夕方寝てしまった夜に ― 2016年10月07日 01:43
夕方寝てしまった夜に
深夜の食堂(サマーハウス)。
もちろん浮沈子の他には誰もいない。
スタッフのまなさんが、今日一緒に潜っていたので、どうでした?、と聞いてみた。
もちろん、浮沈子とは別行動で、加藤先生とバディだったようだ。
オスカーは、たぶん、勝手に潜ってたんだろう。
狭いところに入るのに抵抗があったが、少し慣れてきたという。
サイドマウントは、元々、狭隘な環境での運用を想定して考案された。
通常のファンダイブでは、遊泳抵抗が少なくなることくらいしか、メリットはない(まあ、重要なメリットですが)。
ブルーコーナーの激流とかに進撃するには、欠かせない要素だしな。
しかし、沈船のようなところでは、その性能を遺憾なく発揮する。
縦になったり、横になったりしながら、自在に通り抜ける。
浮沈子は、もともとそういうダイビングをするためにサイドマウントにしたわけではない。
タンクを渡してもらえる環境なら、重さを感じないで潜れるということ、2本差しなら、十分なガスを持ち込むことが出来、ファーストステージも二重化されていて、安全性が高いことが主な理由だ。
PADIの罠にはまっただけじゃないのかってえ?。
まあ、否定はしないけどな。
たまたま、イントラがサイドマウントに嵌った豊田さんだったということもある。
小柄な彼は、ダブルタンクの運用がストレスになっていたようで、サイドマウントに出会ってからは、もう、そっちに行ったっきりになった。
パラオでは、通常は1本差しで潜っていて、CCRトレーニングの際は、加速減圧用の純酸素のボトルを持ち込むこともある。
今回の浮沈子のトレーニングでは、減圧出しても、ナイトロックスのまま停止してたけどな。
昨日の1本目の忠洋丸では、浮沈子のNDLが1分だったから、当然減圧が出ている。
ったく・・・。
まあ、一応、浮沈子のサーティフィケイトでも、短時間の減圧は認められているので、今のままで減圧ダイビングになっても、講習上は問題ない。
しかし、沈船の中とかで、予期せずに減圧表示になったら、やっぱ嫌だけどな。
もっとも、ゆっくり浮上している間に、デコ表示は消えてしまうだろう。
で、サイドマウントと沈船のハッピーな組み合わせに、減圧を許容するテクニカルダイビングを導入すれば、ヘンタイダイバー御用達のレックダイビングが出来るというワケだ。
お客さんの中には、深い沈船にペネトレーションしたいがために、テック講習を受けている人もいる。
やれやれ・・・。
狭くて暗くて、どーせろくなもんがない船の中に入って、何が面白いんだろうと思う。
人様の好みに文句つけても仕方ないけどな。
浮沈子は、CCRにおけるベイルアウトのスキルアップで、オープンサーキットでのテクニカルレベルの講習を受けることを考えている。
複数のベイルアウトガスを持ち込んで運用する際には、有効なスキルになると考えるからだ。
イントラも、無駄にはならないといっているしな。
絶対必要というワケではない。
それは、CCRの講習の中でも教えてもらえる。
少し、幅を広げておきたいわけだ。
しかし、その中に、沈船という選択はない。
一応、PADIでは、スペシャルティがあるけど。
たぶん、今の浮沈子にとっては、あまり役に立たないだろうけどな。
あくまでも、浮力やトリムのコントロールの精度を上げるために入っているに過ぎない。
サイドマウントのCCRなら、少しは狭いところにも行けるかっもしれないが、そのためのサイドマウント化ではない。
遊泳抵抗の低減と、将来のデュアルCCR化に向けてのステップということになる。
まあ、相当先だろうけど。
浮沈子が、沈船の中に入りたくないのは、閉鎖空間が嫌いということの他に、CCRのリスクを抱えて更に大きなリスクを負いたくないということがある。
減圧ダイビングでは、仮想閉鎖空間が出現するが、それだけで沢山だ。
自分自身のストレス耐性や、スキルを考えても、積極的に内部に行く気にはなれない。
イントラも、そこは分かっていて、本格的なペネトレーションはさせない。
いわゆる通り抜けというやつだけだ。
あんなんなったり、こんなんなったりしながら、おまけに途中で止まったりとかして、ひーひーいいながら通り抜ける。
もう、ミニマムボリューム以下にカウンターラングを絞って、浮力の変化を予測しながら、おまけにトリムにも気を付けて、やっとのことで通り抜ける。
広いところに出ると、ほっとしてトリムが乱れたり、深度が変わってしまったりするが、それはビシッと注意されるので、終始気が抜けない。
その傍らを、サイドマウントのダイバーが、ちょろちょろしている。
狭いんだから、あっち行けよ!。
まあ、向こうもそう思ってるんだろうがな。
加藤先生は、今日もデカいカメラを持ち込んで、ホームページ用の写真撮影に余念がない。
お客さんに、沈船の魅力を伝え、一人でも多く来てもらうために、日々努力しているわけだ。
まあ、半分は個人的興味なんだろうけどな。
半分以上かあ?。
まあいい。
まなさんも、だんだん毒されていくんだろう。
ちゃんとしたスキルや知識がないのに、沈船の中に侵入するのは無謀だ。
彼女も、まだ、一人では入れないだろう。
これから、修業を積んで、沈船ガイドが出来るようになっていくに違いない。
お客さんの力量を見定めて、通り抜け位はするかもな。
多くのダイバーが、沈船の魅力に気付き、その虜になっていくんだろう。
そこで大切なのは、安全管理とスキルアップということになる。
外から見ている分には、ただの缶詰だが、一たび中に入れば、そこは地獄の一丁目かも知れない。
帰り道が分からなくなれば、命を落とすし、深度管理を誤れば、減圧症のリスクや酸素中毒のリスクを負う。
あっという間に、無謀なダイビングになってしまう。
浮沈子は、ヘンタイとか物好きとか言っているが、ちゃんとした知識とスキルを身に着けたダイバーが、保守的に潜るのなら、リスクは軽減される。
それだって、狭くて暗くて、閉ざされた空間なわけだから、何かトラブルがあった時にはパニックになる可能性は高い。
内部の侵入だけで、十分にストレスは掛かっている。
何のトレーニングも受けずに、そのなかで器材のトラブルに見舞われれば、場合によっては致命的な結果になる。
沈船内部は、危険なのだ。
向き不向きもあるだろうな。
浮沈子のように、いやだいやだと思っているくらいがちょうどいいかもしれない。
イケイケドンドンが、一番ヤバいだろう。
さらに奥に、さらに下の階層に、暗い方へ暗い方へと行きたがるのは危ない。
そのための、しっかりしたトレーニングを受け、必要なスキルを身に付けなければならないのだ。
どーしても行きたければ、そうするほかにない。
レックダイビングといったって、所詮はただの遊びだ。
命がけの冒険などではないのだ。
周り中で、レックダイビングをやっている今回の浮沈子のトレーニング環境では、妙な錯覚に陥ることがある。
沈船は、中に入ってナンボのもの、外から見るだけでは面白くない・・・。
そうじゃない。
浮沈子の方が、マトモなのだ。
そう思えるうちは、たぶん大丈夫だろう。
繰り返すが、周りのスタッフたちは、ちゃんとした知識があり、講習も受け、経験を積んだ連中だ。
まなさんは、これからだけどな。
若い、伸びしろが大きいスタッフが成長していくのを見るのは楽しみだ。
熱心だしな。
そんな意味でも、有意義な今日のダイビングだった。
天塩丸の6mでの停止の際には、このブログに寄せていただいたコメントを参考に、マニュアルインフレーターから、酸素を少しだけぶち込んで、ソレノイドの動きを止めてみた。
うーん、浮沈子がヘタクソなので、あんま違いは感じられなかった。
そもそもの浮力調整に問題があるわけだな。
その精度を上げなければ、回路からの排気を止められても中性浮力は保てないしな。
明日(今日)も、2本目に試してみよう。
そよとの風も吹かない、真夜中の食堂。
気温は下がってきて、蒸し暑さはない。
3杯目のコーヒーを飲んだら、退散するとしようかな・・・。
深夜の食堂(サマーハウス)。
もちろん浮沈子の他には誰もいない。
スタッフのまなさんが、今日一緒に潜っていたので、どうでした?、と聞いてみた。
もちろん、浮沈子とは別行動で、加藤先生とバディだったようだ。
オスカーは、たぶん、勝手に潜ってたんだろう。
狭いところに入るのに抵抗があったが、少し慣れてきたという。
サイドマウントは、元々、狭隘な環境での運用を想定して考案された。
通常のファンダイブでは、遊泳抵抗が少なくなることくらいしか、メリットはない(まあ、重要なメリットですが)。
ブルーコーナーの激流とかに進撃するには、欠かせない要素だしな。
しかし、沈船のようなところでは、その性能を遺憾なく発揮する。
縦になったり、横になったりしながら、自在に通り抜ける。
浮沈子は、もともとそういうダイビングをするためにサイドマウントにしたわけではない。
タンクを渡してもらえる環境なら、重さを感じないで潜れるということ、2本差しなら、十分なガスを持ち込むことが出来、ファーストステージも二重化されていて、安全性が高いことが主な理由だ。
PADIの罠にはまっただけじゃないのかってえ?。
まあ、否定はしないけどな。
たまたま、イントラがサイドマウントに嵌った豊田さんだったということもある。
小柄な彼は、ダブルタンクの運用がストレスになっていたようで、サイドマウントに出会ってからは、もう、そっちに行ったっきりになった。
パラオでは、通常は1本差しで潜っていて、CCRトレーニングの際は、加速減圧用の純酸素のボトルを持ち込むこともある。
今回の浮沈子のトレーニングでは、減圧出しても、ナイトロックスのまま停止してたけどな。
昨日の1本目の忠洋丸では、浮沈子のNDLが1分だったから、当然減圧が出ている。
ったく・・・。
まあ、一応、浮沈子のサーティフィケイトでも、短時間の減圧は認められているので、今のままで減圧ダイビングになっても、講習上は問題ない。
しかし、沈船の中とかで、予期せずに減圧表示になったら、やっぱ嫌だけどな。
もっとも、ゆっくり浮上している間に、デコ表示は消えてしまうだろう。
で、サイドマウントと沈船のハッピーな組み合わせに、減圧を許容するテクニカルダイビングを導入すれば、ヘンタイダイバー御用達のレックダイビングが出来るというワケだ。
お客さんの中には、深い沈船にペネトレーションしたいがために、テック講習を受けている人もいる。
やれやれ・・・。
狭くて暗くて、どーせろくなもんがない船の中に入って、何が面白いんだろうと思う。
人様の好みに文句つけても仕方ないけどな。
浮沈子は、CCRにおけるベイルアウトのスキルアップで、オープンサーキットでのテクニカルレベルの講習を受けることを考えている。
複数のベイルアウトガスを持ち込んで運用する際には、有効なスキルになると考えるからだ。
イントラも、無駄にはならないといっているしな。
絶対必要というワケではない。
それは、CCRの講習の中でも教えてもらえる。
少し、幅を広げておきたいわけだ。
しかし、その中に、沈船という選択はない。
一応、PADIでは、スペシャルティがあるけど。
たぶん、今の浮沈子にとっては、あまり役に立たないだろうけどな。
あくまでも、浮力やトリムのコントロールの精度を上げるために入っているに過ぎない。
サイドマウントのCCRなら、少しは狭いところにも行けるかっもしれないが、そのためのサイドマウント化ではない。
遊泳抵抗の低減と、将来のデュアルCCR化に向けてのステップということになる。
まあ、相当先だろうけど。
浮沈子が、沈船の中に入りたくないのは、閉鎖空間が嫌いということの他に、CCRのリスクを抱えて更に大きなリスクを負いたくないということがある。
減圧ダイビングでは、仮想閉鎖空間が出現するが、それだけで沢山だ。
自分自身のストレス耐性や、スキルを考えても、積極的に内部に行く気にはなれない。
イントラも、そこは分かっていて、本格的なペネトレーションはさせない。
いわゆる通り抜けというやつだけだ。
あんなんなったり、こんなんなったりしながら、おまけに途中で止まったりとかして、ひーひーいいながら通り抜ける。
もう、ミニマムボリューム以下にカウンターラングを絞って、浮力の変化を予測しながら、おまけにトリムにも気を付けて、やっとのことで通り抜ける。
広いところに出ると、ほっとしてトリムが乱れたり、深度が変わってしまったりするが、それはビシッと注意されるので、終始気が抜けない。
その傍らを、サイドマウントのダイバーが、ちょろちょろしている。
狭いんだから、あっち行けよ!。
まあ、向こうもそう思ってるんだろうがな。
加藤先生は、今日もデカいカメラを持ち込んで、ホームページ用の写真撮影に余念がない。
お客さんに、沈船の魅力を伝え、一人でも多く来てもらうために、日々努力しているわけだ。
まあ、半分は個人的興味なんだろうけどな。
半分以上かあ?。
まあいい。
まなさんも、だんだん毒されていくんだろう。
ちゃんとしたスキルや知識がないのに、沈船の中に侵入するのは無謀だ。
彼女も、まだ、一人では入れないだろう。
これから、修業を積んで、沈船ガイドが出来るようになっていくに違いない。
お客さんの力量を見定めて、通り抜け位はするかもな。
多くのダイバーが、沈船の魅力に気付き、その虜になっていくんだろう。
そこで大切なのは、安全管理とスキルアップということになる。
外から見ている分には、ただの缶詰だが、一たび中に入れば、そこは地獄の一丁目かも知れない。
帰り道が分からなくなれば、命を落とすし、深度管理を誤れば、減圧症のリスクや酸素中毒のリスクを負う。
あっという間に、無謀なダイビングになってしまう。
浮沈子は、ヘンタイとか物好きとか言っているが、ちゃんとした知識とスキルを身に着けたダイバーが、保守的に潜るのなら、リスクは軽減される。
それだって、狭くて暗くて、閉ざされた空間なわけだから、何かトラブルがあった時にはパニックになる可能性は高い。
内部の侵入だけで、十分にストレスは掛かっている。
何のトレーニングも受けずに、そのなかで器材のトラブルに見舞われれば、場合によっては致命的な結果になる。
沈船内部は、危険なのだ。
向き不向きもあるだろうな。
浮沈子のように、いやだいやだと思っているくらいがちょうどいいかもしれない。
イケイケドンドンが、一番ヤバいだろう。
さらに奥に、さらに下の階層に、暗い方へ暗い方へと行きたがるのは危ない。
そのための、しっかりしたトレーニングを受け、必要なスキルを身に付けなければならないのだ。
どーしても行きたければ、そうするほかにない。
レックダイビングといったって、所詮はただの遊びだ。
命がけの冒険などではないのだ。
周り中で、レックダイビングをやっている今回の浮沈子のトレーニング環境では、妙な錯覚に陥ることがある。
沈船は、中に入ってナンボのもの、外から見るだけでは面白くない・・・。
そうじゃない。
浮沈子の方が、マトモなのだ。
そう思えるうちは、たぶん大丈夫だろう。
繰り返すが、周りのスタッフたちは、ちゃんとした知識があり、講習も受け、経験を積んだ連中だ。
まなさんは、これからだけどな。
若い、伸びしろが大きいスタッフが成長していくのを見るのは楽しみだ。
熱心だしな。
そんな意味でも、有意義な今日のダイビングだった。
天塩丸の6mでの停止の際には、このブログに寄せていただいたコメントを参考に、マニュアルインフレーターから、酸素を少しだけぶち込んで、ソレノイドの動きを止めてみた。
うーん、浮沈子がヘタクソなので、あんま違いは感じられなかった。
そもそもの浮力調整に問題があるわけだな。
その精度を上げなければ、回路からの排気を止められても中性浮力は保てないしな。
明日(今日)も、2本目に試してみよう。
そよとの風も吹かない、真夜中の食堂。
気温は下がってきて、蒸し暑さはない。
3杯目のコーヒーを飲んだら、退散するとしようかな・・・。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。
※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。