじゃない。しかし、それをいつでもできるようにするのは、実は大変だ。潜水器材は、オープンサーキットだろうがCCRだろうが、故障する。大概の場合は、一番故障して欲しくないときに限って故障する(マーフィ?)。そんな時でも慌てずに、平常心を保ちながら代替手段にスムーズに切り替えて、何事もなかったかのように潜水を続けるなり、安全に浮上するなりしなければならない。これができるようになると、そのレベルに応じて株式会社である指導団体から認定される。行ける深さだったり、天井があって直接浮上ができない所だったり。もちろん、呼吸の確保だけじゃなくて、泳ぎ方とか、迷路の中からの脱出方法とか、いろいろ他にも学ぶことはある。

その中には、呼吸するガスを切り替えたり、選んだりすることも含まれる。ただの空気じゃないのだ。むしろ、普通の空気は吸わない。ナイトロックスや、トライミックス、ヘリオックスといった、混合ガスを切り替えて吸う。これも重要なスキルの一つだ。ガスの選択を誤れば、アッという間に死んでしまう。ヤバい話だ。

潜水艦のように、大気圧で潜水する器具もある(まあ、潜水艦は器具とは言わないだろうが)。これは普通の空気を普通に吸うだけでいい。浮上の時も、何も気にすることはない。その代わり、一人用のものでさえ、行動の自由は制約される。どちらがいいかは、一概には言えない。でも、潜水艦はCCRなんかより、ずっと値が張る。個人で買える人は少ないだろう。

グアムとかでは、観光用の潜水艦(潜水艇?)が商売として成り立っている。みんなで潜ればいいわけだね。特別の訓練もいらないし、軍艦と違って、水中を観察する窓もあるから、濡れずに生の水中を見られる。これが一番手軽だ。

水中を見るだけなら、箱メガネでもいいが、船底にガラスを張った観光船のようなもので、深いところは見えない。

ちょっと呼吸の話から逸れてしまったが、人間が水中で呼吸するのは大変だということで、今回はおしまい。

水の中の喘ぎ2011年12月31日 14:33

セブのヒトデは青い
セブのヒトデは青い


今日(12月31日)のダイビングはきつかった。

今年の潜り納めに相応しい。CCRで濃い酸素を吸っていながら、顎が上がった。10メートル位で流れがあり、イントラが流れに逆らってもう少し泳ごうという。

えっ?、えーっ!?。

地獄の猛特訓の開始である。漕いでも漕いでも進まない。同じところに留まっている。5分くらいだろうか、永遠に続くように思われたが、ようやくドリフトする。やれやれ・・・。これはこれで大変なのだが、体力を使わずに済む。

最後はお約束の6メートルでの安全停止。酸素出まくりで、6.5メートルプラスマイナス50センチを維持する。まだまだ修行が足りんですな。ローセットに切り替えた途端に、安定する。やれやれ・・・。まったりとエキジット・・・、にはならなかった。濁っていたので早めに浮上したら、大分離れていて、風に逆らって仰向けになって水面移動。CCRは水の抵抗が大きいので、一生懸命漕ぐがなかなか前に進まない。途中から足が着いたので助かった。

もう、この時点でグロッキーである。

30メートル余りの深場では、全然問題なく余裕のダイビングだったのに・・・。水温28.6度、トータル47分のしんどいダイビングは終わった。器材の後片付けのきつかったこと・・・。地球の酸素は、ちょっと薄いのではないか?。冗談抜きで、ポータブルの酸素吸入器が欲しくなった。

明日は、10時から準備ということなので、少しゆっくりできる。連日のダイビングは、結構きつくなっているのかもしれない。長期滞在の時は、真ん中くらいで休みの日を入れたほうがいいかも。

それにしても、イントラは仕事とはいえ連日のダイビングでご苦労様である。まあ、私のダイビングのメニューは、極めて単純で、潜ってさえいれば文句は言わない。特別のお目当てがあるわけではなく、何かが見られなかったからとブツブツいうこともない。唯一、ハードなダイビングになったときだけ、クレームをつける。いや、クレームする元気もなくなる。朝飯のポテトが胃のなかで踊っていた。

シャワーを浴びて少し休んでいたら、元気が出てきた。今日はちゃんと昼飯も食おう。

食堂に来ると、ダイビングショップにいたアメリカ人(?)がいた。名古屋で英語の補助教員(ALS:アシスタント・ランゲージ・スタッフ?)をしているという。お店で、日本語まじりの英語で少し話した。日本人3人(男1人、女2人)とテーブルを囲んでいる。目の前のテーブルでは、これもダイビングショップにいた西洋人(オージー?)の親子(オヤジと男の子)が、スパゲッティーを食っている。あとは西洋人の爺様2人がいるだけ。おっと、オーナーの奥さんがいた。

昼間は無線LANが繋がらず、インターネットにアクセスできない。まあ、いいか。朝と夕方はたまに繋がる。

ここコンチキは、ビーチエントリのダイビングスポットでもある。ゲストのダイバーが、食堂の前で着替えたりしている。ウエットスーツはショーティが多いなあ。私みたいに5ミリのロングジョンで潜っている人はいない。ここは常夏の島。うーん、場違い・・・。

チョプシーとガーリックライスを頼んだのだが、出てきたのはあんかけのチキンフライ・・・。まあ、いいか。で、これが意外に美味しかった。完食。

カウンターではドデカいドイツ野郎が二人でしゃべりまくっている。二人とも爺さんなのだが、元気がいいこと・・・。

おっと、ネットが繋がったので、とりあえず、アップしよう。

心の中の喘ぎ2011年12月31日 20:22

セブの魚は緑色
セブの魚は緑色


あくせくと日々を送る中で、心は病んでいく。息苦しくなり、叫び声をあげる。

もっと、酸素を!(じゃなくって・・・)。

癒しを求めて、バカンスに来る(セブとか)。でも、8回も来ているのに癒されない。バカンスの中で、がんばってしまう。悲しい家畜の性である。

どうしたら寛げるのか、何をしたら(しなかったら)いいのか。

そもそも、そんなことで悩むこと自体が問題である。何かをしなくちゃ、何かできることはないのか、そう考えることを習慣づけられてきた。

何もしない、何の手立ても打たない。

それは、怠慢であり、許されないことだと教えられてきたのだ。その結果、世界に冠たる経済大国になり、心は病んだ。

もう、そんなことはやめよう。

何も資源のない島国で、こんなに豊かな生活ができることは、確かに素晴らしい。でも、それはどこか不自然だ。他国の資源を当てにして、自転車操業のような加工貿易を繰り返す。

その不自然さが、心を蝕む。

でも、日本はそうしないと生きられない国だ。フィリピンに来ると、そのことがよく見える。ここの人々も懸命に生きている。でも、明るい。中には病んでいる人々も大勢いるのだろうが、すり減るような生き方ではないのだろう。

生きるために生きる。その純粋さと、潔さが眩しい。

いつの間にか、表は嵐になっている。雨が風に煽られて、叩きつけるように降る。この国も、やがて日本のようになっていくのだろうか?。そうならないで欲しいというのは、経済大国のエゴだろうか。国民自らが選びとっていけばいいということなのだろうが、その国民とはいったい誰のことなのだろうか。

果てしなく降り続く雨のように、疑問は尽きない。

CCRダイバー2011年12月31日 20:26

セブでは珍しいヨット
セブでは珍しいヨット


ダイビングショップで申込書のサーティフィケートの欄に、「CCRダイバー」と記入した。テクニカルダイバー用の申込書である。認定された指導団体は、IANTD。

そうかなあ、自分じゃあレクリエーショナルダイバー(しかも、リゾートダイバー!)だと思っているのに。

自覚が足りないんじゃない?。

確かに、42メートルソルトウォーターと書いてあるカードは持っている。器材の故障時のリカバリーも練習したし、怪しげなマーカーブイ射出のスキルもないわけではない。パソコンソフト頼みの減圧プランを作ることもできる(かもしれない・・・)。現在、トレーニング中のノーモキシックトライミックスガス(っていうのか?)を使って、60メートルまで行って行けないことはない(帰ってこられるかは別?)。

だからって、テクニカルダイバー扱いされるのは、いかがなものか。

それって、忍者みたいなズボン履いて、カエル足で泳いで、ダブルタンク背負って、デコガスをいっぱいぶら下げてるイメージなんすけど・・・。

CCRダイバーって、もっとスマートなイメージじゃない?。他のダイバーがガス交換とかしているのに、そのまま潜っていくとか、ガス交換の時も、ビジョンのガスを切り替えた後、ディリュエントのコネクターをプチっと付け替えて、フラッシングするだけとか(結構ややっこしい・・・)。

まあ、イメージでCCRを語ってもしょうがないんだけど。

少なくとも、自分の中でテクニカルダイバーという自覚は、はっきり言って、皆無だ。レクリエーショナルダイビングの、最も正当な延長であると自負している。

だって、3分の1ルールとかよく知らないんだから。潜水計画を立てるっていったって、CCRの場合、ベイルアウトのガス量の計算しかしていない。

45メートルで25分というところがせいぜいで、そこから全機能を停止したCCRを担いで(場合によっては捨てて!)浮上するのに必要なガスを計算する(ボロが出ると、カード没収?なので、省略)。

これじゃあ、テクニカルダイバーとはいえないよねえ。その意見に賛成!。

レックとか、いつかはやりたいし、そのためには様々なスキルを身に付けなければいけないのだけれど、それ以前に、自覚が足りないような気がする。

6メートルの安全停止で、ヨタヨタしているようじゃあ、ちょっと問題あり(ホント、難しい・・・)。

CCRの基本操作については、毎回毎回しつこく練習しているので、それなりに身に付いているのだけれど、中性浮力はなかなか難しい。特に浅い所でハイセットポジションの時は至難の技だ。

この苦手意識の克服が、最大のテーマになっている。イントラは、ミニマムボリュームを維持できれば可能だというが、カウンターラングから吐き出し過ぎると、オートディリュエントバルブから希釈ガス(エアとか)がドバドバ入ってくるし、そうするとPO2が下がって酸素噴射攻撃で、また、カウンターラングが膨れるという悪循環・・・。

じゃあ、オートディリュエントバルブ止めちゃえば?。

そうすると、息が苦しくなって、マニュアルインフレーションボタンを押すから、おんなじ。

じゃあ、そもそもカウンターラングから吐き出し過ぎないようにコントロールすれば?。

それができれば、苦労はしないっちゅうの!。吐き出す量が少ないと浮いてしまうので、どうしても過剰に吐き出してしまう。裏技としては、どーせ6メートルなんだから、酸素側のマニュアルインフレーションボタンを押して、警告音なんかは無視して、ほぼ純酸素状態にしてしまう手もある。

こうすれば、憎っくきソレノイドバルブを沈黙させることができるんだが・・・。

まあ、そのうちコツを掴めば、CCRでもピーク・パフォーマンス・ボイヤンシーが出来るようになるさ(いつのことやら・・・)。