🐱ウクライナ降伏不可避:耐え難い恐怖と屈辱 ― 2023年06月01日 08:33
ウクライナ降伏不可避:耐え難い恐怖と屈辱
(ウクライナによるロシア国内への攻撃、米国が助長=駐米ロシア大使)
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-attack-russia-ambassador-idJPKBN2XM07R
「米ホワイトハウスは30日、ロシア国内に向けた攻撃を支持しないとした上で、モスクワへの攻撃については情報を収集中と説明」
米軍は以前から、ウクライナの兵器や兵員によるロシア本土への攻撃は容認する構えだ(規模や手段を問わず)。
また、ゼレンスキーは、この戦争におけるウクライナの立場(一方的に武力侵攻を受けた立場)からすれば、あらゆる奇策が許されると説明している。
浮沈子は、モスクワに空爆が行われようが、ウクライナがひそかに隠し持っている核兵器が使われようが(今のところ、単なる妄想ですが)、何でもありだと思っている。
この戦争はウクライナの戦争という建前になっている以上、米国はその判断を尊重せざるを得ない。
今年の春先に、中国の仲介で和平交渉が進展しそうになった際には、バイデンが直接赴いて説得に当たったくらいだからな。
いずれ、ウクライナをロシアにくれてやるとしても、米国の軍事産業が我が世の春を謳っているさなかに、とっととケリを付けられてはたまらない。
が、ウクライナは何としてもその事態は避けたいわけで、戦争による敗北でしか言語を解さないプーチンに分からせるには、徹底抗戦してロシアに分捕られたかつての領土を取り返すのみならず、今後二度とウクライナに攻め込まないだけの痛手を負わせなければ済まないだろう。
モスクワを壊滅させるくらいでは、まだ足りないのではないか。
サハリンから飛び地であるカリーニングラードに至るまで、不埒なことを企てれば、即刻、都市の一つや二つは壊滅させると思わせなければ懲りないだろうな。
そして、それらの攻撃に対して、ロシアが手も足も出せない状況にしなければならない。
ロシアの支配層を恐怖のどん底へ突き落すのみならず、耐え難い屈辱を味合わせ、民族としての誇りを奪い、他国に隷属して生き続けなければならない悲哀を数千年に渡って味合わせる必要がある。
その手の話は、第一次世界大戦後のドイツや、第二次世界大戦後の我が国でもあったし、歴史のページは似たような話で溢れている。
ロシアが中国の属国になるとか、数十の小国に分断されて解体されるなどと言う話は、そうでもしなければこの戦争のケリがつかないからに他ならない。
核兵器を撤去し、自国の軍隊を事実上消滅させて解体したとしても、それで片が付くとは限らない。
事実、ウクライナ自身がある意味で、その証拠だからな。
かつて、世界第3位の核保有国でありながら、ソ連他以後、それらを全て手放してしまったことになっているからな。
我が国もまた、戦後軍隊は解散させられたことになっているけど、経済規模に見合った敵基地攻撃能力を持つ軍隊を持つことに決めたようだしな。
ロシアがそんなこと(再び勢いを得て、ウクライナを侵攻するような事態)にならないように、西側世界は足並みを揃えて徹底的に対抗するしかない。
モスクワに核爆弾を落とすくらいでは生ぬるい。
ウクライナと同じように、すべての核兵器を廃絶し、地域の自衛組織以上の軍事力は全部廃止。
新たな安全保障は、西側から駐留するNATO軍により行われる。
それは、ロシア全土に及び、NATOの有力な地方拠点としての我が国に期待されるところも大きくなるんだろう・・・。
太平の眠りを覚ますドローン攻撃。
バイデンは、コロッと騙されてF-16を渡すことにしたらしいが、ロシア領空を飛び回るのは時間の問題だな。
ウクライナは強かだ。
生き残るためにはすべてが選択肢であり、米国との関係にしてもその選択の一つであることに変わりはない。
ロシアが完全に解体され、統治が根本的に変わることがなければ、ウクライナに対する侵攻が終わることはない。
ウクライナ降伏不可避。
浮沈子の見立ては変わらない。
ウクライナもロシアも戦闘意欲満々で、停戦交渉などとは無縁な状況だが、無条件即時停戦以外に反転攻勢による甚大な被害を避ける方策はない。
一刻も早い停戦と一刻も長い休戦が必要だ。
ロシアの統治体制を完全に崩壊させる以外に、この事態をロシア側から収束させることはできないだろう。
領土の一体性を重視するゼレンスキー政権は、米国が援助を続ける限り、崩壊する気遣いはない。
欧州各国は、内政に振り回されていて、自国に火の粉が降りかかってこない限り、当事者意識などないしな。
全員が、大規模反転攻勢なる幻想に憑りつかれていて、収束に向かうためのプロセスを見誤っている気がする。
アットーテキ戦力を保持しているのでない限り、ウクライナが一気に2014年以前のクリミアを含む領土を奪還することは不可能だ。
できっこない。
そりゃあ、1000kmを超える戦線の中で、ちっとばっか取り返すことくらいはするだろうし、西側はそれを大々的に宣伝するだろうが、年内にロシアの支配地域が大規模に変わることはない。
昨年来、ロシアは多大な犠牲を払いながらも、この侵攻を「戦争」であるとは見做していない。
まだ本気じゃないぞと、高を括っているのだ。
併合した地域は、ロシア的には「自国の領土」だからな。
あまりに一方的で、無法で、言語道断で、西側のいうところの国際秩序にも、我が国の庶民感情にも馴染まない暴挙には違いないが、武力による領土侵攻としてはありふれた形だ。
そこへの攻撃は、「武力による現状変更の試み」に当たるんだろう。
パクスアメリカーナの終わりの始まりは、欧州の片隅でも起こった。
9.11以降、世界は大きく変わった。
世界は戦争に飢えている。
正義の戦争を取るのか、不正義の平和を選ぶのか。
それとも、不正義の戦争を行う敵に対して耐え難い恐怖と屈辱を与え、正義の平和を求めるための正義の戦争を、これからも続けるのか。
ロシアの全面撤退がなければ、ゼレンスキー政権は大きな岐路に立たされることになる。
そうなれば再び、西側の支援が足りなかったからだと言うかもしれない(だから10倍よこせと言ったのに・・・)。
戦闘機の供与が遅かったからだという可能性もある。
いやいや、中距離弾道ミサイルと核弾頭をよこさないからだというかもしれない(そんなあ!)。
しかし、この夏、反撃に失敗することがあれば致命的だ。
米国は、ウクライナに戦い続ける意思がある限り軍事支援を続けるだろうが、停戦への圧力はかつてなく高まるに違いない。
2度目の冬を、どんな形で迎えることになるのか。
3度目の春は来るのか。
数十年続くと言われる反撃は、本当にあるのか(そんなに持つのかあ?)。
暑い夏が始まろうとしている・・・。
<以下追加:6月5日記>ーーーーーーーーーー
(ウクライナに兵器を供与し続けることが正義なのか 「停戦」を呼びかけた意見広告から考える)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/254504
「歩み寄る糸口は探せば必ずある」
経験に裏打ちされた、揺るぎない信念の重みを感じる。
『正論』は、一刻も早く紛争を終結させるためにも、西側の勝利こそが必要だと一層声高になる。
悪いのはロシアなんだから、懲らしめなければならないと。
しかし、もはやそんな力は西側にはないのではないか。
せいぜい、ロシアに押し込まれずに1000kmを超える戦線のどこかでちょっかいを出して嫌がらせするくらいか。
経済制裁や膨大な援助で西側の経済も疲弊している。
この機に乗じて、どさくさ紛れに軍備増強に走る輩もいる。
西側で停戦の呼びかけが行われている一方、ロシアでは言論封殺が進み、戦時色が濃くなっているのではないか。
だから、西側の方がいいのだとは言えないだろう。
言論が闊達で自由な表現が許されようと、その結果得られる行為は同じように残虐非道だ。
日米の意見広告は、単なるエクスキューズにとどまっている。
弾圧を受けながら命がけで活動している、ロシアの反戦勢力とは異なる。
彼らは、文字通り戦っているのだ・・・。
梅雨入り前の穏やかな日の朝、世界のどこかでは相変わらずドンパチやっている。
始まっちまったものは仕方ない。
しかし、いつかどこかで終わらせなければならないとしたら、無条件で直ちに行うのがよろしい。
先延ばししても、いいことは何もない。
そういう認識に立たなければ、大規模反転攻勢とか言って、いつまで経っても終わらない話が続くだけだ。
浮沈子のそういう中二的発想では、おそらく何も解決しないんだろう。
停戦に反対する勢力には、金も力もあるからな。
しかも、振りかざしているのは「正義」だ。
クソくらえ・・・。
力なき正義は無力なり、正義なき力は暴力なりと言われてきたが、国家の戦争は難しいな。
双方が正義をかざして力と力でぶつかり合っている。
国家に真の友人はいない。
あるのは国益だけだともいわれる。
これもまた、経験に裏打ちされた重い言葉だ。
莫大な援助を受け続けるウクライナは、その重みを受け止めきれるんだろうか・・・。
(ウクライナによるロシア国内への攻撃、米国が助長=駐米ロシア大使)
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-attack-russia-ambassador-idJPKBN2XM07R
「米ホワイトハウスは30日、ロシア国内に向けた攻撃を支持しないとした上で、モスクワへの攻撃については情報を収集中と説明」
米軍は以前から、ウクライナの兵器や兵員によるロシア本土への攻撃は容認する構えだ(規模や手段を問わず)。
また、ゼレンスキーは、この戦争におけるウクライナの立場(一方的に武力侵攻を受けた立場)からすれば、あらゆる奇策が許されると説明している。
浮沈子は、モスクワに空爆が行われようが、ウクライナがひそかに隠し持っている核兵器が使われようが(今のところ、単なる妄想ですが)、何でもありだと思っている。
この戦争はウクライナの戦争という建前になっている以上、米国はその判断を尊重せざるを得ない。
今年の春先に、中国の仲介で和平交渉が進展しそうになった際には、バイデンが直接赴いて説得に当たったくらいだからな。
いずれ、ウクライナをロシアにくれてやるとしても、米国の軍事産業が我が世の春を謳っているさなかに、とっととケリを付けられてはたまらない。
が、ウクライナは何としてもその事態は避けたいわけで、戦争による敗北でしか言語を解さないプーチンに分からせるには、徹底抗戦してロシアに分捕られたかつての領土を取り返すのみならず、今後二度とウクライナに攻め込まないだけの痛手を負わせなければ済まないだろう。
モスクワを壊滅させるくらいでは、まだ足りないのではないか。
サハリンから飛び地であるカリーニングラードに至るまで、不埒なことを企てれば、即刻、都市の一つや二つは壊滅させると思わせなければ懲りないだろうな。
そして、それらの攻撃に対して、ロシアが手も足も出せない状況にしなければならない。
ロシアの支配層を恐怖のどん底へ突き落すのみならず、耐え難い屈辱を味合わせ、民族としての誇りを奪い、他国に隷属して生き続けなければならない悲哀を数千年に渡って味合わせる必要がある。
その手の話は、第一次世界大戦後のドイツや、第二次世界大戦後の我が国でもあったし、歴史のページは似たような話で溢れている。
ロシアが中国の属国になるとか、数十の小国に分断されて解体されるなどと言う話は、そうでもしなければこの戦争のケリがつかないからに他ならない。
核兵器を撤去し、自国の軍隊を事実上消滅させて解体したとしても、それで片が付くとは限らない。
事実、ウクライナ自身がある意味で、その証拠だからな。
かつて、世界第3位の核保有国でありながら、ソ連他以後、それらを全て手放してしまったことになっているからな。
我が国もまた、戦後軍隊は解散させられたことになっているけど、経済規模に見合った敵基地攻撃能力を持つ軍隊を持つことに決めたようだしな。
ロシアがそんなこと(再び勢いを得て、ウクライナを侵攻するような事態)にならないように、西側世界は足並みを揃えて徹底的に対抗するしかない。
モスクワに核爆弾を落とすくらいでは生ぬるい。
ウクライナと同じように、すべての核兵器を廃絶し、地域の自衛組織以上の軍事力は全部廃止。
新たな安全保障は、西側から駐留するNATO軍により行われる。
それは、ロシア全土に及び、NATOの有力な地方拠点としての我が国に期待されるところも大きくなるんだろう・・・。
太平の眠りを覚ますドローン攻撃。
バイデンは、コロッと騙されてF-16を渡すことにしたらしいが、ロシア領空を飛び回るのは時間の問題だな。
ウクライナは強かだ。
生き残るためにはすべてが選択肢であり、米国との関係にしてもその選択の一つであることに変わりはない。
ロシアが完全に解体され、統治が根本的に変わることがなければ、ウクライナに対する侵攻が終わることはない。
ウクライナ降伏不可避。
浮沈子の見立ては変わらない。
ウクライナもロシアも戦闘意欲満々で、停戦交渉などとは無縁な状況だが、無条件即時停戦以外に反転攻勢による甚大な被害を避ける方策はない。
一刻も早い停戦と一刻も長い休戦が必要だ。
ロシアの統治体制を完全に崩壊させる以外に、この事態をロシア側から収束させることはできないだろう。
領土の一体性を重視するゼレンスキー政権は、米国が援助を続ける限り、崩壊する気遣いはない。
欧州各国は、内政に振り回されていて、自国に火の粉が降りかかってこない限り、当事者意識などないしな。
全員が、大規模反転攻勢なる幻想に憑りつかれていて、収束に向かうためのプロセスを見誤っている気がする。
アットーテキ戦力を保持しているのでない限り、ウクライナが一気に2014年以前のクリミアを含む領土を奪還することは不可能だ。
できっこない。
そりゃあ、1000kmを超える戦線の中で、ちっとばっか取り返すことくらいはするだろうし、西側はそれを大々的に宣伝するだろうが、年内にロシアの支配地域が大規模に変わることはない。
昨年来、ロシアは多大な犠牲を払いながらも、この侵攻を「戦争」であるとは見做していない。
まだ本気じゃないぞと、高を括っているのだ。
併合した地域は、ロシア的には「自国の領土」だからな。
あまりに一方的で、無法で、言語道断で、西側のいうところの国際秩序にも、我が国の庶民感情にも馴染まない暴挙には違いないが、武力による領土侵攻としてはありふれた形だ。
そこへの攻撃は、「武力による現状変更の試み」に当たるんだろう。
パクスアメリカーナの終わりの始まりは、欧州の片隅でも起こった。
9.11以降、世界は大きく変わった。
世界は戦争に飢えている。
正義の戦争を取るのか、不正義の平和を選ぶのか。
それとも、不正義の戦争を行う敵に対して耐え難い恐怖と屈辱を与え、正義の平和を求めるための正義の戦争を、これからも続けるのか。
ロシアの全面撤退がなければ、ゼレンスキー政権は大きな岐路に立たされることになる。
そうなれば再び、西側の支援が足りなかったからだと言うかもしれない(だから10倍よこせと言ったのに・・・)。
戦闘機の供与が遅かったからだという可能性もある。
いやいや、中距離弾道ミサイルと核弾頭をよこさないからだというかもしれない(そんなあ!)。
しかし、この夏、反撃に失敗することがあれば致命的だ。
米国は、ウクライナに戦い続ける意思がある限り軍事支援を続けるだろうが、停戦への圧力はかつてなく高まるに違いない。
2度目の冬を、どんな形で迎えることになるのか。
3度目の春は来るのか。
数十年続くと言われる反撃は、本当にあるのか(そんなに持つのかあ?)。
暑い夏が始まろうとしている・・・。
<以下追加:6月5日記>ーーーーーーーーーー
(ウクライナに兵器を供与し続けることが正義なのか 「停戦」を呼びかけた意見広告から考える)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/254504
「歩み寄る糸口は探せば必ずある」
経験に裏打ちされた、揺るぎない信念の重みを感じる。
『正論』は、一刻も早く紛争を終結させるためにも、西側の勝利こそが必要だと一層声高になる。
悪いのはロシアなんだから、懲らしめなければならないと。
しかし、もはやそんな力は西側にはないのではないか。
せいぜい、ロシアに押し込まれずに1000kmを超える戦線のどこかでちょっかいを出して嫌がらせするくらいか。
経済制裁や膨大な援助で西側の経済も疲弊している。
この機に乗じて、どさくさ紛れに軍備増強に走る輩もいる。
西側で停戦の呼びかけが行われている一方、ロシアでは言論封殺が進み、戦時色が濃くなっているのではないか。
だから、西側の方がいいのだとは言えないだろう。
言論が闊達で自由な表現が許されようと、その結果得られる行為は同じように残虐非道だ。
日米の意見広告は、単なるエクスキューズにとどまっている。
弾圧を受けながら命がけで活動している、ロシアの反戦勢力とは異なる。
彼らは、文字通り戦っているのだ・・・。
梅雨入り前の穏やかな日の朝、世界のどこかでは相変わらずドンパチやっている。
始まっちまったものは仕方ない。
しかし、いつかどこかで終わらせなければならないとしたら、無条件で直ちに行うのがよろしい。
先延ばししても、いいことは何もない。
そういう認識に立たなければ、大規模反転攻勢とか言って、いつまで経っても終わらない話が続くだけだ。
浮沈子のそういう中二的発想では、おそらく何も解決しないんだろう。
停戦に反対する勢力には、金も力もあるからな。
しかも、振りかざしているのは「正義」だ。
クソくらえ・・・。
力なき正義は無力なり、正義なき力は暴力なりと言われてきたが、国家の戦争は難しいな。
双方が正義をかざして力と力でぶつかり合っている。
国家に真の友人はいない。
あるのは国益だけだともいわれる。
これもまた、経験に裏打ちされた重い言葉だ。
莫大な援助を受け続けるウクライナは、その重みを受け止めきれるんだろうか・・・。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。
※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。