地球外生命探査をめぐる業界の秘かな企み2019年03月04日 22:04

地球外生命探査をめぐる業界の秘かな企み
地球外生命探査をめぐる業界の秘かな企み


地球外生命探査に関する記事が2つある。

両方ともナショジオが元ネタだが、日経がまとめた記事から行こうか。

(地球外生命、存在は確実 地上と宇宙の探査最前線)
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO41511320Q9A220C1000000/

「ナショナル ジオグラフィック日本版 2019年3月号の記事を再構成」

以下、その表紙より。

「誰か、いますよね?」

「地球の外にも生命が存在することがほぼ確実になってきた。」

「それを証明しようと、さまざまな探査計画が進められている。」

ネットで読めるのはごく一部なんだろうが、事例を列挙するとこうなる。

・オリビエ・ギヨン:すばる望遠鏡用極限補償光学装置
・リサ・カルテネガー:137種の微生物の存在を示すスペクトルを調べて論文を発表
・セーラ・シーガー:スターシェードの端から差し込む、地球型惑星のかすかな光をキャッチ

いずれも、系外惑星の反射光や大気の透過光を直接観測して、生命活動に特異的な成分の波長を基に、生命活動の証拠を押さえようという取り組みだ。

宇宙から来る電波に聞き耳を立て、怪しげな信号を受信しようなどという方法に比べれば、数段優れているといえよう。

マトモだな・・・。

しかし、現在の天体望遠鏡では、集光力が不足していて観測することは難しい。

やがて登場する次世代の超大型望遠鏡で、その片りんを捉えることが出来るかどうかというレベルだ。

系外惑星は、距離的にとてつもなく離れている。

十分隔離された環境といえるが、時には先日のオウムアムアのように、恒星間天体が訪れることもある。

宇宙は、結構狭いのかもしれない。

もう一つの記事は、日本の研究者が登場している。

(研究室に行ってみた。東京工業大学 宇宙生物学 藤島皓介)
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/web/19/022100005/022500003/

「宇宙生物学研究の関心というのは、宇宙における『生命の起源』と『生命の分布』、そして人類を含めた『生命の未来』なんですね。この3つの関心の中にすべてがおさまっていると言っていいと思います」

えーと、生命の分布というのが聞き慣れないな。

「地球の生命の普遍性、特殊性を考えた場合、地球のような惑星がどれぐらいの頻度でこの宇宙に存在しているか、天文学系の研究と考え合わせれば、宇宙のどういったところに生命が分布しうるのか」

つまりは、従来の例で言えば、ハビタブルゾーンにある惑星の分布と言い換えてもいいのかもしれない。

まあ、HZにあれば生命がいるというわけじゃないけどな。

話は古細菌からセントラルドグマ、生命の起源へと進んでいくようだ。

まあ、第1回だからな。

続きに期待しよう。

で、ポイントは、現代の研究者というのは、生命は特殊なものではなく、物質進化の成れの果てとして、広く遍く存在するという前提に立っていることだ。

科学的には、もちろん正しい。

さらに、床屋談義として考えても、不存在を証明することは事実上不可能だから(なにせ、全宇宙が対象だしな)、地球外生命はいるといっておいた方が無難だ。

じゃあ、ここに連れて来てみろといわれると困るけどな。

宇宙のどこかには、きっと生命と呼べる存在があって、我々に発見されるのを待っていると考えるのが健全だ。

浮沈子的には、到底容認できないけどな。

生命は、この地球で奇跡的に生まれた。

宇宙の広がりや多様性がどれほどであろうと、我々だけが生命を宿した星の上に存在していると考えている。

見つかってもいないものを、あると信じる包容力は浮沈子にはない。

空飛ぶ円盤を見たこともないし、宇宙人に拉致られて、内臓を抜かれたりしたこともないしな(脳細胞は、だいぶ抜かれたかも?)。

科学的には狭隘な見方かも知れないが、観測事実と矛盾しているわけではない(今のところは)。

我々は、宇宙では孤独な存在で、いくら空を眺めたり、近所の星(惑星や衛星)に探査機を飛ばしたりしても、他の生命のかけらさえ見つけることが出来ないに違いない。

だから、どうしても、地球外生命の話や系外惑星観測の話には否定的になる。

特に、系外惑星の探査には、地上に巨大な望遠鏡を作らなければならないなどという話になると、業界が結託して予算を分捕ろうとしているとしか見えない。

地上望遠鏡で済まそうとしているうちはいいが、そのうち、月の裏側に作れとか、火星に作れとか言い出すかもしれないしな。

系外惑星探査といえば、こんなのもあるしな。

(ブレークスルー・スターショット)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%88

「太陽系から4.37光年離れているケンタウルス座α星へ数千個のレーザー推進の超小型宇宙船を送り込む計画」

浮沈子には、究極の与太話としか思えない。

むやみやたらに大強度レーザーで加速する探査機を射ちまくって、あわよくば近くを通り過ぎた時にピンボケ写真を送って来るだけの情けない計画だ。

もちろん、この計画で培われた技術が発展して、数グラムの探査機ではなく、ちゃんとした探査機を加速することが出来るようになるかもしれない。

軌道修正もして、系外惑星に近づいたら、ちゃんと減速して周回軌道に入って、着陸用ランダーやローバーも降ろして、本当にハビタブルゾーンの系外惑星を探査する日が来るかもしれない(何世紀か、先の話でしょうが)。

しかし、たぶん、何百年掛けて辿り着いた系外惑星の上にも、生命がいない事が分かったりするに違いない(何の根拠もありませんが)。

それでも、不存在の証明にはならないからな。

宇宙は広い。

この銀河の果てには、きっときっと、地球外生命がいるに違いない・・・。

天の川銀河を調べ尽くすまで、人類が生存しているかどうかは別として、やがては他の銀河にまで足を伸ばすかもしれない。

世代を超えて旅をして、他の生命を探す行脚が続く・・・。

そして、ある日気づくのだ。

ひょっとしたら、宇宙に生命というのは俺たちだけだったのかもって。

だから言わんこっちゃない・・・。

まあ、妄想はこのくらいにしておこうか。

万が一、地球外生命のかけらが見つかったりしたら、大変なことになるからな。

ほれ、これがそうだよって。

そういう話は、過去にもあって、月面探査をした際には、大掛かりな隔離室が用意されたりした。

月の未知なる生命体に、宇宙飛行士が汚染されているかもしれないじゃないの。

まあ、今じゃ笑い話だけど。

でもさ、ひょっとしたら、月の石には未知の生命体がいてさ、地球環境に溶け込んで生き続けているのかもしれないしな。

浮沈子が関心を寄せる高致死率のウイルスであるエボラだって、初発は1974年とかだからさ、1969年に月着陸して戻ってきた船体に付着していたかもしれないしな。

当時は見つけられないだけだったのかもしれないし。

まあ、どうでもいいんですが。

地球外生命の話になると、どうも妄想が逞しくなっていけない。

ナショジオが、なぜこの時期に系外惑星や地球外生命探査の記事を特集しているかを考えておかなければならないな。

予算獲得の時期なのかもしれないしな。

先立つものがなければ、系外惑星探査も出来ないからな。

「銀河に惑星があふれていることがわかって、地球外生命の探査に大きな弾みがついた。多額の民間資金が寄せられたおかげで、これまでよりはるかに決定プロセスが迅速で、失敗のリスクを恐れない研究プロジェクトが始動。NASAも宇宙生物学の分野に注力するようになった。」

民間資金を導入するには、アウトリーチが欠かせないからな。

いるはずもない地球外生命探査を名目にして、多額の資金で望遠鏡作ったり運用したりするわけだ。

本当は、そんなことは研究者は百も承知で、生命探査をしているふりをしながら、真の研究は違うことだったりするのかもしれない。

今、火星にはインサイトが穴掘って地面の下の温度計ったり、地震観測しているけど、ああいう生命探査とは縁のない研究こそ、素人さんお断りの実のある研究なのかもしれない。

火星に、生命なんかいるわけないじゃん!?。

来年には、マーズ2020が飛んで、サンプル採取してパッケージングしてくるらしい(回収は、いつになることやら・・・)。

と、中国が探査機飛ばす話が出てきた。

(中国、火星探査機を来年打ち上げへ 国家宇宙局の科学者が明言)
https://www.cnn.co.jp/fringe/35133622.html

「来年には火星探査機を打ち上げ、軌道を周回させ、着陸させて探査する」

月の裏側に着陸できただけで、ずいぶんと気が大きくなったようだな。

できんのかあ?。

まあいい。

たっぷりと地球の微生物で汚染して、次回行った時に、その残骸を採取して、見つけた見つけたと大騒ぎすることのないようにしてもらいたいもんだな。

火星に生命がかつて存在していた可能性はゼロではない。

隕石が飛び交う宇宙空間だから、地球生命が付着して飛んでいった可能性は高い。

もちろん、逆もあるだろうから、地球生命の由来が火星である可能性もある。

ひょっとしたら、われわれは、イカタコ火星人の爪の垢から生まれたのかもしれない。

ご先祖様は、とっくの昔に滅んでしまってスルメか何かになっちまったわけだ。

マーズ2020が、スルメのカスを見つけたとすれば、そして、その保存状態が良かったとすれば、我々のご先祖様が火星にいた事が分かるのかもしれないしな。

いずれにしろ、地球近傍惑星(金星や月も含めて)に、地球生命の痕跡が残されている可能性はゼロではない。

月の裏側で凍り付いてしまった中国の着陸船の植物とかも含めて、宇宙は地球生命で汚染されまくっているからな。

そいつを後から見つけて、地球外生命見っけとか、言わないでもらいたいもんだな・・・。

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