りゅうちゃん2013年11月29日 13:37

りゅうちゃん
りゅうちゃん


陸幕別班について、気になってしょうがない。

今朝の琉球新報の社説にも掲載された。

(陸自秘密情報部隊 憲法否定の暴走許されぬ)
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-215942-storytopic-11.html

(琉球新報)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%90%89%E7%90%83%E6%96%B0%E5%A0%B1

(りゅうちゃん)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%8A%E3%82%85%E3%81%86%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93

「口癖は「りゅう」。同僚との会話(テレビコマーシャル以外での場では直に声を発したことはない)やブログでの言葉尻に「りゅう」をつけるのがお約束となっている。次第に「りゅう」「りゅ」「りゅー」とバラエティに溢れた語尾から「ありゅがとう」といった、オリジナル「りゅう語」の開発にも日々余念がない。」とある。

浮沈子は、周りに「ゆるきゃら」オタクがいるので、この手の話題があると、少しだけ「気になりゅ!」。

まあ、どうでもいいんですが。

「本ウェブサイト内に掲載の記事・写真の無断転用は一切禁じます。すべての著作権は琉球新報社または情報提供者にあります。」とあるので、社説については、読んでいただくしかない。

浮沈子が驚いたのは、共同通信の取材が、5年半に渡ると書かれていることである。

「5年半にわたる共同通信の取材に対し、陸自トップの陸上幕僚長経験者ら複数の関係者が証言した。」

このくらいの引用なら、許してもらえるんじゃなかろうか。

「別班を放置すれば、国民のあずかり知らぬところで情報を独占し暗躍する“闇の権力”を認めることになる。容認できるはずがない。」

「安倍政権が成立に血まなこになる特定秘密保護法案では、別班のような存在は永久に闇に葬られかねず、共同通信の記者や証言した防衛省関係者は罪に問われかねない。別班の存在は、秘密保護法の危険性や欠陥も浮き彫りにした。独裁的な強権政治への扉を開きつつあるとの警鐘と受け止めたい。」

浮沈子は、この件は特定秘密保護法案と関連付けるのは筋違いだと感じている。

そりゃあ、当然、特定秘密に相当すると思われるが、存在そのものが秘匿される場合は、例によって、グローマー拒否(存在応答拒否)とか使えばいいわけだし、「そんな組織はありません!」という回答も、いかがなものか(もしあったら、ウソツキである!)。

まあ、国会での発言は、宣誓証言ではないので、偽証罪になることはない(ウソも方便)。

もっとも、公式の組織はないが、組織的な実体はあるということだって十分考えられる(個人が勝手にやっている訳はない!)。

活動内容とかは、べらべら喋るようなことじゃないし、お答えできない、ということでいいんじゃないか。

懲役10年になったところで、おそらく情報をリークしている人々は90歳とかだから、痛くも痒くもないだろう。

取材中の5年半で、鬼籍に入った方もいるに違いない。

だいたい、国家公務員法(自衛隊だからちがうのか?)でも、公務員の守秘義務というのはあるだろうから、違法行為ではあるわけだし。

(陸上幕僚長)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%99%B8%E4%B8%8A%E5%B9%95%E5%83%9A%E9%95%B7

この人たちは、組織の有無や、活動内容の詳細はともかく、情報は上がってくるわけだから、必要に応じて大臣に助言したりすることは出来る(出所は知らないので、別班からの情報だけを知らせないというわけにもいかない)。

闇の権力とかは、あまり関係ないんじゃないか。

また、米国CIA長官が、政治家のスキャンダル情報を持っているから、闇の権力だというなら、日本の警察だって、合法的に盗聴できるわけだから、そんな話はどこにでもあるだろう。

別に、特定秘密保護法案に、改めて危険性や欠陥が指摘されるような話ではないと思うんだが。

歴代の陸上幕僚長のリンクを辿ってみて、殆んどの方が高齢まで存命していたことに驚いた。

「代:氏名:在任期間:没年等:年齢
1 林敬三 1950.10.9 - 1954.6.30 1991年11月12日 84
1 筒井竹雄 1954.7.1 - 1957.8.2 1968年9月15日 66
2 杉山茂 1957.8.2 - 1960.3.11 1982年1月29日 79
3 杉田一次 1960.3.11 - 1962.3.12 1993年4月12日 89
4 大森寛 1962.3.12 - 1965.1.15 2002年6月18日 94
5 天野良英 1965.1.16 - 1966.4.29 2001年3月3日 91
6 吉江誠一 1966.4.30 - 1968.3.14 2000年5月17日 96
7 山田正雄 1968.3.14 - 1970.7.1 2006年2月8日 93
8 衣笠駿雄 1970.7.1 - 1971.6.30 2007年2月11日 91
9 中村龍平 1971.7.1 - 1973.1.31 2008年3月29日 91
10 曲壽郎 1973.2.1 - 1974.7.1 2012年12月12日 95
11 三好秀男 1974.7.1 - 1976.10.15 不明
12 栗栖弘臣 1976.10.15 - 1977.10.19 2004年7月19日 84
13 高品武彦 1977.10.20 - 1978.7.27 2004年12月18日 83
14 永野茂門 1978.7.28 - 1980.2.12 2010年1月4日 87
15 鈴木敏通 1980.2.12 - 1981.6.1 2008年3月15日 84
16 村井澄夫 1981.6.1 - 1983.3.15 ー 88
17 渡部敬太郎 1983.3.16 - 1984.6.30 1997年11月26日 70
18 中村守雄 1984.7.1 - 1986.3.17 不明
19 石井政雄 1986.3.17 - 1987.12.10 2007年5月9日 76
20 寺島泰三 1987.12.11 - 1990.3.15 ー 80
21 志摩篤 1990.3.16 - 1992.3.16 ー 79
22 西元徹也 1992.3.16 - 1993.6.30 ー 77
23 冨澤暉 1993.7.1 - 1995.6.30 ー 75
24 渡邊信利 1995.6.30 - 1997.7.1 ー 74
25 藤縄祐爾 1997.7.1 - 1999.3.30 - 72
26 磯島恒夫 1999.3.31 - 2001.1.11 - 72
27 中谷正寛 2001.1.11 - 2002.12.2 - 70
28 先崎一 2002.12.2 - 2004.8.29 - 69
29 森勉 2004.8.30 - 2007.3.28 ー 66
30 折木良一 2007.3.28 - 2009.3.23 - 63
31 火箱芳文 2009.3.24 - 2011.8.5 ー 62
32 君塚栄治 2011.8.5 - 2013.8.26 ー 61
33 岩田清文 2013.8.27 -(現職) - 56」

中には60代、70代で亡くなられた方もいるが、90代が最も多い。

当時の平均余命を考えると、相当な長寿である。

若い頃からからだを鍛え、健康を維持し、国家のために身命を賭して尽くす日常を送られているわけで、テクニカルダイバーみたいなもんだな。

第11代の三好秀男は、「1976年9月に発生したベレンコ中尉亡命事件の対処に当たるが、同事件に関する記録破棄の政府方針に反対して辞任した。」とある。

また、第18代の中村守雄は、「1986年3月、「落ちこぼれが自衛隊に来る」と週刊誌上で発言した増岡鼎東部方面総監に対する指揮監督の責任を取り、陸上幕僚長を辞任した。」とある。

政府方針に盾突いたり、部下の不祥事の責任を取って辞任したりすると、ウィキには生まれ年さえ載せてもらえないようだな。

そうか、ベレンコ中尉の記録は、60年経っても見られないんだな。

(ベレンコ中尉亡命事件)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B3%E4%B8%AD%E5%B0%89%E4%BA%A1%E5%91%BD%E4%BA%8B%E4%BB%B6

「当事件の調査のためチュグエフカ空軍基地を訪れた委員会は、現地の生活条件の劣悪さに驚愕し、直ちに5階建ての官舎、学校、幼稚園などを建設することが決定された。この事件は、極東地域を始めとする国境部の空軍基地に駐屯しているパイロットの待遇改善の契機ともなった。」

ベレンコ中尉は、勲章くらい貰ってもいいんじゃね?。

「『こちら葛飾区亀有公園前派出所』 - 単行本20巻収録のエピソード「真夜中のパイロット!」は、ソ連の少佐がMiG-25戦闘機で亀有公園前派出所に不時着し、日本への亡命を希望するものの、「日本はあなたが思っているほど自由な国じゃない」と言う麗子の助言により、結局はソ連へと帰っていくという内容。」

うーん、警察官が、そんなこといっていいのかね、麗子くん?。

ウィキには、機体がその後どうなったかは記されていないが、リンク先の防衛白書には、記事があった。

(第4章 ミグ25事件)
http://www.clearing.mod.go.jp/hakusho_data/1977/w1977_04.html

「昭和51年9月6日,ソ連の最新鋭ジェット戦闘機であるミグ25が突如として日本の領空を侵犯し,函館空港に強行着陸した。その後防衛庁は,領空侵犯,強行着陸の背景状況解明のため機体を調査し,11月14日ソ連側に引き渡しを行った。」

「9月28日
○ ソ連外務省は「ベレンコの妻と母」の記者会見を行い,モスクワ放送で海外と国内に向け報道した。
9月29日
○ 小坂・グロムイコ会談がニューヨークの国連ソ連代表部で行われた。この会談において小坂外相は,近く機体をソ連側に返還する用意がある旨を伝達した。
10月2日
○ 外務省は,ソ連側に対し,10月15日以降機体をソ連側に引き渡す用意があることを伝えた。
10月4日
○ ミグ25返還のため,百里基地において機体の解体・梱包作業を開始した。
10月9日
○ ソ連側から外務省に対し,機体を引き取ることについて回答があった。じ後機体の引き渡しに関する技術的な事項等について,日本側とソ連側の折衝が進められた。
11月12日
○ 百里基地から茨城県日立港へ梱包された機体を移送した。じ後ソ連側による機体の確認作業が行われた。
11月14日
○ 機体の確認作業が終了し,ソ連側に機体を引き渡した。
11月15日
○ ミグ25を積載したソ連貨物船タイゴノス号は日立港を出港しソ連へ向った。」

エーッ!、返しちゃったんですかあ?。

せっかく、ミリオタが、泣いて喜ぶフィギュアが手に入ったというのにーい!(Migー25は、フィギュアではありません)。

まあいい。

「機体検査のためにMiG-25を分解し、アメリカ空軍のロッキードC-5Aギャラクシー大型輸送機に搭載して百里基地(茨城県)に移送した。機体には「函館の皆さんさようなら、大変ご迷惑をかけました」と書かれた横断幕が掲げてあった。」

ほのぼのとする光景だが、その横断幕だって、国民の税金でしょう?。

三好陸幕長は、職を賭して情報の破棄に抗議したとあるが、浮沈子は、文民統制の建前はともかく、情報の保全に命を賭ける軍人としては、当然の行為であると考える。

「なお、MiG-25の着陸後に空港の航空管制官が自衛隊にミグの着陸を通報したものの警察に電話するように言われ、警察に電話したところ今度は自衛隊に連絡するように言われてしまう。これを受けて航空管制官がとにかく早く来るように警察に伝えたところ、ようやく午後2時10分頃に北海道警察が到着した。その後函館空港周辺は、北海道警察によって完全封鎖された。領空侵犯は防衛に関わる事項であるが、空港に着陸した場合は警察の管轄に移るという主張から警察によって封鎖された現場から、陸上自衛隊員は管轄権を盾に締め出された。」

うーん、まあ、そういうことになるのかもしれないが、結局、警察じゃあ何も出来ないわけだし。

「実際に、函館駐屯地で開催予定だった駐屯地祭りの展示用として用意されていた61式戦車、35mm2連装高射機関砲 L-90が基地内に搬入され、ソ連軍来襲時には戦車を先頭に完全武装の陸上自衛隊員200人が函館空港に突入、防衛戦闘を行う準備がされていた。海上自衛隊は大湊地方隊を主力に3隻を日本海側、2隻を太平洋側に配置して警戒に当たり、函館基地隊の掃海艇は函館港一帯の警戒、余市防備隊の魚雷艇は函館空港付近の警備に当たった。同時に大湊海軍航空隊のヘリコプターは常時津軽海峡上空で警戒飛行に当たり、上空にはF-4EJが24時間哨戒飛行を実施した。」

「この際、海上自衛隊の竜飛警備所内に、陸上自衛隊東北方面隊の対戦車隊が集結し、64式対戦車誘導弾と106ミリ対戦車無反動砲を用意して、ソ連艦艇が強行侵入した場合の迎撃担当として待機していた。」

ね、警察じゃあ、こういうことはできんわけよ(進入を許しちゃった後の、過剰反応ではあるけれど)。

しかし、駐屯地祭りに61式戦車と共に、サプライズ展示する方が、良かったような気もするんだが・・・(千客万来、満員御礼)。

「ベレンコの亡命理由については諸説挙げられている。ベレンコが元々CIAの協力者だったとも言われるが、証拠は無い。理由として「待遇の悪さと、それに伴う妻との不和による衝動的なもの」という説が有力である」

妻との不和かあ・・・。

それで、戦闘機で家出したわけかあ・・・。

ホントかあ?。

「亡命後にアメリカ人の女性と結婚、二児をもうけたが離婚した。冷戦が終結しソ連が崩壊した後の1995年にモスクワを訪れている。2010年現在、アイダホ州で航空イベント会社のコンサルタントをしている。」とある。

(ヴィクトル・ベレンコ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%99%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B3

話はそれたが、陸幕長の多くは存命だし、別班の方の多くもいると思われるので、今後もボロボロと話が出てくるかもしれない。

(社説[陸自が独断情報活動]秘密は やはり暴走する:沖縄タイムス)
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=57844

「元外務省主任分析官で作家の佐藤優氏は、深刻な外交問題を引き起こす危険があると指摘し、「日本のインテリジェンス(情報活動)の恥」と批判した。」とある。

まあ、外務省は火消しに大変なことになるだろうな。

(自衛隊秘諜「別班」 日相防相不知情?:自由時報で報道)
http://www.libertytimes.com.tw/2013/new/nov/29/today-int5.htm?Slots=BIntMore

(自由時報:台湾の新聞)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E7%94%B1%E6%99%82%E5%A0%B1

(日媒曝光自衛隊搜集中朝情報秘密部隊 首相不知其存在:新華社)
http://big5.xinhuanet.com/gate/big5/news.xinhuanet.com/mil/2013-11/29/c_125778952.htm

一方、こんな記事もある。

(安倍晋三首相は、日本版NSC法、特定秘密保護法制定の次は、スパイ養成と日本版CIA設置が急務となる)
http://blogos.com/article/74751/

なんか、怪しげだが、軍事組織が勝手に諜報活動とかしていいということではなかろう?。

依然として、全国紙の沈黙は続いている。

日本共産党機関紙まで見たが、取り上げる気配すらない。

何かが起こっているか、何も起こっていないかのどちらかであるが、後者の方が不安ではある。

やっぱ、米国に、極秘裏に送り込んだスパイのことがバレたらヤバイってことなのかあ?。

そこんところが、「気になりゅ!」(りゅうちゃん)。

6万人の改憲2013年11月29日 22:30

6万人の改憲
6万人の改憲


政府の調査(したフリ)は、終了ということになった。

(防衛省「これ以上調査ない」 陸自「別班」による海外情報活動報道で:サンケイビズ)
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/131129/mca1311291713022-n1.htm

「別班が過去も現在も存在しないことを確認したとして「これ以上、今の段階で調査をやる状況ではない」と述べた。」

防衛省報道官の記者会見だという。

ビジネス紙のネット版だが、産経が取り上げたわけで、ちょっとホッとする。

他の全国紙は、黙殺・・・。

赤旗も黙殺・・・。

NHKも黙殺・・・。

これで、5年半に及ぶ、共同通信社の取材は、露と消えることになる。

取材源を秘匿したままの、関係者の証言だけでは、きっと、これが限界なんだろうか。

「辰己報道官は「小野寺防衛相は1度確認した後、国会議論もふまえ再度、陸幕長、陸幕運用支援・情報部長らに確認した」と強調した。」

陸幕運用支援・情報部というのは、情報課を統括する上級部署で、そこでないといわれれば、それ以上の調査は有り得ない。

国会の答弁ではなく、国民に直接知らせる記者会見の発言なので、虚偽であった場合の責任は、組織的に負うことになる。

プレスに虚偽があれば、国民を直接欺くことになる。

その意味で、記者会見で「ない」といったことは、重い。

同時に、「これ以上、今の段階で調査をやる状況ではない」という微妙な表現にも注意する必要がある。

官僚は、言葉によって仕事をしている。

世間では、お役所言葉を、分かりづらいとかいって非難するが、公文書の「、」の位置で、中身がひっくり返ったりすることがあるわけで、コンピューターのプログラムのようなものである。

「次の段階、例えば、明らかな証拠書類が出てくるとか、外国での拠点がバレて、外交ルートを通じて抗議が行われるとか、証言者本人が名乗り出て、国会で証人喚問が行われるとかの事態になれば、改めて調査を行う」という言外の意味を含んでいる。

ひょっとしたら、この間、存命中の陸幕長や陸幕運用支援・情報部長らに対する接触を行い、必要な措置を講じたのかもしれない(守秘義務の徹底とかのお願いで、暗殺とかじゃないでしょうが)。

もともと、防諜についてはプロ中のプロだから、何をどうすればいいかは熟知しているんだろう。

共同通信社が秘匿している取材源についても、公表されている情報から、複数の関係者を絞り込んで、特定作業が行われたはずである。

スパイの運用で重要なのは、相互監視と統括者による厳格な管理監督であることはいうまでもない。

班長や、作業グループの指揮者は、隊員のパンツの色まで知っているだろう(柄パンとかなら、模様まで)。

組織の公式の存在を秘匿されたということは、組織による公式の保護を受けられないということである。

報道によれば、身分証は持ち歩かないので、対外的に公式の身分を明かすことも出来ない。

そんな状態で、イリーガルな仕事をするには、管理官(班長?)との信頼関係がなくてはならない。

007だって、Mとの信頼関係で動いているのだ(原作者のイアン・フレミングは、実際に諜報活動をしていたスパイである)。

(イアン・フレミング)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%82%B0

「1939年からMI6 (SIS) に勤務、同年にイギリスも参戦した第二次世界大戦中は実際に安全保障調整局 (BSC) のスパイとして活動する。第二次世界大戦の終結後にスパイ活動から引退する。」

「1964年に遺作となった『黄金の銃をもつ男』を校正中に心臓麻痺で死去(56歳)。」

「映画からは窺えないが、著作(007シリーズ)内では食事シーンが実に克明に描かれており、フレミング本人も「超美食家」ともいうべき生活習慣のスタイルであったと伝えられている。そのためか、早い段階から心臓血管の疾患をかかえて生活しており・・・」

いやあ、人事とは思えませんなあ!(来年、56歳の浮沈子、コレステロール大好き!)。

まあ、どうでもいいんですが。

というわけで、上司との信頼関係厚い隊員たちは、とっくの昔に、裏切り者の特定をしているかもしれない。

まあ、後は簡単だな。

孫とか、ひ孫とかの現在位置を、電話で時々連絡してやることだけで黙らせることは可能だ(それが、何を意味するかは、当人が一番よく知っている)。

カミソリの刃を送りつけるなんて、物証が残るようなアホなマネをすることはない。

海外のアジトの撤去は、パリ支局の場合、2時間で可能だ(ボーン・アイデンティティ、観過ぎ)。

こんな事態の時のために、複数のセーフハウスを確保してあるので、出入国管理にひっかっかって捕まるようなヘマはしないだろう。

共同にすっぱぬかれて数日の間に、必要な措置は講じたということなのだろう。

この件は、終わった。

問題は、米国にいる別班のスパイをどうするかであるな(あくまでも、浮沈子の推測)。

自白剤打たれて、とっくにしゃべっちゃってるに決まってるし。

まあ、人的損失ってやつだな(ボーン・スプレマシー、観過ぎ)。

死して屍拾う者なし。

スパイの末路は、野垂れ死にだとアボットもいっていた(ボーン・スプレマシー、観過ぎ)。

米国内での諜報網を再構築するのは、当分困難になったとみるべきだろうな。

報道官が自信を持って、調査打ち切りを公言したということは、口先だけでいえることではない。

政府として、この件については、対外的にもなかったということにするという、公式のスタンスを調整済みだということに他ならない(外務省はもちろん、出入国管理を司る法務省とかも含めて)。

浮沈子の推測はともかく、内部的に必要な措置を講じたということでもある。

さて、共同通信がどう出るか。

2010年8月1日の朝日新聞のスクープでも、政府が公式に認めなかった組織である。

ないものは、ない。

しかし、その実態はあった(ある?)に違いない。

名前を変え、人を変え、形を変えて、存在し続ける。

日本版NSC(国家安全保障局)の次は、日本版CIAだそうだ。

ようやく、大っぴらに諜報機関ができるわけだな。

陸幕別班も、吸収されて消滅してしまうかもしれないし、JCIAとは、それこそ別班として、軍事情報に特化して存続することになるのかもしれない(情報本部:DIAの中に、公然組織として)。

やれやれ、この騒ぎが、その機運を醸成させるための、茶番だったとしたら、浮沈子は、まんまと謀略に嵌ったことになるな(共同通信も、嵌められたんじゃないのかあ?)。

全国紙が、一貫してこの報道を取り上げず、静観していたのは、そのためかもしれない。

外国(主に米国)から情報を貰うのに、国家機密保護法だけでは不十分で、独自の諜報活動により入手した情報とのギブアンドテイクを行うJCIA、さらには、その情報を活用して国家安全保障を司るNSC、そして、その意思決定を受けて動く正規の軍隊としての国防軍・・・。

シナリオは、既に出来ており、三島由紀夫が夢見た、唯一天皇を戴く美しい日本の姿は、もうそこまで来ている。

マッカーサーの置き土産であった天皇制の存続が、70年近い歳月を経て、再び脚光を浴びつつある。

日本国憲法には、こうある。

「第一条  天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基く。

第九条  日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
○2  前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

第四十一条  国会は、国権の最高機関であつて、国の唯一の立法機関である。

第六十六条  内閣は、法律の定めるところにより、その首長たる内閣総理大臣及びその他の国務大臣でこれを組織する。
○2  内閣総理大臣その他の国務大臣は、文民でなければならない。

第八十一条  最高裁判所は、一切の法律、命令、規則又は処分が憲法に適合するかしないかを決定する権限を有する終審裁判所である。

第八十二条  裁判の対審及び判決は、公開法廷でこれを行ふ。
○2  裁判所が、裁判官の全員一致で、公の秩序又は善良の風俗を害する虞があると決した場合には、対審は、公開しないでこれを行ふことができる。但し、政治犯罪、出版に関する犯罪又はこの憲法第三章で保障する国民の権利が問題となつてゐる事件の対審は、常にこれを公開しなければならない。

第九十六条  この憲法の改正は、各議院の総議員の三分の二以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。この承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行はれる投票において、その過半数の賛成を必要とする。

第十章 最高法規

第九十七条  この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であつて、これらの権利は、過去幾多の試錬に堪へ、現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたものである。
第九十八条  この憲法は、国の最高法規であつて、その条規に反する法律、命令、詔勅及び国務に関するその他の行為の全部又は一部は、その効力を有しない。
○2  日本国が締結した条約及び確立された国際法規は、これを誠実に遵守することを必要とする。
第九十九条  天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。」

まあ、全部コピペしてもいいんだが、第96条の改正で、どうにでも書き換わっちゃうわけだから、次の次の選挙くらいで原型を留めなくなることは明らかだ。

どんなに美しい言葉が散りばめられていたとしても、それは単に言葉に過ぎない。

どうにでも解釈され、どうにでも運用される。

米国の主導の下で作られて、長い時間がたった。

これほどまでに、国民に支持され、一字一句変更されない憲法も、珍しいのではないか(改憲制度によって、異なりますが)。

国際情勢の変化、国民の意識の多様化で、憲法のあり方も議論されている(日替わりでもいいんじゃね?←ウソです!)。

日本人の、日本人による、日本人のための憲法として、国民の判断に委ねられるならば、それはそれで結構な話だ。

選挙の投票率を見る限り、この国の有権者は、奴隷根性が染み付いていて、半数の有権者の投票結果に生殺与奪の権を預けている。

それはそれで、成熟した民主主意義なんだそうだから、結構な話だ。

(日本国憲法の改正手続に関する法律:投票の結果)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%9B%BD%E6%86%B2%E6%B3%95%E3%81%AE%E6%94%B9%E6%AD%A3%E6%89%8B%E7%B6%9A%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E6%B3%95%E5%BE%8B

「投票の結果
・投票総数(賛成票と反対票の合計。白票等無効票を除く)の過半数の賛成で憲法改正案は成立(126条、98条2項)。
・最低投票率制度は設けない。」

投票率10パーセントでもいい。

1パ-セントでもいいのだ。

いやいや、0.1パーセントでも、有効である。

6万人で成立であるな。

(国立競技場建替えに関するよくあるお問合せ)
http://www.jpnsport.go.jp/newstadium/LinkClick.aspx?fileticket=0VTOZxF8uDs%3d&tabid=36&mid=762

8万人収容とある。

まあ、どうでもいいんですが。

戦後レジームからの脱却だそうだ。

憲法改正までは、射程内だし、当然、正規軍(国防軍)の設置はオンスケジュールである。

核武装については、米国との調整が必要だが、持込の可能性なら120パーセントOKでしょう!。

「2009年9月16日に鳩山由紀夫内閣で外務大臣となった岡田克也は、密約について調査し11月末を目途に公開するよう外務省に命令した。ここで、調査の対象となった密約は4項目であり、そのうち2つが日米間の核持ち込みに関するものである。
1960年1月の安保条約改定時の、核持ち込みに関する「密約」
同じく、朝鮮半島有事の際の戦闘作戦行動に関する「密約」
1972年の沖縄返還時の、有事の際の核持ち込みな関する「密約」
同じく、沖縄返還時の原状回復補償費の肩代わりに関する「密約」
この調査命令に関し、同年9月18日、来日していたアメリカ合衆国東アジア・太平洋担当国務次官補のカート・キャンベルは、持込みに関する密約は事実存在し「非核三原則」は有名無実である旨言明した。
この調査命令の結果、同年9月25日に外務省内に調査班が、同年11月27日に北岡伸一をはじめとする省外の有識者委員会が発足した。そして2010年3月9日、外務省と有識者委員会は「いわゆる「密約」問題に関する調査結果」として、まとめられた調査の内容を公表した。
2010年(平成22年)3月に発表された日本の外務省調査委員会は明文化された日米密約文書はないとしながらも、日本の政府高官が核の持ち込みの定義が日米間で不一致であることを知りながらも米国に核の持ち込みの定義の変更を主張していないことなどを理由に、核の持ち込みについて広義の密約があったと結論付けた。」

(日米核持ち込み問題)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E7%B1%B3%E6%A0%B8%E6%8C%81%E3%81%A1%E8%BE%BC%E3%81%BF%E5%95%8F%E9%A1%8C

っていうか、この話は、単なるトランジットの話で、我が国の防衛に核抑止力を展開するという話ではない。

核兵器を製造、維持、管理して、いつでもドンパチできるようにするのは極めてコストがかかり、戦略兵器としてならともかく、外国を武力で制圧しようなどという、一人前のことなど到底考えられない我が国では、コストパフォーマンスの低い兵器の最たるものである。

だから、まあ、持込だけにしてもらって、米軍の指揮下で運用してもらい、有事の際には地域的な抑止力として機能してもらうというのが妥当だろう。

でも、最近は、米国艦船は核兵器を搭載しないという建前になっているので、このプランはボツだな。

まあ、核兵器も航空機に搭載して持ち込めばいいし、その方が早く展開できて便利かもしれないから、こっちでいいや。

憲法を改正し、正規軍を持ち、フツーの国家の体裁を整えた我が国が、次にやりそうなことは何だろう?。