敵を欺くには味方から2013年11月28日 02:10

敵を欺くには味方から
敵を欺くには味方から


なんだか、大変なことになりそうなニュースが飛び込んできたな。

(陸自が独断で海外情報活動)
http://www.oita-press.co.jp/worldMain/2013/11/2013112701002047.html

共同通信のスクープらしいが、ネット上には、既に、数十件の記事が上がっている。

「陸上自衛隊の秘密情報部隊「陸上幕僚監部運用支援・情報部別班」(別班)が、冷戦時代から首相や防衛相(防衛庁長官)に知らせず、独断でロシア、中国、韓国、東欧などに拠点を設け、身分を偽装した自衛官に情報活動をさせてきたことが27日、分かった。」

(陸上自衛隊情報保全隊の国民監視の実態)
http://blog.canpan.info/kanshi/img/57/081020.pdf

なんか、国民監視の話に出てきた組織とは、どうやら別の部隊の活動らしい。

(陸上幕僚監部)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%99%B8%E4%B8%8A%E5%B9%95%E5%83%9A%E7%9B%A3%E9%83%A8

「内部部局
・監理部
・人事部
・運用支援・情報部
・防衛部
・装備部
・教育訓練部
・衛生部」とある。

この他に、防衛省には、情報本部という特別の組織がある。

(情報本部)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%83%85%E5%A0%B1%E6%9C%AC%E9%83%A8

「平成24年度現在約2,400名の要員を抱え、海外の軍事情報を始めとする各種情報を扱う日本最大の情報機関である。」とある。

こっちは、どうやらおおっぴらの仕事で、隠れてコソコソやるような話ではない。

陸上自衛隊には、中央情報隊というのもあるらしい。

(中央情報隊)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%A4%AE%E6%83%85%E5%A0%B1%E9%9A%8A

「中央情報隊には「あらゆる情報を一元的かつ専門的に処理して部隊の情報業務を支援する」役割が期待されている。中央情報隊の新編構想が出てきた背景には、これまで連隊(例えば各普通科連隊には本部管理中隊情報小隊が置かれている)や中隊レベルで収集していた偵察部隊からの敵部隊に関する情報や作戦情報などが必ずしも上級部隊と双方向に迅速、的確に流れていたわけではなかったことなどがある。作戦情報などに関して一元化し、各部隊が共有でき、迅速・的確に対応できる新たな情報組織の必要性が高まっていたものに基づく。」

これも、どっちかというと、実務的なオペレーションがらみで作られたもので、インテリジェンス(スパイ活動)メインではないようだ。

やはり、陸幕の別班というのは、秘密組織のようだな。

(駐屯地・組織)
http://www.mod.go.jp/gsdf/station/index.html

(防衛省組織令第:二款 陸上幕僚監部)
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S29/S29SE178.html#1000000000005000000001000000002000000000000000000000000000000000000000000000000

「(運用支援・情報部の分課)
第七十六条  運用支援・情報部に、次の二課を置く。
 運用支援課
 情報課
(運用支援課)
第七十七条  運用支援課は、次に掲げる事務をつかさどる。
一  第四十九条第二十二号に規定する経費及び収入の予算、決算及び会計の計画(行動の計画に関し必要なものに限る。)並びに同条第十二号及び第十七号、第五十二条第五号、第五十三条第二号及び第三号、第五十九条第一号並びに第六十三条第三項第二号に規定する計画の執行に伴い必要な措置に関する計画(陸上自衛隊に係るものに限る。)の総合調整に関すること。
二  航空機の運航に関すること(統合幕僚監部の所掌に属するものを除く。)。
三  航空管制に関すること。
四  部内の事務の総括に関すること。
(情報課)
第七十八条  情報課は、次に掲げる事務をつかさどる。
一  法第二十三条第四号 に規定する情報(陸上自衛隊に係るものに限る。)の収集整理及び配布に関すること。
二  防衛及び警備に関する秘密の保全に関すること。
三  地図及び航空写真に関すること。
四  第一号に規定する情報の収集整理及び配布に関する技術指導に関すること。」

(防衛省設置法(昭和二十九年六月九日法律第百六十四号) 「第二十三条第四号」)
http://law.e-gov.go.jp/cgi-bin/idxrefer.cgi?H_FILE=%8f%ba%93%f1%8b%e3%96%40%88%ea%98%5a%8e%6c&REF_NAME=%96%40%91%e6%93%f1%8f%5c%8e%4f%8f%f0%91%e6%8e%6c%8d%86&ANCHOR_F=1000000000000000000000000000000000000000000000002300000000001000000004000000000&ANCHOR_T=1000000000000000000000000000000000000000000000002300000000001000000004000000000#1000000000000000000000000000000000000000000000002300000000001000000004000000000

「(陸上幕僚監部等の所掌事務)
第二十三条  陸上幕僚監部は陸上自衛隊について、海上幕僚監部は海上自衛隊について、航空幕僚監部は航空自衛隊について、それぞれ次に掲げる事務をつかさどる。
一  防衛及び警備に関する計画の立案に関すること(統合幕僚監部の所掌に属するものを除く。)。
二  前条第三号に規定する計画の執行に伴い必要な措置に関する計画の立案に関すること。
三  前号に掲げるもののほか、教育訓練、編成、装備、配置、経理、調達、補給及び保健衛生並びに職員の人事及び補充の計画の立案に関すること(統合幕僚監部の所掌に属するものを除く。)。
四  第一号及び前号(編成、装備及び配置に係るものに限る。)に掲げる事務に必要な情報に関する計画の立案に関すること。
五  隊務の能率的運営の調査及び研究に関すること(統合幕僚監部の所掌に属するものを除く。)。
六  部隊等の管理及び運営の調整に関すること(統合幕僚監部の所掌に属するものを除く。)。
七  防衛大臣の定めた方針又は計画の執行に関すること(統合幕僚監部の所掌に属するものを除く。)。
八  その他防衛大臣の命じた事項に関すること。」

お役所の文書は、実に分かりづらい。

あっちに行ったり、こっちに行ったりして、最後には、訳が分からなくなるようにできているらしい。

「陸上自衛隊「別班」の存在否定 共同通信の報道に小野寺防衛相(11/28 00:14)」
http://www.nagasaki-np.co.jp/f24/CO20131128/na2013112701002323.shtml

「陸幕長に過去と今、そのような機関があるのかという確認をしたが、ないという話があった」と小野寺五典防衛相は27日夜語ったとある。

もちろん、今見たように、法令上の組織はない。

情報課という組織が、具体的に何を任務としていたのかも分からない。

共同通信の記事では、「ロシア、中国、韓国、東欧などに拠点を設け、身分を偽装した自衛官に情報活動をさせてきた」とある。

なんだか、インテリジェンス(スパイ)っぽい感じがする。

この情報課に相当する組織は、海幕にも、空幕にもある。

(第三款 海上幕僚監部)
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S29/S29SE178.html#1000000000005000000001000000003000000000000000000000000000000000000000000000000

「(指揮通信情報部の分課)
第百十五条  指揮通信情報部に、次の二課を置く。
 指揮通信課
 情報課
(指揮通信課)
第百十六条  指揮通信課は、次に掲げる事務(第一号から第五号までに掲げる事務にあつては、統合幕僚監部の所掌に属するものを除く。)をつかさどる。
一  防衛及び警備の計画に基づく装備体系(指揮通信に関するものに限る。)に関すること。
二  通信に係る装備の基準に関すること。
三  通信の計画及び監理に関すること。
四  電波の使用計画及び監理に関すること。
五  暗号に関すること。
六  信号に関すること。
七  通信の計画及び監理、電波の使用計画及び監理、暗号並びに信号に関する技術指導に関すること。
八  部内の事務の総括に関すること。
(情報課)
第百十七条  情報課は、次に掲げる事務をつかさどる。
一  法第二十三条第四号 に規定する情報(海上自衛隊に係るものに限る。)の収集整理及び配布に関すること。
二  防衛及び警備に関する秘密の保全に関すること。
三  警備地誌に関すること。
四  第一号に規定する情報の収集整理及び配布に関する技術指導に関すること。」

(第四款 航空幕僚監部)
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S29/S29SE178.html#1000000000005000000001000000004000000000000000000000000000000000000000000000000

「(運用支援・情報部の分課)
第百四十七条  運用支援・情報部に、次の二課を置く。
 運用支援課
 情報課
(運用支援課)
第百四十八条  運用支援課は、次に掲げる事務(第二号から第四号までに掲げる事務にあつては、統合幕僚監部の所掌に属するものを除く。)をつかさどる。
一  第四十九条第二十二号に規定する経費及び収入の予算、決算及び会計の計画(行動の計画に関し必要なものに限る。)並びに同条第十二号及び第十七号、第五十二条第五号、第五十三条第二号及び第三号、第五十九条第一号並びに第六十三条第三項第二号に規定する計画の執行に伴い必要な措置に関する計画(航空自衛隊に係るものに限る。)の総合調整に関すること。
二  部隊の訓練、その検閲及び演習に関すること。
三  輸送に関すること。
四  航空機の運航に関すること。
五  航空管制に関すること。
六  航空気象に関すること。
七  輸送、航空機の運航、航空管制及び航空気象に関する技術指導に関すること。
八  部内の事務の総括に関すること。
(情報課)
第百四十九条  情報課は、次に掲げる事務をつかさどる。
一  法第二十三条第四号 に規定する情報(航空自衛隊に係るものに限る。)の収集整理及び配布に関すること。
二  防衛及び警備に関する秘密の保全に関すること。
三  第一号に規定する情報の収集整理及び配布に関する技術指導に関すること。」

面白いことに、統合幕僚監部については、治安出動に係る情報収集以外は、インテリジェンスに係わる部署がない。

これは、情報本部が司ることになっているのだろう。

「陸上幕僚長経験者、防衛省情報本部長経験者ら複数の関係者が共同通信の取材に証言した。」と共同の記事にある。

ということは、防衛庁長官や防衛大臣を補佐する官房が知っていたということになる。

自衛隊という組織が、文民統制でないだけでなく、我が国の防衛が、法治国家としての体をなしていないということだ。

本当に、歴代の政権幹部が知らなかったのか、その辺は量りかねるところがあるな。

60年以上秘匿するはずの案件である。

いま、このタイミングでバラスというのも、胡散臭い。

陸上自衛隊幕僚長にして、知らないというのは、オソマツ千万である。

知らないのもオソマツなら、知っていて白を切るのもオソマツであろう。

(ワールド&インテリジェンス)
http://wldintel.blog60.fc2.com/

「陸幕運用支援情報部に別班の後継組織みたいな存在が今もあるらしいという話は聞いたことがあって、米軍赤坂プレスセンター方面と関係があるらしいといった噂も耳にしたことはあるのですが、身分偽装して海外に秘密拠点を展開していたという話はまったく知りませんでした。よく今までバレなかったものです。」

「米軍赤坂プレスセンター」というのは、新聞記者が詰めているところなんかではない。

れっきとした、米軍基地で、六本木のど真ん中に、3万平方メートルもの敷地を占有し、ヘリポートまである。

(知らなかった。六本木に米軍基地がある)
http://shuzaikoara.blog39.fc2.com/blog-entry-117.html

引用するなと書いてあるので、読んでいただくしかない。

この中に、確かに星条旗新聞社というのがある。

(星条旗新聞)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%9F%E6%9D%A1%E6%97%97%E6%96%B0%E8%81%9E

(About Stars and Stripes)
http://www.stripes.com/customer-service/about-us

Operating Locationsに、Pacificとあるのが、日本支社なんだろうか。

(知ってますか“星条旗新聞”)
http://ameblo.jp/madame-yuka/entry-10921518873.html

ヘリポートとか、浮沈子は、近隣住民じゃないんで、どうでもいいんですが(ご都合主義!)。

要するに、我が国に於ける米軍のインテリジェンスの拠点の一つになっているわけで、まあ、軍関係の新聞社だから、仕方ないとしても、そこと陸自の幕僚本部が繋がってたりすることが表ざたになって、我が国の国益を害する秘密がダダモレだったりしたら、特定秘密保護法案どころじゃないんじゃない?。

それとも、逆に、米国から軍同士のよしみで、極秘情報をもらってくるのが仕事だったりするなら、まあいい(ご都合主義・・・)。

たぶん、後者だろうな。

軍は軍同士のパイプってやつがあるんだろうし。

おそらく、この件は、大事にはならないだろうよ。

今は、少なくとも、そんなことはやってません、過去のことは、記録にも、記憶にもありません、そんな組織はありませんで、押し通して終わりだな。

ヘリポートの件も、当分の間ということで、100年位は占拠されっぱなしだろう。

ヘリポートは、広い方が安全だし、そのうち、オスプレイが飛ぶわけだから。

(明石元二郎)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%8E%E7%9F%B3%E5%85%83%E4%BA%8C%E9%83%8E

「明石は日露戦争中全般にわたり、ロシア国内の政情不安を画策してロシアの継戦を困難にし、日本の勝利に貢献することを意図したものであった。陸軍参謀本部参謀次長・長岡外史は、「明石の活躍は陸軍10個師団に相当する」と評し、ドイツ皇帝ヴィルヘルム2世は、「明石元二郎一人で、満州の日本軍20万人に匹敵する戦果を上げている。」と言って称えたと紹介する文献もある」

この評価が妥当かどうかは別にして、浮沈子は、原田芳雄が演じていたドラマを覚えている。

スパイというのは、大変な仕事なんだと思ったものだ。

人を欺き、自分を欺きながら、国家のために常に身を危険に晒しているのだ。

報道のように、「別班」の活動があったとしても、それを陸幕が認めることはない。

敵を欺くには、まず味方からである。

(陸自、独断で海外情報活動 文民統制を逸脱:追加)
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201311280019.html

バレバレ!?2013年11月28日 10:42

バレバレ!?
バレバレ!?


自衛隊の秘密組織については、過去にもその存在が指摘されていたし、なんと、当事者による本まで出ている。

(日米秘密情報機関)
http://www.fben.jp/bookcolumn/2010/10/post_2699.html

(自衛隊、暴かれた“謎の組織”の謎)
http://www.excite.co.jp/News/column_g/20101021/Sinkan_index_1474.html

(元ムサシ機関長が実名証言)
http://wldintel.blog60.fc2.com/blog-entry-258.html

2010年8月1日の朝日新聞に、「中ソ諜報<ムサシ機関>私が率いた 元陸将補が証言」という記事が掲載されました、とある。

いやはや、新聞記者にベラベラ喋っちゃまずいんでね?。

今回の「別班」というのも、その後継の組織と思われるのだが、こんなにボロボロ出てくる組織を、政府はなぜいつまでも秘密にしているのか。

おおっぴらにして、んでもって、詳細はお話できないという形にしたほうが、健全なのではないか。

というより、このご時勢で、隠しおおせなくなったのかも知れないな。

特定秘密保護法案とのタイミングの良さといい、これも情報操作のうちだったりして!。

秘密機関が、自らの組織の実情をバラスという、特攻的な話であるな。

まあいい。

いろいろな記事を読んでいくと、米軍は、日本に於ける対ソ連、対中国のインテリジェンスを、日本自身に行わせていこうとしていたらしい。

そのために、訓練も施し、その後のフォローもしていたようだ。

陸幕と赤坂とのつながりというのは、どうやら、我が国が米国の下請けをやらされていたという、情けない話なのかもしれない。

やれやれ、困ったもんだな。

共同通信の記事については、地方紙は買ったらしいが、全国紙は、一切報道していない。

いまさら記事だからなのか、裏を取るのに手間取っているのか、それとも・・・。

しかしながら、昨夜、防衛大臣がコメントしているので、事は公けになっている。

平城弘通・元陸将補は、「邪悪な謀略機関というイメージを払拭し、国家の正当な情報収集活動だったことを明確にしたかった」ということを書いているようだが、我が国にとってはそうであったかもしれないが、先様にしてみれば、お呼びでないんじゃね?。

外国公館の駐在武官が、身分を明らかにして情報収集していたのならともかく、市井に紛れて密かに行っていることを、正当化するというのは、聞こえない話だ。

公刊された本には書けない、本当に墓まで持って入る話もあるに決まっている。

そんなことは、当たり前の話で、いまさら驚くようなことではない。

しかし、何が秘密?、それは秘密!、という話と、この話は、似て非なるものである。

我が国の自衛隊は、大日本帝国時代の陸軍、海軍の流れを汲んでいる。

組織的にも、人的にも、そして、軍隊独特の思想や考え方も。

軍政国家ならともかく、シビリアンコントロールを謳う我が国で、陰の組織が軍によって動かされるということは、由々しき事態であろう。

知っていて、白を切るならまだしも、本当に知らずにいるとすれば、危うい話である。

どうやら、中国も軍の勢いが強くなって、共産党の手綱が利かなくなってきているようだが、それでも、そんな組織は知りませんということはないだろう(あったりして!)。

隠密同心とか、007(MI6だっけ?)じゃないが、死して屍、拾う者なし、という、陰の存在は、決して表には出てこない。

浮沈子は、裏の裏があるに違いないと、密かに期待しているのだが(なかったりして!)。

まあ、どうでもいいんですが。

もちろん、他の国だって、スパイ活動はしているわけだし、公然、非公然の情報収集や情報操作などは、我が国においても行われている。

それをもって、スパイ天国というなら、米国だって、ロシアだって、そういうことになるだろう。

中国だって、北京なんかは、スパイだらけだろう!。

(スパイ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%91%E3%82%A4

陸自では、中央情報隊(たぶん、現地情報隊)が、ヒューミントを行うということだが、「自衛隊海外派遣のとき、先遣隊として現地入りし、情報収集に従事させる」とあるので、平時の海外活動はないんじゃないか。

正力松太郎がCIAの協力者だったという話は、我が国の原発の導入に関与していたという記事を読んだ時に、ちらっと出ていたように記憶している。

(正力松太郎)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%A3%E5%8A%9B%E6%9D%BE%E5%A4%AA%E9%83%8E#cite_ref-Weiner_1-0

ナベツネも、パシリをやらされていたに違いない(未確認!)。

そう、エージェントを上手に使って、情報収集や工作活動をおこなうのが、エライスパイなのだ。

名を知られた企業の中や、有名人の中にも、きっと、スパイの下請け(エージェント)はいるに決まっている。

休眠諜報員(スリーパー)といって、行動する時が来るまでじっと偽の経歴の生活を送り続ける諜報員もいる。

場合によっては指令がこないまま生涯を終える者もいる(それって、スパイかあ?)。

(休眠諜報員・スリーパー)
http://akademeia.info/index.php?%A5%B9%A5%D1%A5%A4#v201519d

我が国にも、何人かのスリーパーがいて、短波放送で賛美歌13番が流れると、トラクターの広告を見る人がいるに違いない(なんか、ごっちゃにしてません?)。

(ゴルゴ13に仕事を依頼するにはどうしたらよいのですか?)
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1415996439

地道な活動で、報酬も少なく(エージェントは別)、出世も成功もなく、一生を国家に捧げて墓に入る仕事である。

もし、このブログを読まれているその筋の方がいたら、ここに一人の理解者がいることを知っていただきたい。

だから、浮沈子の暗殺とかの指令が来ても、従わないでね!。

(自衛隊が韓国でスパイ活動:追加)
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/11/28/2013112800657.html

(「北朝鮮にスパイ送った」 元陸自別班メンバーが実態語る:また追加)
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201311280097.html

(自衛隊、韓国・中国などでスパイ活動? 韓国メディアが一斉に報道:またまた追加)
http://japanese.joins.com/article/819/178819.html?servcode=A00&sectcode=A00

(陸自情報活動、報道を否定=菅官房長官:さらに追加)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013112800417

(日媒:日本自衛隊擅自收集海外情報 首相不知情:新華社が掲載)
http://big5.xinhuanet.com/gate/big5/news.xinhuanet.com/mil/2013-11/28/c_125773024.htm

(日本の自衛隊 秘密部隊がロシア、中国、韓国その他で諜報活動行っていた:VOR掲載)
http://japanese.ruvr.ru/2013_11_27/125073355/

(陸自、独断で海外情報活動/首相や防衛相に知らせず/文民統制を逸脱/民主国家の根幹脅かす:しつこく追加)
http://www.47news.jp/47topics/e/247996.php

文民統制2013年11月28日 21:34

文民統制
文民統制


スタートレックという、テレビとか映画のシリーズものがある。

(スタートレック)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%AF

このSFシリーズの中に、文民統制について考えさせられるシーンがあった。

カーク船長が、外交官に任せていては、相手との交渉の中で、味方の権益が妥協の産物になってしまうので、戦闘でケリをつけようと主張する。

そう、彼は、軍人なのだ。

(ジェームズ・T・カーク)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%BA%E3%83%BBT%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%82%AF

「地球人男性で身長は177センチ。瞳の色は薄茶~褐色を帯びた緑。宇宙艦隊識別番号は「SC 937-OI76 CEC」。TOSでの階級は宇宙海軍大佐」とある。

まあ、この後、出世したり、降格させられたりと忙しいのだが、エンタープライズ大好き人間で、ひょっとしたら、彼こそが、最高のトレッキーかもしれない。

外交官として登場していたのは、確か、スポックのオヤジだったような記憶がある。

軍人は、命を掛けて戦い、勝利を目指すが、少なくともスタートレックの世界では、外交官は、せっかく獲得した勝利を、相手にくれてやってしまう軟弱で狡猾な役柄として描かれている。

実際の外交官は、国家を代表し、国益を賭けて、相手国との外交ゲームという戦争を戦う戦士なのだが、まあ、部外者には分かりづらい。

特に、スタートレックというのは、西部開拓の歴史を宇宙でなぞるという、米国人好みの、単細胞的、分かりやすさ重視の設定なので仕方ない。

非常に単純なので、喩えに出したまでで、浮沈子はトレッキーではないので、悪しからず。

陸幕の別班が、文民統制を受けずに、軍の指揮下で対外諜報活動を、しかも、外地で行っていた(いる?)という報道があった件については、様々な意見がネット上に上がっている。

もちろん、この中には、自国や外国の諜報組織からのカキコもあるかもしれない。

浮沈子の名を騙り、投稿している輩がいるかもしれない(浮沈子は、この手の板にカキコすることはありません)。

中には、このことを報道すること自体がケシカランという意見もあった。

文民統制されず、軍人自身が軍隊の行動を決めていいということなのだろうか(戦闘行為中の部分的裁量権ではない)。

米国でも北朝鮮でも、どんな国家の軍隊でも、軍人は、ある意味で、最も平和を望んでいる人々だといってもいい。

彼らは、戦争に行けば、死ぬ運命に晒されるのだ(最近の無人機の操縦者とか、大陸間弾道弾のスイッチ押すだけの人は別ですが)。

それでも、困難で複雑な世界情勢の中で、実力を行使して問題を解決したいと、心から願う人がいたとしても不思議ではない。

彼だって、きっと、できれば戦争は避けたいと願っているに違いないのだ。

しかし、守るべきものがそこにあり、自らの意思で守ることが出来ると思えば、そして、守るための手段を持っていると思えば、行動に出ることを留めることはできない。

(文民統制:米国)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%87%E6%B0%91%E7%B5%B1%E5%88%B6#.E7.B1.B3.E5.9B.BD

「ベトナム戦争において現地の総司令官ウェストモーランドは「政治がガイダンスを示さないために軍人が政治に介入せざるを得なかった」として国家戦略の不在のために軍事作戦の目的が曖昧化していたと述べており、また当時のアメリカ第7空軍司令官は政府の指令を30回も破っていたことに示されるように、常に文民統制が効率的に機能していたわけではない。」

文民統制が、歴史的に機能しているといわれる米国でさえ、軍人が政治的な判断を行う場合はあるのだ(ホントは、いけないんですが)。

しかし、文民統制だから平和が保たれるなどという幻想は捨てた方がいい。

「第二次世界大戦時は、ドイツ国防軍は文民統制に従い、国民によって選ばれた文民であるヒトラー総統の統制下で戦うことを余儀なくされた。ドイツ国防軍の軍人達はヒトラー暗殺未遂事件を引き起こすなど文民統制に叛くことがしばしばあった。また、イタリア軍は文民統制に従い国民によって選ばれた文民であるベニート・ムッソリーニ首相の統制下で戦った。」

わが国は、歴史的には、天皇に統帥権があるという憲法を有していたことから、いささか複雑な経緯を辿っているが、もちろん、現在は内閣総理大臣(文民)が、最高指揮官(指揮監督権を有する)となっている。

浮沈子は、自衛隊や他国の軍隊については、CCRやポルシェに関することよりも、遥かに疎いが、それでも、たとえ、戦争になることがあるとしても、軍人の始めた戦争で死ぬよりは、選挙で選んだ政権の始めた戦争で死ぬ方がマシだと思っている(もちろん、戦争ないのが一番です!)。

自動運転の自動車事故で死ぬのと、自分の手動運転で死ぬのの違いのようなもんか(事故のないように、安全に運転しましょう!)。

人類は、長い歴史の中で、このしょうもない民主主義という妥協の産物を発明した。

戦争の方法や兵器の発達で、専門的に軍事力を扱う軍隊が政治から分離されていくのは、近代になってからだ。

(カール・フォン・クラウゼヴィッツ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%82%BC%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%83%E3%83%84

(戦争論)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%88%A6%E4%BA%89%E8%AB%96

「戦争についての記述はこの著作の最も注目すべき箇所であり、定義・本質・性質・現象など戦争に関する幅広い事項が議論されている。「戦争とは他の手段をもってする政治の継続である」という記述はこの著作の戦争観を端的に表したものの一つである。クラウゼヴィッツにとって戦争とは政治的行為の連続体であり、この政治との関係によって戦争はその大きさや激しさが左右される。」

「この研究は国民国家が成立する近代において、戦争の形態がそれまでの戦争とは異なる総力戦の形態への移行期に進められたものである。そのため本書の叙述では、同時代的な軍事問題についての叙述を多く含むものでもある。近年の研究において重要視されるのは戦争の本質や政治との関係を論じた第一編「戦争の本性について」とより明確に戦争と政治との関係を取り上げた第八編「戦争計画」であり、戦争の本質についての分析は現在でも高く評価されている。」

まあ、クラウゼヴィッツは、文民優位のポリティカルコントロールというよりは、政軍一致の国家体制を理想としていたようだな。

王様に仕えていた軍人さんだから、そこは限界があったのだろう。

今となっては、歴史の一部かもしれない。

朝鮮民主主義人民共和国に於いては、先軍政治という、怪しげなイデオロギーがまかり通っているらしい。

(先軍政治)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%88%E8%BB%8D%E6%94%BF%E6%B2%BB

いずれにしても、我が国は、軍事組織としての自衛隊を、文民である政治家がコントロールする政軍関係にあるポリティカルコントロールの意味での文民統制(政治統制)の国家である。

「三島由紀夫は『檄』において、自衛官らに対し、「諸官は任務を与へられなければ何もできぬといふ。しかし諸官に与へられる任務は、悲しいかな、最終的には日本からは来ないのだ。シヴィリアン・コントロールが民主的軍隊の本姿である、といふ。しかし英米のシヴィリアン・コントロールは、軍政に関する財政上のコントロールである。日本のやうに人事権まで奪はれて去勢され、変節常なき政治家に操られ、党利党略に利用されることではない」と述べている。」

そうじゃないんだよ、三島君!。

「自衛隊を名誉ある国軍とするためには、もはや議会制度下ではむずかしく・・・」といっているが、40数年を経て、もう間もなく、憲法改正も、国防軍の設立も行われようとしているんだから。

「変節常なき政治家に操られ、党利党略に利用されること」に違いはないんだが・・・。

三島事件は、今でも自衛隊にとって汚点であり、アンタッチャブルになっているらしい。

それは、軍事クーデターのアジテーションを自衛隊内で許したからであり(ハラキリまでやっちゃったし!)、文民統制という、近代民主国家における軍隊の基本を汚したからでもある。

国民を愛し、国民に愛される軍隊でなくて、どうやって国民を守るっていうんだあ?。

まあいい。

(防衛相、陸自「別班」再確認する 陸幕長は消極的)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/506986.html

「小野寺五典防衛相は28日の参院国家安全保障特別委員会で、陸上自衛隊の秘密情報部隊「別班」が独断で海外での情報活動をしていたとの報道に関し「再度しっかり確認していきたい」と述べた。一方、岩田清文陸上幕僚長は調査に消極的で食い違いを見せた。」

「岩田陸幕長は28日夕の記者会見で「報道にあったような組織は過去も現在も存在しない」と発言。別班をめぐる調査には「部下から(別班が)存在しないと確認でき、大臣にも報告した。歴代の担当には聞いていない」と話した。」

(文民統制:西日本新聞)
http://www.nishinippon.co.jp/wordbox/word/5418/10081

「軍事に対し政治が優越するという民主主義国家の大原則で、シビリアンコントロールの訳語。旧憲法下で「天皇の統帥権」を盾に軍部が暴走した結果、第2次世界大戦の惨禍をもたらした反省から、自衛隊を国民の意思で整備、運用する制度。憲法66条2項は「内閣総理大臣その他の国務大臣は、文民でなければならない」と規定している。国の防衛に関する事務は内閣の行政権に属し、首相が内閣を代表して自衛隊に対する最高指揮権を持ち、防衛相が隊務を統括する。(2013年11月28日掲載)」

やっぱ、これが一番分かりやすい。

スタートレックよりは、はるかにマシだな。

それにしても、全国紙が一斉に沈黙しているのは、不気味だ。

主要6紙(毎、朝、読、日経、産経、東京)は、何も出していない。

地方紙も、共同通信からの配信だけで、独自取材はない。

これって、ひょっとして、報道規制ってヤツかあ?(共同は、いつまで存続できるんだあ?)。

まあ、どうでもいいんですが。

実は、浮沈子の心配は、ロシアとか、中国とか、韓国とか、ポーランドとか、その辺なら、まだいいんだが(よかあないですが)、陸幕は米国にスパイを送り込んでるんじゃないかって・・・。

そっちの方が、よっぽど影響があるんじゃないかと・・・。

これが当りだったとしたら、絶対に報道規制かかるだろうって・・・。

マサカね・・・。

(マキャべリ、チャーチル、キッシンジャー【地政学名言集】)
http://ilovetoritani.seesaa.net/article/159366606.html

「国家に真の友人はいない」(ヘンリー・アルフレッド・キッシンジャー:1973年ノーベル平和賞受賞者:ベトナム戦争の和平交渉)。

「我が国以外は全て仮想敵国である」(サー・ウィンストン・レナード・スペンサー=チャーチル)。

モツ煮の怪2013年11月28日 23:32

モツ煮の怪
モツ煮の怪


毎度、手前味噌というか、浮沈子に都合のいい記事しか引用しないので恐縮である。

(【秘密保護法案、国際基準を逸脱】米政府元高官ハルペリン氏  秘密多いと管理困難に)
http://www.47news.jp/47topics/e/247843.php

記事の内容からは、この人はツワネ原則の作成に係わっていたのではないかと推測される(未確認)。

「世界の基本原則では、政府が持つ情報はその国の市民のものだ。安全保障など特別な目的で情報の秘匿は可能だが、非常に狭く精密な限定をかけねばならない」

「運用には司法の監視が必要で、開示による公益が勝る場合は秘密にできないという決まりも要る。法案にそれらの規定が全くない。秘密指定が解けた後に廃棄されれば『情報の所有者は国民』の原則に反する」

「日本はなぜ国際基準から逸脱するのか、政府は国会採決の前に説明しなければならない。民主主義社会の義務だ」

「スピードを懸念する。南アフリカで同種の動きがあるが既に数年かけている。南ア政府は最初2カ月で法案を通そうとしたが、反対運動が起き3、4度修正された。ツワネ原則に完全合致はしないが、時間をかけ大いに改善された」

「秘密を指定しすぎると真の秘密を保護するのが実は難しくなる。どこにでも『最高機密』と書かれているのに慣れてしまい、本当に重要なものが分からない。真の秘密を保護する立場からも、秘密の大量指定につながる制度は間違いだ」

浮沈子は、ここに、特に激しく同意であるな。

「―法案は「知る権利に配慮」「著しく不当な方法でなければ取材行為は処罰しない」とした。」

「漠然としすぎて用をなさない。情報を秘密指定できる条件を具体的に定め、公益が勝れば秘密にできないと規定し、国民が異議を申し立てる監視機関を置くことが必要。そうでなければ、美しい言葉の条文があっても、政府は秘密にしてはならないものを次々に秘密指定する」

このあたりも、内部にいて、官僚の実態を知らなければ分からないところだ。

このインタビューは、おそらくもっと多くの内容を含んでおり、記者の編集でピックアップされたのだと思うが、考え方は、ツワネ原則そのものである。

さすがに、内部告発制度の明記や人権情報を対象から外せとまではいっていないが、我が国の法案の問題点を的確に指摘している。

国家の情報が市民のものだなどと本気で考えている官僚なんて、我が国には、ただの一人もいないと、浮沈子は断言する。

我が国は、民主主義国家ではなく、官主主義国家であるからだ。

政策は官僚が立案し、官僚が政治過程に乗せ、官僚により実施される(多くは自治体にも降りていきますが)。

政治過程といっても、審議日程とか、政治的に対立する僅かの法案の調整を、政治家にさせるだけである。

国防や外交を握っているのも官僚だし、民間企業を匙加減で動かすのも官僚である。

政治家の地盤に政策的にカネを落として当選させたり、キュッと絞って落選させることも出来る。

訳のワカラン大臣が来れば、スキャンダルの1発もお見舞いして、引き摺り降ろすことも簡単に出来る。

天下りして、民間企業や第三セクターに支配権を及ぼし、我が国の社会、経済を牛耳ることもやっている。

東京都など、一部の例外を除いて、国から降ってくる金がなければ、自治体としてやりたいことも出来ない。

日本全国、霞ヶ関に足を向けては眠れないようになっている。

その官僚に、秘密の裁量を任せたら、どんなことになるか。

ハルペリンさんも、ビックリの結果になること、間違いない。

浮沈子の懸念したように、秘密を増やすということは、それが漏れる確率を高めることと同義だ。

その意味でも、秘密にすべき情報を精密に絞り込むことは、秘密を保護する上で本質的な要件である。

いやあ、この人、ホントに分かっている。

そして、チェックを外部化する。

官僚の内部チェックに任せキリにしない。

これが、本当のシビリアン・コントロールだろう。

しかも、三権分立の建前から、司法の関与も仰ぐ。

ここには書かれていないが、議会のチェックも必要だ。

ああ、どうしてこういう人材が、我が国にはいないのか。

まあいい。

昨日書いた、ドイツのカーオブザイヤーのブログを思い出す。

(ドイツ人のドイツ人によるドイツ人のためのカーオブザイヤー)
http://kfujito2.asablo.jp/blog/2013/11/27/7079014

10万人の読者の投票で、きちんと区分けされた分類の中で、的確に順位付けされて、評価を受け入れる方も分かりやすい。

だから、みんなの納得も得られ、評価にも自ずと権威が生まれる。

民度が違いすぎる。

国家機密を本気で保護しようと思うなら、もっと絞り込んで、可能な限り少なくして、継続的に、強制的に解除できるようにしていかなければ、とても持たない。

機密に対するアクセス権の運用にも、精密な配慮が必要だな。

いつ、誰が、何処から、どの情報に、何の目的で、誰の許可を得てアクセスしたのか、前回はいつか、関連する情報にはアクセスしているのか、頻度はどうか、業務との関連はどうか、正当なアクセスとしての評価はどうか・・・。

人間系の管理では及ばないだろう。

当然、システム化が必要だが、そのシステムにはバグが仕掛けてあるに決まっている(某宗教団体のプログラマーが、きっと潜入している)。

その情報が、ある日、そっとコピーされて某国に渡る・・・。

首相のホットラインが鳴って、聞き覚えのある某国首相の声で、夕べの食事のメニューについて、彼が知らないはずの情報がもたらされる(モツ煮ばかり食ってると、痛風になっちゃいますよ!)。

な、なんで、そんなことまで、知ってるんだあ!?(だいたい、国家機密じゃないじゃん!)。

いやいや、そんなことは決してないだろうが、機密を守るのって、ホントに大変なんだってば!。