ポルシェな雨2013年11月04日 16:14

ポルシェな雨
ポルシェな雨


所用があって、千葉まで走る。

83タルガの試走を兼ねて、首都高速から湾岸に入り、アクアラインを抜けて館山道に出る。

例によって、ここには書けない速度域でのドラビリをチェック(往きは屋根付き)。

高速域での安定性は、申し分ないとまでは言えないが、ブレーキを含めて、このクルマの新車時のポテンシャルを、ほぼ回復しているだろう。

いや、8割くらいかな。

それにしても、大したものだ。

30年前のクルマが、時速200kmで走ることが出来る(あれ・・・?)。

スタビリティ自体には問題ない。

軽く手を添えたハンドルは、この速度域ではふらつくこともなく、安定している。

しかも、そっと小さく切るだけで、巌のような安定感を保ったまま、稲妻のような車線変更をこなす。

30年前にこのハンドリングを具現していたわけだから、他とは隔絶した性能だったわけだ。

十分である。

何も足す必要はない(クーラーくらいかあ?)。

03ボクスターのハンドリングのように、オンザレールで乗せられている感覚ではなく、しっかりと手応えを感じるそれである。

この手応えが無くなるときは、確かにヤバイ!。

高速域でリアのグリップを一度失えば、物理の法則に従って、接線方向にすっ飛んでいくだろう。

今日は、ポツポツと雨粒が落ちてくる空模様だったので、そんな状況にならないように、スタビリティの効いた範囲のみでの挙動の確認に留める。

全く問題ない仕上がりだな。

下道に降りる。

とたんに、左に持っていかれる癖が顔を出す。

まあいい。

変なアライメントを与えて、高速域でのスタビリティを崩すくらいなら、路面のかまぼこで左に持っていかれる程度はガマンである。

帰りのアクアトンネルでは、直進性の乱れは殆んど無かった。

その代わり、トンネルの手前の海上部分で、土砂降りの雨に会う。

浮沈子は、オープンが好きなので、雨が止んだ帰り道は、屋根を外していた(後席に放り込む)。

最近の気の利いたオープンカーとは異なり、屋根の付け外しには手間がかかる。

もちろん、走行中には手も足も出ない。

しかたなく、トンネル目指して一目散に走る。

不思議なことに、車内には雨は殆んど入ってこない。

気流の関係で、飛ばされてしまうのだろうか?。

館山道のうねった路面で200kmオーバーを刻んでみたが、オープンの時のこのクルマの安定性は、特筆物である。

屋根を付けていないときのほうが、むしろ安定感がある。

無論、200kmの風切音は凄まじく(秒速55m!)、到底実用域ではないが、走行上は全く安定している。

恐るべき性能だな。

風の巻き込みは、それほどでもないが、耳に当る風が冷たい。

耳当て付きの帽子を被って、乗らなければならないだろう。

(ボア耳ワークキャップ)
http://sleepslope.com/?pid=51764215

こんな感じか。

ドライブ用には、もっと気の利いた素材のものもあるに違いない。

飛行帽のような、表面が風を遮る素材で、裏地が保温性の高いものがいいだろう。

小雨程度では撥水して欲しいな。

そういったシチュエーションで、オープンで走ったりするのが渋いだろう。

これからが、オープン乗りの季節である。

雨ニモマケズ、風ニモマケズ・・・。

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