Sクラス ― 2013年11月22日 03:34
Sクラス
S550ロングに試乗する(色は、黒)。
Sクラスの試乗は久しぶりで、V6エンジンを積んだ頃の、ゴロゴロした振動は皆無、V8ツインターボは、あくまでも滑らかに回っている。
2.2トンもあるクルマを静々と転がす。
5メートルを超える全長、1.9mの全幅も気にならない。
運転しやすい。
静かで、全てがスムーズである。
ハンドルの操作が軽すぎて、戸惑った以外は、全く問題ない。
ブレーキの出来も秀逸だ。
このクルマは、確かに、文句なしに高級車といえる。
インテリアの質も、落ち着いていて好感が持てる。
1500万円を超えるクルマだが、その価値は十分感じられる。
LS600hと比べてどうかといわれれば、いい勝負だろう。
下道をゆるゆると転がしただけだが、世界の高級車の標準がここにあると感じた。
浮沈子にとっては、つまらないクルマに過ぎないが、楽に移動したい人にとっては、これ以上のクルマはないだろう。
これでも不足があるという方には、AMG12気筒ターボを積んだやつもある(昨日、ワールドプレミアだったらしい)。
いらないな。
これで十分である。
音も振動も、見事に消し去られていて、あらゆる摩擦感、ひっかかり、もっといえば、眉をひそめるようなことが一切ない、完璧な仕上がりであった。
余計な演出は必要ない。
この会社のクルマは、ハッキリとして分かりやすい。
安いクルマは、それなりだが、高いクルマは、その値段に見合った価値がしっかりとある。
普通の工業製品を真面目に作っている。
昔は、安い車にも、とんでもないコストをかけていたのだが、今はそんなアホなことはしない。
高速で走らせていないので、そのあたりは何ともいえないが、まあ、何の問題もないだろう。
A地点からB地点まで、楽に移動したければ、このクルマに限るな。
(メルセデス・ベンツ W222)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%83%AB%E3%82%BB%E3%83%87%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%84_W222
ただ1点、アイドリングストップは、必要なかろう。
もちろん、手動でオフにすることもできる。
再始動の際に、ぷるっ、と1回だけ振動がある。
浮沈子なら、絶対オフにする。
このクルマに瑕疵があるとすれば、その1点だけである。
営業さんは、EクラスとかCクラスとか勧めてくれるのだが、浮沈子はベンツの新車を買う顧客ではないのだ。
500Eで帰るときに、見送りにきてくれたが、カッコイイですねえ!、と繰り返し言っていた(営業トークにしては、外しすぎだし)。
浮沈子は、500Eをカッコイイと思ったことは一度もない。
若い人は、こういうタクシーみたいなクルマをカッコイイと思うのだろうか。
いつもは滑らかだと思っているハンドル操作や、アクセルに対するエンジンの反応、過不足ないブレーキが、最新のSクラスの新車(たぶん、出たばっかり)に乗った後に運転すると、ガサツに感じる。
ま、下駄だからいいんですが。
しばらく走ると、なんか、これでいいや、という気になる。
扱いやすいサイズ、秋葉原のいつもの立体駐車場にギリギリ入るサイズ、世田谷の狭い裏道に、躊躇なく入っていけるサイズ、300Eから15年も乗りなれたW124のサイズ、見慣れたメーター類(最高速度以外は、全く同じ)、絶大な安心感。
手の内にあるクルマとしては、このサイズだろうな。
確かに、Sクラスでターンパイクをレッドゾーンにぶち込んで攻める気にはならない。
椿ラインの下りで、タイヤを鳴らして走る気にもならない。
500Eなら、やって出来ないことはない(やってるし・・・)。
まあ、どうでもいいんですが。
Sクラスは、そういう意味では乗り手を選ぶだろう。
世の中には、このクルマを乗り回す方が大勢いる。
羨ましい限りだが、浮沈子には似合わない。
向こうでもそう思っているだろう。
S550ロングに試乗する(色は、黒)。
Sクラスの試乗は久しぶりで、V6エンジンを積んだ頃の、ゴロゴロした振動は皆無、V8ツインターボは、あくまでも滑らかに回っている。
2.2トンもあるクルマを静々と転がす。
5メートルを超える全長、1.9mの全幅も気にならない。
運転しやすい。
静かで、全てがスムーズである。
ハンドルの操作が軽すぎて、戸惑った以外は、全く問題ない。
ブレーキの出来も秀逸だ。
このクルマは、確かに、文句なしに高級車といえる。
インテリアの質も、落ち着いていて好感が持てる。
1500万円を超えるクルマだが、その価値は十分感じられる。
LS600hと比べてどうかといわれれば、いい勝負だろう。
下道をゆるゆると転がしただけだが、世界の高級車の標準がここにあると感じた。
浮沈子にとっては、つまらないクルマに過ぎないが、楽に移動したい人にとっては、これ以上のクルマはないだろう。
これでも不足があるという方には、AMG12気筒ターボを積んだやつもある(昨日、ワールドプレミアだったらしい)。
いらないな。
これで十分である。
音も振動も、見事に消し去られていて、あらゆる摩擦感、ひっかかり、もっといえば、眉をひそめるようなことが一切ない、完璧な仕上がりであった。
余計な演出は必要ない。
この会社のクルマは、ハッキリとして分かりやすい。
安いクルマは、それなりだが、高いクルマは、その値段に見合った価値がしっかりとある。
普通の工業製品を真面目に作っている。
昔は、安い車にも、とんでもないコストをかけていたのだが、今はそんなアホなことはしない。
高速で走らせていないので、そのあたりは何ともいえないが、まあ、何の問題もないだろう。
A地点からB地点まで、楽に移動したければ、このクルマに限るな。
(メルセデス・ベンツ W222)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%83%AB%E3%82%BB%E3%83%87%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%84_W222
ただ1点、アイドリングストップは、必要なかろう。
もちろん、手動でオフにすることもできる。
再始動の際に、ぷるっ、と1回だけ振動がある。
浮沈子なら、絶対オフにする。
このクルマに瑕疵があるとすれば、その1点だけである。
営業さんは、EクラスとかCクラスとか勧めてくれるのだが、浮沈子はベンツの新車を買う顧客ではないのだ。
500Eで帰るときに、見送りにきてくれたが、カッコイイですねえ!、と繰り返し言っていた(営業トークにしては、外しすぎだし)。
浮沈子は、500Eをカッコイイと思ったことは一度もない。
若い人は、こういうタクシーみたいなクルマをカッコイイと思うのだろうか。
いつもは滑らかだと思っているハンドル操作や、アクセルに対するエンジンの反応、過不足ないブレーキが、最新のSクラスの新車(たぶん、出たばっかり)に乗った後に運転すると、ガサツに感じる。
ま、下駄だからいいんですが。
しばらく走ると、なんか、これでいいや、という気になる。
扱いやすいサイズ、秋葉原のいつもの立体駐車場にギリギリ入るサイズ、世田谷の狭い裏道に、躊躇なく入っていけるサイズ、300Eから15年も乗りなれたW124のサイズ、見慣れたメーター類(最高速度以外は、全く同じ)、絶大な安心感。
手の内にあるクルマとしては、このサイズだろうな。
確かに、Sクラスでターンパイクをレッドゾーンにぶち込んで攻める気にはならない。
椿ラインの下りで、タイヤを鳴らして走る気にもならない。
500Eなら、やって出来ないことはない(やってるし・・・)。
まあ、どうでもいいんですが。
Sクラスは、そういう意味では乗り手を選ぶだろう。
世の中には、このクルマを乗り回す方が大勢いる。
羨ましい限りだが、浮沈子には似合わない。
向こうでもそう思っているだろう。
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